オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

2022年、濁流の川で美しいオホーツクの夏ヤマベ撮影。

2023-01-03 13:24:36 | ヤマベ釣り
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
にほんブログ村2022年、濁流の川で美しいオホーツクの夏ヤマベ撮影。




2022-8-21(日) 快晴  32℃ 


AM11:00 . 1w 遅れの墓参りを済ませ近郊の常呂川支流へヤマベの撮影目的で出発。


途中、先日の大雨のせいで常呂川がかなり増水して褐色の濁流になっており、イヤな予感。


はたして現地につくと濁流〜笹濁りの川は水位がいつもより20-30cm上昇していた。



山奥の渓流としてはかなりの増水で、少し前はもっと水位があったようで草がなぎ倒されている。



水位が上がったせいで、どこがポイントがはっきりしなくなり、渓流釣りとしては絶望的な川の様子だ。



果たして期待していた前回デカヤマベを大漁したポイントは水位が上がり良たまりは消えて、流速が速くなってまったく魚信なし。




しかたなく下流のダムから下流の釣りを試みたが小型ヤマベのみ。さらに下って川の合流地点の橋下ポイントへ入ったがやはり小型ヤマベが多い。





















しかし、この時期のヤマベは活性が高く、こんな状況でも矢のように吹っ飛んでくる。よく摂食し栄養満点、お肌が最も美しく見える時期だ。 



























その下流の簡易ダム右端ポイントでヤマベ3年魚、アメマス20cmクラス、小型ヤマベ2年魚など。

























やはり大増水のせいで魚は少ない。そこで今日は、恐らく伐採作業のためのひどい濁りで前回は断念していた左沢へ入った。




造材作業中で立入禁止と看板があるが、日曜なので重機などあるが人はいないようだ。




魚道のない最初のダム4基目までは恐らくサケマス孵化場関係者がヤマベの発眼卵埋没放流をしているようで、ダム下流でシンコから3年魚までのヤマベが釣れた。












































しかし、例年のごとく最後の4基目のダム下より上流は放流がないようで魚信なし。



そこからこの日は思い切って林道を行けるところまで入ってみた。




かなり走って源流に近いあたりに古い砂防ダム発見。もしかするとオショロコマがいるのではと入念に探ったが魚信なし。




さらに上流の川が2本合流するところで林道は通行止め。



右手の沢には小さな砂防ダムが二基あったがいずれも魚信なし。 




さらに左手沢は150mほど向こうにダムがありいかにもよさそうであったがダム下、その下流には魚信なかった。




すなわち4基目のダム下までは放流ヤマベがいるものの、すでにこ渓流の源流域は死の川になっているようだ。





今日は この林道に4ヵ所ほど大規模な貯木場が出来てそこには大量の伐採木がうずたかく積み上げられていて壮観な光景だ。












川沿いには伐採の気配がなく、きっと山奥で広大な規模での伐採が続いているものと思う。山奥の渓流がこれほど濁りやすいこととは無関係ではないと考えられる。

















道路は、かなりの大型車が入っている轍が見られた。日曜日以外は作業用大型車両のために林道を走るのは大変に違いない。








この渓流は、はるか昔にこの渓流最後とおもわれるオショロコマを確認したが、長年にわたり小規模な渓流にもかかわらずウソみたいにおびただしい数の砂防ダムが造られる過程で死の川になったものとおもう。




現在はヤマベが釣れる渓流となっているが、すべて発眼卵埋没放流によるもので海からの遡上サクラマスは多数の魚道のない砂防ダムにより遡上は完全に不可能な渓流だ。




孵化場の戦略としては発眼卵埋没放流で、結果としてギンケ化して雪解け増水に乗ってダムをいくつも滑り落ちながら降海してゆく多くの2年魚が海で発育してサクラマス資源になることを期待しているのだとおもう。




この際、ギンケ化せずに川に居残ったヤマベたちはサクラマス資源としてはまさに無価値の存在だが、私たち釣り人にとってはまことにありがたい状況です。。






渓流の増水と濁りに悩まされたが、まあまあのオホーツクの夏ヤマベの写真が撮れたと思います。お盆で殺生を嫌うこともあり、おいしそうなヤマベたちですがキープせず撮影後すべてリリースしました。





ところで、本州のヤマベと北海道のヤマベは生態的・形態的・釣りの対象としての位置ずけ などにかなり相違がありますので興味のある方は参照してみてください。



午後5時、武装解除し帰路につき、約1時間で帰宅した。 





夕食は サヤインゲン ナス料理 納豆。 トマトは大ざる4個に大量に収穫。 





最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雪の結晶の絵 | トップ | 2022年暮れ、オホーツクべち... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ヤマベ釣り」カテゴリの最新記事