熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

試合は負けた。しかし若竜の鼓動が聞こえ始めた!

2008-08-03 | ドラゴンズ
オールスター戦後の最初の試合。 
気分も少し一新し、どうドラゴンズが後半戦をスタートするか
興味も多い試合であったが、先発中田が結果4失点と、
ドラゴンズの打てない打線で明らかに巨人に力負けの今日の試合だった。

落合監督の来季の監督続投、フリーエージェント権を取得した井端の
中日残留の表明と来季に向けてのチームの基本フレームが
予想より早く進み始めた。
井端の中日ドラゴンズ残留の中日スポーツの今日の朝の記事は、
私の気持ちを物凄く明るくしてくれた。

白井オーナーへの報告会の後の談話で、落合監督は今シーズンも
諦めずに今後も戦っていくとコメントをした。
確かにチームを率いる将としては、諦め宣言は口が裂けても自分の口から
発してはいけない。 だから口では諦めないとず~と言っていて結構だが、
選手の起用はやはり来季向けに若手の積極起用をして欲しい。

ファンとしてはドラゴンズが勝ち優勝をしてもらいたいのは当然だが、
それに拘りすぎる余り今のレギュラーとベテランでより勝つ可能性の高い
戦いで臨んで、結果今年も若手の台頭が無かったというのが一番困る。
いや、 今日の試合展開の中で私は明らかに感じた。

8回の裏。途中から守備についた中村一生の打席。
レギュラーやベテランが打ちあぐねている巨人のピッチャー、グライシンガーに
思い切りのいいスイングでファールで粘り、ついにレフト前の2塁打を打った。

その瞬間、今日の負け試合の展開の中でも、私は非常に明るい気持ち、
むしろ快感に近いものをこの中村一生の打撃で感じれた。
続くバッターに、これまた今日1軍に上がったばかりの堂上弟。
たとえ凡打で終わろうが、若竜達が無心に立ち向おうとしている姿に、
明日への希望を感じ始めた。

テレビ中継からも、私と同じようなドラファンがナゴヤドームに多い事も
その時の歓声でわかった。
落合監督、口では諦めないと言っていていいから、これから今日のように
ドンドン若竜を使ってください。 お願いします。
今日は負け試合だったけど、家路につくドラファンもいつもの負け試合の
後とは違う、何か爽快なものを感じながら今日は我が家に向かっていると
思いますよ。

さらに象徴的な出来事も9回の裏に起こっているし。
1-4で迎えた9回の裏。 相手は抑えのクルーン。
代打立浪が四球を選び、続く中村紀がライト前ヒットで無死1-3塁の
大チャンス。 ここでまたまた4番ウッズ。 ショートゴロゲッツーで1点は入るが
ランナーもいなくなり、苦しんでいたクルーンに2アウトを一挙に与える
サービス精神旺盛なドラゴンズの4番ウッズ。
もうどれだけ今年はこんなシーンに我々ドラファンは付き合わなくちゃいけないんでしょうか?

落合監督、ウッズはもうベンチの代打要員にしましょうよ。
その分、サードにも堂上弟を先発スタメンで使える可能性も出てくるし。
若手には確かに技術も足らないかもしれないが、1軍の実戦経験も足らないんです。 ウッズに割くチャンスより若手に実戦のチャンスを。
実戦で打てなかったという貴重な経験だけでも、今後の若竜たちの
練習姿勢自体を変える可能性が充分にありますよ。


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注目も期待も少なかった山本昌が200勝へ。

2008-08-03 | ドラゴンズ
いよいよ200勝まであと1勝の中日ドラゴンズの山本昌投手。
地元CBCのサンデードラゴンズと言う番組で興味深い、
山本昌特集を組んでいた。

今年の8月11日で満43歳となる山本昌。
プロ野球には各年代の横の繋がりで、歳が同じ選手同士で選手会をよく作る。
山本昌は昭和40年会だ。
紹介されていたメンバーを見ると、
 ヤクルト   古田  キャッチャー、元監督、現在評論家
 西武     渡辺久 ピッチャー  現監督
 阪急・阪神  星野伸 ピッチャー  現2軍コーチ

他にもまだまだメンバーはいるが、現役はもちろん山本昌だけ。
番組では現西武監督の渡辺久と阪神の2軍コーチの星野伸がインタビューに
答えていた。
同じ年生まれの同級生で作るこの選手会は、お互いに励ましもするが、
実はお互いがお互いに一番”ライバル意識”を感じているという。

”同じ同級生には負けたくない”

プロ野球に高校から、大学から、社会人からとそれぞれプロ入りする年齢は
違っても、この同級生に対する”ライバル意識”は相当強いものがあるみたいだ。
この”ライバル意識”がまた自分自身の励みにもなり、自分の野球人生にも
プラスに働いている。

プロ入り5年目時点では、山本昌はこの西武渡辺久投手、阪急の星野投手には
大きく水もあけられていた。 彼ら2人はもう既に1軍で大活躍する投手に。
一方の山本昌は未だ勝ち星どころか、1軍登板もない2軍暮らしの選手。
中日からいよいよ首を言い渡されるかとの候補に毎年挙がる選手だった。

同じ中日ドラゴンズに入団した時も、ドラフト5位と話題も期待も他の上位選手に
比べたら非常に小さなものだった。
その時のドラフト1位は、甲子園でホームランを連発した享栄高校の藤王選手。
ドラフト3位は、これも甲子園で大活躍した横浜商の三浦投手。
当時の私も恥ずかしながら、藤王や三浦へ注目ばかりしていて、山本昌については
殆ど知らなかったし関心も向かなかった。

そんな山本昌が同じ同期の投手では、非常に遅咲きのスタートながら、
勝ち星では西武渡辺久も、阪急・阪神の星野伸の176勝も抜き去り、
同期の投手の勝ち頭になってしまい、200勝にもあと1勝までの投手になった。

番組ではドラゴンズ入団当時の同じ高校生出身の同期とくつろぐシーンが
あったが、 明らかにドラフト1位や3位の選手からは見下ろされた発言を
当たり前のごとく受けていた山本昌。
その1位や3位の選手は周りやファンの期待は大きかったのだが、
練習嫌いだったのかよく解らないが活躍もあまりできず、
選手生命も短くプロ野球のユニフォームを脱いでいる。

特に1位の選手はプロ野球のユニフォームを脱いだ後に、
コンビニで傷害事件を起こして、新聞の3面記事でドラファンに自分の名前を
知らしめていた。

華やかなプロ野球の世界に、話題も期待も少なかった選手が、
焦ることなく地道に努力を積み重ねて、最後には一番長く野球選手も
続ける事ができ、その同期の中の投手で1番の勝ち星もあげてしまう。
この山本昌の野球人生は、未だ活躍していない野球選手や、
野球のみならず我々の人生にも激励や勇気を与えるものではなかろうか。

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”原爆”は悪魔からのプレゼントか。 テレ朝”原爆”63年目の真実 (3)

2008-08-03 | 世の中のこと アレコレ

クロード・エザリーには天才パイロットと紹介もされるが、
アメリカでは犯罪者・刑務所に送られたパイロットとも紹介されるらしい。
太平洋戦争後からさらに2年間彼は引き続き軍に所属し、パイロットとして
活躍をしていた。 その2年間が彼の人生を大きく変えてしまったのだが。

アメリカは今までに1149回の原爆実験を行なったと言う。
大変な回数だ。
今、世界では気候変動、地球温暖化問題で大騒ぎをしているが、
今までにアメリカだけでも1149回も、地球環境に多大な影響を与える
原爆実験をしてたとは。 CO2排出も確かに地球環境には問題かもしれないけど
この原爆実験も相当に地球環境を破壊しているのではなかろうか。

ちょっとまた横道に逸れるが、最近目にした記事に、
アポロ14号の元宇宙飛行士が衝撃の発言をしている。
NASA(アメリカ航空宇宙局)がUFOの墜落機体と宇宙人の遺体を数10年間か
保管しており、その事実をず~~~と世界には公表していないと。

アメリカは、まぁ何処の国でもありうるが、いろいろ隠している情報がいっぱい
ありそうだ。 
だから、原爆実験や核実験の地球環境に及ぼす影響についても、
発表されていないだけで、実は深刻な事態を引き起こしているかもしれない。

クロード・エザリーは元女優と結婚をしたのだが、なぜか2度の流産を。
戦争後も優秀なパイロットである彼は、アメリカの原爆実験のプロジェクトに。
彼は原爆実験後のキノコ雲の空気を採取する任務を命じられた。
事前の軍からの説明と情報では、一切危険も無く安全だとの通達がなされていた。
そして彼はこの任務を忠実に実行し、結果的に被爆してしまった。
そして妻の流産に。  その後彼は軍人から退役することに。

退役した後、彼は郵便局強盗に加担をしたり、スーパーかどこかで強盗を。
しかし、強盗を行なってお金を要求して出させるのだが、
彼は何故かその金を受け取らずにテーブルにわざと置いたらしい。
むしろ、わざと犯罪者だけになろうとした節があるという。

退役軍人のパイロットが集まった席上で、彼以外のパイロットは皆、
原爆を広島・長崎に投下した事は戦争を早く終わらす事ができ
戦争被害者を少なく留めるために必要だったと言っているのだが、
クロード・エザリーだけは一人、原爆投下は間違いだったと言っている。
広島に原爆投下後、クロード・エザリーは夢の中でも原爆投下の悲惨な状景で
うなされていたと言う。

1149回の原爆実験で、クロード・エザリーみたいに被爆したアメリカ人も
相当な人数にのぼるらしい。 同じような軍人の被爆者は番組で、
”私達は何も原爆実験の危険性も事前に知らされず、ただ安全だ、
 そしてこの実験に参加している事は秘密にしておくようにとの通達を
 アメリカ軍から受けていた。 今から思うと 我々は人間モルモット
 だった。”と言っていた。
そして原爆実験で被爆したアメリカ軍人は全員が原爆の使用は間違いである
と言っている。 と番組で紹介されていた。
このようにインタビューで答えていた元軍人さんは、胃や肺もガンに冒され、
脳にも腫瘍が出来ているとの事。

クロード・エザリーも今はもう亡くなっているが、彼もガンに冒されこの世を
去った。

今週は広島・長崎で平和式典も行なわれるが、改めて原爆・核兵器の
恐ろしさを私達はもっと認識をしないといけないのかもしれない。
とともに、軍需産業関係者、一部指導者の支配欲・エゴ、利権獲得目的の人間達
に踊らされて戦争を絶対にしない社会を作らないと。

戦争でいつも不幸な目に遭うのは私達のような一般市民であるからだ。


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”原爆”は悪魔からのプレゼントか。 テレ朝”原爆”63年目の真実 (2)

2008-08-03 | 世の中のこと アレコレ

国民にはあの悪名高き”大本営発表”で嘘の戦果を喧伝して
自分達への責任を回避していた軍部(陸軍・海軍)も、
実際のところは、もはや戦争に勝つ見込みも手立ても失っており
いきおい”原爆”の開発頼みになっていた。

また横道に逸れるが、”大本営発表”の体質は今でも日本の政府や
各官庁には脈々と受け継がれているみたいだ。
年金問題にしろ、官製談合にしろ、汚職や居酒屋タクシーにしろ
挙げだしたら切が無いくらいの問題も、問題が発覚するまでは、
そんな事は全然無いですよ、事実をトコトン隠そうとするところは”大本営発表”と
本質は変わらないのではないか。

陸軍が依頼していた仁科研究所の研究員の中には、後にノーベル賞を受賞した
朝永振一郎氏が、 海軍が依頼した京都大学の原爆開発の研究員の中には
同じように後にノーベル賞を受賞した湯川秀樹氏もいたくらいその当時の日本の
優秀な科学者が集められた。
しかし、日本のこの原爆開発の状況・情報は全てアメリカに筒抜けであった。
上海で日本軍が原爆の原料のウランの一種を10億円で買ったとか、
さらにウランを入手しようとしたが朝鮮半島で日本が入手に失敗したとか。
さらに困った日本はその原料であるウランの一種を、ナチスドイツに依頼したという
情報も全て事前にアメリカに掴まれていた。
日本が発注したウランをナチスドイツがUボートでドイツから輸送している途中に、
そのUボートはアメリカによって沈没されて日本は原爆の原料すら手に入れられ
なかった。

さらに日本の原爆開発にダメージを与えたのは、あるアメリカの天才パイロット
クロード・エザリーであった。 彼はアメリカでも一番といわれる天才パイロットとの
評判をアメリカ軍の中でも得ていた。 その天才パイロット、クロード・エザリーは
B29で郡山に空爆する予定で飛行していたが、当日の郡山上空は厚い雲に
覆われていた。 郡山上空でクロード・エザリーは彼の独断で急遽空爆対象を
郡山から東京の皇居に変更し東京の皇居に進路を変えた。

実はアメリカ軍は軍の命令で、東京の皇居は絶対に爆撃しないとしていたのだが。
そんな重大な決定事項もクロード・エザリーはものともせず、天皇が住んでいる
東京の皇居をB29で空爆をしてしまった。 
番組では、なぜクロード・エザリーが軍の決定に違反する東京の皇居の空爆を
したかについて、 原爆開発実験に加わって原爆の恐ろしさを充分に知っていた
クロード・エザリーは原爆を使用せず、禁止されている東京の皇居に空爆すれば
早くこの愚かなそして悲惨な戦争を終結できるからだと考えた、と紹介していた。

この東京皇居の空爆をしたつもりだったが、その場所を間違えて、空爆は
仁科研究所の近くにされてしまった。 偶然が偶然を呼ぶのであろうか?
郡山上空は厚い雲に覆われ、それで東京皇居へ。
しかし 場所を間違えてしまった。  
その偶然により仁科研究所は木っ端微塵に爆撃され
日本の原爆開発は中止にほぼ追い込まれた。

原爆の恐ろしさを知って、それを使用したくないと考え禁止事項まで破って
皇居を空爆して戦争を終結したかったクロード・エザリーは、その数日後の
8月6日、広島の上空を飛行し天候確認の乗務をし、人類初の原爆使用の
協力者になってしまった。  なんとも偶然が偶然を呼び、皮肉な結果も
引き起こす事に。 

天候によって助かったのは郡山だけではなかった。
広島に続き長崎にも原爆は投下されたが、実はアメリカは長崎に投下する
予定ではなく、同じ九州の小倉(北九州市)であった。
原爆を積んだB29は8月9日に小倉上空に来たのだが、小倉も厚い雲に
覆われていて小倉上空で急遽投下場所を長崎に変更され、長崎に原爆の
キノコ雲が立ち昇ることになってしまった。

いずれにしても原爆は悪魔のプレゼントなのだろうか。
まったく投下するほうも投下されたほうにとっても。
今日のこのテレビ朝日の番組によって、私は原爆による被爆者は
広島、長崎以外のアメリカにもたくさんいることを初めて知って驚いた。

日本の敗戦で終わった太平洋戦争後に、アメリカの原爆実験で
この天才パイロット、クロード・エザリーが今度は被爆するという運命が
待ち受けていたのである。

                  ( ( 3 ) に 続く  )


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”原爆”は悪魔からのプレゼントか。 テレ朝”原爆”63年目の真実 (1)

2008-08-03 | 世の中のこと アレコレ

今日の夜9時からテレビ朝日でやっていた番組、
”原爆”63年目の真実を見入ってしまった。
8月6日の広島、8月9日の長崎と日本人にとっては、いや、人類にとって
絶対に忘れてはいけない大悲劇の日。
戦後生まれで当然私も”戦争を知らない”世代である。
そんな私であるが、広島の原爆ドームや、オランダの"アンネの日記”で有名な
アンネフランクがナチスドイツから逃れるために隠れていた家を自分の足で
その場に立った時には、実際に戦争を体験していない私でも、
”何故人間はこんな愚かな戦争をして、わざわざ人間が人間を苦しめるのだろう”
と強く思ったものだった。

普段の日常生活では、人を殺せば犯罪。
それが戦争となると、人を殺す事が目的となり賞賛すらされる。
その戦争でも一番の犠牲になっているのはいつも一般市民だ。
戦争を引き起こす一握りの指導者は、現場の悲劇を身近に感じず
ただこじ付けで作った論理で戦争を正当化し、自分達のエゴ、支配欲、
利権及び利益を得ようとしているだけである。
これは今も昔も変わらない。

最近のイラク戦争でも、アメリカは”イラクには大量化学兵器がある”と言って
イラク戦争を始めた。日本もイギリスもオーストラリアもアメリカのこの主張に
同調してイラク戦争に協力した。 
そしてイラクの一般市民も戦禍に巻き込んでしまった。

今年の5月になって、ブッシュ大統領の側近だった元大統領補佐官が、
”イラク戦争はブッシュ大統領の選挙対策の為に起こされた”と発表しているし、
イラク戦争を始める為の大義名分であった”大量化学兵器”については
イラクに無かったと言うこともアメリカは認めている。

このイラク戦争で家族を失ったイラクの一般市民からしたら、全く許せない
アメリカをはじめイギリス、オーストラリアを主力とする連合国であろう。
日本の指導者も、このイラク戦争を始める時はアメリカのこのでっち上げの
”イラクの大量化学兵器がある”ということを大義名分としてアメリカに協力した
のだ。 最近のアメリカ自身が、”実はイラクには大量化学兵器が無かった”という
発表を聞いても、日本としてはなんら反省すらないところに、私は日本の
指導者の無責任さに腹が立つ。

そんな指導者が、今週に広島と長崎で行なわれる平和式典に参列する
資格があるのであろうか?
広島の人も、長崎の人も、そしてイラクの人も同じように家族が、親が、子供が
いる同じ人間なのだ。 でっち上げで無理に起こした戦争に協力して
なんら反省も無い人間が偽善者ぶって平和を語る資格は無いと思う。

ちょっと話がテレビ朝日の番組から逸れてしまったが。
この”原爆”63年目の真実を見て、私は今日初めて知った事があった。
それは日本も戦時中に日本独自に原爆の研究開発を進めていたという事である。
知らなかった。 そして驚いた。

唯一の被爆国日本であるが、少し間違えば、唯一の原爆使用国になっていた可能性もあったのか。
アメリカは予算が当時で12兆円、そして人員も20万人動員して原爆の研究、
開発、実験をしていた。
一方の日本は、60億円と数百名だけの人員で。
これも愚かな太平洋戦争の日米の国力の差を象徴的に表している。
結果はもう日を見るより明らか。 アメリカが先に原爆の開発に成功し、
それを日本に投下して戦争を終結させたのである。

神風が神国日本には吹くという妄想に踊らされて軍部が独走した日本。
この劣勢の太平洋戦争でも、陸軍や海軍は戦争末期には、
”原爆”という神風を吹かせてアメリカをやっつけるからと、軍部首脳は吹聴し
最後の逆転一発の望みをこの日本の原爆開発に託して、研究者達に
とんでもないプレッシャーだけをかけていたという。

この原爆開発においても、陸軍と海軍はお互いの覇権を狭い日本の中で
争っていたようだ。 なんと陸軍は東京の駒込の仁科研究所で。
そして海軍は京都大学にそれぞれ原爆開発を独自にさせている。
原爆開発に私は肯定をしないが、少ない予算であるにも拘わらず、
同じ国でさらにそれを2つに分けると言う愚かさ。
陸軍はお国全体より陸軍が大事。 海軍もお国の事より海軍が大事。
まぁ、現在でも同じ事が言えるが。
各省庁は自分の省庁の事だけ考えて、国全体の事を考えていない。
省庁の縦割り行政の弊害と言われているが、それでどれだけ無駄が
起こっているかを考えると、今の世の中も手放しでは決して喜んでは居られない。 

               ( (2) に 続く  )

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