社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

党首討論

2009-05-29 09:13:37 | 日常
先日行われた党首討論、気になったのが麻生
首相のトボケタ発言でした。鳩山代表の質問
に対し、何一つまともな答弁がありませんでし
た。質問されても、全て小沢前代表の西松問
題にすり替えていました。これは、国民に対し
どんな印象を与えているかを、考えるべきでし
ょう。決して、良い印象を与えるものではありま
せん。

今回の補正予算にしても、内容に首を傾げた
くなる様なものが相当あります。政府の答弁
では、緊急性を優先したものとのことですが、
果たしてそうでしょうか?所謂「箱物」と言わ
れている施設整備費に2兆円もの予算がつい
ていますが、これによる経済効果は、昔の「
公共工事」であり一部の利権絡みの予算付け
としか見えません。この事により、我々国民に
何のメリットがあるのでしょうか?全く無いの
です。私達国民の税金がこのまま無駄遣い
され続けることは、許し難いことです。「国民
の血税」が一部の利権を持った輩に吸い取ら
れていることを、許してはいけません。

このままでは、官僚主導の政権が続くことは
否めません。政治、金、権力による政治の腐
敗を一掃するには、ドラスティックな手法し
か残されていないのでは?いうなれば、国民
はバカにされ続けてきたのです。「政治屋」
達は何をしても、国民は黙っている、少し騒い
でも1月も経てば忘れてしまうと・・。確かに
今でも自民党が政権与党といして君臨してい
ることは、事実を証明しています。

今こそ、我々国民はメッセージを発する時では
ないか?こんままバカにされつづけるのか?
それとも、政治を変えるアクションを起こすの
か?日本国民の質が問われているのです。

生涯一おまわりさん

2009-05-20 09:07:16 | 日常
60歳定年まで、「一おまわりさん」として職務を全
うしたのが、仙波巡査部長でした。その理由とは・

愛媛県警の仙波巡査部長といえば、一人で警察組織
に立ち向かった勇気ある警察官です。警察の裏金作
りを実名で告発暴露し、一人で巨大組織と闘いまし
た。その勇気と精神力には、感動させられました。
しかし、その代償はとてつもなく大きく、そして過
酷なんものでした。いやがらせの転勤、「報復人事」
、そして昇進試験への理不尽な不合格。つまり、警
察組織の意向に沿わない人間は、意味も無く切り捨
てられるということです。例えそれが間違ったこと
であってもです。それでも、仙波さんは「たとえ組
織の命令であっても、犯罪をすることな出来ません」
と、裏金作りには最期まで協力を
しませんでした。

巨大な警察組織に一人で立ち向かうことは、恐ろし
く大変なことです。普通の精神力、気力では無理で
しょう。全てを失うことも覚悟しなければなりませ
ん。実際、かれが一時異動させられた部署は、大き
な部屋に一人ぼっち、一日中することは何もありま
せん。一日誰とも顔を合わせない、誰とも話さない、
ただ座っていりだけです。そんな状況に耐えられる
でしょうか?並大抵の気力では無理でしょう。しか
し、仙波さんはこの状況を乗り切りました。そして
「一おまわりさん」として現場復帰を果たし、無事
定年を迎えました。

印象に残った言葉があります。定年を迎えた時、一人
の記者がこんな質問をしました。
「仙波さん、また警官しますか?」
仙波さんは、すこし間をおいてから、しかし笑いながら
応えました。
「はい、やりますよ。また42年警官やりますよ。」

こんな素敵な警官が一人でも多くいることを願わずには
いられません。