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今週末に開催される
東京アイリッシュハープフェスティバルは
非クラシックの純粋な
アイリッシュハープ奏者が集う
この規模としては日本初となるものですが
すでにチケットは完売している
との事なので告知ではなく
会場となるティアラこうとう(小ホール)
との想い出について少し書いてみようと思います。
自分は今までに
3回ティアラこうとうで演奏していて
その最初が1枚目のソロCD
クラルサッハ の発売記念コンサート。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/5b/c3a5790f00684f567928be6b508a36a1.jpg)
この時は最初から最後まで
ジャケやフライヤーに写っている
中世ケルティックハープの
レプリカを1人で演奏したんですが
音量がとても小さなハープにも関わらず
音が響くのもあってマイクを
使わなくても問題は特にありませんでした。
何故ティアラこうとうだったのかは
はっきりと覚えていないんですが
多分CDを制作した事務所の人が
何かで見つけてきてくれた様な記憶があり
この記念コンサート以来
ここ ティアラこうとう は
自分にとって生涯特別な場所になりました。
2回目はアイルランドの女性ゲーリク詩人
ヌーラ・ニー・ゴーノル さんの
詩集「ファラオの娘」翻訳本の発売記念イベント。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/39/8f3a849a2b8c4a2f9786f52fd2eca5bc.jpg)
何故これに自分が参加したかと言うと
本の付録としてヌーラさん自身による
ゲール語の詩の朗読CDが付いていて
そのバックで クラルサッハ
の音源が使用されたからです。
この時は今も使っている
ロレインのハープで3人組ユニットでの演奏、
そしてヌーラさんの詩の朗読、
最期は朗読とハープのジョイントでその際に
彼女が1曲アイリッシュゲーリックソングを歌い
その伴奏をしたのが今では
この時の最も印象深い想い出かも知れません。
確か詩人の佐々木幹郎さんも
ゲストでいらっしゃってました。
そして3回目は語り手の
櫻井美紀さんが企画したコンサートで
スコットランドのハープを弾きながら語る
現代の吟遊詩人ニック・ヘネシーさんと共演。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/8a/bb26ed77390963bbcde6d27dea0670c2.jpg)
この時は昼、夜の2回公演で少し内容は違ってたんですが
(詳しくはフライヤーに)
とにかく初めて目の前で実際の
ストーリーテリングを
見る事が出来て感動したのを覚えています。
櫻井美紀さんは残念ながら
数年前にお亡くなりになりましたが
ニックさんは昨年も日本に来て宇都宮の
妖精ミュージアムなどで演奏したそうです。
また余談ですが自分の曲に
ラスモアというのがあって
これは当時櫻井美紀さんと一緒に行った
語りとハープのコンサートで
アイルランドの妖精話
ノックグラフトンの伝説 を取り上げた際
その主人公 ラスモア の曲として作ったものです。
以上がざっとですが 自分と ティアラこうとう
との想い出みたいなものです
そして今回またこの様な
イベントがこの場所で開催され
自分もそれに参加して
懐かしいステージに上がるというのも
何か不思議な縁を感じざずにはいられません。
この日は今後の日本アイリッシュハープ史においても
永遠に記憶される一日になる事でしょう。