「病気をした人は、その分、人のことを思いやれる。慈愛が深まる。病気は、いろいろなことを教えてくれる。死を見つめたり、生きる意味を考えたり、人生のかけがえのなさが見えてくるものだ」
悩み苦しむ子どもたちに、親としてどんな“心”を伝えるべきか。かつて池田先生が語った言葉がある。
「私は、あなたが、どんなふうになっても、絶対に、あなたを守る。あなたを支える。あなたが『いい子』だから愛しているんじゃない。『勉強ができる』から大事にするんじゃない。『がんばっている』から好きなんじゃない。あなたがあなただから好きなんだ」
〈Switch――共育のまなざし〉 母2人 不登校のわが子に学ぶ から
何事も一歩一歩である。少しずつでも前へ進むことである。
きょうがだめなら明日。明日がだめなら、あさって。今年がだめなら明年、勝てばいい。
小学校でだめなら中学校で。中学校でだめなら高校で。高校でだめなら大学で。大学でだめなら社会で。今世でだめなら来世で勝てばいい。
ともかく前へ前へ進むことである。これが人生の真髄の生き方である。
池田先生
文芸部結成時に先生は語った。
「一流の文学賞を受賞する人も、数多く出てほしい。しかし、必ずしも賞にこだわる必要はありません。大事なことは、何人の人が自分の作品に共感するかです」
「皆さんの文学を、多くの人が支持し、賞讃してくれることが、そのまま仏法のすばらしさの証明になる。そのためには、自分と戦うことです。一日一日が勝負になります」
師への報恩を胸に「人間主義文芸」を担い立つ“獅子たる文芸部員”の新たな前進が始まる。
社説から
「民衆運動としてのSGIを際立たせているのは社会との関わりです。それは“自分だけでなく、他者の幸せに寄与する”関わりの深さともいえます」
ハーバード大学 ハービー・コックス名誉教授
民衆が強くなることだ。民衆が賢明になることだ。そこにしか、人類の理想社会への道は開けない。
そのために立ち上がったのが創価学会である。
正しいからこそ勝たなければならない。正義だからこそ、現実のうえで、断じて勝って勝って勝ち抜くことが、冤罪で苦しんできた人類史の転換となるからだ。
だれも自分一人の力で大きくなった人はいない。多くの人に守られ、支えられて生きている。良き環境は良き人間をつくる。みずから、そうした良き環境、“良き人間のつながり”を求めていく人は、限りなく伸びていける。
池田先生