レイニ-サイド ハ-パ-ズパブ

金属弦ケルティックハ-プ奏者「坂上真清」の演奏やCDの情報、またこれまでの音楽の動画などを中心に紹介しています。

ノックグラフトンの伝説「ラスモア」 櫻井美紀さんの命日に

2022年07月05日 | ハープソロ 演奏動画 PV

 

 

  

 

先日の土曜日 7月2日は

ストーリーテリングの第一人者で

NPO法人「語り手たちの会」理事長を務めた

櫻井美紀さんの命日でした。

 

櫻井さんとは90年代後半から何度か

「語りと音楽」のイベントでご一緒して

アイルランド民話「ノックグラフトン伝説」

取り上げた際に主人公ラスモアの

為に作ったのがこの曲。

 

ケルティックサクセション

収録されていてます。

 

櫻井さんの事については過去

こちらの ブログ で詳しく

書いているので良かったらご覧下さい。

 

ラスモアとはこぶとり爺さんの

アイルランド版とでも言うべき

「ノックグラフトンの伝説」

に出てくる 醜くて背中に

コブを持つ心優しい主人公の名前。

 

 

 


よくラスモアを妖精だと

思っている人がいるけど彼は人間で

それはこぶとり爺さんを

鬼だと思っているのと同じ事。

 

 

大まかなストーリーは以下の通り。

 

働き者の背中に大きなコブをもつ

ラスモアという男がある時

ノックグラフトンの

堀のそばで休んでいると

中から妖精の歌声が聞こえてくる。

 

その拍子にのってラスモアが

合いの手を入れていると

喜んだ妖精たちに

いつのまにか堀の中に連れ去られ

とてももてなされた上に

背中のコブを取り去ってくれた。

 

その噂を聞いたある人が

ラスモアの元を訪れ

どうやってコブを取ったのか聞いた。

ラスモアは親切に教えてやると

その人は飛んで帰り

知り合いのコブを持つ男に

ラスモアの件を話した。

 

そのコブを持つ男マデンは

ラスモアと同じように

ノックグラフトンの堀に行き

妖精たちの歌に合いの手を入れた。

 

だが拍子も音も何も考えず

がなり立てたので妖精たちは怒って

コブを持つマデンにさらに

ラスモアのコブをもつけて帰した。

 

マデンは二つのコブの重みに

耐えかねて死んでしまった。

 

 

これはお客さんが撮ってくれた

昨年のソロライブから。

 

音や金時の豊潤な響きも心地いい♪

 

 

 

 

 

 

 

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吉田文夫さんとの唯一のデュオ「Drunken Tinker~Ivy Leaf~Wild Irishman」

2022年07月02日 | 4thソロ「サークルカラー」

 

 

   

 

2002年に出るはずだった幻の2ndから

アイリッシュのリール3曲セット。

 

リールというのはリズムの1つで

4分の4拍子の早いダンス音楽。

 

共演は関西のボタンアコーディオン奏者

で若くして亡くなった吉田文夫さん。

 

2002年当時に吉田さんがのシフォークが

東京でのライブでこちらに来た時

スタジオに来てもらいレコーディングした。

 

吉田さんとはこの時すでにもう

知り合って10年以上経っていて

まだネットなど無かった90年代も

東京にライブに呼んだり

自分が関西に演奏に行ったりと

断続的ではあったが

ずっと交流は続いていた。

 

そしてレコーディングで

ボタンアコーディオン奏者を考えた時

自分の周りではちゃんと弾ける人は

まだいなかったため

シフォークの東京でのライブが

あると知って是非参加をと

お願いした次第である。

 

自分と吉田さんのデュオは

ライブでは何度もあったけど

長い付き合いにも関らず

音源としてはこれが唯一なので

残せて良かったなと思う。

 

レコーディングの日は強い雨の日。

 

なんで覚えているかというと

夜に吉田さん達のライブがあるため

レコーディング後にどこかの駅まで

車で送っていったから。

 

雨の中狭い駅近くの商店街の道を

走っていったのを鮮明に覚えている。

 

またこの頃の吉田さんの演奏は

あまり残っていないので

若々しいその感じも含めて

今となっては貴重な記録。

 

自分もこのリールセットでは

普通のハープっぽい演奏は

したくなかったので

フィドルみたいな感じでスタートしようと

トライしたレコーディングだった。

 

今聴いてもその熱気みたいのが

伝わってくる様で不思議な感じもする。

 

結局吉田さんはこの音源を聴くことなく

旅立っていってしまった。

 

聴いたら何て言ったかな、、

 

 

坂上真清  金属弦ケルティックハープ

吉田文夫  ボタンアコーディオン

 

 

 

 

 

 

 

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