社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

レクサス

2007-05-18 09:12:46 | 日常
 トヨタ自動車<7203>は17日、高級車ブランドレクサスの「LS」に
ハイブリッド車「LS600h」を追加して17日から発売すると発表した。
ラインアップを拡充することで、トヨタ車に比べて利幅の大きい
レクサス車の拡販を図る。月間販売目標は300台。

 昨秋発売のレクサス「LS460」の排気量を拡大して
ハイブリッドシステムを搭載。燃費は1リットルあたり
12.2キロ(LS460は9.1キロ)に高めた。
価格は970万円―1510万円(ロングボディ含む、
LS460は770万―965万円)。
会見したトヨタの渡辺捷昭社長は「従来の高級車の概念を超える
21世紀の高級車」と述べ、ライバルとの違いをアピールした。
日本に次いで欧米やアジアなど世界30以上の国・地域に順次投入する方針で
、発売後の半年間に世界で7000台、うち日本で4000台を販売する計画。

 会見で渡辺社長は、ハイブリッド車の販売累計台数が5月初めに
100万台を超えたことを明らかにした。
1997年発売の初代「プリウス」から約10年で大台を超えた。
今後トヨタは、2010年代の早い時期に
年間100万台を販売する計画を掲げている。
会見した瀧本正民副社長は、ハイブリッドシステムの
小型・軽量化を進めて同時期に同システムのコストを
半減したいとの考えを示した。
同副社長はロイターの取材で先週、同時期にガソリン車と同等の利幅を実現し、
2020年ごろにはハイブリッド技術を全車に標準装備したいとの
構想を語っていた。

 07年のハイブリッド車の世界販売計画は43万台で、
従来計画を変更しなかった。06年の販売実績は31万2500台。
一方、レクサスの07年世界販売計画について渡辺社長は
「(従来目標の50万台に)プラスアルファ」とした。
06年には世界で47万5000台を販売した。

ハイブリッドシステムは素晴らしい技術です。
日本が世界に先駆けて開発したことは
日本の技術力の高さを示しています。
従来、日本の経済発展は技術力に支えられてきました。
「もの作り」ののこだわりが世界から認められてきました。

一方、その技術力に頼り、パッとしないのが
マネージメントの部分です。
今回のレクサスも、車としての魅力はいま一です。
それは何でしょうか?
トヨタの社長は、ベンツ・BMWのユーザーもターゲット
と言っていますが、どうでしょうか?
ハイブリッドは先進技術です、燃費も向上します。
しかし、ベンツ・BMWのユーザーのニーズと一致するでしょうか?
特にベンツ・BMWのユーザーは燃費よりも
車自身のブランド力、車の基本性能に魅力を感じています。
つまり、性能に対するニーズは二の次です。

トヨタも、その優れた技術力を生かすのなら、
もっと大衆車に優先的に生かすべきでしょう。
トヨタで唯一「負け組」のレクサス。
起死回生の1矢にはなれないと思いますが・・・