社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

夕張市の破綻

2006-11-30 09:01:17 | 日常
夕張市が630億円の負債を抱え
財政破綻しました。

地方公共団体の抱える様々な問題を
提起しました。

夕張市は炭鉱の町として栄え
その後、炭鉱から観光の町を目指しました。

しかし、その観光の為の投資に失敗し、
財政破綻してしまいました。

今まで、多くの地方自治体は
観光誘致の目的で、色々な
テーマパークを作ってきました。
その内の幾つが成功したのでしょう?
代表的なものでは、長崎のハウステンボス。
これほど、大規模なものでも結局失敗しました。

理由は何でしょう?

地方公共団体のするべき事は何でしょうか?
地域住民の健全な生活を守ることだと思います。
決して、テーマパークの運営ではありません。

本来の仕事以外のことを、素人同然の役人が
しても、成功する訳がありません。
安易にテーマパークを作っても
観光客が沢山来る訳がありません。

そんな事は誰が考えても分かる事です。

また、今回の夕張市の件は、住民が一方的に
被害者扱いですが、どうでしょうか?

夕張市がテーマパークを作る際に
賛成していた人はいなかったのでしょうか。
市議会も予算編成の際に承認した筈です。
その市議会議員を選んだのも市民です。

夕張市だけの責任というのには疑問があります。

もし、夕張市民が自分達の町の運営に
関心を持って、積極的に参加していれば
最悪の状況は免れたのではないでしょうか?

最近、国民の政治不参加が言われています。
国民の政治への無関心が言われています。
この夕張市の問題は日本国にも当てはまります。

そのうち、日本が財政破綻しても
その時騒いでも遅いと思いますが・・・・



メディアの責任

2006-11-29 00:25:25 | 日常
最近のメディアのレベルの低さには
呆れるばかりです。

どの局のニュース番組も
同じような内容を繰り返し
流しているだけ。

キャスターにしても
自分の意見をはっきり
言わない、視聴者の批判を
受けない様に、守りに入った
コメントしか言わない人が多いです。

以前、あるセミナーで
防災研究所所表の講演
を聞いたときの話です。

六本木ヒルズで自動ドアに挟まれ
子供が亡くなった事故がありました。
その時、その所長があるテレビ局から
取材された時に、その所長はズバリ
「この事故は、ビルの管理にも責任があるが
この子供の母親にはもっと責任がある。
なぜなら、何故親は子供の手をしっかり
握っていなかったのか?」とコメントしたそうです。

その時、テレビ局のでディレクターが慌てて
「そんな発言されたら困ります。
視聴者から抗議の電話が殺到するので、
母親は被害者なのですから・・・」
と言ったそうです。

結局、この所長はそのディレクターと
喧嘩し呆れて取材を断ったそうです。

つい先日も、捨て犬の救出劇を各局揃って
なんと生中継までして放送していました。
犬の命が助かったことは、本当に良かったです。
しかし、メディアがこぞって生中継することでしょうか?

もっと、重要なこと視聴者に伝えなければ
ならないことがあると思います。

近年、日本は平和ボケしていると
言われています。

メディアのこんな報道姿勢が続くようなら
益々、ボケてしまうでしょう。
この現状に危機感を持っていない人が多い
というのも、悲しいことです。


メガバンクと生保の癒着

2006-11-28 00:10:39 | 日常
みずほフィナンシャルグループが
4000億円増資を予定、
国内大手生保が引き受ける見通し。

自己資本比率を上昇させる狙いから
増資を予定。

今回は第一生命、日本生命などに
引き受けを打診し、大手生保は出資
に前向きとされている。

大手生保はメガバンクと関係を
強化し、銀行窓販での保険販売
を増やしたい意向。

またしても、保険会社と銀行との
持たれ合い体質である。

銀行は、本業以外での手数料収入
で利益を確保し、保険会社は売り上げを
銀行頼みにする。

お互い本業での手詰まりを
助け合う構図である。

銀行はろくに内容も把握していない
保険商品を販売する。
販売した後のフォローは全くなし。
どうせ担当者はすぐに転勤、
問い合わせしても、知りませんという具合だ。

保険会社は直販の営業部隊の
売り上げが伸びない。
理由は明白だ。
情報量や販売チャネルが多角化している為
以前のような「おばちゃん営業」には
限界がきている。
そこで、銀行に販売を依存し、
売り上げ拡大を狙う。

こんな、無責任な問題が明白
なのに、何のお咎めもしない
金融庁。

もはや、この国に金融システムは
崩壊している。

ズル賢い経営者が銀行、保険会社を
経営している以上、健全な顧客重視
の経営など不可能でしょう。


スーパースター 三浦カズ

2006-11-27 08:59:41 | 日常
昨日のJ2で横浜FCが優勝し
悲願のJ1昇格を果たした。

その横浜FCの中心にいたのは
カズこと三浦和良でした。

現在、彼は39歳です。
未だに現役バリバリでピッチ上を
走り廻っています。

昔、スーパースターの名を
欲しい侭にした彼が、39歳になっても
現役に拘るのは、何故でしょうか?

かれは、大きな挫折を2度経験しています。

一つは、ドーハの悲劇と言われた
94年ワールドカップ最終予選での
イラク戦です。
2-1で勝てばワールドカップ出場が決まる
寸前、ロスタイムに同点に追いつかれ
出場権を逃しました。
その当時、深夜にテレビ観戦していましたが
私自信も放心状態になったことを思い出します。

二つ目は、98年フランス大会の最終選考で、
出場メンバーから外れたことです。
この時は、ワールドカップ出場を勝ち取り
ましたが、メンバーとして参加できませんでした。

カズは日本サッカーの救世主でした。
マイナースポーツだったサッカーを
メジャーにしたのもカズの功績が大きいです。

今でこそ、Jリーグの試合や日本代表の試合など
大観衆になりますが、以前は閑小鳥状態でした。
私自信もサッカーをしていたので、試合を良く
見にいきましたが、国立競技場に1000人程度した
観客がいませんでした。

カズがブラジル留学から帰国し
読売クラブ(今の東京ヴェルディ)に加入し
サッカーの面白さを広めていきました。
そして。1996年Jリーグ開幕と共に、
サッカーをメジャーに押し上げたのです。

カズは紛れも無く、スーパースターです。
しかし、成功だけの道をあるいてきた
訳ではありません。
数多くの苦難、挫折を経験しそれを
強い精神力で乗り越えてきた勝者です。

プライドをかなぐり捨て、地べたを這いずり
そこから、這い上がってきました。
そんなカズの生き様には感動し、
本当のカッコ良さを感じます。

これからも、そのカッコイイ生き方を
続けて欲しいと思います。

カンタス航空

2006-11-25 23:55:16 | 日常
オーストラリアの航空会社といえば
カンタス航空です。

カンタス航空は1920年設立、
英語圏で最も歴史ある航空会社
として有名です。

オーストラリアへ旅行に行かれた方は
見かけたことがあると思います。
私も、オーストラリアへ行く際は
カンタス航空を利用します。

カンタスは英語でQUANTASと表記しますが
その語源はQueensland and Northern Territory
Aeriel Servucesの頭文字をとって名付けられました。

また、カンタスは客室乗務員に男性が多い
のが特徴です。
それは、発足当初は水上飛行機で運行していたので
海上に着陸した際に岸までボートで乗客を運ば
なければなりませんでした。
その為、腕力が強い男性を乗務させていたのです。
その名残で、今も男性が多いと言われています。

確かに今でも、カンタスに乗ると
半分以上が男性の客室乗務員です。

オーストラリアのフラッグシップ
カンタス航空はその安全基準の厳しさでも
有名です。

カンタスは安全な航空会社として、航空業界では有名です。
飛行機のジェット化後一度も死亡事故を起こしていません。
死亡事故ゼロです

日本では、最近日本航空の経営問題や
安全問題が浮上していますが、
ここにも、日本企業の経営スタンス
が見えています。

つまり、顧客サービスより
企業の利益を優先していることです。

航空会社のサービスの第一は安全運行です。
つまり、お客様の安全を第一に考えることです。

日本航空はそれを実践できているのでしょうか?

カンタス航空の尾翼には
カンガルーのシンボルマークが書かれています。

オーストラリア国民に一番愛されている動物
カンガルー。
カンガルーと同じ様にカンタス航空は国民に愛され
誇りに思われています。。

日本航空が誇れる日は来るのでしょうか?


本業以外で儲けるメガバンク

2006-11-23 09:00:59 | 日常
今朝の新聞で、6大金融の
最高益の記事がありました。

6大金融・銀行グループの
9月中間期決算は過去最高益の更新。
全グループの合計の当期利益は
1兆7352億円で、過去最高
だった05年9月を50億円上回った。

しかし、この利益の収入源は
投資信託や個人年金保険販売などの
手数料収入が伸びたことでした。

営業現場では、本部からの理不尽な
方針に戸惑いがあります。
あるメガバンクの支店では
本部からの通達で、投資信託などの
下期ノルマが上期の倍になっていました。

銀行は競争激化で手数料収入が見込める
投信や個人年金保険などの投資性商品に
軸足を移しています。

この銀行のスタンスをどう理解すればよいでしょうか?

銀行員は本当に、投資性商品を良いと思って
顧客に販売しているのでしょうか?
特に、投信などは金融のプロから見ても
リスクの高い商品なのに、銀行員が安易に
販売すべき商品ではないと思います。

そこには、ノルマに終われる
可哀相なサラリーマンの悲哀と
そこにつけこんで、ノルマを押し付け
売り上げを強要するアクドイ銀行の
姿が見えます。

結局、被害者は顧客なのです。

買わされた投資性商品の内容も
十分に判らず、
そのうち3年もすれば、
銀行の担当者は転勤でいなくなるでしょう。

その後はどうなるかは、だいたい予想がつきます。

今の銀行のスタンスは
富裕層には専門の担当者が付き、
丁寧に相談に乗るが
小口客には電話かDMで済ませる。
「小口客はコストばかりかかる」が
メガバンク幹部の本音です。
一般に小口客とは、預金残高1億円以下
の顧客と言われています。
つまり、ほとんどの顧客は小口客として
いい加減に扱われいるのです。

今年、全国銀行協会が利用者への調査で
銀行の信用度を尋ねたところ
「信頼できない」「どちらかといえば信頼できない」
が52%を占めたそうです。

サンダーバード

2006-11-23 00:38:00 | 日常
今日仕事で東京駅を利用した際に
ある物を見つけました。

サンダーバード イン ジャパン

我々の世代には懐かしい
あのサンダーバードの展示会の案内でした。

「サンダーバード」は1965年にイギリスで誕生した
人形劇です。
アンダーソン夫妻が手がけた作品です。
日本には1966年にテレビ放送されました。
サンダーバードには、今で言うセレブファッションや
モダンインテリアそして科学や宇宙の未来がありました。

当時の子供は皆、サンダーバードに出てくる
ロケット、飛行機、潜水艦、車
21世紀の未来に夢見ていました。

40年も前ですが、今もそのスーパーメカの斬新さは
全く見劣りしません。
それどころか、実際に実用化され
るものがある位、凄いメカを作っていました。

「サンダーバード」とは、大富豪の米国人
トレーシー家の私設組織「国際救助隊」が
スーパーメカを駆使し人命救助に大活躍する
物語です。
スーパーメカは1号から5号まであり、
5人兄弟が夫々を担当します。

一番人気なのは、3男バージルの
サンダーバード2号です。
(一番上の画像に映っているメカです)
このバージル、芸能人の関根勤にそっくりです。

このトレーシー家では
父ジェフの命令には絶対服従なのです。
命令に対しては必ず「はい、パパ」と答えます。

国際救助隊という組織
また、トレーシー家という家族
どちらのもしかりした組織が出来ています。
また、父親の威厳がそこには在ります。


今の日本に父親の威厳はどれ位あるのでしょうか?
いじめや家庭内暴力が
社会現象となっている日本には
この「サンダーバード」に
いや、トレーシー家に見習う
ことがあるかもしれません。

サンダーバードを呼ぶ時は
「国際救助隊 応答せよ、国際救助隊 応答せよ」
と呼びましょう・・・・


外国為替相場(今週の注目点)

2006-11-22 09:29:40 | 日常
今朝のニューヨークマーケット
のドル/円相場
117.83-85円

今日のドル相場が若干動いた
要因は、昨日のFRBの公定歩合
に関するコメントでした。

今後の政策金利が据え置かれる方向
が明確になってきたとのことで、
ドルが売られました。

直近のアメリカの経済指標は
以前のように元気がなく
金利引き下げの可能性も
十分有り得ると思います。

政策金利の変化による
為替相場への影響はかなり
大きいものです。
ファンダメンタル要因として
これからの指標に注目です。

テクニカルとしては、移動平均に注目です。
ドル/円チャートでは、移動平均線
の短期が今年6月以来下降トレンド
に入ってきました。
移動平均線はトレンドの基本です。
短期が長期を下回ることになれば
ドル安のトレンドになる
可能性は大です。

今後のドル/円相場に注目して
ゆきたいです。

隠れた銘菓

2006-11-21 23:41:46 | 日常
昨日から那須塩原へ出張してました。
今日は朝から快晴で那須岳が
はっきりとその姿を現していました。

那須岳がはっきり見える時期は
主に晩秋から初春にかけてで
それも、湿度が低く空気が乾燥
していないと見えないそうです。

今年も仕事で十数回訪れましたが
はっきりとみえたのは2回目位です。

今回は、ここの隠れた銘菓
扇屋のお饅頭を紹介します。

この扇屋の饅頭は普通のお土産屋さん
では見かけないでしょう。
那須でも2ヵ所でしか見たことは
ありません。
一ヵ所は本店、もう一ヵ所は那須塩原駅売店です。

一つは献上饅頭。

これは、那須御用邸に来られた
昭和天皇陛下にお出ししたお饅頭です。
その饅頭を召し上がった天皇は、
あまりの美味しさに、もう一つ召し上がったそうです。
ただし、この饅頭は本店のみの販売で、
かつ、1日の製造数が限定の為
土・日はお昼過ぎには売り切れるそうです。

もう一つは、御用饅頭。

これは、天皇に御付の人達の為に
お出しした饅頭です。
この饅頭もあんこが程よい甘さで
とても美味しいものです。

出張にきた時には
時間に余裕がある時は
なるべく現地の穴場を
探索する機会を設けています。

高橋 尚子

2006-11-20 09:35:09 | 日常
昨日の東京国際女子マラソンは
土佐礼子さんが優勝しました。
期待された高橋選手は残念ながら、
3位に終わりました。

マスコミや、一般の多くは
「高橋引退か?」という
憶測を面白おかしくしていた様ですが、
彼女には全く不愉快な話だったでしょう。

高橋尚子は何故走りつづけるのか?

その答えは、「走ることが好きだから」
でしょう。
もう一つは、「走ることにより、
一人でも多くの人に勇気を与えたい」
ではないでしょうか?

彼女は、シドニーオリンピックで
金メダルを獲り、頂点を極めました。
普通の選手であれば、次の目標を見失い
競技を続けないでしょう。

しかし、彼女はその後も走り続けています。
当然、アスリートとして「勝つこと」を
目標に試合に出るのでしょう。

多分、彼女はアスリートとして
ある一線を越えた境地に達している
のではないでしょうか?

もしかして、試合で優勝すること
以上の目標を見つけたのかも
しれません。

それは、彼女自身にしか判らない
ものです。

今回のレースで、彼女は試合に負けました。
マスコミは「負け」だけを取り上げています。

しかし、彼女が走る姿を見て、
勇気や感動、頑張る力を貰った人
には、そんなマスコミの報道は
全く耳に入らないでしょう。

それより、今日からまた
「頑張るぞ」という気持ちになっている
と思います。
実は、私がその一人なのですが・・・