愛情の究極は祈りである。
池田大作
■題目の唱え方
信心の根幹は「無疑曰信」(疑い無きを信と曰う)です。みじんも疑ってはいかん。絶えず題目をあげて、命が弱らんようにしとかんと、人は相対的幸福に流されます。
命に響くような題目をあげな。御本尊に手紙を書く気持ちで題目あげるんです。好きな人にラブレターを書く時、字に思いを込めるでしょ。あれと一緒です。一遍の題目に心を込めな。「只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし」(御書384ページ)でっしゃろ。なんちゅうたかて題目。題目でっせ。
■無限の宝の山
仏法は無限の宝の山です。この山から、どれほどの宝を取り出せるかは、その人の力次第です。力というのは、「御本尊を信じる一念の力」でっせ。
一切法は皆是仏法なり」(同563ページ)と仰せです。宇宙の全財産は御本尊のもんや。それで構成されてます。世の中をよくする根本は、信心しかあらへん。
お金がどうしても必要な時は、御本尊に本気でお願いするんです。御本尊がその人の信心みて、必要なだけパッと出してくれはる。「ほんまは山ほど出してやりたいねんけど、お金で信心を弱めたらあかんやろ。せやから、ちょっとずつ出すさかい」と言うふうに。方法論に走るから困るんや。御本尊に任せれば、困ることなど何一つありません。
ある体験談から
「折伏に行って、悪口を言われ、時には、罵詈罵倒されることもあるでしょう。また、悔しい思いをすることもあるでしょう。それは、すべて、経文通り、御書に仰せ通りのことなんです。その時に、負けるものかと、歯を食いしばって頑張り続けることによって、過去世からの罪障が消滅できるんです。仏道修行は、罪障消滅、宿命転換のためでもあるんです。そう確信できれば、『苦』もまた、楽しいではありませんか!」
新・人間革命 共戦15