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【4月の携帯・PHS契約数】ツーカー終了でKDDIが初の純減

2008年05月09日 17時32分19秒 | ケータイ
 電気通信事業者協会(TCA)は、2008年4月末時点の携帯電話・PHSの契約数を公表した。

 4月の携帯電話契約の純増数は、ソフトバンクは19万2,900件で1位となった。2位はNTTドコモで9万6,000件、3位はイー・モバイルで9万2,400件となった。

 唯一、純減を記録したKDDIは、11万8,700件のマイナスとなった。内訳はauが11万5,400件の純増、3月末でサービス終了したツーカーが23万4,100件の純減。KDDIとしては初の純減となったが、広報部では今回の結果を、「ツーカー終了に伴う特殊要因によるもの」とコメントしている。その多くはほぼ利用されていなかったプリペイド端末だという。ツーカーのプリペイド端末は、4月に21万7,900件の純減を記録している。

 第3世代携帯電話は、NTTドコモが49万5,300件、ソフトバンクは44万6,200件、auが12万6,300件、3Gのみのイー・モバイルは前述の純増数と同じ9万2,400件となった。

 携帯電話のインターネット接続サービスではYahoo!ケータイが12万4,900件、EZwebが8万4,100件、iモードが4万8,900件、EMnetが9,900件の純増をそれぞれ記録した。

 唯一のPHS事業者となるウィルコムは、1万2,600件の純減を記録。3月に純増となったが、4月は再び純減に転じた。これに伴い同社はコメントを発表しており、音声端末は個人・法人ともに堅調に推移しているが、激しい競争が続くデータ通信端末は今後も厳しい状況が続くとしている。広報部によれば、音声端末だけを見れば4月は純増だという。


4月の携帯・PHS契約数、ツーカー終了でKDDIが初の純減

 予想できた内容だが、やはり4月のKDDIはツーカーの自動解約分が原因で大幅純減となった。

 それを考慮しないで、au単体で見ても、首位のソフトバンクに大きく引き離されて、DoCoMoの足跡が聞こえる位置になっている。
 4月から家族通話定額を始めたり、キャッシュバックキャンペーンなどを延期しても、この程度しか純増できなかったのは深刻だ。キャッシュバックキャンペーンが5月11日で終わるため、それ以降はさらに厳しくなると予想できるし、水増しプリペイドの自動解約も大量に発生する可能性があり、今後も純減要因ばかりが目立つ。

 予想外に健闘したのがイー・モバイルで、もう少しでDoCoMoを抜きそうな勢いだ。EMnet契約数から推測すると、音声端末はまだ純増数全体の1/10に過ぎないようだ。まだまだデータ通信端末が原動力となっているという状況のようだ。
 DoCoMoは906iの発表を控えているので、例年5月は買い控えで落ち込むため、今月はイー・モバイルがDoCoMoを抜く絶好のチャンスになりそうだ。

 DoCoMoはiモードが純増数の半分という点からすると、残りの半分のほとんどがモジュール端末と推測でき、音声端末の純増数はまだまだ低水準と言えるし、MNPによる流出は依然として食い止められていないので、まだまだ本当の反撃はできていないと見られる。

 ソフトバンクは「ホワイト学割」などの効果で、ついに12ヶ月連続純増首位を獲得した。さらに「ホワイトコール24」も発表して、ますます連続首位を磐石のものにしようとしている。
 ただし、あまりに毎月楽勝が続くと、ソフトバンクは細かい改悪をするので、それが一番心配だ。

 深刻なのは再び純減となったウィルコムだ。若者だけ新規加入手数料を無料にするなどの施策もあまり効果がなかったようだが、音声端末だけは純増したらしい。一番の純減要因はデータ通信端末がイー・モバイルに食われている点のようだ。 ウィルコムは4月の純増をうけて、4月末から期間限定でアドエスを実質無料(W-VALUE)に値下げしたが、5月はその効果だけでどれだけ挽回できるか疑問だ。もっと根本的な料金値下げや家族割引の強化などをしない限りは厳しい状況が続くだろう。

 4月は会社ごとの明暗がさらに明確になった月だったと言えそうだ。
 音声端末の一人勝ち=ソフトバンク、データ通信端末の一人勝ち=イー・モバイルという構図がしばらくは続くのだろうか?


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