携帯・PHS各社は9月7日、2007年8月末時点での携帯電話契約数を発表した。携帯電話の契約数は累計で9887万7800となり、7月末から32万4500の増加。伸び率はやや鈍化した。PHSの契約数は497万5600で、携帯とPHSの累計契約数は1億385万3400となった。
キャリア別の結果は、NTTドコモが2万2900の純減、KDDIが15万8500(auは20万3000の純増、ツーカーは4万4500の純減)、ソフトバンクモバイルが18万8900の純増。ソフトバンクモバイルは5月から4カ月連続でキャリア純増シェアトップを獲得。auも連続20万超の純増で好調。
ドコモは創業以来初の純減となった2006年11月に続き、当月、2度目となる2万2900の純減。FOMAの月間69万3500純増に対し、ムーバの71万6400純減が響いた。
ドコモの「2in1」を利用したサブ番号(Bナンバー)の契約数は2万5000の純増で累計13万9400。2008年3月にサービスを終了するツーカーは4万4500の純減で、累計契約者数は51万1900となった。
TCAによるイー・モバイルの契約数は今回公表されない(四半期ごとに数値を公表。次回は9月末時点を予定)ものの、イー・モバイルは8月29日、契約数が10万契約に達したと発表した。
PHSの契約数は対前月比3万6100の純減で累計497万5600。ウィルコムは鈍化傾向にあった前月の1万3000の純増から、1万3900の純減。ドコモの2万2200純減を含めて、PHS契約数は500万を割った。ウィルコムの単月純減は2004年2月以来。
2008年1月7日にPHSサービスを終了するNTTドコモは2万2200の純減。累計は33万400。
ソフトバンクが連続純増トップ、ドコモは創業以来2度目の純減──8月契約数 - ITmedia D モバイル
8月はDoCoMoの「ひとりでも割50」の受付が始まり、auの「誰でも割」の登場を控えて、その効果がどれだけ現れるかが争点となっていた。
しかし、8月のDoCoMo売り場はまったくやる気がなく、auも7月ほどは力が入っていない感じだった。それからすると、ソフトバンクは3ヶ月連続加入者増トップ!と店頭でも力が入っていた。結果もその勢いのままとなった。
深刻なのはDoCoMoで、MNP開始直後の昨年11月に続いて、2度目の純減を記録した。「DoCoMo2.0」の反撃どころか、本当に「DoCoMoに移転ゼロ」になりつつある。この調子では「ファミ割MAX50」や「ひとりでも割50」が始まっても、転げ落ちるDoCoMoの勢いが食い止められるか疑問だ。さらにDoCoMoは例年秋は新機種も少ないだけに、あとは端末価格の値引きしか方法がない事になる。らくらくほん需要でどれくらい巻き返せるのかも疑問だ。今月は端末をある程度値引き販売すれば、純減だけは免れるだろうが、3位の最下位はほぼ間違いなさそうだ。V字回復ははるか先という感じだ。
auはツーカーの純減分を除けば、ソフトバンクといい勝負をしているのだが、あと一歩及ばない状況が続いている。今月から始まる「誰でも割」が効果を発揮するのか?それとも強制的な2年縛りが嫌われるか?今月はそれがポイントになりそうだ。今月もソフトバンクに負けるとなると、「誰でも割」だけでソフトバンクの「ホワイトプラン」に対抗しようとした施策では物足りなかったという事になりそうだ。ラインナップ的には防水ワンセグ端末など魅力的な機種も多いだけに、今の内に巻き返し策を考えておくべきだろう。今ならまだ巻き返せるチャンスはあるはずだ。
ソフトバンクは「ホワイトプラン」や「ホワイト家族24」がユーザーの支持を集めて、完全に勢いに乗っている。既存ユーザーからのクチコミでもその料金の安さは広まっている感じがする。
しかし、端末ラインナップ的にはまだまだ不満もある。他社がエントリー機クラスにもワンセグを投入しているのに対して、ソフトバンクはワンセグのほとんどがハイエンド機クラスのみという状況だ。新規ユーザーのほとんどが「ホワイトプラン」なだけに、「ホワイトプラン」でも実質負担金なしの機種ラインナップをもっと充実して欲しいところだ。しかし、ユーザーのその願いとは裏腹に「980円端末と1280円端末をソフトバンクは減らしていく方針」という話を聞くし、実際に店頭によってはそれらの端末の在庫が減りつつある印象もある。これらの端末の需給バランスが崩れた時がソフトバンクの加入者数連続1位がピンチになる時なのかもしれない。
ウィルコムの2004年2月以来の純減は当然の結果だろう。料金プランでも優位性を失い、端末ラインナップも見劣りがし、家族割引等の導入も渋っているようでは明るい材料は何もない。
累計500万を目指すどころか、このままではあっという間に400万が近付いてしまいそうだ。
端末ラインナップ強化には時間がかかるだけに、新しい料金プランか家族割引等の発表を急がないと、ますます厳しい状況になるだろう。
最近は端末価格が以前よりは安くなってきたが、機種変更はいまだに高い。ここを改善しないと、他社への流出が防げないと思われる。まずは新規と機種変更の端末価格の値下げを実施するしか対策はないのではないだろうか?
キャリア別の結果は、NTTドコモが2万2900の純減、KDDIが15万8500(auは20万3000の純増、ツーカーは4万4500の純減)、ソフトバンクモバイルが18万8900の純増。ソフトバンクモバイルは5月から4カ月連続でキャリア純増シェアトップを獲得。auも連続20万超の純増で好調。
ドコモは創業以来初の純減となった2006年11月に続き、当月、2度目となる2万2900の純減。FOMAの月間69万3500純増に対し、ムーバの71万6400純減が響いた。
ドコモの「2in1」を利用したサブ番号(Bナンバー)の契約数は2万5000の純増で累計13万9400。2008年3月にサービスを終了するツーカーは4万4500の純減で、累計契約者数は51万1900となった。
TCAによるイー・モバイルの契約数は今回公表されない(四半期ごとに数値を公表。次回は9月末時点を予定)ものの、イー・モバイルは8月29日、契約数が10万契約に達したと発表した。
PHSの契約数は対前月比3万6100の純減で累計497万5600。ウィルコムは鈍化傾向にあった前月の1万3000の純増から、1万3900の純減。ドコモの2万2200純減を含めて、PHS契約数は500万を割った。ウィルコムの単月純減は2004年2月以来。
2008年1月7日にPHSサービスを終了するNTTドコモは2万2200の純減。累計は33万400。
ソフトバンクが連続純増トップ、ドコモは創業以来2度目の純減──8月契約数 - ITmedia D モバイル
8月はDoCoMoの「ひとりでも割50」の受付が始まり、auの「誰でも割」の登場を控えて、その効果がどれだけ現れるかが争点となっていた。
しかし、8月のDoCoMo売り場はまったくやる気がなく、auも7月ほどは力が入っていない感じだった。それからすると、ソフトバンクは3ヶ月連続加入者増トップ!と店頭でも力が入っていた。結果もその勢いのままとなった。
深刻なのはDoCoMoで、MNP開始直後の昨年11月に続いて、2度目の純減を記録した。「DoCoMo2.0」の反撃どころか、本当に「DoCoMoに移転ゼロ」になりつつある。この調子では「ファミ割MAX50」や「ひとりでも割50」が始まっても、転げ落ちるDoCoMoの勢いが食い止められるか疑問だ。さらにDoCoMoは例年秋は新機種も少ないだけに、あとは端末価格の値引きしか方法がない事になる。らくらくほん需要でどれくらい巻き返せるのかも疑問だ。今月は端末をある程度値引き販売すれば、純減だけは免れるだろうが、3位の最下位はほぼ間違いなさそうだ。V字回復ははるか先という感じだ。
auはツーカーの純減分を除けば、ソフトバンクといい勝負をしているのだが、あと一歩及ばない状況が続いている。今月から始まる「誰でも割」が効果を発揮するのか?それとも強制的な2年縛りが嫌われるか?今月はそれがポイントになりそうだ。今月もソフトバンクに負けるとなると、「誰でも割」だけでソフトバンクの「ホワイトプラン」に対抗しようとした施策では物足りなかったという事になりそうだ。ラインナップ的には防水ワンセグ端末など魅力的な機種も多いだけに、今の内に巻き返し策を考えておくべきだろう。今ならまだ巻き返せるチャンスはあるはずだ。
ソフトバンクは「ホワイトプラン」や「ホワイト家族24」がユーザーの支持を集めて、完全に勢いに乗っている。既存ユーザーからのクチコミでもその料金の安さは広まっている感じがする。
しかし、端末ラインナップ的にはまだまだ不満もある。他社がエントリー機クラスにもワンセグを投入しているのに対して、ソフトバンクはワンセグのほとんどがハイエンド機クラスのみという状況だ。新規ユーザーのほとんどが「ホワイトプラン」なだけに、「ホワイトプラン」でも実質負担金なしの機種ラインナップをもっと充実して欲しいところだ。しかし、ユーザーのその願いとは裏腹に「980円端末と1280円端末をソフトバンクは減らしていく方針」という話を聞くし、実際に店頭によってはそれらの端末の在庫が減りつつある印象もある。これらの端末の需給バランスが崩れた時がソフトバンクの加入者数連続1位がピンチになる時なのかもしれない。
ウィルコムの2004年2月以来の純減は当然の結果だろう。料金プランでも優位性を失い、端末ラインナップも見劣りがし、家族割引等の導入も渋っているようでは明るい材料は何もない。
累計500万を目指すどころか、このままではあっという間に400万が近付いてしまいそうだ。
端末ラインナップ強化には時間がかかるだけに、新しい料金プランか家族割引等の発表を急がないと、ますます厳しい状況になるだろう。
最近は端末価格が以前よりは安くなってきたが、機種変更はいまだに高い。ここを改善しないと、他社への流出が防げないと思われる。まずは新規と機種変更の端末価格の値下げを実施するしか対策はないのではないだろうか?
財務面の不安および端末ラインアップの見劣り、電波状況の悪さなどソフトバンクの悪い点は結構あるかもしれないですけれど、10年後にはドコモを抜いてNo.1になりたい、というその目標が好きです。
誰もがドコモを抜くのは無理だろうと思っているでしょうが、孫さんだけは実現可能と考えています。だから今までビリだった会社がとにかく4か月連続で首位を獲得したことは素晴らしいと思っています。
このままではDoCoMoがどん底の時代に向かって、今は転げ落ちている印象ですね。DoCoMoの社内にV字回復させられる人材がいるのか・・・。
やはり、ソフトバンクはその決断力とスピードがあってこそ、ここまでやってきたのだと思います。
もちろん、まだまだ他社に見劣りする点は多いですが、少しずつ改善されるのを見守りたいですね。