ソフトバンクモバイルは6月13日、同社のサービス「新スーパーボーナス」および「スーパーボーナス」の契約数が6月12日に500万件を突破したと発表した。2006年9月にスーパーボーナスを正式導入して以来(2006年9月の記事参照)、約9カ月強での達成となった。
新スーパーボーナスとスーパーボーナス(現在提供しているのは新スーパーボーナスのみ)は、新規契約時や機種変更時に、割賦販売で端末を購入できる制度。新スーパーボーナスでは、端末価格を一括払いするか、頭金0円、金利なしで12回、18回、もしくは24回に分割して支払う。ただし「新スーパーボーナス特別割引」により、契約期間中は毎月の基本使用料、通話料、通信量などの合計金額から、分割払いの回数と同じ回数だけ、あらかじめ定められている一定額の割引を受けることができる。
2年以上機種変更をしないユーザーは、端末価格によっては実質負担金0円で端末を購入できるケースもある一方、分割払い期間の満了前に解約や機種変更をすると、割賦払い金の支払い義務は残り、新スーパーボーナス特別割引はなくなるため、実質的な端末価格が高くなる。ソフトバンクモバイルには、確実に端末代金を回収できるというメリットがある。
ITmedia D モバイル:ソフトバンクモバイルの新旧スーパーボーナス契約数、500万件を突破
元記事には18回の分割払いも説明されているが、最近の改定で18回払いは廃止になっているため、今後は18回払いでの契約はできなくなっているので注意が必要だ。(そんなことも知らないでよくも記事が書けるものだと思う。)
約9ヶ月強で500万件を突破したというと、「新スーパーボーナス」が好調なように感じるかもしれないが、実情はそう喜べる状況ではない。
「新スーパーボーナス」契約がある程度伸びている反面、そろそろ「新スーパーボーナス」分割販売の限界も見えつつあり、ソフトバンクが思うほどには契約数が伸びていないようにも思える。
auやDoCoMoが比較的新しい機種でも新規1円などで販売しているのに、ソフトバンクは2年ローンの分割販売でそれよりも機能的に見劣りする機種がやっと実質無料でしか購入できない。さらに分割販売では26ヶ月間機種変更が実質的にできない事もあり、一部のユーザーには「新スーパーボーナス」分割販売を敬遠する動きがいまだに根強く残っている。
そこでソフトバンクは最近テスト的に「新スーパーボーナス」一括販売価格23520円の端末(割賦金980円端末の一部)を一部の販売店で9800円という破格の値段で不定期に週末などに販売している。
一見したところでは9800円では依然としてauやDoCoMoよりも割高に見えてしまうが、この値段には3ヶ月目から27ヶ月目までの980円の特別割引が含まれるため、その24ヶ月間の「ホワイトプラン」の基本料が実質無料になるという特典がある。これはauにもDoCoMoにも真似のできない芸当であり、「新スーパーボーナス」一括販売の大きなアドバンテージとなる。さらにその特別割引の権利を放棄すれば、途中で機種変更してもさらなる負担金が発生しないと言う点もメリットとなっている。
「新スーパーボーナス」一括販売の9800円端末は端末価格の値引きではなくて、基本料のさらなる割引という形で他社に対抗しているとも言える。
これはユーザーからすれば、とてもお得な販売方法なので、今後ますます人気が集中する可能性がある。(すでに先週末の秋葉原の一部の販売店では「新スーパーボーナス」一括販売でかなりの混雑があったようだ。)
これが浸透すれば、加入者増には効果が大きそうだが、24ヵ月分の「ホワイトプラン」の基本料が入ってこない事になるので、ソフトバンクの利益を圧迫するのではないかと懸念される。
「新スーパーボーナス」一括の9800円端末というのは、まだごく一部でしか始まっていないため、ユーザーの認知度はとても低い。しかし、一度これの存在を知ってしまうと、「新スーパーボーナス」分割払いで購入するのが馬鹿らしく感じてしまう。「新スーパーボーナス」一括払いが広まると、「新スーパーボーナス」分割払いという販売システムが崩壊しかねない気がする。
旧も含めた「スーパーボーナス」が始まって9ヶ月強経過したが、早くも「新スーパーボーナス」分割払いにほころびが見え始めたように思う。ソフトバンクは今後どのように軌道修正するのか?「新スーパーボーナス」一括払いをメインにしていくのか?ソフトバンクの今後の動きがとても注目される。
新スーパーボーナスとスーパーボーナス(現在提供しているのは新スーパーボーナスのみ)は、新規契約時や機種変更時に、割賦販売で端末を購入できる制度。新スーパーボーナスでは、端末価格を一括払いするか、頭金0円、金利なしで12回、18回、もしくは24回に分割して支払う。ただし「新スーパーボーナス特別割引」により、契約期間中は毎月の基本使用料、通話料、通信量などの合計金額から、分割払いの回数と同じ回数だけ、あらかじめ定められている一定額の割引を受けることができる。
2年以上機種変更をしないユーザーは、端末価格によっては実質負担金0円で端末を購入できるケースもある一方、分割払い期間の満了前に解約や機種変更をすると、割賦払い金の支払い義務は残り、新スーパーボーナス特別割引はなくなるため、実質的な端末価格が高くなる。ソフトバンクモバイルには、確実に端末代金を回収できるというメリットがある。
ITmedia D モバイル:ソフトバンクモバイルの新旧スーパーボーナス契約数、500万件を突破
元記事には18回の分割払いも説明されているが、最近の改定で18回払いは廃止になっているため、今後は18回払いでの契約はできなくなっているので注意が必要だ。(そんなことも知らないでよくも記事が書けるものだと思う。)
約9ヶ月強で500万件を突破したというと、「新スーパーボーナス」が好調なように感じるかもしれないが、実情はそう喜べる状況ではない。
「新スーパーボーナス」契約がある程度伸びている反面、そろそろ「新スーパーボーナス」分割販売の限界も見えつつあり、ソフトバンクが思うほどには契約数が伸びていないようにも思える。
auやDoCoMoが比較的新しい機種でも新規1円などで販売しているのに、ソフトバンクは2年ローンの分割販売でそれよりも機能的に見劣りする機種がやっと実質無料でしか購入できない。さらに分割販売では26ヶ月間機種変更が実質的にできない事もあり、一部のユーザーには「新スーパーボーナス」分割販売を敬遠する動きがいまだに根強く残っている。
そこでソフトバンクは最近テスト的に「新スーパーボーナス」一括販売価格23520円の端末(割賦金980円端末の一部)を一部の販売店で9800円という破格の値段で不定期に週末などに販売している。
一見したところでは9800円では依然としてauやDoCoMoよりも割高に見えてしまうが、この値段には3ヶ月目から27ヶ月目までの980円の特別割引が含まれるため、その24ヶ月間の「ホワイトプラン」の基本料が実質無料になるという特典がある。これはauにもDoCoMoにも真似のできない芸当であり、「新スーパーボーナス」一括販売の大きなアドバンテージとなる。さらにその特別割引の権利を放棄すれば、途中で機種変更してもさらなる負担金が発生しないと言う点もメリットとなっている。
「新スーパーボーナス」一括販売の9800円端末は端末価格の値引きではなくて、基本料のさらなる割引という形で他社に対抗しているとも言える。
これはユーザーからすれば、とてもお得な販売方法なので、今後ますます人気が集中する可能性がある。(すでに先週末の秋葉原の一部の販売店では「新スーパーボーナス」一括販売でかなりの混雑があったようだ。)
これが浸透すれば、加入者増には効果が大きそうだが、24ヵ月分の「ホワイトプラン」の基本料が入ってこない事になるので、ソフトバンクの利益を圧迫するのではないかと懸念される。
「新スーパーボーナス」一括の9800円端末というのは、まだごく一部でしか始まっていないため、ユーザーの認知度はとても低い。しかし、一度これの存在を知ってしまうと、「新スーパーボーナス」分割払いで購入するのが馬鹿らしく感じてしまう。「新スーパーボーナス」一括払いが広まると、「新スーパーボーナス」分割払いという販売システムが崩壊しかねない気がする。
旧も含めた「スーパーボーナス」が始まって9ヶ月強経過したが、早くも「新スーパーボーナス」分割払いにほころびが見え始めたように思う。ソフトバンクは今後どのように軌道修正するのか?「新スーパーボーナス」一括払いをメインにしていくのか?ソフトバンクの今後の動きがとても注目される。
別に最新機種を1円で売っていても、その機種が1円の価値しかないという意味ではないので、技術者を馬鹿にしているとは、私は思いませんよ。