3月の携帯電話契約の純増数を見ると、NTTドコモは17万3,700件、auは54万3,100件、ソフトバンクモバイルは54万3,900件、イー・モバイルは13万200件となった。一方、ツーカーは42,600件の純減を記録している。これらの結果から、ソフトバンクモバイルが僅差でauを上回り、またもソフトバンクモバイルがトップになった。
(中略)
携帯電話のインターネット接続サービスでは、iモードが13万5,900件、EZwebが43万6,300件、Yahoo!ケータイが35万1,100件、EMnetは1万100件の純増となった。
プリペイド(料金先払い)式のサービスでは、NTTドコモは200件、ソフトバンクモバイルが2万400件の純減を記録。auは2万1,500件のプラスとなり、2月まで増加傾向から一転、昨年12月と同水準となった。またイー・モバイルは3,100件の純増となっている。
PHSでは、ウィルコムは1万8,400件の純増を記録。
携帯・PHS純増数、2007年度の動向が明らかに
やはり3月の純増数の順位は予想通りにソフトバンク、au(KDDI)、DoCoMoとなったが、auが予想以上に頑張ったように思える。
2月に接戦を演じたソフトバンクとau(KDDI)は3月も接戦だった。KDDIはツーカーの自動解約分の23万強を4月に持ち越したためにソフトバンクとの接戦に持ち込んだが、その分が4月のマイナス要因となる。
auはプリペイドの水増し問題が表面化したために自粛して2万しか増えなかったが、これが2月同様に8万件あればソフトバンクを抜いていた計算となる。
予想外に健闘したのはMNPでauがトップに返り咲いた点だ。これはMNP転入すると1万円キャッシュバックのキャンペーンの効果でMNP転入をかなり稼いだと思われる。
au(KDDI)は一見ソフトバンクと首位争いして好調に見えるが、ツーカーの自動解約分やプリペイド水増しの期限切れによる自動解約分が4月にマイナス要因となるため、首位争いどころかDoCoMoやイー・モバイルとの争いになる可能性もある。
イー・モバイルは13万も増えて、DoCoMoを射程圏内としている。EMnetが1万しか増えていない点からすると、月末に発売開始した音声端末は1万しか増えていないようだ。ただしこれはわずか数日分の数値なので、4月は音声端末もかなり増える可能性があり、DoCoMoを抜く可能性もありそうだ。
やはり心配なのはウィルコムだ。2月に3万弱の純減して、心配されていたウィルコムだが、春モデルを投入し、かつ一年で最大の稼ぎ時のはずの3月に2万も純増できないようでは完全に色あせて見える。新規手数料無料キャンペーンぐらいやるのかと思ったら、年齢制限をつけたりして、その効果もわずかしかなかったようだ。このまま有効策のないまま時間ばかりが過ぎて行くと、ますますソフトバンクやイー・モバイルにシェアを食われそうだ。
おそらく6月頃に発表するW-ZERO3の後継機種となるであろうAtom端末での挽回を狙っているのだろうが、それだけで一気に好転させるほどの爆発力はないように思える。
それだけでなく、料金の値下げや家族割引の強化などの地道な改善も必要な気がするのだが、どうもウィルコムにはやる気が感じられない。このままではずっとジリ貧か純減という結果しか予想できない。
(中略)
携帯電話のインターネット接続サービスでは、iモードが13万5,900件、EZwebが43万6,300件、Yahoo!ケータイが35万1,100件、EMnetは1万100件の純増となった。
プリペイド(料金先払い)式のサービスでは、NTTドコモは200件、ソフトバンクモバイルが2万400件の純減を記録。auは2万1,500件のプラスとなり、2月まで増加傾向から一転、昨年12月と同水準となった。またイー・モバイルは3,100件の純増となっている。
PHSでは、ウィルコムは1万8,400件の純増を記録。
携帯・PHS純増数、2007年度の動向が明らかに
やはり3月の純増数の順位は予想通りにソフトバンク、au(KDDI)、DoCoMoとなったが、auが予想以上に頑張ったように思える。
2月に接戦を演じたソフトバンクとau(KDDI)は3月も接戦だった。KDDIはツーカーの自動解約分の23万強を4月に持ち越したためにソフトバンクとの接戦に持ち込んだが、その分が4月のマイナス要因となる。
auはプリペイドの水増し問題が表面化したために自粛して2万しか増えなかったが、これが2月同様に8万件あればソフトバンクを抜いていた計算となる。
予想外に健闘したのはMNPでauがトップに返り咲いた点だ。これはMNP転入すると1万円キャッシュバックのキャンペーンの効果でMNP転入をかなり稼いだと思われる。
au(KDDI)は一見ソフトバンクと首位争いして好調に見えるが、ツーカーの自動解約分やプリペイド水増しの期限切れによる自動解約分が4月にマイナス要因となるため、首位争いどころかDoCoMoやイー・モバイルとの争いになる可能性もある。
イー・モバイルは13万も増えて、DoCoMoを射程圏内としている。EMnetが1万しか増えていない点からすると、月末に発売開始した音声端末は1万しか増えていないようだ。ただしこれはわずか数日分の数値なので、4月は音声端末もかなり増える可能性があり、DoCoMoを抜く可能性もありそうだ。
やはり心配なのはウィルコムだ。2月に3万弱の純減して、心配されていたウィルコムだが、春モデルを投入し、かつ一年で最大の稼ぎ時のはずの3月に2万も純増できないようでは完全に色あせて見える。新規手数料無料キャンペーンぐらいやるのかと思ったら、年齢制限をつけたりして、その効果もわずかしかなかったようだ。このまま有効策のないまま時間ばかりが過ぎて行くと、ますますソフトバンクやイー・モバイルにシェアを食われそうだ。
おそらく6月頃に発表するW-ZERO3の後継機種となるであろうAtom端末での挽回を狙っているのだろうが、それだけで一気に好転させるほどの爆発力はないように思える。
それだけでなく、料金の値下げや家族割引の強化などの地道な改善も必要な気がするのだが、どうもウィルコムにはやる気が感じられない。このままではずっとジリ貧か純減という結果しか予想できない。