花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

夏の野草花達(8月-2)、クズ、エノコログサ、ハエドクソウ、ツルニンジン、オモダカ、他

2019-08-15 | 花の写真
夏の野草花の第二弾です、色々ありますが、身近な所からです。
 
    ▼クズ(葛)
マメ科クズ属、つる性多年草、花期:8月~9月、
クズの花穂は下から上へと咲き上がる。濃紺紫色の甘い芳香を発する花を咲かせる。花色には変異がみられ、
白いものをシロバナクズ、淡桃色のものをトキイロクズと呼ぶようです。
つるを伸ばして広い範囲で根を下ろし、繁茂力が高いので直ぐにこんもりとしてくる。
 
  ▼フウセンカズラ(風船葛) 
ムクロジ科 フウセンカズラ属、つる性1年草、北米東南部原産、花期:7月~9月、
夏に緑がかった白色の小さな花を咲かせ、その後、紙風船のようにふくらんだ袋状の果実をつけます 。 
タネの模様は猿の顔のようにも見え、愛嬌があるんでしたね。
 
 ▼エノコログサ(狗尾草 )
イネ科エノコログサ属、1年草、花期:8月~11月、道端や空き地どこにでも生えている。
関東ではネコジャラシとも呼ぶ、緑色の円柱状の花穂を付け、先はやや垂れる。
ムラサキエノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロ等は以前の17/10/6参照。
 
 ▼ハエドクソウ(蝿毒草)
ハエドクソウ(クマツヅラ)科ハエドクソウ属、多年草、花期:7月~8月、有毒植物。
花は5mm程で目立たず、実は先がカギ形なった萼に包まれ、イノコズチにてよく衣服に付く。
名の由来は、根の絞り汁でハエ取り紙を作ったことから。
 
  ▼ミズヒキ(水引)
タデ科イヌタデ属、多年草、花期:8月~10月
細長い花序が出て、小花をまばらにつける。花弁はなく、花弁状の萼があり、深く4つに裂ける。
雄しべは5本である、今年は花に出合わないので、花は18/9/10投稿済参照。
 
 
  ▼ツルニンジン(蔓人参) (じいそぶ)
キキョウ科ツルニンジン属、つる性多年草、花期:8月~10月、
花冠は広い鐘形で、白緑色で内側に紫褐色の斑点がある。
似た花でバアソブ(老婆のそばかす)でツルニンジンよりは小振りで、全体的に白い毛が多く、
萼片もやや短いらしい、小川を挟んだ川向こうの為に詳細な確認はしてない。
     
 
 ▼オモダカ(面高)    別名:ハナグワイ、サンカクグサ、イモグサ 
オモダカ科オモダカ属、水生植物 、多年草、花期:8月~9月、
長い葉柄がある独特の矢じり形で、特に葉が細いものをホソバオモダカと呼びます 。
長い花茎を伸ばして3枚の花弁がある純白の花を咲かせます。雄花と雌花の別があります 。
  
▲雄花(雄しべが黄色い)            ▲雌花(雌しべが多数、緑色の球果に)は花茎の下部につく。
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