社長の独り言

資産運用コンサルタントの社長日記です

脳科学

2009-06-28 14:12:11 | 日常
先週末のテレビで、脳科学者の茂木健一郎さん
が出演されている番組を観ました。脳について
興味深い内容でした。

まず、人間の脳には1000億個もの細胞があるそう
です。20歳を過ぎると1日10万個ずつ細胞が死んで
いきます。1年で3600万、10年で3億6000万、100年
で36億個になります。100年かけても脳細胞全体の
3%しか死なないことになります。つまり、脳細胞
は20歳を過ぎても、その機能が衰えることは理論上
無いとのことです。
歳をとると、物忘れが激しいとか言いますが、脳細胞
が減っていることに関連性は無いそうです。
では何故、もの忘れが多くなると思うのでしょうか?

それは、物事を思い出す訓練をしていないからです。
脳も筋肉と同じに、鍛えないとその働きが衰える
そうです。

エコカー?

2009-06-25 17:03:01 | 日常
最近、良く耳にする言葉の代表・・「エコ」。
やたらとこの言葉を聞きますが、世に氾濫して
いる気がします。

その代表的なものの一つに、エコカーがあります。
これ本当にエコですか?
最近、一番疑問に思っているものがこれです。
確かに、電気自動車であればエコカーになるで
しょう。しかし、ハイブリッドはエコですか?
燃費が良いのは事実でしょう、しかし、結局は
ガソリンで走り、CO2を排出しているのです。
その排出量が多いか、少ないかだけの違いなの
では?どこがエコなのでしょう。

政策としてのエコカー減税についても、一言
言いたいです。そんな「エコカー」だけに、
減税という特典を与えることで、景気対策され
ていること。安易な考え方ではないか?
政治家のレベルの低さ、ものの考え方の安易さ
に呆れてしまいます。
これによる、恩典を受けるのは、「トヨタ」
「ホンダ」位です。つまり、経済界での発言力
が強い企業だけが、恩恵を受けているのです。
またまた、政界と財界との怪しい繋がりと疑い
たくなります。

それなら、電車通勤をしている人達の通勤費に
補助金を出すべきでしょう。電車こそ100%エコ
なのですから。
景気対策として、我々の税金を使うのならば、
多くの人が納得できるものに、「お金」を使っ
て欲しいものです。

まあ、今の無能な政治家に期待するほうがバカ
なのかもしれませんが・・・。

峠の釜飯

2009-06-24 08:32:18 | 日常
「峠の釜飯」と言えば、知っている人も多い
でしょう。信越線の横河駅が発祥の場所です。

この横河・軽井沢間の難所として有名なのが、
碓氷峠です。新幹線開通前は、この横河駅で
どの列車にも電気機関車を連結しなければ、
この碓氷峠を越えることが出来なかったのです。
碓氷峠専用電気機関車EF63です。豆知識ですが、
「E」は電気、エレクトロニクスの意味、「F」
はアルファベットで6番目なので、動輪が6個ある
という意味です。
この急勾配を上る為、このEF63を2両連結し、
列車を押し上げます。
下る時も連結します。これは急勾配を下る時、
普通のブレーキでは焼け付いてしまうからです。
車でも下りにエンジンブレーキを使うのと同じで、
電気機関車EF63がその役目を果たすのです。

何故、峠の釜飯がこんなにも有名になったのかは、
この電気機関車の連結に意味があるのです。
この連結作業には、10分位時間がかかります。
つまり、横河駅の停車時間が10分あるのです。
そこで、「おぎのや」さんは、ホームでの駅弁販売
を考え、「峠の釜飯」が誕生しました。
昔は、横川駅に着くと走って釜飯を買いにいきました。
どことなく情緒のある風景でした。
残念ながら、いまではその様な光景が無くなりました。

時代の変化と共に、色々なものが便利になります。
一方、受け継がれていくべきものも、どんどん無く
なっていきます。6時間から1時間になった便利さ、
その一方で、失われたものに気づかない現代社会
には、殺伐としたものを感じます。


万平ホテル

2009-06-22 19:37:14 | 日常
週末は軽井沢でゴルフでした。
悪運が強く、金曜、土曜とお天気でした。
梅雨の時期にしては、有難いことに雨にも
降られず最高でした。東京の喧騒を離れ、
綺麗な空気、気持ちの良い風、心身ともに
リフレッシュされます。
スコアの法はといえば43.46の89でした。
まあ、そんなものかな?という感じでした。

軽井沢と言えば、有名なホテル万平ホテル
があります。このホテルは、あのジョン・
レノンもお気に入りの宿でした。
その歴史は古く、1890年頃に開業したそう
です。その名前の通り、万平さんが建てた
ホテルです。開業のキッカケになったのが、
上野・軽井沢間の鉄道の開業でした。今で
こそ新幹線で1時間位で着きますが、当時は
6時間もかかったそうです。しかし、鉄道の
開通は当時としては画期的なことだったの
ですね。
その結果、東京から多くの人達がこの避暑
地を訪れました。その中には多くの外国人
もいたそうです。それを見越した「万平」
さんは、時代を読む眼を持っていたのです。
今は、誰でも気軽にお茶をしたり、食事を
していますが、その当時は本当のお金持ち、
セレブしかいなかったのでしょうね。

しかし、マンペイという響きはどこか心地
よいものを感じますが・・・。

足利事件

2009-06-05 00:02:09 | 日常
足利事件で無期懲役判決を受け服役していた
菅家受刑囚が釈放されました。DNA鑑定の結果
無実である可能性が高いと判断を検察が示した
ものです。17年以上も無罪を訴え続けた菅家氏
の声が、ようやく届いたのです。

この事件は、典型的な冤罪と言われるものです。
何故、司法はその事実を無視し続けたのでしょ
うか?最高裁までもが無期懲役判決を言い渡し
ました。、その後弁護側は何度も再審請求を行
ったものの、全て却下され続けてきました。

この事件については、裁判の過程において多く
の疑問点が浮き上がっていました。それは検察
側の物的証拠が、あまりに検察に有利なものだ
け提出され、真実を物語るものとは、到底理解
出来ないものでした。しかし、裁判においてそ
の矛盾は闇に葬り去られました。何故、司法の
場において真実が解き開かされなかったのか?
とても大きな問題です。

日本の場合、検察が立件した事件が有罪になる
確率は99%以上です。この数字外国のそれに比
べると異常な数字です。先進国の確立では平均
70~80%になります。これは、何を意味してい
るのでしょうか?非常に恐ろしいことです。

今回の事件意外にも、同じ様に無実を訴え続け
再審請求をしている事件が多くあります。しか
し、そのほとんどは再審請求が却下されている
のです。

我々、国民が切望することは、検挙率が高いこ
とでも、有罪率が高いことでもありません。
私達が望むことは真の犯罪者を検挙し、彼らが
社会から隔離され、犯罪の無い平和な生活を送
ることなのです。無実の人達を捕まえ、真の犯人
を社会にノサバラスことなど本末転倒です。
最悪なのは、その過ちを正そうとしない姿勢、
自分達の立場、利益だけを守ろうとする姿勢です。
これでは、何のための検察、司法なのか意味が
分りません。

裁判員制度のスタートと共に、日本の司法の在り方
が、良い方向に進むことを願わずにはいられません。

GMの黄昏

2009-06-02 22:59:31 | 日常
ついに、GMが破産法を申請することになり
ました。アメリカ経済の繁栄と共に歩んで
きた巨大産業も、時代の流れを読めません
でした。

GMの車と言えばキャデラックが一番の代表車
でしょう。60年代にアメリカのテレビドラマ
で「ルート66」という番組がありました。
ルート66とは東部から西海岸までアメリカを
横断する国道でした。1930年代にはアメリカ
ンドリームを夢見て、多くの人がこの道を使い
カリフォルニアを目指した。この時代からGMの
車は繁栄と成功の証として、アメリカ国民の
生活に溶け込んでいきました。当時のドラマ
を観た日本人は、その豪勢な生活様式に憧れ
たものでした。キャデラックもその代表的な
ものでした。

しかし、時代は移り変わります。
アメリカの栄光と共に繁栄してきた巨大産業
のGMの破産は、アメリカという国家の繁栄が
終わったことを暗示しています。一つの時代
が終焉を迎えているのです。約1世紀もの歴史
を持つ大企業も、その巨大さに落とし穴があっ
たのでは?いつの時代も、時流に乗り遅れない
ことが必要です。