携帯の“新規参入”といえば普通は新たに事業を開始するキャリアを指すが、特定のキャリアへ“新規参入(再参入)するメーカー”も複数存在する。昨年、ドコモ向けに三洋電機がFOMA端末を開発して話題を呼んだが(2005年8月2日の記事参照)、年末にもシャープ製端末がauに採用されるというニュースがあり注目を集めた(12月21日の記事参照)。海外メーカーの参入も相次いでおり、韓Pantech&Curitel Communicationsがau向けに安価な端末を納入したほか、韓LGもドコモ向けにFOMA端末を開発することで合意している(2005年6月13日の記事参照)。
こうなってくると、ユーザーとしては「あのメーカー製端末がこのキャリアからリリースされたら……」と思いをめぐらせたくなるもの。どのキャリアから、どの端末が出たら嬉しいのか、ITmedia読者に聞いてみた。なお、今回はクイックポール形式のアンケートであるため投稿者の属性情報などはとっていない
ドコモは「CA903i」が一番人気。
auは「W41P」が人気だ。
ボーダフォンは「903S」と「903P」が競っている。
ウィルコムでも「WX310S」「WX310P」が火花を散らしている。
厳密な調査ではないとはいえ、ある程度傾向は出ており興味深い。一番人気はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ。ボーダフォンとウィルコムの「追加してほしい端末メーカー」で1位になっている。ソニー・エリクソン端末は流通する数こそトップクラスでないものの、一般にデザインセンスに優れるとされており、固定の強い支持基盤を抱えている。今回のアンケートでもそれが表れた格好だ。
ドコモの人気端末メーカーで、販売ランキングでも常に1位、2位を争っているNECとパナソニック モバイルコミュニケーションズは明暗を分けた。ユーザーの支持率が高かったのはパナソニック モバイル。auに追加してほしいメーカーとして圧倒的首位を獲得したほか、ボーダフォンやウィルコムでもソニー・エリクソンとかなりの接戦を繰り広げている。
NECは、auでパナソニック モバイルに3倍以上の差をつけられてしまったほか、ウィルコムでも4%と振るわなかなかった。もっともこれは、ITmediaの読者層がハイスペック端末や斬新な機能を備えた端末を好む傾向があるため、安定感があるNEC端末に市場シェアほどの支持が集まらないという事情もある。
ほかにもいくつか面白いポイントがある。ドコモに追加してほしいメーカーで1位にたったのは、カシオ計算機だった。ボーダフォンとウィルコムではそれほど大人気というわけでもないが、ドコモユーザーからは熱い視線を浴びている。理由は不明だが、高画質な携帯カメラ機能で定評があるほか、「G'zOne TYPE-R」のような奇抜な発想の端末を出したメーカーでもあるだけに、ドコモでも同様の端末を期待したのだろうか。
海外勢では、Nokiaが強い。ドコモで2位、ほかのキャリアでも海外勢の中では一歩抜けた支持率を誇っている。逆に「韓国メーカー」代表として候補に入れたSamsungは、いまひとつ不人気だった。世界で目新しいハイエンド端末を連発している実力メーカーだが、日本ユーザーのなじみが薄いのか、それとも日本市場の好みに合わないのか。
なお、キャリアによってそれほど投票数に違いは見られなかった。最も得票数が多かったのは、auのパナソニック端末「W41P」で2141票。2位はウィルコムのソニー・エリクソン端末「WX310S」で、1705票だった。
初夢調査~どのキャリアからどのメーカー製端末が出てほしい?
こうしてみると、ソニーと松下が発売されていないところにもソニーや松下の端末を発売して欲しいというニーズが高いようだ。
ソニーは昔ツーカーとボーダフォンにも端末を供給していたし、松下もauとボーダフォンに供給していただけに復活して欲しいというのがユーザーの本音なのだろう。
海外メーカーではノキアの人気が高いが、だからと言って携帯電話会社を変えてまでボーダフォンのノキア端末を買おうとは思わないようだ。ボーダフォンはせっかくノキア端末を発売しているのにもかかわらず、宣伝不足のために販売台数を伸ばせず、せっかくのノキア端末の人気を生かせないでいる状況だ。もっとスマートフォンとしてのノキア端末をユーザーに売り込んでもいいのではないだろうか?
こうなってくると、ユーザーとしては「あのメーカー製端末がこのキャリアからリリースされたら……」と思いをめぐらせたくなるもの。どのキャリアから、どの端末が出たら嬉しいのか、ITmedia読者に聞いてみた。なお、今回はクイックポール形式のアンケートであるため投稿者の属性情報などはとっていない
ドコモは「CA903i」が一番人気。
auは「W41P」が人気だ。
ボーダフォンは「903S」と「903P」が競っている。
ウィルコムでも「WX310S」「WX310P」が火花を散らしている。
厳密な調査ではないとはいえ、ある程度傾向は出ており興味深い。一番人気はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ。ボーダフォンとウィルコムの「追加してほしい端末メーカー」で1位になっている。ソニー・エリクソン端末は流通する数こそトップクラスでないものの、一般にデザインセンスに優れるとされており、固定の強い支持基盤を抱えている。今回のアンケートでもそれが表れた格好だ。
ドコモの人気端末メーカーで、販売ランキングでも常に1位、2位を争っているNECとパナソニック モバイルコミュニケーションズは明暗を分けた。ユーザーの支持率が高かったのはパナソニック モバイル。auに追加してほしいメーカーとして圧倒的首位を獲得したほか、ボーダフォンやウィルコムでもソニー・エリクソンとかなりの接戦を繰り広げている。
NECは、auでパナソニック モバイルに3倍以上の差をつけられてしまったほか、ウィルコムでも4%と振るわなかなかった。もっともこれは、ITmediaの読者層がハイスペック端末や斬新な機能を備えた端末を好む傾向があるため、安定感があるNEC端末に市場シェアほどの支持が集まらないという事情もある。
ほかにもいくつか面白いポイントがある。ドコモに追加してほしいメーカーで1位にたったのは、カシオ計算機だった。ボーダフォンとウィルコムではそれほど大人気というわけでもないが、ドコモユーザーからは熱い視線を浴びている。理由は不明だが、高画質な携帯カメラ機能で定評があるほか、「G'zOne TYPE-R」のような奇抜な発想の端末を出したメーカーでもあるだけに、ドコモでも同様の端末を期待したのだろうか。
海外勢では、Nokiaが強い。ドコモで2位、ほかのキャリアでも海外勢の中では一歩抜けた支持率を誇っている。逆に「韓国メーカー」代表として候補に入れたSamsungは、いまひとつ不人気だった。世界で目新しいハイエンド端末を連発している実力メーカーだが、日本ユーザーのなじみが薄いのか、それとも日本市場の好みに合わないのか。
なお、キャリアによってそれほど投票数に違いは見られなかった。最も得票数が多かったのは、auのパナソニック端末「W41P」で2141票。2位はウィルコムのソニー・エリクソン端末「WX310S」で、1705票だった。
初夢調査~どのキャリアからどのメーカー製端末が出てほしい?
こうしてみると、ソニーと松下が発売されていないところにもソニーや松下の端末を発売して欲しいというニーズが高いようだ。
ソニーは昔ツーカーとボーダフォンにも端末を供給していたし、松下もauとボーダフォンに供給していただけに復活して欲しいというのがユーザーの本音なのだろう。
海外メーカーではノキアの人気が高いが、だからと言って携帯電話会社を変えてまでボーダフォンのノキア端末を買おうとは思わないようだ。ボーダフォンはせっかくノキア端末を発売しているのにもかかわらず、宣伝不足のために販売台数を伸ばせず、せっかくのノキア端末の人気を生かせないでいる状況だ。もっとスマートフォンとしてのノキア端末をユーザーに売り込んでもいいのではないだろうか?