オショロコマの森ブログ5

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とうとう北海道北見市の住宅街にも1.5mのヒグマ出現。

2024-05-17 22:30:03 | ヒグマの被害など
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とうとう北海道北見市の住宅街にも1.5mのヒグマ出現。

2024-5-17(金) 晴れ 一時雨 のち曇り 23℃



北海道では札幌を筆頭に旭川など主要な市町村多数の住宅地にヒグマが出没し話題になってきたがひとり北見市だけは住宅街へのヒグマ出現事件はなかった。


しかし、北海道新聞によれば 2024-5-15 午後8時45分頃。北見市北央町の住宅街に体長1.5mほどのヒグマが現れ、目撃した70代男性が警察に通報したという。ながらく北見市に住んできたが住宅街にヒグマが出たのは初めてではなかろうか。ヒグマが住宅街に出現したというニュースなど皆さん聞き飽きたことでしょうが、北見市民としてはぶったまげてしまう大事件です。

北見市近郊の山林は、いつの間にか気がついたらクマさんだらけになってしまったような印象ですが住宅地にまで現れるとなると、これは別次元の話になります。
















我が家からも車で15分くらいなので、庭仕事を休んで素人ながら現場検証にいってみた。現場は川を挟んで対岸は南丘森林公園のある低山地の住宅街。付近にヒグマを誘因するようなものがないか車で住宅街をウロウロしてみたが(きっと不審車としてかなり怪しまれたのではなかろうか。)、庭の境界に板塀をつくりクレオソート系の防腐材を塗っているようなところが数カ所あったが、板の臭いを嗅がせてもらうと無臭。もうクレオソート揮発成分は抜けてしまったのだと思う。













ヒグマは住宅から2mまで近づき、やがて市道の蘭英橋をわたり南丘森林公園のある低山地へ消えたという。今日の常呂川は水量は少なくヒグマはどこでも徒渉は可能とおもわれるが橋を渡っていったという。橋のたもとには大きな食肉加工工場があった。







森林公園へ向かう道沿いには木製の電柱が2本あり恐らく防腐剤を塗っていると思われたが各所で塗装は剥げ、嗅いでみてもクレオソート系の臭いは無かった。ちなみに私の嗅覚は副鼻腔炎のためかひどく衰えています。





高速道路下を通っている市道は森の中の心地よい遊歩道的な感じでウォーキング中の4人がいたので聞いてみたが、5月15日夜にすぐそばの住宅街にヒグマが出たことをそれとなく知っていたのは一人のみ。一人は驚いてウォーキングを中止し、あわてて帰っていった。





長年、このルートを歩いているという二人組に聞くと、かなり昔に近くで小熊がはねられて死亡したことがあるという。また10年ほど前、南丘森林公園のトイレ横でヒグマの糞をみたという。同じ頃、栗林にクリを拾いに行ったおり、ヒグマが寝ころんだ跡をみたという。さらに昔、道路を横切るヒグマらしきものを二人で目撃したことなどを教えてくれた。






橋をわたって山沿いの家で庭作業中のご夫婦に聞くと、むかし小熊が近くで轢かれた以外はこのあたりでヒグマの話は聞かないという。今回、自分の家のすぐそばでのヒグマ出現事件もまったく知らなかったという。おそらく市職員も事務的にヒグマ出没の見飽きた図案の看板を数カ所立てておしまいといった感じで、新聞をとっていない家が多くなっており今回も現地の人ですらヒグマ出現のニュースをほとんど知らないのに驚いてしまった。
































この付近の自然をみると植林が多い2〜3次林が主体で自然度は低くヒグマが定着できるようなものではなさそう。森林公園周辺を車でぐるりとまわってみたがあちこちに廃屋や太陽光パネルが目立つのみ。




















ついで北見市の市役所に電話でヘアトラップ設置の有無を聞いてみた。最初は森林環境科から緑地なんとか課、ついで農政課、さらに再び森林環境課へ電話はぐるぐるまわされて、結果、皆さんがヘアトラップの意味がわかっていないのに気づく。畑の作物被害がでたときにヒグマ捕獲用ハコワナを設置することについての質問と勘違いされていたもよう。


ヒグマの体毛採取のためのヘアトラップについて説明すると北見市市役所としては一切関与はなく、やるとすれば道庁が一括してやっているのではないかとのことでした。


要するに、北見市近郊の山林などに、人知れずヘアトラップが仕掛けられたとしても、北見市民はそれを知る手立てはないということで、ある意味これは恐ろしく危険なことと思います。


これまで北見市では住宅街にまでヒグマが侵入してきたことはなく、今回のヒグマ住宅地出現につき、その理由について色々考えてみましたがわかりません。



ヘアトラップ設置や住宅街のクレオソート臭の有無などはないか調べてみましたが、その視点での証拠となるものは見あたりませんでした。ヒグマが渡っていったという橋のふもとの大きな食肉工場の存在がすこし関連はあるかもしれませんがヒグマがその工場に執着し行動したということもなさそうです。




結局、許容範囲を超えて増えすぎたヒグマ(体長1.5mの成獣)が、春の移動時期に あぶれてたまたま人里に紛れ込んできたというのが妥当な判断でしょうか。


しかし、こんな芸のない解説に終始することなく、何かほかに本質的な原因はないだろうかといった視点は常に必要だとおもいます。





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