本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Nakamichi 580M(その3)

2012年04月14日 23時36分49秒 | カセットデッキ
 ライブへ逝ったりいろいろあって、今日から580Mを再開。

 カセットコントロールのボタンを押しても微動だにしないメカですが、メカの不具合というよりコントロール信号の処理がうまくいってないように思われました。で、サービスマニュアルとにらめっこ。


 この3つのCMOS4011(NANDゲート)で信号処理していることが判明したので、サービスマニュアルに沿って電圧を調べてみます。


 コントロールボタンを押してアウトプットが規定値(0Vまたは12V)どおり出るか確認します。まず最初に再生ボタンから始めましたが、いきなり規定値どおりの電圧が出ません。「IC402」の10ピンが12Vのままで0Vにならないのです。


 こりゃICぶっ壊れているなと思い、代替のICをジャンク箱から探しました。4000シリーズはいくつかあったはず・・・で、見つかりました。東芝のTC4011BPが2個。4001(NORゲート)も使われていたのでTC4001BPも念のため用意。


 ちなみにこれがサービスマニュアルにあった互換表。ロジックICとして標準化されているので、数字が同じなら使えるようです。

 で、早速交換・・・ってときに気付きました。これ、異常が認められるのは10ピンだけ。通常、ICがぶっ壊れるときは全ての機能がお釈迦になるはず・・・これ、壊れてないんじゃね?・・・つーか壊れてないや。


 ・・・・振り出しに戻ってしまいました orz


 これ壊れてないとすると入力の上流が怪しい。。。ということで、気を取り直してこのIC周辺のダイオードを外して調べてみました。


 いきなりビンゴです。順方向に電流が流れません。死んでます。


 結局2つのダイオードが死んでました(写真は取り外したあと)。

 このダイオード、「1SS53」っていう汎用ダイオードです。部品箱を探してみましたが、代替となるものが見つかりません。ということでこいつを仕入れるまで580Mは中断です。


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1 コメント

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ども。 (しまりす)
2012-04-17 12:26:31
元エセ半導体技術者でーす。
実はゲート一部死亡はよくあるのです。
替えてみるのが吉かと。
そいえば、ねこま巨匠も同じ目にあってた記憶が。

ちなみに私はエセなのでダイオード死亡は、
全く疑ってませんでした、お見事です。
私が故障箇所に気がつくのは、いつも基盤が燃え尽きた後です…全くダメ人間。
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