「同じ戦うのなら、『断じて勝つ』と腹を決めて戦い切るのです。人は敵と戦う前に、己心の弱さに負ける。(中略)現実と真正面から向き合うところに真の勇気があります。そこから今、何を為すべきか、明瞭に見えてくるのです」
池田先生
「同じ戦うのなら、『断じて勝つ』と腹を決めて戦い切るのです。人は敵と戦う前に、己心の弱さに負ける。(中略)現実と真正面から向き合うところに真の勇気があります。そこから今、何を為すべきか、明瞭に見えてくるのです」
池田先生
「池田先生を師匠と決めたのは、先生の『詩』を読んだ瞬間です。詩人と詩人は、すぐに共鳴するものです」
「先生の詩は、どんな人にも分け隔てなく力を与えています」
「私は知りました。師匠とは、弟子が一番苦しんでいる時に『力』と『幸福』を与えてくれる存在なのだと」
インド・チェンナイに「創価池田女子大学」を設立したセトゥ・クマナン議長
87年(昭和62年)2月、先生はドミニカ共和国の国家勲章を受章。メンバーが集った会合で、その真情を伝えた。
“できるなら、この勲章のメダルを細かく分けて、一人一人に差し上げたい。皆さんは本当に苦労してきたのだから”――そして、こう語ったのである。「皆さん方が幸福になることが大事なんだよ。勲章をいただいたら、皆さんがこの国で学会活動しやすくなる。学会員が幸せになることが私の勲章だ」
先生がアメリカ、カナダ、ブラジルの9都市を巡る中で友に強調したのは、「布教に努めよう」「会員数を増やそう」といったことではない。「あなたが幸福になることが大切だ」「あなた自身が信仰を貫くことこそ大切なのだ」と訴え続けたのである。
「会った人も大事だが、会わなかった人は、もっと大事だ」「旅の無事を祈り、真剣に題目をあげ続けてくださったんだ。その方々と、私は心で会った。その方々のおかげで、学会は勝ったんだ」
池田先生
1997年(同9年)5月には、関西で23世紀後半までの壮大な新しい「七つの鐘」の構想を示している。
第二の「七つの鐘」となる21世紀前半の50年では、アジアをはじめ世界の平和の基盤を築き、第三の「七つの鐘」となる21世紀後半では「生命の尊厳」の哲学を時代精神、世界精神へと定着させる。
第四の「七つの鐘」となる22世紀前半には、世界の「恒久の平和」の崩れざる基盤をつくる。その基盤の上に、第五の「七つの鐘」となる22世紀後半には絢爛たる人間文化の花が開き、それが実現すれば第六の「七つの鐘」、第七の「七つの鐘」と進み、日蓮大聖人の立宗1000年(2253年)を迎える23世紀の半ばごろから、新たな展開が始まるであろう――と。
現在は第二の「七つの鐘」の前進の途上にある。先生はこの鐘が鳴り終わる学会創立120周年(2050年)を展望し、こうつづっている。
「その時、仏法の人間主義の哲学が、どれほど世界を照らす太陽と輝き、我ら創価の大連帯が、どれほど人類の平和の柱と仰がれていることか。私の胸は熱くなる」
この広布の大ロマンはつまるところ、「一人の励まし」に徹し抜く行動によってのみ実現する。その方程式は全て、池田先生の行動の中に示されている。
「師匠は、民衆のために戦う仏の境涯を、なんとしても弟子に伝えたい。弟子は、その師匠の生き方を、わが生き方として貫き通すなかで、不二の境涯を自身の人生に厳然と確立していく。師と一体となって戦う民衆が出現することが、人間の境涯を高め、人類の宿命を転換する大道となるのです」
池田先生
「民衆運動としてのSGIを際立たせているのは社会との関わりです。それは“自分だけでなく、他者の幸せに寄与する”関わりの深さともいえます」
ハーバード大学 ハービー・コックス名誉教授