「ミスというのは、一生懸命に防止に努めても、予期せぬかたちで起こる場合がある。ある意味で、魔との攻防戦ともいえます。だからこそ題目です。絶対にミスなど起こすものかという誓願の必死の祈りが、大事になるんです」(第18巻「師子吼」の章)
本当に合理的な人とは失敗する人です。長期的な視野で考えれば、多くの失敗が自らを成長させてくれることに気付き、何事にも挑戦するようになる。合理的でない人ほど、短期的視野でしか物事を考えず、失敗を恐れて挑戦を避けます。そして自分の成長を止めてしまうのです。
作家 岩崎夏海