「生死観や生命論を観念的に理解したつもりでいても、現実に自身や肉親等の生死の問題に直面した時に、動揺や迷いがないということはありえません。嘆きや悲しみがあるのは、むしろ当然です。
大聖人は結論として、心ゆくまで唱題を積み重ねていくよう教えられています。悲しみを追善の祈りに変えていけばよいのです。(中略)
妙法は、生死の長い闇を照らす太陽です。妙法は、元品の無明を切る利剣です。妙法に照らされた人は、死の恐怖に負けません。根本的に不安も消え去るのです。
日蓮仏法によって、『生老病死』の苦悩の人生を、『常楽我浄』の歓喜の人生へと厳然と転換することができるのです」
池田先生