「人間の精神を支えるものは使命である。自分はなんのために生きるのか――仏法は、その使命という、人生の最高の意義を教える。ゆえに、仏法は、生き抜く力、勇気の明かりとなり、自己の世界を希望の光で包むのだ」
新・人間革命
「人間の精神を支えるものは使命である。自分はなんのために生きるのか――仏法は、その使命という、人生の最高の意義を教える。ゆえに、仏法は、生き抜く力、勇気の明かりとなり、自己の世界を希望の光で包むのだ」
新・人間革命
———他者の誰かを折伏しつつも、実は、自分自身の無明、煩悩を折伏しているのです。だから、悩みに負けない、強い自分になれる。自身の境涯の変革も宿命転換も、断固として成し遂げていけるのです。
その意味で、折伏の本義とは、自身の“臆病や怠惰、迷いの心を折り伏す”ことであり、それが、自他共の“無明を折り伏す”ことになるとも言えるでしょう。
池田先生
「私にとって折伏は、どこまでも、自分の不信の心を折り伏せていく闘争。自行化他に励む中で、不思議と、病への恐怖が薄らいでいったんです」
「信心していても、思いもよらない宿命の嵐に“なんで!?”と思うことがあります。でも、懸命に祈り、向き合っていくと、その悩みが、自身の信心を深めてくれ、人生の質を高める上で、欠かすことのできない“体験”になっていくんですね。私にしか届けることができない希望を、これからも、多くの友へ送っていきたい」
〈信仰体験〉「小細胞肺がん」からの脳転移を越え より
「たとえ自分が個人的にどれだけ苦しんでいても、周囲を励ましていける。どんな困難も最後には必ず打ち勝っていけると思える。それが一番の功徳です」
「この人生をいかに生きるべきかを常に考えています。私は地涌の菩薩としての使命を果たし抜きたい。24時間、どんな時でも不軽菩薩の実践に挑戦し、一人でも多くの人を幸せにしたい。それが私の誓願です」
イギリスSGIメンバーの体験談から
――世界市民とは、生命の平等を知る「智慧の人」、差異を尊重できる「勇気の人」、人びとと同苦できる「慈悲の人」と考えられ、仏法で説かれる「菩薩」が、その一つのモデルを提示している。教育は「自他共に益する」菩薩の営みである。
新・人間革命
———真心から法を説いても、大ていは悪口を言われる。侮辱されることもある。それでも、何もわからない子どもを親が慈しむように、包容しながら対話していく。菩薩です。地涌の菩薩にあらずんば、できるはずのない聖業です。
大事なことは、悪口を言われるたびに、自分自身の生命が浄化されていくということです。だから戸田先生も「折伏のためにせらるる悪口は、心から感謝しなくてはならない」と言われていた。「悪口せらるることによって、われわれの身体の罪障が消えて、幸福生活へとばく進することができるからである」と。
法華経の智慧
池田先生は、「追善回向」について、次のようにつづっている。
「学会の勤行法要は、まさに大聖人の仰せ通りの追善の儀式である。そして参列する人が平等に祈願する場であり、皆が生命に刻んできた大功力を回向する場である。妙法の大功徳の音声が、力強く大宇宙に遍満しゆく壮大な会座である。
さらに学会の勤行法要では、故人の追善とともに、互いに広宣流布を決意し合う誓願の題目が唱えられている。その題目の福徳で、各人の『宿命転換』と『人間革命』がいやまして進んでいくのだ。
題目は、亡くなった方だけでなく、共に生きゆく人びとにも回向される」
原田会長