【FOMA】次は全機種FeliCa搭載

　９０１ｉシリーズの発表で夏野氏は「11月15日現在、FOMAの契約数が約730万契約を達成し、そのうち900iシリーズが約560万台と、FOMAの普及に大きく貢献したことを語った。テレビ電話機能についても定着しつつあると述べ、2004年8月には18.1％の実利用率となった」と説明した。
　相変わらず実利用率の低いテレビ電話にいつまでもこだわるＤｏＣｏＭｏって感じだ。

ドコモ夏野氏、901iシリーズは「3Gケータイの完成形」

　このシリーズの特長として、３Ｄ表示機能と３Ｄサウンド機能をあげ、「音楽の全曲配信よりよっぽどインパクトがあるんじゃないか」と負け惜しみともとれる発言をしている。着うたの時もなんだかんだ言っていて、結局着うたを真似しておいて、今度こそ着うたフルは真似しないで欲しいものだ。

　このシリーズにプリセットされるリモコンアプリ「Ｇガイド番組表リモコン」のサービスは情報料無料で提供されるというと聞こえはいいが、しっかりとパケット代目当てなのがみえみえだ。ＤＶＤレコーダー等でＥＰＧが人気なのは情報料も通信料も不要な点だが、それと同じ感覚でじゃんじゃん使うと痛い目にあいそうなので要注意だ。これもＤｏＣｏＭｏの罠といったところだろう。

　「『901iシリーズでは、全機種に2メガピクセルクラスのカメラを搭載する』と語った夏野氏は、FOMAの高速通信を活かしたことでファイルサイズの大きな画像が送信可能になったとした。 」
　実はこれこそが今回の最大の魅力だろう。カメラの性能に通信インフラがやっと追いついたのだ。５０５ｉではこれが追いつかなかったがために、携帯電話にメモリーカードを搭載せざるをえなかった。それが結果として、携帯電話のデジカメ化現象を生み、通信をせずに、メモリーカード経由で写真を転送し、プリントするという流れができてしまった。
　ＤｏＣｏＭｏとしてはパケット代を搾り取るために搭載したはずのカメラがそれに貢献できないというジレンマに陥っていた。それをやっと解決できたが、すでに待受画面サイズまではメール経由、プリントサイズはメモリーカード経由というのが常識になりつつある。

　「小型軽量なP901iなど、小型端末を求めるニーズに応えて非接触ICを搭載しない端末もラインナップに加えたという。 ただし、次のシリーズについては、「全機種iモード FeliCa搭載」と明言した。」というが、次のシリーズって、９０１ｉＳ？か９０２ｉか？