auも紹介キャンペーンとなどでSoftBankに対抗

　KDDIは、新規契約時に「ダブル定額」などのパケット割引サービスを契約すると、契約月の基本使用料から4,410円を割引くキャンペーンを実施する。実施期間は6月8日～8月31日。沖縄セルラーでは実施されない。

　今回実施されるキャンペーンでは、新規契約時に「ダブル定額」「ダブル定額ライト」「パケット割WINミドル」「パケット割WINスーパー」のいずれかを契約すると、契約月の基本使用料から4,410円が割引かれる。

　同社はこのほか、紹介キャンペーンも実施する。実施期間は6月20日～8月31日。友達や家族を紹介し、紹介先がauの新規契約をすると、紹介先には50人に1人の割合で10,000円分のギフト券がプレゼントされる。紹介元にはもれなく2,100円分のauポイントがプレゼントされる。

au、「ダブル定額」など契約で基本使用料の割引キャンペーン

　絶好調のａｕだが、今度は勢いが出つつあるソフトバンクをターゲットにし始めたのかもしれない。

　ソフトバンクの「ホワイトプラン」は確かに安いが、パケット定額サービスに関してはあまりａｕと大差ない。
　しかし、ソフトバンクは「新スーパーボーナス」加入特典として、最大２ヶ月パケットし放題が無料のキャンペーンをやっている。

　それに対抗して、ａｕは「契約月の基本使用料から4,410円を割引く」策に出た。ソフトバンクの特典ほどではないが、かなり意識した内容に思える。

　ａｕはそれだけではなく、ソフトバンクが連発する紹介キャンペーンにも対抗してきた。
　ただし、「紹介先がauの新規契約をすると、紹介先には50人に1人の割合で10,000円分のギフト券がプレゼントされる。紹介元にはもれなく2,100円分のauポイントがプレゼントされる。」という内容はソフトバンクとはやや内容が異なる。

　これは紹介された人よりも、紹介した人に有利な内容にも思える。

　ソフトバンクとａｕがパケット定額サービスの最初の１・２ヶ月の料金を割り引くキャンペーンと紹介キャンペーンを始めたとなると、ＤｏＣｏＭｏ追随せざるをえなくなりそうだ。

　ＤｏＣｏＭｏやａｕはあくまでも基本料の値下げには慎重なだけに、キャンペーンではソフトバンクに対抗するのだろう。