THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(STA 編PART,1)

2023-03-13 14:08:38 | Live Set List



13,8:10~8:40

****ハイ、このライブレポートの主役が遂に登場です。心して読むようにお願いいたしまする!!****

どこでやっても浮きまくりのバンド「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)」

トリでの、この日はいつもにも増して浮きまくっていました。
主催バンドのパーティーズを差し置いてのことに恐縮です。

でも温かいお客様たちの後押しで大成功でしたよ。

もう開きなおりの精神に乗っ取り、己を信じて信念を貫き通すのみ。

14年連続14回目は最多出演記録。

ずっとその偉業は、誰に譲る事もなく更新中(実は皆勤賞はマサのみですがね・・・・)

延期やら中止やらを繰り返しつつも、なんとかかんとか今年はライブに無事漕ぎつけることができました。
良かった・・・・。
ホッとした。

バンドからのメッセージです・・・・
「北国唯一無二、極上のブラス・ロック・サウンドを、貴方のハートへお届けします。ヨロシク!」

今回はSTA以外に管楽器が所属していたのは「ベリージャム」チエミさん、「ボズプロ」のブンキくんサックスのみ。

名物ダンサーのアベさんが、マサのそばに寄ってきて
「STA出演はまだ?待ちきれないよ!」とひとこと述べて微笑んでくれました。

毎度毎度のことながら、今回のSTAも大所帯を誇っています。
もう誰も驚かないよね(笑)

ミキサー主任のケイタ君も、すでにSTAに対しては熟知しているので余裕の構えです。

事前にマサが彼の手元へ提出しておいた詳細なるセットリスト、編成表、器材位置、使用ワイヤレス2機の周波数帯域が記載されている用紙で内情はバッチリと把握。

口頭による打ち合わせも済ませてあります。

諸事情によりtrombone無しの、総勢10人で賑々しくお送りします。
それでも3人がホーンセクションで占められています。
これも毎度お馴染みのメンツ。
でも広いステージゆえに、皆ノビノビとプレイに専念できます。

満を持して、ニュー・ギター・ヒーローとして正式に迎え入れ3年前の9月小樽屋外ライブイベントで初めて参加した西やん。
手ごたえを双方共に感じて再度合流したのがマリンホール。
彼がパーカッション時代を含めると、早いもので、あっという間ですね。

もちろん、ウパくん&イケちゃんも、STA内に多方面でグッと新鮮なる息吹を吹き込んでくれました。

キムキムも安定感抜群のテクニックは当然として、最大の目玉でもある彼の知性を糧に、益々エネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げてくれますよ。

ファッション・リーダーのアッキーは、相変わらず見事にドレスアップしたイデタチで乗り込んできましたよ。

対バンの盟友達も、こぞって応援に駆けつけてくれました。

全員たった2回きりのスタジオ・リハーサルなのに、よくもまあ責任重大なるパートを各人が演じてくれました。

毎回のSTAライブ時も、同様ですが、今回のセットリストはメチャクチャに複雑怪奇なる高難易度な内容。
そこのところは真面目で努力家で何にでも真摯に取り組むメンバー達。
あの手この手を尽くして、皆がそれぞれに孤軍奮闘で全曲を己のものとして習得していました。

演じているメンバー達自身が驚愕していたくらいです。
火事場の馬鹿力なんでしょうね。
各自は多くを語らないけれど。
いつも無理難題ばかりふって申しわけない・・・・。
でも結局悲鳴をあげながらも皆、ドップリとはまってエンジョイしているのだから嬉しい限り。
ブラスロックの魔力が成せる業。
そのような猛者ばかりがここに集っているわけです。

ゆっくりする間もなく、ホーン・セクション達は最後に客席テーブル上でスコアとニラメッコしながら一通りの最終打ち合わせ。

それと、実はメンバーの中には毎年今時期、必ずと言っていいほどインフルエンザになった者、高熱と咳に悩まされた者などなど、病み上がりミュージシャンがいるのです。
恒例のようになっている。
こんなありがたくないサプライズはノーサンキューだ・・・・。

で、今冬は皆、万全の体勢で臨めるね・・・とホッと胸をんでおろしていたところ・・・・・コロナ感染者もいないし・・・。
入口カウンターでは、必ず全員が手指の消毒もバッチリと受けて通過。

結果ですか・・・・?
現在のメンバー達だからこそ成せる、スムーズなる奇跡の離れ業。

大御所のモッチンも涼しい顔して、かえってそれらを楽しんでいるようにも映りました。
今さらながらも大したもんだなあ・・・と痛感した次第。

タッキーも一緒の舞台に立っていながら、思わずゾクゾクしたほど。
何のトラブルもなく無事にこなしていました。
テンションもマックス状態だね。

以前のメンツならば確実に、大恥ライブとなったことでしょう(STAは何があろうと、一度も穴を空けたことがないのが自慢)。

まさに、いついかなる時でも常に危機に瀕している、いつでも危なっかしいバンドが、ここまで辿りつくことができました。

前にライブを終えてステージ後片付け中の「パーティーズ」メンバー達に「お疲れ様でした」とねぎらいの言葉をかけて、入れ替わりでSTAいざ出陣です!

いつものようにミキサー担当のカザマくんと、パーティーズのスタッフ達が手馴れた段取りで迅速丁寧なるセッティング。
心強いなあ。

マサの元にもカザマ君が直々に、シュアーワイヤレスレシーバーを受け取りにきた。

ケイタくんは白いビニールテープを即座に貸してくれたよ。(マサは古いセットリストを持ってきてしまい、慌てて交換・・・ビックリしたなあ・・・・)

そうとうにバテ気味のアベさんは、それでもホーンセクションと歓談しながら写真撮影のポーズ。

モッチンとタッキーは、すでに数種類のアルコールを大量に飲んでいるらしく、ほんのりとほっぺたが赤らんで上機嫌の様相を呈しています(笑)。
筋金入りのロックンロール・ライフの生きざまを、地で行くお手本を実践しているではないか((´∀`*))
いやはや何ともだ・・・。

カザマくんの指示に従って、3管がいっせいに音出し。

マサもワイヤレスのマイクチェックに勤しむ。

最近のSTAメンバー達は、セッティングがすこぶる早い。
大所帯だと何かと面倒をかけてまごつくものなんだけど、無駄の無い手馴れた速やかなフットワークで軽妙な動き。

軽い曲の公開チェックは時間が押しているのでカット・・・・。
それでも、ドラマーのモッチン、ボーカルのツッツーも涼しい表情だ。

もうここまできたら、演奏に100%専念できるというもの。

ツイン・キーボード、パーカッション、3人のコーラス、リードボーカル所属という華やかさ。

怖いものなしの勢いにのって、いよいよ戦闘態勢が整った。

マサが一人一人から再度了解をとり、スタッフへとアイコンタクト。

よっしゃあ!
全てが万全な態勢に。
マサがゴーサインをサイトウ氏に送る。
 それでは遠慮なくいくぜい!





***MEMBER***
MASA・・・B CHO
IKECHAN・・・TS
MOCCHIN・・・DR
AKI・・・KB CHO PER
UPA・・・AS
FUNNY・・・TP
NISHIYAN・・・G
TAKKEY・・・PER CHO
KIMKIM・・・KB
TUTTUE・・・VO PER


***SET LIST***
1,INTRODUCTION・・・CHICAGO
2,SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
3,SOULMAN・・・THE BLUES BROTHERS
4,KNOCK ON WOOD・・・THE BLUES BROTHES
5,BEGINNINGS・・・CHICAGO
6,GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE
7,25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO



 まずはアキ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる

(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!頼もしい。
このミステリアスなるSEも事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさずニシヤンらに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
サイトウ氏はワイヤレスマイクを手に、会場の受付カウンター後方から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「ハーイ!たいへん長らくお待たせいたしました。
いよいよはじまりますよ!
今か今かとお待ちかねの皆さん。
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参りますよ。
もはやお馴染みの大所帯バンドが登場。
去年に引き続きSTAが帰って来ました!
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、5年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にドラミングの随所にダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。
写真&ビデオ撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。

モニター・スピーカーに片足乗せて、ツッツーが野獣のごとく吠えまくりながらも襲いかかる。
マサもアグレッシブなアクションを巻き起こす。(マサの正面最前列にイスで陣取ったシンちゃん&オカちゃん曰く、マサさんはスペースが狭いから相当に動きにくそうでしたね、と言ってた。
スタッフのカザマくんはマサのステージングをそれまでも見ているのでわざわざ動線を確保までしてくれた。ありがたいことだよね)

それでも以前のような、飛沫飛翔防止用のパーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動ける。
もちろん、そこそこに加減はしていますよ。

計算されつくしたニシヤン独特なるシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる3管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
(本来はトロンボーンの在籍しているだけど、都合により直前で離脱することに・・・つまり、アルト、テナー、トランペットという非常に珍しい編成に落ち着いた(´;ω;`)

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
後方サイドからは、ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。
手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなり初参入のイケちゃんによる、やや食い気味かつ流麗なるテナー・ソロで場面転換。
ここ本来ならばトロンボーン・ソロのコーナーなんだけど不在により、彼が自然と担当することに・・・・。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成しえる技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがイケちゃんの凄いところ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、イケちゃんよ!(1回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずけるねえ‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。)

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ。
マサによる、流麗なる美しきオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・ファニーの出番。
彼のytrumpetソロは熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。
・・・実はトランペットのソロを、ファニーが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながら纏め上げてくれた・・・・。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいにもの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

ニシヤンは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、そのニシヤンによるワイルドなギターが火を噴いた。
いきなり過激なハーモニクスを導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンの西やんはリミックス、ミッドナイト・クライシスではベーシスト。
そちらの時は大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼の楽器別スタイルなんだね)

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭に見事な連携で繋がった。
ここで繰り出したニシヤン入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
アキからホーンセクションへと受け渡す流れへ。

マサが後方に設置されたバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプでフィニッシュ。

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。

度肝を抜かれた観客はため息混じりに唖然している。

「オオーッ!!」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

華麗なる歌姫みーちゃん主催のお馴染みライブ企画

2023-03-12 02:50:48 | Live告知




STAは堂々のトリ前に登場しますよ!

Fun☆Fun☆Live vol.36
2023年3月12日(日)
ゴールドストーン小樽

前売1500円(1ドリンク付)
当日2000円(1ドリンク付)


15:00オープン
15:30〜16:00 暴れMOMOE 
(山口百恵)
16:15〜16:45 Derailment
(J-Pop.J-Rock)
17:00〜17:30 Geebel
(ドリカム)
17:45〜18:15 庄子篤史 session
(SOUL)
18:30〜19:00 Soul colors
(SOUL)
19:15〜19:45 エロチカヘブン
(サザンオールスターズ)
20:00〜20:30 S.T.A
(ブラスロック)
20:45〜21:15 アンクル・キャッツ
(歌謡ロック)


ほとんどの人がバンドが初対バンだあ。
旧知の仲間たちはたくさんいるけどね。
メンバー一同心よりお待ちしております!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(ザ・パーティーズ 編)

2023-03-11 13:14:52 | Live Set List



12,7:30~8:00
「ザ・パーティーズ」
この「雪明りの路ライブイベント」の主催バンド。
だからメンバー達はSTAFFも兼任しています。
ご苦労さまです。
もちろん地元の小樽を中心にアクティブに活動中。
出場回数は13年連続13回目。
STAに次いで2位。


さてさて、ライブ・レポートに入る前に・・・・・。

このバンドが結成された時からのオリジナル・メンバーで、サウンドの中心人物でもあったリード・ギタリストのモンプチ・マスターが一昨年の秋に亡くなられた・・・・。
月日の経つのは早いものだ。

ライブ会場で会うと必ずニコヤカに会釈してくれて、私のような若輩者にでも丁寧に色々なお話を聞かせてくれました。

決して口数の多い方ではありませんでしたが、ステージでの落ち着きはらった燻銀のプレイスタイルにはいつも唸らされました。

愛器のフェンダーUSAカスタムショップ製品エリック・クラプトン・モデルのストラトキャスター・ブラッキーがとてもよく似合う物腰の優しいプレイヤー。

誰からも愛される温厚な人柄が大好きでしたね。

何でもござれのジャンルなんてお構いなしバンドなのに、全てにおいて見事に弾きこなし、時折凄まじいギターソロなんかも披露していました。


STAメンバーの会場入りが大幅に遅れてしまったために、パーティーズのライブを延々と引き伸ばし、遂にはモンプチ・マスターの爪が割れてしまったこともあったのだ・・・・。

ひたすらにお詫びしましたが、苦笑しながらもおかげさまでイベントは事なきを得たのでした・・・・。

思い返すとホノボノとしたエピソードも多々ありますが、それらは後々ゆっくりと機会があれば公開していきたいと思います。

モンプチマスター、長い間、本当にお世話になりました。

素敵な音楽と共に、安らかにお休みくださいませ。

 そういうわけでして、色内で営業していました人気店モンプチ・スナックは残念ながら閉店してしまいました。

ザ・パーティーズはマスターの意思を引き継いで、新たなメンバーを迎えたとのこと。
抜擢されたのは、小樽界隈では有名なバンド、蘭島発動機ギターのユリくんだ。
彼ならばマスターの後継者として申し分なし。
テクニック、センス、ステージング、知識、人柄、そして溢れるような漲る若さもあります。
正にシンデレラ・ボーイを地で行く快挙。
この日のユリちゃんは、眼鏡を装着。
黒いフェンダー製Tshirtが羨ましいなあ。
図柄はテレキャスとtweedアンプ(写真参照の事)
使用ギターも、シャツと同じフェンダーのナチュラル・ボディカラーのテレキャスター。
メイプル指板。
ボディカラーと同じ革製のストラップ使用。
これでザ・パーティーズの将来も安泰。
きっと、マスターも大喜びのことでしょう。
練習場所も以前はモンプチ店内などを利用していたそうですが、今は蘭島発動機が所有するプライヴェート・スタジオが拠点になったそうですよ。
理想的な展開だ。

で、去年からニュー・パーティーズお披露目された。

 それでは改めてザ・パーティーズ、久しぶりのライブ・レポートに突入しますよ。
皆さん、よろしくね~!!!

****いよいよもってトリ前の時間帯となりました。

覚悟して臨むように・・・・・夕暮れ時にピッタリの大所帯の連中だよん!!****

STAの前に控えしは・・・・・・・って、今更説明するのも野暮ってなあもんですなあ。
今度お送りするジャンルは、オールマイティーにはっちゃける内容で網羅!

いつもならば、飲んで歌って踊ってるオーディエンスでイキまくりのぶっ飛び状態なのですが、今回は感染防止のため慎重かつ抑え気味な各自パフォーマンスです。(マスク装着はもちろんのこと、入り口で検温、手の消毒は絶対に必要。
バンド入れ替え時にはホール左右の大型ドアを開けて換気)

 

もう数え切れないくらい、このバンドの演奏は見てきたんだけど、何度体験しても夢の世界に導いてくれるほどに癖になっちゃうよ。

メッセージ「今年もパーティーズと一緒に楽しみましょう!!!」
全くそのとおりだ。
異議なし。
了解です。

このイベントの仕掛け人でもあり小樽音楽界のご意見番、サイトウ氏率いるパーティーズ。
バンド名に相応しいお祭りバンドだけに、一切気兼ねしないでお任せしていきましょう。

 もはやお馴染みのメンツだけれども、改めてメンバーを紹介だ。

編成は・・・・・・紅一点のキュートなナオちゃんがキーボード&コーラス(YAMAHA MODX6)。
ファッションリーダーでもあります。
バンドのマスコット的アイドルの存在感を遺憾なく発揮。
ラブコールが、常に彼女へ向けて飛んでいます。

毎度黒いシャツと黄色いネクタイがお似合いのテヅカくんは、塗装の剥げ具合も年季が入っているフェンダーUSAジャズベースでプレイ(3トーンサンバースト。
ローズ指板。
コーラスも兼任。
黒いキャップはフェンダー製!
サングラスも含めてネクタイ以外は全身黒で統一。
彼のこだわりどころだね~!
グッとボディが引き締まって痩せたようだ。
コツを教えてくれい!)。

孤軍奮闘のギタリスト・ニシやん。
以前にも使用していた懐かしきストラトキャスター(明るい赤のボディ。メイプル指板)でプレイ。

リードヴォーカルは、司会者から素早く着替えたお洒落なピンクのジャケットが一際鮮やかなサイトウ氏(受付担当の素敵な奥様が先日パソコンで検索したら、必ずLA&ソウル・オリンピックの柔道で金メダルをとった同姓同名の故・斎藤仁氏が出てくるのだそうです。
私が会場到着時にも丁重なるご挨拶を頂戴いただきました)。

パーカッション担当は、エルビス・プレスリー崇拝者でもある新メンバーの白マスク姿でマーちゃん。
スポークスマンでもある、いつも陽気で社交的なマーちゃん。
なんと、ボンゴを中心に粋なプレイで奮闘していましたよ。
このスタイルがすこぶる若々しいんだよね(オフステージ時ではカラーバリエーションも豊富に、シュアー骸骨マイクのデザインがいくつも施された黒トレーナーをサラッと着こなしていました)。

そしていつもかわいらしい息子さん同伴のドラマーみっちゃん(お子さんはどう見ても完全なるパパっ子だね)
最後に先述のユリちゃん(唯一、黒マスク姿)が加わっての総勢7人組。

パーマネントな編成が羨ましい・・・・。

 
この日のライブでは、選曲にウイットとユーモアをさりげなく加味して世相の流れも鋭く狙っているね。
今回は他にもオールディズのリクエストが多数飛び交っています。
なんたって多種多様なるレパートリーが膨大故に、30分の枠では到底収まりきらないという嬉しい悲鳴をあげています。
ただ、残念ながらこの日は時間が押し気味なので、4曲もカットされてしまったのさ・・・・・(´;ω;`)

まずは、オープニング前に斎藤氏からパーティーズの近況報告も兼ね今後の小樽ライブイベントについてのご挨拶とご報告
(新しい屋外会場の予定地についても告知あり。
これは朗報!
大歓声が沸いた。
まあ、果報は寝て待て、だね・・・・)。

「ワイワイガヤガヤと騒いでもらいたいところではありますが、このような状況ゆえにグッと我慢しつつもノッてください。
観客席も1つ2つおきに座ってもらっております。
運営してくれている小樽教育委員会の職員の皆様、ご苦労様です。
広い会場ですからディスタンスもバッチリ。
おそらく来年になってもこの環境はあまり変わらないと思います。
お気楽ライブ、雪明りの路、そして今夏7月の浅草橋オールディズ、8月の北運河サウンドエナジー、マリンウエーヴ、天狗山山頂、銭函市民センター、小樽市民会館と市内のあらゆる箇所で少しずつライブイベントを開催していく予定です。さあ、それでは、そろそろとまいりましょうか!」

スタート・チューンは、合いの手も軽妙に「星降る街角(敏いとうとハッピー&ブルー)」
1972年発売。
コテコテのムード歌謡曲で、和気藹々。
古くから日本国民に愛されている、スタンダード・ソング。
語りかけるような淡々とした序盤から、一挙にヒート・アップするサビのボーカルを、想い込めてせつせつと歌いこなすサイトウ氏には興奮を禁じ得ません。
どちらかというと、パーティーズのバージョンは、シンプルだけど斎藤氏の個性的な泥臭いヴォーカルを反映してか、多少アクの強い拳や節回しを強調しているようです。
もちろんそのほうが即座に勢いが増し、ゴージャス感がふんだんに散りばめられていて正解だよ。
ステージも客席も見慣れた面々ゆえに、いい意味ユルユルでの空気感が素敵だ。
アクセントとしての、マーちゃんによるギロやボンゴが効果てきめん。
それに便乗したかのように、STAのタッキーはしょっぱなから、客席からノリノリでハミングしながら腰をくねらせている。
手にはマラカス、タンバリンと、次々に持ち替えてステージ上の演奏に合流する始末。


「続いてドンドンと踊ってもらいましょう!
40年前の曲をお送りします。
リアルタイムで知っている人にとっては強烈なる懐メロ・・・・・・
ダンシング・オールナイト(もんた&ブラザースのデビューシングル1980年4月21日発売。
7月25日発売のファーストalbum「アクト1」に収録。
オリコンでは2週連続で、シングル、カセット、LPの3部門で1位をマーク。
関西方面から徐々に火が付きはじめて、遂にオリコン週間1位を記録。
ザ・ベストテンも同様。しかも、10週連続オリコン1位だ!)」
累積セールスは162万枚。
ありとあらゆるチャートで1位を独占し、音楽シーンの頂点を極めた時期だった。
これこそまさしく、ダンシング・ナンバーの極めつけ。
危険な恋に溺れる夜…意味深な歌詞。
既存のフォークやロックとは一味違う、ブルース歌謡的な要素も備えている。
もんた曰く「アレンジはあえてダサくし、今ない音を狙ったのだそうだ。
この日のライブでは、選曲にウイットとユーモアをさりげなく加味して世相の流れも鋭く狙っているね。
サイトウ氏は虎視眈々と、ソウルフルな一度聴いたら忘れることのできないハスキーボイスで、会場内を熱く染め上げる。
マーちゃんの振るシェイカーも光ってる。


「まだまだいきますよ。
しっかりとついてきてくださいね。・・・・・アンチェイン・マイ・ハート(レイ・チャールズ)」
STAも、この曲はレパートリー。
ただし、ジョー・コッカーのヴァージョンであります。
サイトウ氏らは、相当前からこのジルバを取り上げていたので(前身のクラッシュビート時代から)、すっかりとお手のもの。
手馴れているのだ。
まるで自分達の楽曲みたいに、ソウルフルなテイストを加味しています。
ニシヤンも余力を振り絞って、渾身のギターソロを轟かせる。
リズミックな落ち着いた雰囲気で、しっとりサウンドを演出するという配慮だ。
ここは筋金入りのツワモノ揃い。
しばらく棚上げ状態だったところを、ここ3年前くらいからこれが復活したのですね。
心境の変化っていうやつかな?
何だかんだいいながらも、相当に思い入れがあるのは明らか。
パーティーズ・レパートリーの中でも、クセになりそうなくらいに定番中の定番。
ミッチャンのドラミングも、もはや体の隅々にまで滲み込んで血肉と化しているのでしょう。
毎度お馴染み、華やいだ燻銀の光景ですがね。

 
「こんなところに爪楊枝が落ちているよ・・・
(と言って床から拾い上げる)
ヨッチ、ダメだよー((´∀`*))
さあ、気分を入れ替えつつも次です。
ここでオールディズの、スペイン語代表曲に参りましょう!
大丈夫、習ってきたらさあ・・・・」
間髪入れずに、4曲目は「ラバンバ」(アルバム、リッチー・ヴァレンスに収録)
このライブ・イベント常連の「パンドラーズ」とも曲が被った。
そこでも解説していましたが、改めての引用を施してみたいと思います。
これは元々、メキシコの民謡。
それをロック調にアレンジしたもの。
ロックの原点の一つとも言われている。
1958年11月12日リリース。
ビルボードホット100では、22位が最高ランク。
でもこれは、リッチー死後の話なんだよね・・・・(´;ω;`)。
それ以降、リッチーは神格化された。
往年の悲劇のスター、リッチー・バレンス永遠の代表作。
彼は若くして、飛行事故で亡くなったんだよね。
映画化にもなって、大ヒットしたなあ・・・・。
ロス・ロボスがカバーして、リバイバルヒットした。
これは、ビルボードの1位をはじめ、世界中でチャートの1位を獲得した、ただ一つの「ラバンバ」
これも近年組み入れたレパートリーでしょう。
懐かしいなあ・・・。
パンドラーズのメンバー達は皆、若いのにこんな大昔の曲に取りつかれているなんてひじょうに素敵な事。
で、ザ・パーティーズの面々は大人の落ち着き払った余裕の表情でグッとシックに再現していました。
それにしてもサイトウさん、さりげなくステップを踏むのが上手でビックリ。
ダンス教室の経営者で、コンテストでは審査員を務めているんだから当たり前なんだけどね。
マーちゃん、ここではボンゴを叩きながらも、不敵な笑みを浮かべつつの応酬。
ポーカーフェイスのみっちゃんは黙々と、正確無比なるバックビートを延々と刻み続ける。
しなやかなステックワークは特筆もの。

アットホームな雰囲気漂う中での、メンバー紹介をさりげなく挟みつつも・・・・・
 
「さあ、皆さん、朝まで踊りたいですよね!・・・・
朝まで踊ろう(1977年9月21日に舘ひろしが発表。作詞も自身で担当)をお届けします。」
実はこの曲、これまでに3回もシングルリリースされている。
舘さんはわりと渋い声のイメージがあるけど、この曲の頃は割と高いキーで歌っています。
モテモテで絶大なる人気者のナオちゃんには、幅広い層のファンたちがズラッと熱い視線を送っています。
 もうサイトウ氏は、ダンディな舘ひろしに陶酔するほどなりきっています。
こうなったらひたすらに、ナルシスト・モード全開で突入。
この調子で、今度は「泣かないで」もお願いしたいな。
世のマダム達は大喜びなのでは。
それとも、クールスのデビュー曲「紫のハイウエイ」がいいかも(この作者は矢沢永吉さん)ね。
しかし、聞き慣れた楽曲オンパレードなんだけど、全然だれる事もなくいつも新鮮な響きを伴って琴線を震わせてくれるんだから心憎いバンドですね。
もはや脱帽の領域だ・・・・。

次に何がはじまるのか、ワクワクだもんね。

「はい、アンコールの声援、ありがとうございました・・・・
しっかりと、お応えしますよ。
あのね、パーティーズのいいところは、全てが3分以内に収めているところです。
皆さんのことを考えてね。
イエ~イエ~!!
泣いても笑っても終曲。
覚悟して臨むように・・・・・
それでは声援にお応えしまして(笑)
次はダンスパーティーでも重宝されたキング・オブ・ロックンロール、エルビス・プレスリーの曲・・・・ハウンド・ドッグ」 
最後はこの猪突猛進な熱情で締めくくり。
マサとっておきのお気に入りソング。
1956年7月13日に発表されたシングル。
ビルボード誌では、同年8月18日に、チャート11週連続という驚異的な記録を出し、この年の年間ランキングで第1位となった。
原曲は「ビッグ・ママ・ソーントン」が歌ったブルース。
titleは俗語で、意味は「女たらし」
パーティーズは、ステージングも万全の体制だ。
一気に古き良き昭和の時代が蘇る。
気分だけでも、タイム・スリップさせてもらおうよ。
パワフルで逞しい、骨太の男臭さが満載さ。
酸いも甘いも噛み分けた、人生観が滲み出る悩殺系オーラを発するサイトウ氏は、会場を見渡して心から満足そうに雄叫びをあげています。
転調後のステージ上ではニシヤンのギターが、マシンガン連射にようにフレーズを弾き飛ばす。
ユリくんもふてぶてしくって、いい表情をしているよ。
残り時間をフルに活用して、バッチリと燃焼します。
魂の叫びで大団円。

「ありがとうございました!
ザ・パーティーズでした!!」

観客がステージに向かって、数発のクラッカーを放った!
「パーン!パン!!」
心地よい疲労感がそこかしこに漂っている。
その甘い余韻に酔いしれてみるのも一興だ。

個人的には、まだまだたくさん聞きたい曲があるんだけれども、その楽しみは次回までに持ち越しとしましょう。

 
会場内に流れるBGMは、エルトン・ジョンの「クロコダイル・ロック」
この場には、ふさわしい効果だねえ。

 
****いよいよバンド数は1つとなりました・・・・・
ここからも、ちょっと一筋縄ではいかないツワモノ集団が、締めくくりに向けて登場しますよ!!
当然のごとく・・・・それはあいつらです!!!((´∀`*))****

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バンドはハードスケジュールの日々はまだまだ続くよ!!

2023-03-11 08:45:51 | リハーサル
雪もかなり溶けてきて、この分だと3月中には、根雪は消滅するようです。
嬉しいなあ・・・。
外はドロドロのベシャベシャ状態ですっぱね(!!)も跳ね上がるけど、上機嫌。
春よ、早く来い!
山菜採りが今から待ち遠しいよ。

そんなわけで、今週の月曜日にスタジオ入りしたけど、4日後の金曜日にもリハ。
STAでは滅多にない事。
これは珍しいスケジュール。
諸事情により、日程が詰まっていたので、このようになってしまった。
メンバーの皆にはバタバタさせてしまい申し訳ない次第さ・・・・。
だから、2人がどうしても都合がつかず、欠席・・・・。
6人が意気揚々と集合。
暖かくなってきたので、元気一杯とノビノビした気分に浸れるよ。
駐車場もツルツル路面でひじょうに危ないけどね・・・・。

コロナもかなり落ち着いてきたので、バンド活動が活性化してきた。
これは素晴らしい事。
ロビーも賑やかで混み合っている。
超久しぶりに「幕ノ内」のメンバー達とも遭遇。
友好を温めたよ。
おぬしたちも相変わらず頑張っているね。
よしよしだ!

今はWBCの真っ最中。
皆、盛りあがっている。
前日の1試合目も凄い勝利だったけど、2日目のこの日の白熱。
いやはやなんとも手に汗握る展開。
メンバー達も口々に野球論を展開して大盛り上がり。
トンチンカンな対象のアッキーも話の輪に入って和ませてくれる。
多少、イラっとさせてくれるけど‥‥(-_-;)

オーナー・キンさんの粋な計らいでちょっと早めにスタジオ入りできたさ。
これは心憎い配慮。
だから、セットアップが早めに済んだ。
時計を見て見たら、まだ入りの時間にもなっていないしなあ・・・・((´∀`*))

今回は、余裕しゃくしゃくにいけそうだ。
会話も自ずと弾むよ。
マサはいつものようにセットリスト表を壁に貼り付ける。

管楽器はうぱくんのバリトン・サックスのみ。
良く聞こえるし、新鮮だ。
ああ、こういうフレーズを吹いているんだあと。
皆も彼の奮闘を絶賛。
真面目で熱心な愛すべき男だよ。
本人は緊張していたらしいけどね・・・・。

で、来月からSTA伝説のジェームス・パンコウことミツが満を持して合流する。
これは事件です。
うぱくんにもトロンボーンが入ることを伝えたら、「一体全体、誰ですか・・・?」と尋ねてきた。
「岩手ミツオくんだよ!」
何と、数年前まで2人は一緒に演奏活動をしていた仲だった!!
狭い世界だね。
やっと重い腰を上げたのさ。
これならば、うぱくんはホッと一安心。
ミツならば気心もしれているし、人望も厚い。
なんたってSTAのボントロ中、一番シカゴに精通しているし(かたくなに、シカゴⅢまでしか認めないけど・・・・)
この2人が一致団結して吹き込めば、そうとうな刺激を方々に与えてくれることだろう。
思っただけでも、ワクワクしちゃうなあ。

ライブ当日は司会が不在なのでマサが疑似ナレーション。
「1・2・3~~!」
豪快に波状攻撃の狼煙をぶち上げる。

音量のバランスも良好。
驚いたことに、ニシヤンがホーンの音不足を瞬時に理解してブラス・リフを弾く。
これがすこぶるかっこい。
器用なヤツだなあ。
効果覿面。
この手法はカリフォルニア・トランジット・オーソリティのアレンジ・バージョンを参考にしたのかな。
まあ、いずれにしても才能豊かなる音楽集団のなせる技だ。

そのニシヤンはこの間のリハ時に購入したばかりのヒストリー・レスポール・スタンダードを得意げに持参してきたんだけど、ネックサイドのストラップピンが抜け落ちてギター落下に危機に瀕していた。
今回はバッチリと固定してきたよ。
でも、今度はワウペダルの接触不良が勃発。
この間の雪明りの路サウンドチェック時にも、ノイズが出てたし・・・。
それを思いっきり蹴っ飛ばしていた。
「こういうのは蹴りを入れるのが一番!」
昭和だなあ・・・・。
なんというワイルドなる対処。
エフェクターも可哀そう‥‥(´;ω;`)
モッチンは自分のストラトキャスターもストラップピンが抜けちゃったらしい。
何を詰めて、何を塗って固定すればよいか聞いていた。
アロンアルファよりは木工ボンドの方がお勧め、とニシヤン。

アッキ―も確認していたけど、ソロのパート。
tromboneが不在なので、ここはうぱくんが自ら名乗りをあげてソロを担当。
続く、トランペット・ソロはミキティが吹くんだけど、この日は欠席しているから、ここも誰言うことなく自然にうぱくんが担当。
これがアバンギャルドな音色で身震いするほど。
バリトンサックスは修理に出さなければいけないコンデイションらしいんだけど、そこはうまくこなしていたよ。
プラスチックの丸いパートが剥がれ落ちていたけど。
これはアロンアルファでも貼り付けが可能だそうです。
それよりも、以前は本番中にバリトンの押さえ金具が大幅に取れてしまい演奏を断念したという苦い経験があるそうだ・・・・。
モッチンも重いソプラノサックスを座って吹いていたら椅子にぶつけてしまいへこんでしまったらしい・・・。
その修理の方法も尋ねていたよ。
コツコツとリペア職人が叩いて凹みを直すのだそうだ。

マサは曲ごとにホーンの薄さを少しでも補強すべく口でフレーズを歌う。
各自がそれぞれに色々と考えている。

タッキーのコーラスワークも益々冴えわたる。
マサとのコンビネーションもばっちり。
阿吽の呼吸で最高。
もちろんパーカッションも手を変え、品を替えの大奮闘。
グレードアップを図る。
遠慮なくサウンドにバリエーションとグルーブを与えてくれい!
ヨロシクね!

最初のMC後、3曲目。
今回のセットリストはシカゴの曲が目白押しでご機嫌。
こんなのは何年ぶりだ!?
気合も十分に漲っている。
やる気満々。

シンコペーションも件でアキから質問が飛ぶ。
ニシヤンもアクションで支持。
早速2テイクに取りかかって修正を施す。
コンビネーションもほどよく仕上がった。
癖のある曲だけにやりがいがある。
早口言葉のようにまくしたてるボーカルが難所。
そこは、難なくクリアしているけどね。
イントロでは軽快なピアノに絡むドラムのフィル。
エンディングのtromboneソロは、うぱくんが忠実になぞっての再現。

今回最大の鬼門。
ラテン色濃厚なナンバー。
珍しくベースからの導入部分。
重低音のタイトなピッキングが難しい。
延々とこれが先導して続く。
それに次々とのってくるメンバー達。
その様はスリリングで圧巻。
マラカス、タンバリン、タンバリンに次いで満を持しての登場がハモンドオルガン。
そしてヘビーなギターコードが轟きわたる。
痛快すぎる。
メンバー達の考えることは同じ。
とにかくお祭り騒ぎ並みにチャカポコシャンシャンと絶えず打ち鳴らす。
その様は身震いするほど。
リードボーカルはマサとタッキーが交互に振り分ける。
タッキー初のボーカル。
中々に渋く頑張っているよ。
アッキーもコーラスにオルガンにコーラスと奮闘。
もっちんに「可愛い」と褒められて上機嫌で、単純にやる気も倍増((´∀`*))。
歌詞はその場で紙に書いていたけど・・・。
中間部分では最大の見せ場でもあるドラムソロ。
マサの提案で30秒くらいにエディット。
アッキーが全開映像に収録してライン上に公開。
これがすこぶる大好評らしい。
マサも改めて映像で見たんだけど、正確なリズムと起承転結に叩きこなすモッチンのスティックさばきに感動しちゃった。
間違いなく、STA史上トップに君臨する腕前だ。
一番年上なのに、決して高飛車にならずフレンドりーなのも、ポイントが高い。
雪崩れ込む怒涛のエンディングに極めつけの連打をかますモッチン。
本番なみの迫力。
バッチリと収まり、笑顔も湧き上がる。

折り返し点の曲も俄然、調子が良い・・・というか、どの曲もいい塩梅にまとまっているね。
素晴らしいなあ。
モッチン曰くオリジナルのビートルズとシカゴとではノリが違うとのこと。
時折差し込まれる解説がとっても勉強になる。
目から鱗だ。
コーラスも充実。
アッキーも最近、この曲のコーラスで加わってきた。
歌詞を覚えつつね。
これは何度も回数を経て成長するというもの。

それぞれが、いい仕事をしている。

残りの2曲は貫禄のブラスロック。
もうこのあたりにたどり着いたら、豪快に吠えるしかない。
勢いが凄まじすぎる。
猪突猛進。

イントロの約束事もキッチリと入れるようになった。
長年あやふやだった箇所が、これで固定したよ。
スケールアップしてクール。

予備曲のインストも3人のソロ回しでは、うぱくんやニシヤンが個性的な遊びを加えて和やか。
面白いなあ。
他のメンバー達では、絶対に実現不可能な試み。
エンディングでは、いつの間にか、ドドンパになってしまったけど・・・・。
やるときにはやるけど、砕ける時には思いっきりズッコケる。
この匙加減も信頼性があればの話。

何という時間の余裕。
小休止中では美味しいホットコーヒーを飲む者もいてゆっくりとくつろいでいる。
ニシヤンとモッチンはクリームのブルース・スタンダード「ハイダウェイ」のセッション大会の興じていた。


後半戦は本番さながらに、ぶっ通しでプレイしてタイムの計測も行う。
自画自賛の出来具合。


「千の風になって」の替え歌を皆が歌って笑った。
ニシヤン、うぱくんの歌も聞けるなんて貴重だよ。
ユニークな猛者ばっかり。

たまに余裕をもってリハは終了。

しばし、ロニーで談笑。
タッキーは寒い外で喫煙。
と、そこでニシヤンの車が滑って駐車場から発進できないとロビーに入ってきた。
FF車なんだね。
キンさんはじめ、皆で押しに行く。
最初は後ろから押すもダメ。
一旦、バックさせたら脱出できたよ。
良かったね。
それでは本番で会いましょう!!
小樽の老舗ライブハウス「ゴールドストーン」
お待ちしております。

追伸・・・・STAでは随時、管楽器のメンバーを募集しております。
吹き荒れるシカゴやブラスロックを体現したいミュージシャンならば、熱烈に歓迎!!!
絶対にはまること、請け合い。



























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(鬼音KING 編)

2023-03-10 14:16:09 | Live Set List



11,6:55~7:20
「鬼音KING」
邦楽のロックが基本的なコンセプト。
岩見沢から初出演の5人組!
もちろん私も見るのは初めてなので期待感にワクワクな状態だ。
でも、よくよく見て見たら知ってる顔ばかりだったさあ((´∀`*))
それでは気楽に和気あいあいと楽しもうっと!
メンバーのご夫婦からも玄関で、懇切丁寧なる挨拶までしていただきました!
ありがたいことだ。

それでは、早いもので残り3バンドとなりました。
あっという間だね。
賑やかに流れ続けているBGMは、ザ・ビートルズの「レディ・マドンナ」「ヒア・カムズ・ザ・サン」など・・・・。
ナイスなセレクションがご機嫌だ。
勢いにのって、熱気ムンムンの会場から詳細なるライブレポートをお届けしましょう。

彼らから陽気なメッセージが届いていますよ!
「ノリノリな曲を引っ提げて参りました。
手拍子、足拍子をヨロシクね!!」

早速メンバの編成をば・・・・

ヴォーカルは、サーやん
ベースに、大ちゃん(GYOZAの文字入り黒Tshirtを着用。フジゲンの渋い5弦FGNを使用。これがまた最高な重低音を醸し出していたよん。
ブラックボディカラー。ローズ指板)
ギターは、まくりん(サンバーストのレスポール・スタンダードを愛用)
驚異のドラマーは、マーちゃん
キーボードは毎度の名物男、キムキムだ(愛器KORG KRONOS)。

先述のご挨拶してくれた2人はサーやんと大ちゃん。
ニコヤカに再会を喜んだ。
そうさ、今までにも江別&ゴールドストーンで、チューブやリンドバーグのカバーバンドを見ている。
私のライブレポートに関しても好評を得ていたご様子で誇らしかったよ。
サーやんは今まで、ボーイッシュだったり、いかにもワイルドなルックスで男顔負けなダンス・パフォーマンスとともに女性ロッカー然とした佇まいだったのに、この日はグッとセクシーなドレスをまとって新生面を披露。
絶え間ない声援に応えていましたよ。
ダイちゃんはベースの腕前もピカイチなのに、ボーカルのテクニックも言葉を失うほどで腰を抜かしたよ。
その声量と表現力は別格。
残念ながらこの日は、いぶし銀のプレイヤーに黙々と専念していたよ。

前置きが大変長くなってしまいました。
オープニングナンバーは札幌が生んだ華麗なる歌姫の大黒摩季で「熱くなれ」で波状攻撃開始だ。
序盤にはもってこいの選曲が心憎いね。
1996年7月8日リリースの14枚目シングル。
NHKアトランタオリンピック放送のテーマソング(ウイキペディアより)
album「パワー・オブ・ドリームス」に収録。
オリコン週間チャートでは4週目でめでたく堂々の1位を獲得。
自身7番目のヒット曲。
道産子としては誇らしい限りだね。
一気に観客のハートを鷲掴み。
サーやんの虜だ。
大黒摩季愛も溢れるほどに漲っている。
情け容赦なくグイグイと煽りを入れつつの熱唱に次ぐ熱唱。
熱唱に次ぐ熱唱が圧巻。
サーやんの突き抜けるようなハイトーンは、大げさではなく本家に一歩も引けをとらない。
タイトでストレートなバックのサウンドも効果覿面。
安定感も抜群なリズムセクションも異彩を放っている。
グルーヴィーなベースラインと、派手なシンバルワークには目を見張るものがある。


「皆さん、こんばんは!
改めまして、鬼音キングです。
よろしくお願いいたします。
では、ドンドンといきますね。
次の曲は中森明菜で・・・・デザイアー!!」
(黄金期の明菜14枚目のシングルとして1986年2月3日にリリースされた。
数多くの賞を受賞。
副題は「情熱」
鈴木キサブロー&阿木耀子による作品。
アルバム「CD’s87」に収録。
4分24秒。
オリコンチャート週間1位を記録。
以上ウィキペディアより引用)
マーちゃんのスティックによる盛大なるカウントから、爆音轟かせてビートに乗ったドラミング(オリジナル・シングル・ライナーにも「可能な限り大音量でお聞きください」という注釈がついていた)。
矢継ぎ早に、伝説の昭和歌姫をカバー。
ドラマティックに観客を引き込む、とても完成度の高い入魂の一作。
鬼音キングは骨太な音壁構築にアレンジしているようです。
今、改めて聴いてみても、何もかもがメチャクチャにかっこいいね。
全体的に抑え気味なプレイで、的確に壮大なる音絵巻を演出。
有り余る才能を、フルに導入した展開は絶品。
今までとは全くタイプの異なる楽曲の特性を生かしつつも、バックとのアンサンブル・コンビネーションも秀逸。
まくりんのギターソロが、天空を自由自在に駆け巡る「ギュィ~ン!!」

「今日はもの凄い悪天候で、猛吹雪ですね・・・・。
皆さん、帰り道は気を付けてください。
次の曲はやや激し目で・・・・工藤静香の・・・・BLUE VELVET!!」
29枚目のシングル。
1997年5月28日の発売。
album「アイム・ノット」に収録。
オリコン週間チャートでは最高8位を記録。
カラオケ人気は非情に高く、カラオケランキングでは1位を獲得。
静香嬢が大ファンだというアニメ「ドラゴンボールGT」第3期におけるアップテンポなエンディング・テーマ。
そうなのです、このバンドは全曲をサーヤンのキャラクターに合わせて、日本の個性的な女性シンガーの名曲からピックアップしているのですよ。
そこで当然のごとく、これが飛び出した。
歌詞が意味深でミステリアスなテイストが満載。
憧れの静香嬢同様に、サーやんも革のはっていないタンバリンを叩いたのかな・・・・?
申し訳ない‥‥その部分は見逃してしまった・・・・。
サーヤンのヒラヒラな魅惑的衣装がこの曲に一番マッチしているね。
惚れ惚れするほどの色気にグッときちゃう。
サーやん、とっても気持ちよさそうにシャープでエモーショナルな喉を振るわせ表現し続ける。
ドラマティックなイントロ展開から、ダントツに完成度の高い最大の見せ場だけに真骨頂だね!
どこもかしこも抜群に絶賛の嵐だ。
フルスロットルで突き進め、とばかりに猛驀進。
後悔しないよう、しっかりと脳裏に焼き付けて頂戴。

「次の曲は更にヘヴィーですよ。
SHOW-YAで・・・・限界ラヴァーズ!!」
私は嵐も素敵ですが、こちらもターニングポイントとして侮れない。
8枚目のシングルで彼女たちの魅力的な代表作品。
1989年2月1日に発売。
7枚目のalbum「アウターリミッツ」に収録。
昭和シェル石油のCMソング。
オリコン週間チャートでは最高ランキング13位を記録。
30万枚のセールスを上げた。
まさしく、レディース・ヘヴィーメタルの王道路線を堂々と貫くべき最高峰に君臨する金字塔。
全く揺るがない、進撃の狼煙は留まることを知らないようだ。
サーヤンを支えるバック陣も、ひたすらに凌ぎを削るべく過激で迫真のリフで猛追。
もちろん、フロントセンターで常に女王様のごとく鎮座するサーやんをフユ―チャーしながら、虎視眈々と自己主張する様は頼もしい。
大胆かつ繊細なアレンジ・フォーメーションを駆使しつつね。
思いっきり汗水飛び散らせて、はじけまくっちゃおう。

ダメ押しとばかりに、フィナーレ・ソングを迎えることに。
「お名残り惜しいですが、最後の曲です・・・・・。
アンルイスで・・・・・ああ、無情・・・・」
1986年4月21日に発売された27枚目のシングル。
album「遊女」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング21位。
アンの絶頂期の頃だけにクオリティが半端なく、非の打ちどころがない。
これしかないね。
決定版!
近年、ワールドワイドに再評価の兆しがある80年代のJ-POP。
アン・ルイスも、それの枠には楽勝で入る。
女性シンガーのアマチュアロックバンドならば九分九厘、アンの曲を後半でお約束のように取り上げて一致団結で燃えあがっている。
女性シンガーのバンドにとっては、永遠に光輝くアンセム。
サーやん歌唱として、これくらいふさわしい曲はない。
絵に描いたように、良くお似合いのナンバー。
ご多分に漏れず、余力を振り絞ってのシャウト。
特筆すべきは、心境著しい人気者の超絶売れっ子キムキム。
中々にクールなお仕事をこなしているね。
最近はダイエットにも成功してダンディさに磨きもかかって粋な振る舞いも板についてきた。
彼の余りある才能をフル稼働。
この日も「鬼音KING」と「STA」でスケールアップした鍵盤さばきで貢献していたよ。
エンディングの1音に至るまで全力疾走の様相を呈しています。

イカシタものを見せてもらい充実感に満たされて至福の喜びを得たよ。
本当にお疲れさまでした。
爽快なひと時は、心地よい疲労感と共に無事終了。
皆の満足そうな表情が印象的でした。


*****あと2バンド。
主催者でお馴染み、地元のオールマイティ―な大御所パーティー・バンドがトリ前。
オオトリに控えしは我らがブラスロックバンドが所狭しと暴れまくります。
心してお待ちくださいませね!!((´∀`*))*****


































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(SHOCKSS編)

2023-03-09 13:49:09 | Live Set List



10,6:25~6:45
初出演の[SHOCKSS]

****さあ、満を持しての登場なるは、我らが盟友TOMMY&コバちゃんを擁する貴重なるバンドだあ!
心して読むように!!****

会場内で盛大に響き渡っているBGMは、
TOTO、エイスワンダー、メン・アット・ワークをはじめ、ザ・ビートルズ「カム・トウギャザー」
そしてレインボウの「オール・ナイト・ロング」だ。
これは雰囲気抜群に盛り上がってきて、めっちゃ、いいねえ!!

ここまでは、ちょっと押し気味以外は、何のトラブルもなくライブイベントは順調に進行。
スタッフの細心なる気配りによって、皆が気兼ねなく音楽を楽しめるのです。
大感謝だ。

大雪の中、地元在住のコバちゃんは早々と会場に到着後、入口の外で喫煙中だった。
寒い中、ご苦労様。
マサが真横の路上サイドに車を入れていたら、直後に横付けしてきた車がこのショックスのメンバーたちだった。
そこで早速ご挨拶を交わした。
どうやら、札幌からのメンバー達は道中、ホワイトアウトにあい、高速道路もおろされちゃったらしい・・・・(´;ω;`)
まあ、無事に間にあってライブを楽しめたそうです。
今回の小樽ライブイベント中、こちら方面は穏やかな天候で何とか豪雪は免れたかあ・・・・・・時々はいやらしい降雪があったけどね。
スタッフやオーディエンス達はあちこちで、晴れたり雪降りだったりの度に右往左往していてちょっと大変そう・・・・。
晴れバンドが多いだけに、それを信じつつプレイへと専念するのみです。

 バンド入れ替えのセットアップ。

この豪華なステージのドラムスポジションはごっつくて頑強!
しかも機材類が高級品ばかり!

思わずニンマリ・・・・。
何から何までもが一流のプロ仕様だ。

それとミキシング主任・カザマくんの強力なる手腕。
若きホープが会場後方のミキサー卓で、常に陣取っている。
同所には照明専用のスペースもある。

これならば、バンドとスタッフらとのやり取りもスムーズ。
本番中のアクシデントも楽勝で解決できるというもの。
毎年、ちょこちょこと更なる改良を加えているんだから、頼もしい限りだ。


それでは早速いきましょうか!!

札幌と小樽のメンバーからなる4人組バンド。(以前までは女性のキーボードを擁する5人組だった)
ジャンルは何と、ビジュアル系ジャパニーズロックバンドの大御所「ラルクアンシェル」のカヴァーバンドだ。

ずっと噂には聞いていたけれども、3年前9月の小樽屋外イベントで初めてライブを見ることができました。
で、同年12月13日の小樽お気楽ライブ「運河プラザ3番庫」が2回目。
次いで昨年3月16日のゴールドストーン・フレンズ・ライブ、更に去年8月28日(日)以来となります。(本当はコバちゃんとの絡みでSTA企画に出演が決定していたりもしたんだけど、このコロナ騒動でお流れに・・・・無念の極致)
先月21日(土)も、マ・シェリ初の企画「ゴールドストーン」に出演。
構想から早6年、紆余曲折を経ての長い道のりだったそうですよ。
最近はどんどんとライブも決まって、仲間も増え輪が広がっています。
サンキュー!
トミーが高校の時、ぼんやりとみていた夢が40歳を過ぎて遂に実現したとのこと。
皆さんに喜んでもらえて、トミーも気持ちいい歌が歌えて幸せ。
これで理想に一歩近づけた。
今後も計画は進めつつもパワー増幅していく所存。
人生って何があるかわからないから面白い。



メンバーを紹介しますね。

手数王の爆音ドラムはUJI

テツヤ役のベースにYU-KI(5弦のシェクターを使用。マサはずっとアイバニーズだと思っていたけどサッサがこっそりとメーカーを教えてくれた。ベース弦をカラー・ストリングでセットしている。
見た目が虹のようで非常にカラフル。
そりゃあ、そうだろうね。
目立った者勝ちの世界さ。
けっこう、このセット弦は高いはず。
まだ今でも、市販されているんだね。
たしか30年以上前、商品化されたように記憶している。
特筆すべき点は、ヘッドセットマイクも使用していること。
マサと同じ、ベースとボーカルの2つワイヤレス仕様。
やる気満々の拘り具合がグッド!)

ヴォーカルはTOMMY!
衣装もアクセサリーもひじょうに個性的。
出番はまだまだ先なのに裸足にサンダル姿だった。
思わずマサは「寒くないの!?・・・」と聞いたら「寒い・・・・」
当たり前だよね((´∀`*))
窓の外は雪がどっさりと積もっているもんなあ。
実は彼は彦ちゃん率いる「紫」のコピーバンド「蝦夷紫」のボーカルでもあるのだ。
マサはずっと彼のすべてに注目していて、やっとタイミングよく一昨年のゴールド・ストーンで対バンが実現。
その際、お互いのバンド入れ替え時、舞台袖にて「ディープ・パープルのカバーバンドやらないかい!?」とコンタクト。
何の躊躇もなくトミーは、ニヤリとして「いいですねえ。デヴィッド・カヴァーディルが大好きなんですよ!」と意気投合。
即座にパープルのコピーバンドが結成されたのでした。
おそらく札樽圏内において、トミーのパワフルボーカルは3本の指に入ることでしょう。
この度は.Jのリョゴくんにボーカルを託しての勇退離脱。
お疲れさまでした。
この日も延々と会場の後方にて、パープル・ブリンガー新旧シンガーが友好を温めていました。
微笑ましき光景。

おっと、話を元に戻します((´∀`*))
ギターは先述のナイスガイ・コバちゃんという布陣。
彼は会うたびにバンドが違うんだよね(このことを本人にも言ったらバカ受け!
だって彦&キラーちゃんらとリーゼント姿で、横浜銀蠅のカバーバンドもやっているんだよ。
樽テット、稲葉美紀DEAR FRIENDSにもいたね)。
それは色々なものを選り好みせず、吸収する意欲に満ち溢れているという証拠だ。
ただ、ここでは、他のメンバーたちとの年齢差を、とても気にしていたご様子。
世代のギャップを痛感した次第・・・・。
全然、見た目にも違和感なんてないんだけれどね。
それを言ったら、マサなんてどうなるんだよ((´∀`*))
そんなことも演奏が始まれば、一切がっさい無関係さ。
使用ギターは、今までレスポール、ストラトキャスターを交互に使用していたけど、今年から初披露したのはフェルナンデスの全てが真っ赤なストラトタイプシェイプ。
堂々たるKEN・MODEL!
ゴールド・パーツ仕様。
何とヘッドはおろか、指板までもが鮮やかな赤で統一。
リバースヘッド。
しかも、ピックアップはSSH。
ハムバッカーの音量は半端ないそうだ。
ほんとうに、つい最近入手した1本で豪華絢爛。
彼もワイヤレスシステムを使用していますよ。

ラルクは想像以上に高度な音楽性を含んでいるとのこと。
コバちゃん曰く、グレイはシンプルな構成で組み込まれているんだけど、こちらは意外にも複雑極まりないとのこと。
それだけ勉強にもなるし、コバちゃんならばコツを把握しちゃえば、あとは楽勝でしょう。
私は彼の事を「小樽のジェフ・ベック」と命名したのだから。

フェイスブックにも写真をアップしていたけど、ジーンズは彼の代名詞「ベルボトム」
実は女性ものなんだよ(ネットでの購入)。
彼は羨ましいことに、ずっとスリムな体形を維持しているので、男性サイズではダボついてしまうらしい。
マサも会うたび、必ず彼とはベルボトム談議に花が咲くのですよ。
実際に履いてみないとジャストフィットするのかどうかはわからないから、ちょっと不安なんだよね。
かといって、今の時代、古着屋の店頭では商品発見が至難の技。
マメに探し回るしかないんだね、やはり・・・・。
宝物探し状態の有様さ。
それだけこのラッパズボンには魅了されているという証拠。
(Wのジョニーともピグスティ―で同じ会話をした)


ほぼ全員がバッチリとゴシック調の衣装でかっこよく統一していて、いかにもロッカー然としている。
トミーは全身を極上の白黒装束で固めている。
メイクもバッチリと施してミステリアスな雰囲気を醸し出していて、とても似合うよ。


実際の話、トミーやコバちゃんは、ここまで辿り着くのに色々と苦労したようだよ(メンバー集めとか。この件はお互い身につまされるよなあ)。

まずは軽くリハも兼ねて、全体での音鳴らしでサウンドチェック。
ウォーミングアップを済ませる。
客席の後方からは、どこかで聞いたことのある黄色い歓声で「トミー!トミー!」と、何度も連呼しているスーパーレディがいる((´∀`*))
メンバー達も、苦笑いするしかないよね。
いついかなる時のライブでも、大変な盛り上がりを見せてくれるショックス。

人数の都合上、持ち時間が短く4曲のみ披露。
アッという間のひと時。

サイトウ氏から盛大なるアナウンスが告げられる。
「さあ、皆さん、大変長らくお待たせしました。
札幌と小樽のメンバーからなるバンド、ショックスです!!」

そして、MC役も兼ねるカリスマ・トミー。

「皆さん、こんばんは。
ショックスです。
ラルクアンシェルの良さを少しでも世の中に広めるために、日夜頑張って活動しています。
それではよろしくお願いいたします!!」

な、な、なんとお!以前のセットリストからほとんどを入れ替えてきた!
しかも、必死に調べてみたら、初めて見た時からのダブり曲があまりない!!
なんというふてぶてしき恐ろしい猛者どもだ!
これも自信と余裕の表れなのでしょうよ。
一体全体、レパートリーは何曲あるのだ!?
半端なき引き出しの多さは間違いない。
現在も随時、新しい曲を加え続けているらしい。
よって、いい機会だから以前のライブレポートからも引用してお送りしていきたいと思います。


1曲目「STAY AWAY」
2000年7月19日リリース。
8作目のアルバム「REAL 」に収録。
20作目のシングル。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
この曲で「第51回NHK紅白歌合戦」に3年連続通算3度目の出場を果たしている。
演奏開始直後から女性の観客が数人、最前列へ駆け出してノリノリで手拍子。
めっちゃ素敵ないい曲で思わず泣けてきちゃった。
SEからイントロのサンプリング鍵盤によるやや抑え気味な連打にのって、コバちゃんいぶし銀のチョーキングギターが炸裂。
キーボード不在なので、すべての打ち込み作業はベーシストが担当。
エフェクト・マシーンを手元で操作しているのです。
八面六臂の行動力には感服。
才能あふれるミュージシャンだね。
軽快なカッティングと、メロディアスなサビが印象的。
哀愁漂う、攻撃的で憂いあるポップな楽曲。
ボーカル、トミーのテクニックは難易度強。
ピョンピョンと飛び跳ねて、やる気満々に拳を突き上げる。
この曲の肝は、エモーショナルな融合表現に尽きる。  
右手には持参してきたAKGマイクを握り、感情移入。
徐々にドラマティックな盛り上がりで見せつける。
迸る構成力で満ち溢れている。
これはなかなかに、演奏のしがいがあるね。
強力なる傑作をオープニングにもってくるところなんて、いやはやなんとも大したものだ。
最初からエンディングまで、虎視眈眈且つテンションマックス状態。
一切の妥協を許さない、徹底した探求心の勝利に乾杯。
これで掴みは、バッチリとオーケーさ。

爆発的な勢いそのままに、メドレーで2曲目「MILKY WAY」
1998年2月25日発売、オリコン週間チャートでは、見事1位を獲得した5作目スタジオ・アルバム「HEART」ラスト前の9曲目に収録。
ベーシスト、テツヤ作詞曲。
ラルク初期の、爽やかなるダンサンブル・ビート決定版。
言葉選びやストーリー展開の全てにおいて、ストレートに可愛く表現されている。
少女漫画的なくすぐったさと、ちょっぴり切なさを感じるかも・・・・。
今でもライブで頻繁に演奏される、意表を突く怒涛の個性的な人気曲だけに拍手喝采だ。
異質で純粋な雰囲気のポップさが前面に押し出されている、バリエーション豊かなラブソング。
無意識のうち、ふんわりと笑顔になれる。
瞬く星の美しさが目に浮かぶ。
Bメロの掛け合いもバッチリと粋にハマっている。
ロートタムを多用したリズムパターンが、疾走感漲っているね。
軽やかで、陰と陽の駆け引きもスリリングに感じ入った。  
ギターのシンプルながらもタイトなコードカッティングと、スピーディなるソロの展開も抜群。
切ないサスティーンギターを爪弾いて、陶酔の表情を浮かべるコバちゃん真骨頂。
いつ聞いてもギターを見事に歌い上げて自己主張。
更には追い打ちをかけるがごとく、エモーショナルなトーンで渾身のワウペダル踏み込み。
低音ボトムを、常に安定のアンサンブルで支え続けている。
ズッシリと重く響く分厚い壁を構築しつつも、緻密なるユニゾンでグルーブを紡ぎだす。
轟き渡る、出色のメロディも快感だ。
若干のアレンジを加えての、良くできた曲想に目が釘付け。
一時たりとも目が離せないよ。
見逃し、瞬き厳禁だ。
とにもかくにも随所にわたってラルク愛が、微笑ましいほどに滲み出ている。
彼らが思い描いているイメージの狙いが、ジャストマッチしているよ。
大当たりの瞬間を垣間見た。

ところで、ショックス今回のセットリストは、初めて聞く曲ばかりだよ。
3曲目でそれはもっと加速した。
ショックス史上最大のサプライズ。
「それでは、このライブイベント、オールディズナイトというタイトルなので、ここでラルク以外の懐かしい曲をおおくりしたいとおもいます。
我々過去の曲の中から色々と厳選した結果、めっちゃいいのがあるじゃあないかあ。
中々タイミングがあわずにやれなかった44年前の大ヒット曲。
頑張ります・・・・・布施明で…君はバラより美しい」
日本歌謡史に燦然と光輝く永遠普及の名曲。
1979年1月17日に発売された42枚目のシングル。
album「サバイバル 愛ある限り君は美しい」に収録。
オリコン週間チャートでは最高8位を記録。
売上枚数は31万枚。
「ザ・ベストテン」では4位。
布施さんは過去に25回もNHK紅白歌合戦に出ているが、そのうち4度もこの曲をうたうほど代表曲となった。
この曲はずっと大好きだ。
布施さんの曲中1番のお気に入り。
最初から最後まで全てが申し分なし。
完成度が高いよね。
当時は化粧品のコマーシャル・ソングに起用されて話題騒然だった。
CMに出演していたのは、何とオリビア・ハッセー。
これが縁で2人は結婚して子供も儲けた。
後に離婚しちゃったけどね・・・・(´;ω;`)
いやはやなんとも羨ましい話さ・・・・。
作曲、アレンジはミッキー吉野で、タケカワさん以外のゴダイゴ・メンバーも参加している。
だからこそ最高だ。
今でも全然古臭さを感じさせないどころか、極上のクオリティを堂々と放っている。
派手なアクションも交えた存在感抜群のトミーは、HYDEとはまた一味違うクリーンで艶と色気のある声で魅了していく。
御見それしましたあ・・・。
「エロイ!!」の一語に尽きる。



「最後の曲となりました・・・・・。
IPHONEや光物を持っている方は、こうやって灯りをかざしてくれるとひじょうに嬉しいです。
それでは・・・・・あなた」
コバちゃんやドラマーも同様に自分のIPHONEでお手本を示してくれる。
それにならって次々とオーディエンス達も効果演出に参加。
意味深な歌詞にも要注目ですなあ。
こちらも、1998年発売のアルバム「HEART」ラストに収録。
愛が目いっぱいにあふれ出ている。
自己陶酔型なプログレッシブ大作。
徐々にエキサイティングな分厚い広がりを見せる様は圧巻。
ハイハットカウントからはじまるマーチング・ビート風なドラミングが、クラシカルでドラマティックな打ち込みイントロに堂々の鎮座。
モダンな16ビートに展開するミディアム・バラードソング。
憂いのあるボーカルが乗った壮大なる至宝。
これを歌いこなすには、ナルシストになりきるしかない。
コバちゃん入魂の、U2エッジ風ギターディレイも効果覿面だ。
やっぱりここは、コバちゃんがキーマン。
「コバちゃ~ん!」の声援も飛ぶ。
爪弾かれた連続する素早いリフの流れが要だ。
単なる年長者というわけではなく、百戦錬磨の荒波を幾度も潜り抜けてきたベテランだけに、ピッキングにかける意気込みや説得力が素晴らしすぎるくらいさ。
コバちゃんの醸し出す存在感は別格。
低く構えたギター・スタイルは秀逸。
音色1音1音のシンプルな煌きにうっとり。
いつ見ても、多少斜に構えたギタースタイルが渋い。
彼ほど小樽界隈で、ギターを持つ立ち姿の決まる男ってそういないでしょうよ。
さらに時折見せる、アクティブなまなざしが絶品。
憎らしいほど、様になっている巧みの技。
長い脚、精悍な面構え、ラフな髪形とルックスもロッカー然としていてお手本のようなもの。
言葉を失っちゃうほど、他のメンバー達も、それぞれにいい顔してるよ。
いっそこの際、北海道のラルクになっちゃえ!!
会場中あちこちで無数の光が瞬いていて幻想的。
トミーはこれが長年の夢だったそうで、思わず感動のあまり泣きそうになったらしいよ。
涙もろきロッカーの一興。
恥ずかしいからマイクを外して「ありがとう・・・」と呟いた。
そうそう、トミーが言ってたんだけど、この日のライブ告知を知ったラルク・ファンのある人が喜び勇んで駆けつけてくれたそうだ。
そしてパフォーマンスを絶賛してくれたとのこと。
嬉しい限りだね。
これで益々ショックスの輪が拡大されたわけだ。
これだからライブはやめられない。
もちろん1ステージ、1ステージが命を賭けた真剣勝負!!
そして再びイントロのマーチに戻って静かにエンディングを迎えるという構成。
天衣無縫の鮮やかさにいざなわれる。
思わず唸っちゃうよねえ。


「我々についてちょっとでも興味をもっていただけたら、ショックスを検索してもらえれば幸いであります。
今後とも、よろしくお願いいたします。ありがとうございました!!」

観客がステージへ向かって盛大にクラッカーを連発で炸裂させた
「パン・パン・パンッ!!」

とにもかくにもラルクはインディーズ時代から、徹底的なこだわりを持った活動をしていたようで、その妥協なき創作意欲は他を寄せ付けないほど。
それが楽曲の随所に張り巡らされていて驚愕しちゃうほど。


このショックスのメンバーたちも、ラルクに対するオマージュは誰にも負けないぜ!というくらいの気迫に満ちていて圧倒されてしまいそう。

まだ結成して数年のバンドゆえに、今回のステージも名刺交換のお披露目程度に受け取ってあげて下さいな。

今後ますますの躍進に期待大。
新たなホープ誕生の瞬間を目撃したあなたたちは、もしかしたら超ラッキーなのかもしれないよ!!
暗く沈みきってしまった世の中の憂さも、一気に吹き飛ばしての活性化を図ろうぜ!!。

補足・・・・・先のステージでレオ君率いるボズプロが「ウイー・アー・オール・アローン」を締め括りに披露したんだけど、昔、トミーも歌の師匠のサポートで、この曲をホテルのラウンジで歌っていたのだそうだ!
とっても歌い回しが難しくて、そうとう勉強になったらしい。
色々と思い出して、心に染み入ったそうだよ。

****ショックスの次には、グッとアダルトで妖艶なるあの女性シンガーを擁するバンドが控えているよ!!
キムキムも所属。
皆、ゾクゾクしてね~~!!****

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようやく春めいてきてポカポカ気分に浸れているよ

2023-03-08 19:59:51 | リハーサル

さてさて、皆さま、その後いかがお過ごしでしょうか。
なんだかんだと言っても、今冬は雪が少なかったような・・・・?
12月の初雪がそうとうに遅かったし、2月いっぱいで厳冬も終わった。
つまり2か月ちょいの雪投げ生活。
去年なんて、一晩に2回もスタック地獄を経験したしなあ。
山菜採りにいくのが、今から楽しみだ!((´∀`*))
ワクワク・・・・。

3月のライブのために、先日、意気揚々とスタジオ入り。
私は何を隠そう、ここ4週間の間にSTA&パープルブリンガーで5回のライブをこなす予定。
その最後のライブはゴールドストーンのSTA。
多分、この会場に立つのは、諸事情によりこれが最後かもね・・・・。
だからこそメンバー一同、力が入っています。

道路も溶けた雪でシャーベット状態。
グシャグシャ・・・・。(´;ω;`)
そんな中、元気いっぱいに全員集合。
マサとアキは、前日にパープルブリンガーのライブを終えたばかり。

今回は8人編成。
STAのわりには、比較的普通の人数。
でも、例によってまたまた変則的な顔ぶれ。

マサ、アキ、もっちん、ニシヤン、ウパ君、ミキティ、マッツ、そしてタッキーという布陣。
サックスが3人という異色のセクション。
アルト、テナー、バリトン。

そうなんですよ‥‥tromboneとtrumpetが不在‥‥(´;ω;`)
絶賛、管楽器ミュージシャンを随時募集中です。
一緒にシカゴを中心としたブラスロックをプレイしつつ、燃えあがってくれる熱い方、大歓迎!


そうそう、ウパくんは最近、必ず全員が集まる前の1時間を個人練習にあてています。
でもこの日、飛び込みでスタジオに着いたら、まだシャッターが閉まったままだった・・・。
それでもオーナーが来た時点で無事に入れたらしい。

その、オーナー・キンさんの計らいで、早速皆で賑やかにスタジオ入り。
すでにウオーミングアップを済ませたウパくんが迎え入れてくれた。

メンバー達が、各自の準備をしている間に、ウパくんがお手伝い。
キーボード・アンプの接続。
アキがいつもまごつくので大助かりだ。
良かったね~~((´∀`*))

マサがヘッド・セットマイクのセッティング中、床に置いてあった今回のセットリスト表をサッと拾い上げたウパくんは、手際よくガムテープを付けていつもの壁に貼り付けてくれた。
こんな作業をしてくれたこと、長い年月の間でも初だから、マサはめちゃ感動しちゃったさ。
ウパくんはキョトンとして「手が空いているんだから当然」と言ってたけどね。

モッチンはその状況を見ていて「ずっとこれからも一緒に活動していきたいなあ」と語っていたぐらい。

この度は異色の編成ゆえにファニーやウパくんがところどころ、スコアを書き直して、よりアンサンブルのグレードアップを図ってくれた。
こんな行為なんかも、今までにはなかったこと。
それまでは、とにかく音符に書いてあるとおりに演奏するのみだった。
それだけでも必死だったのかもね。
でもウパくんは「なんで複数の管楽器がハモらないで、同じフレーズを吹いているのかなあ・・・?
時には、いないメンバーの音に穴が空いていたり・・・・」
決して妥協を許さないウパくんは、徹頭徹尾に拘り抜いてアレンジを施す。
正に頼もしき存在。
個人練習もしたいだろうに、バンド・サウンドを優先して考えてくれている。
嬉しいことだ。

そいうわけでして、比較的早めに準備は完了。
早速、開始だ。
アキのプログレッシブなキーボードが唸りをあげる中、ギターとドラムのカッティングが追随。
今度のライブは司会者がいないからマサがアナウンス。
カウントの雄たけびに導かれて、いつもの堂々たるオープニングナンバー。
中間部分のソロでもあるトロンボーンとtrumpetはサックスの2人が担当。
これはこれで音色が新鮮に響く。

エンディング後にマサがベルトーンの確認。
tromboneとtrumpetソロの間に入るブレイクで、ピアノでしっとりとつなぐ箇所も抜粋して演奏。
リット気味だったり、タイトなリズムアクセントだったり、その時のメンバー達によってマチマチだった。
この日はすこぶるはまっていたけど。
正式に間合いを決めた。

メドレーでピアノが軽快な曲へ。
タッキーはイントロからエクスタシーを感じるのだそうだ。
タッキーとマサとのボーカルとコーラスの兼ね合いも徐々に意気投合。
呼吸のアンバイも良い感じに仕上がってきた。

最初のMCタイム。

今回のセットリストはシカゴを軸に関連曲も多くてご機嫌さ。

激レアなシカゴ・デビュー時の傑作を2曲。

これがまたやりがいのあるクセモノ。
エディットバージョンも馴染んできた。
タッキーも頑張ってきたね。
パーカッション、コーラスにムードメーカーも担っている。
黒いメタリカのニット帽もお似合い(今回はツエッペリン仕様ではなかった)

今回のライブ最大の鬼門に突入。
珍しくもベースのリフから。
モッチンとマサがいくつかのパーカッションを持ち込んで来て持っていないメンバー達に配布。
マッツはこの時のために、わざわざクラベスを購入した。
パーカッション経験のあるアキが直々に持ち方を伝授。
これによって鳴り、響きが全然違う。
皆、色々な技を持っているね。
この曲ではタッキーとマサがボーカルを交互に請け負う。
皆のコーラスとパーカッションでラテンワールド全開。
ホーンセクションがほとんど入っていない分、このようなパートで目立ってもらいましょう。
タンバリン、カウベル、マラカス、アゴゴベル・・・・と様々。
中間部ではモッチンが秘技を披露。
マサの希望で、30秒ほどにまとめてもらったドラムソロが超絶に見事。
あいかわらず器用でパワフルでタイト。
リズムキープが寸分の狂いもなくてびっくり。
アキがこれをライン動画用に収めていたので、後で見て見たけどやっぱり超絶技巧派の面目躍如だ。
素晴らしすぎて泣けてきちゃうよ。
嘘だと思うならば見てくださいよ。
今までにこれを取り上げてきたけど、モッチンは余裕と貫禄で出色の完成度を誇っている。
非情にスリリングでグルーヴィー。
豪快にコードストロークを流すニシヤンも、ワイルドなギターで負けじと迫る。
エンディングではフィードバック奏法も交えながらね。
一番、念入りに取り組んだ。
やるべきことは、全て達成した。
またこれで一歩シカゴに近づけたような気分さ。

そのニシヤンは新しいギター、ヒストリーのレスポール・スタンダードを持ってきた。
でも、ストラップピンのネジが緩んでいて途中で抜け落ちてしまった。
危うくギターを床に落とすところだった・・・・。
ヒヤッとしたよ。
ニシヤンはネジがうまく装着できないので、あきらめて椅子に座って弾いていた。
後半ではなんとか固定できたみたい。
これ、本番でなくてよかった・・・・。

ビートルズの曲でも四苦八苦。
構成の勘違いも勃発。
シカゴのライブ・テイクも参考に。
テンポやノリの比較も検証。
エンディングの確認も怠らない。
意思伝達の説明が中々に難しいよね。
でもモッチンはブラック・ビートルズでも長年演奏しているからお手のモノ。

2曲立て続けにブラスロックの王道。
両曲共にエディット。

ライブのたびに、ブレイクやカウントの約束事が変わるので、ここでも再確認で音を固めた。
何度も繰り返しで納得のゆくまで念入りに。
STA1回目のライブからずっと取り上げている重要なるチューン。
踊れて血沸き肉躍るハードでかっこいい曲が飽きがこない。

ラストソングではニシヤンがキーボードにコードやらを注文。
迫力増幅のためにも、これは重要。
更なる効果を求めて。
アキはパーカッションもやるので持ち手のある楽器と鍵盤を同時に操れるように考慮。
その姿を見たモッチンが「可愛い」と言ったもんだから、俄然上機嫌になったアキ。
場の空気もグッと和む。

予備の曲は唯一のインスト。
3人のソロ回しを決めて実演。
最初はサックスの3人にソロを振ったんだけど、それだと、後半に挿入されるリフが吹けないことに気付いた。
よって3人目のソロはギターにしたら、グッとまぶくなった。
ウパ君風に言えば、「えぐいねえ・・・・。」

アッという間に時間は経過。
残り時間は、ちょっと怪し目な曲やらをいじってみての終了。

充実のひと時だったよ。

ホットコーヒーも一段と美味しいことでしょう。

またすぐ数日後に仕上げのリハを終えてライブだよ。
多忙なスケジュールは、まだまだ続行します。



























































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(稲葉美紀DEAR FRIENDS編)

2023-03-08 11:01:03 | Live Set List







9,5:50~6:15

さあさあ、ここでSTAともひじょうになじみ深いバンドの登場ですよ!!
「稲葉美紀DEAR FRIENDS」
隣り街の札幌から、2年連続3回目の出演。
このンバンド、意外にも去年11月3日、小樽文化祭以来のライブとのこと。
メンバー達とは違うバンドでちょくちょく会っているから、久しぶり感は全くなしだけど・・・・((´∀`*))
ダンサーさんとの再会も楽しみとのこと。


意外にも、このライブレポートは多方面の人たちが閲覧しているようで執筆している私本人が驚愕しているくらいだ。
ライブ会場で「読んでいますよ!」と、何度も声をかけられて絶賛の嵐。
たまに辛辣なご意見も頂戴するけれど、そんなことには目もくれず、気を引き締めつつも、ただひたすら頑張って書き綴っていこうと思いますので、今後とも叱咤激励のほどよろしく!!
 
****心してライブ・レポートを読んでね!
それでははじまり、はじまり~~!!****

 
バンド入れ替え中に流れているBGMはスティクス「ミスター・ロボット」、ザ・ビートルズ「ア・ハード・ディズ・ナイト」、ウイルソン・ピケットの「ダンス天国」で派手に決めて、締め括りはサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」・・・・・
シットリと感動的でムードが盛り上がるねえ。
 
コロナの感染状況を考慮して、このイベントは夜9時前には終了予定。
通常ならば10時くらいまで,威勢よくガンガンに賑わっているんだけどね。
まあ、このイベントは例年この流れに沿っていますよ。
小樽市恒例の名イベント故に、これは仕方のないこと。
 
***早くもライブ・レポートの第9弾に突入だよ!。
お楽しみに!!***
 
このバンドは6人組です。
全員が落ち着いたイデタチによるファッションで統一。
このバンドは古くからのSTAファミリーなんだよ。
顔なじみのメンバーどころか、STAでガンガンにプレイしていたナイスガイまで在籍しているしね。
それでも、こことSTAが対バンを組むのは超久しぶりだ。
手元に残っている記録によると、昨年の2月27日(日)小樽雪明りの路・運河プラザホール、11月6日エイベッツ・バンドカーニバル(日)、11月27日ソリッド・美紀ちゃん還暦記念ライブ(日)以来(ゴールドストーン&スターライトでは「そうきあ」&「.J」で対バンを組んではいますがね・・・・)
本当ならば一昨年8月の小樽・北運河サウンドエナジーなんかでも一緒になるはずだったのに、このコロナ騒動で泣く泣く出演を辞退していたのさ・・・・。
近年はアコースティックプロジェクトに着手して、グッと落ち着いた雰囲気を醸し出していた彼ら。
全員が椅子になんか座ったりしてね。
若干のメンバーチェンジも施しているようだし(でも見たことのある顔ばかりだけど・・・笑)。
皆、元気にしていたかい?
彼等がエントリーするとしないとでは、イベントとしてのクォリティに差が顕著に現れてしまうのは明らかでしょうね。
ここのところ、アジアを中心としてワールドワイドに俄然注目の的となっている80年代J-POPサウンド。
このバンドなんてドンズバでしょう!!
周り回って遂に時代と音楽の流行がバッチリと合致したんだね。
これは素晴らしいことだ。
こうなったら、目一杯にフルスロットルで頑張ってもらうしかないでしょうよ!!
期待感に溢れてワクワク状態だよ。
結果的には今回、出演が実現してくれて良かった、良かったよ。
ここでのメンツは、全員が長年にわたって他のバンドでもSTAとはしょっちゅうタイバンを組んでいる。
ご多分にもれず、今回の彼らもバンド掛け持ちにと多忙(コロナの影響で多少は落ち着いたのかな?!)。

この日も控えのテーブル席が、STAと隣同士ということもあって、ちょくちょく行き来していたよ。
時にはお互い、写真撮影に勤しんだりしてね。((´∀`*))
 
まずはバンド・サイドからのメッセージが届いていますので、ここでご紹介させていただきますね。
「こんにちは((´∀`))
実力派ヴォーカリストの稲葉美紀を前面にフューチャーして、プレイヤー達は彼女を盛り上げるバックバンドに徹するのが基本コンセプトです。
皆さんの馴染みある曲や、得意とする八神純子を中心にオールジャンルへとチャレンジし、自らだけではなく会場の皆さんと一体になれる癒しとHAPPYなステージをお届けいたします♪
これからもドンドンと進化し続けますよ。
興味津々でしょう。
小樽ダンサーズのパワーになるよう歌います。
コロナなんて、やっつけよう~やっつけよう~!!
どうぞよろしくお願いいたします」

う~む・・・なるほどなあ。
そういわれてみればどことなく、アダルティックなムードを醸し出している。

「八神純子さんの楽曲をメインとし、バック陣の燻し銀プレイを秘密兵器にバンドとのハイブリットバージョンが売りです。
伸びやかなるハイトーン、クリアヴォイスのミキミキをお届けします。」とのこと。
つまりは、バンド形態プラス・アルファの変則編成に落ち着く事と相成りました。
2017年のベッシーホールでは、インストウルメンタルとボーカルを織り交ぜた編成の5人組フュージョン・ロック・バンド、2018年1月のスペース・アート・ホールではピアノ弾き語りを中心に据えたバンド編成、同年8月の北運河サウンド・エナジーではMIKIMIKIヴォイスとトークを散りばめてくれました。
3年前1月のモダンタイムではギターレス、ツインキーボード体制での初お披露目だった。
思い返せば今回の実験的ひな型だよね。


それでは今更説明や解説をするのも野暮というものではありますが、いきます。

ヴォーカルに華麗なる歌姫ミキちゃん。
本人によるコメントを紹介
「私失敗しないのでとドクターXを気取ってはいるが、密かに歌詞を間違えている・・・・(爆笑)」
彼女は多方面のバンドに所属しています(ポップスはもちろんのこと、アニソンから様式美へヴィーメタルまで)。
才色兼備とは彼女のこと。
なんと驚いたことに、網タイツ姿でイングヴェイマルムスティーンのカバーバンド「J」でも堂々と演奏していました。
ずっとその雄姿を夢にまで見ていたのだよ。
ここまでの道のりは長かったあ・・・。
ありがたいことだ。
 
リーダー兼ドラマーは元STAのセッキーちゃん。
「最年長でドリンクを飲みつつも頑張っています(ミキミキ談)」
3年前はカホンとウィンドウチャイムなどを巧みにこなしていました。
今回は本来のドラマーとしてその目を見張るようなドラミングを披露(スローンはヤマハ製。備え付けのドラムセットのシェルは銀色)
とにかく彼は、リズムマシーンを心強き相棒に従えて数段腕をあげた。
それはお世辞抜きに、方々から聞こえてきた沢山の賛辞が証明しているよ。
時と場合によっては、テインバレスまでをも操っていたし。
彼のスティックの持ち方は、レギュラーグリップなんだけど(写真を参照のこと)、その握りであれだけ叩けるドラマーって通のドラマーに言わせるとそうそういないらしい。
普段は笑顔を絶やさずフレンドリーな佇まいなんだけど、いざステージにスタンバイすると、キリリとかっこよく表情も引き締まって豹変するのだ。
彼も、フュージョン系ブレイクスルーを手始めに、数多くのバンドを掛け持ちというモテモテ・ミュージシャン。
病的なくらいに根っからのバンド好き男。
その温厚な人柄からは想像もつかないくらいの熟練技を発揮。
実はドラムのキャリアは、それほど長くないとのことなんだから更に驚愕だ。
一見の価値アリ。 
 
ベーシストには一昨年の夏、アミノ酸ことアミノ君がプレイしていたんだけど、今回も残念ながら欠席でした・・・・。
長期冬休みアミノ酸のサポートは・・・・・
あのマサキヨ君が見事に埋めていたよ。
去年までは、非情にレアなバーガディミスト・ボディカラーのジャズベースを使用していたんだけど、今回は白。
メイプル指板。
・Jの様式美速弾きスーパーギタリストとしてすでに有名人。
「サッポロのイングヴェイ・マルムスティーン」とは彼のことだ。
このバンドはパープル・ブリンガーとも交流がある。
実際、.Jのボーカル、リョゴをセッキーとミキミキは快く紹介してくれて活動の活性化に力をかしてくれた恩人。
で、そのリョゴとマサキヨくんは幼馴染だとのこと!
絶対に2人でアングラのカヴァーバンドを結成する、と目標をぶちかましているよ。
もの凄いことになりそうな予感。

 
3年前の末に、めでたく加入した酔いどれギタリストのシモラーさん((´∀`*))。
小樽マリンホールではヤマハの独特なデザインのサイレントギターを使用。
骨組みシェイプのあれね。
これは軽量で名器だ。
アノ時は、アコースティック系だったからのこだわりか・・・・・
一昨年の夏にもユニークな仕様のレスポールを持参(レモンドロップのボディカラー)。
なんとビグスビーのアームユニットをマウントしていたのだ。
で、今回は真っ赤なエピフォンのセミアコギター335でプレイしていました。
相当のギターコレクターとみた。
これは面白いね。
マニア心を存分にくすぐるところ。
今度ゆっくりと楽器談義をしてみたいよ。
「酔っぱらっていても何故かギターはしっかりと弾く。内股になるけど・・・・(笑)」
実際に会場ではオフステージ中、椅子で居眠りしていたり、オリジナリティ溢れる(!?)(!?)ダンスを披露したりで人気者。
ずっと注目の的でした。
演者が食われるほどに。
目立った者勝ちの世界観だ!((´∀`*))
テツも密かに彼のギター・テクニックを大絶賛していた。
さすが、見る目が鋭いね。
類は友を呼ぶ。
 
そしてキーボードレディが、2人も在籍というゴージャスさ。
これならばミキミキちゃんも、歌に全力で専念できるというものだ。
このスペシャルなシフトは大正解。
ミキミキの八神様スタイルのキーボード弾き歌唱も絶品だけどね。
キーボードは、な、な、なんとその名もジュンコさん!
八神純子を弾く淳子さま。
20代の頃、ミキミキと一緒にバンドを結成していてポプコンや、キリン・ポップスグランプリなんかにオリジナル曲も交え出演してブイブイ言わせていました。
楽しい老後&ボケ防止のために再度返り咲いた次第!
めでたし、めでたし!!
ちなみにKORGのKROSSを使用。

そしてもう一人の鍵盤嬢・・・・・今回は、あのチャーミングなハルコちゃんが、キーボード&コーラスで参加復活!!。
ファン達がこぞって彼女に熱烈なる声援を絶えず送っていましたよ。
ちなみに彼女は、ミキミキちゃんの大学の後輩だとのこと!
トレードマークの、目にも鮮やかに映える真っ白いローランドを使用。

つまり見るたび、構成に微妙な変化があるわけだ。(人の事は言えませんが。。。。(;^_^A)
色々と試行錯誤の繰り返しなんだね。
バンド維持って何かと大変。
まあそれだけやりがいのあるジャンルではあります。
 
 以前には、会場入りした彼等をマサが捕まえて素朴な疑問を投げかけてみた。
「ブレイク・スルーとこのバンド、結局どのように区別するのかな?」
とどのつまり、ブレイク・スルーはセッキーによる純粋なる多重プロジェクト。
そしてこちらも表向きはセッキーがリーダーなのですが、実質的に影で取り仕切っているのはミキミキちゃんだとのこと(裏ボスね)。
なるほど!この差はやたらとデカイ(笑)
持ち時間が少ないので、彼らも相当にアイディアを練って全編名曲オンパレードの形式で臨んできましたよ。
例によって前後編という流れで・・・・。
目まぐるしく次々に飛び出してくる珠玉のヒット曲に陶酔しちゃいましょう。

ほどよくバランス&サウンド・チェックも終えてスタンバイ・オーケーのサインをスタッフとサイトウ氏に送る。


彼らとの付き合いは相当に長いから、そのバンド遍歴は逐一見てきた。
そのたびにスケールアップしていく様をまざまざと見せつけられているので、せっかくだから、今までのエピソードなども絡めてお送りしていきましょう。

盛大なるアナウンス導かれて、豪華絢爛なるショーの幕が切って落とされた!!


「こんばんは!
じゃあ、よろしくお願いします。
今日はせっかくの日曜日・・・・?!あれ・・・?」
おもむろに最前列に陣取っていた観客のアベさんが割りばしに挟んだ千円札を差し出す!
「ええ!!??おひねり!!??
いつも踊ってくれているアベさん、ありがとう。
なんか演歌歌手みたいで感動したなあ。
こうして見渡してみると、いつもの顔触れだから、安心して歌えますよ。
すっかりと寒くて暗くなっちゃったね。
私たちの後にも4バンドが控えておりますので、まだまだお付き合いのほど、よろしくお願いします。
時間があまりないのでサクサクといきますよ。
今、若者たちの間でジワジワと人気沸騰の曲をおおくりします。
泰葉で‥‥・フライディ・チャイナタウン」
開巻から、いきなりぶったまげた。
1981年9月21日に発売、近年は別の意味で、残念ながら何かとお騒がせな泰葉のデビューシングル。
アルバム「トランシット」に収録。
オリコンチャートでは最高69位を記録。
祈・復活劇!!
しかし、日曜日なのに金曜日の歌とは洒落ている。
実は金曜日のフライディではなく、飛ぶ、の「FLY」にひっかけているのだ。
この曲は以前からフェイスブックで、マサとのやり取りからリサーチ済みだった注目のチューン。
実は昨年の夏、キューブガーデンでパープル・ブリンガーと稲葉美紀DEAR FRIENDSが対バンした際に初めて聞いていたのだ。
最近のミキミキ一押しだけに、違和感なく序盤から馴染んでいるよ。
サビからの歌い出しも何なくクールにクリア。
なんとなくずっと、ミキミキのレパートリーだったような錯覚を覚えるほど。
ぶっ飛びの、声量を求められる難曲だ。
世代的にもド真ん中だけに、キラキラと輝いているよん。
右手にアゴゴベルを持つミキミキの姿も自然と絵になる。
カウベルの響きもポイント高いし。
蛇足ながら・・・・・マサは泰葉の渋谷パルコ劇場におけるお披露目コンサートを目撃してもいるので思いもヒトシオだ(ロビーは落語家たちの花輪だらけだったのが一種異様な光景だったけど((´∀`*))

熱き歓声が飛び交う。
 
「昭和、平成の代表的ジャジーなレディースソングをお送りしたいと思います。
‥‥大橋純子さんで・・・・シンプル・ラブ!」
これも昨年からレパートリーに取り込みはじめたね。
改めて、絶品のセンス溢れるセレクションに猛烈なる拍手だ。
最近また色々と触手を広げはじめてきたね。
感涙にむせぶよ。
ミキミキちゃんにピッタリ・・・・上手いなあ。
どこまでも正確に伸びる歌声・・・・。
とっても気持ちよさそうだよ。
1977年の大ヒット曲。
な、な、なんとマサの故郷が生んだ実力派歌姫初期の作品。
当時の日本テレビ界は演歌、歌謡曲、フォークばかり流れていた。
そこに爽やかで洗練された都会的なポップスを携えて、堂々と登場したのが大橋純子さん。
解放感溢れる歌声は絶品。
だって短大時代に北大の音楽サークルに入り、ジャニス・ジョプリンや洋楽を原曲のキーで歌い、喉を強化しながら高音が出るように鍛えていたんだっていうんだからね。
実力派はそでに折り紙付きだった。
この曲は美乃家セントラル・ステイションがバックバンド。
もの凄い魅力的なミュージシャン揃いだ。
日本人離れした大橋純子さんに負けないくらい、魅力をふりまき続けるミキミキちゃんでした。
ソフトタッチなコーラスワークも兼任のハルコちゃんと共に、道産子パワー炸裂の手腕。
憎い手腕がここでも超絶発揮。
そして、また一段と腕を上げたセッキーのことも付記しておこう。

3曲目も大橋純子さんの「サファリナイト」
ちょっとここでは、マニアックに攻めてきたね。
和製ディスコ・チューン。
1978年リリースのアルバム「フラッシュ」に収録。
オリコン最高20位を記録。
売り上げ枚数は10,9万枚。
とっても印象的な戦慄の曲で、古き良きあの頃が瞬間にグッとフラッシュバックしてきた。
歌詞の内容は、グッとひたすらにアダルティで刹那的。
大都会で繰り広げられるラブアフェアをサファリに置き換えた情景中心モノ。
キザに寄っている世界観も果てし無く美しい。
歌謡曲路線とは異なり、海外のソウルミュージックを強く意識したテイスト。
ノリノリでカッコよくって俄然、鳥肌が立ってきたよ。
ありがとう!
そうかあ・・・・ミキミキちゃんはオシャレなジュンコシンガーがお気に入り!!??・・・。
余裕と貫禄たっぷりの質感の喉で見せつけてきます。
お子様にはまだわからない色香が漂っていて、説得力のある演出効果も抜群さ。
ところどころの難しい音階のまま音を伸ばす場面であっても、ブレない音程。
キーボードのオブリガートも効果的に多用。
ギターを全面にフューチャーしつつも、リズム隊がなんまらファンキーで、ハイハットの刻みが「ワオッ!」って踊り出したくなるよね。
実際に踊り狂っている猛者も出現。
「この一瞬を刻んでやる」という強烈な覚悟と、迫力の執念を感じる緊張感。
熱量を届けようと踏ん張って全身全霊を注ぎ込む。
圧倒的に弾むベースライン・・・・・情緒あるサビなんてグルーヴィーの極致を突っ走る。
要は、えげつない程に巧い!
さすがだねえ。
おもわず唸っちゃうよ。


「これは新曲だったので、心配だったんだけど、間違わなかったね・・・・良かったあ!
さあ、それでは、4曲目です。
後半戦はお馴染み、私の大好きな八神純子様コーナーですよ。
・・・・DEJA VU」
(1980年4月21日リリースの3作目オリジナル・アルバムMR,メトロポリスに3曲目に収録)
MCとのギャップがこれまた楽しい。
ここでも八神&ミキミキ・ワールドにあなたを誘います。
とくとご覧あれ。
息をつかせる隙を与えてもくれない、極めつけのセットリスト。
もう何度も、彼らのステージを見ていますが、今回はコンパクトに纏め上げての名曲が目白押し。
いつものことながら、レパートリーの豊富さも特筆モノ。
いつの間にか、感動的な歌メロと歌詞に打ち震えているのだ。
ドップリとセクシーなムードに浸ってください。
グッと大人のサウンド溢れる、ニューミュージック・ナンバー決定版。
目まぐるしい広がりを見せる、極上極まりない流麗なるメロディライン。
相変わらず完成度が高い鉄壁の歌声。
隠し玉のサンバホイッスルを吹き込む姿も幸せそう。
ミキミキちゃんは、女性シンガーならではの華やかさを振り撒いてくれたよ。
気合の入り方が半端ではないですね。
上手なシンガー数々あれど、ミキミキちゃんの表現力は別格。
皆も、しみじみとうっとり気分・・・・。

ベースのマサキヨくんは、さすがの歯切れ良いチョッパーも交えて、タイトに引き締まったベースランニングを描きあげます。
臨場感タップリで効果絶大にヒートアップ。

ジュンコちゃん演じるシンセの優しくて淡いオーケストレーションが、そのまま本編へと繋がるキーボード操作も、小技の連発で観客の視線を釘付け。
一時たりとも目が離せません。
とあるキーボードプレイヤーも、手放しで絶賛していたよ。
メンバー全員がノビノビと息のあったプレイに専念。
言葉を失うほどに。

極めつけは、ギターから紡ぎだされるトーンの音像。
奇跡の愁いを含んだパワフル・ヴォイスで応じるミキ嬢は新境地開拓。
こういう側面もあるんだねえ。
その引き出しの豊富さにはお口あんぐり状態さ。
これだけ歌えたら、さぞかし気持ちいいんだろうなあ。
微笑ましくも、羨ましい限り。
遠く澄み切った果てしなき小樽の空の向こうにまで届け!とばかりに、遠慮なくぶちかましてくれました。


「メンバー紹介をします!(ここでリスペクト目一杯こめて、一人一人を猛烈にアピール)

なんと7キロの減量に大成功したという太っ腹のリーダーで、私のわがままを聞いてくれるセッキー。

凄腕ベーシスト・マサキヨはギタリストでもあります。
二刀流。

超絶技巧派のギタリストはシモラー!

キーボードのジュンコちゃんは男顔負けの存在感を発揮。

もう一人のキーボード&コーラスは、笑顔がチャーミングなハルコちゃん。

そして男性陣に囲まれて、いつでも女王様状態の私はミキミキちゃんです!

・・・・・私は熱狂的な八神純子フリーク。
八神純子様命です。(わかってるよ!!((´∀`*))

じゃあ皆さんもよく知っている曲を聞いてください。
それでは、もうおわかりでしょう。
乞うご期待!・・・・MR,ブルー~私の地球~(1980年11月5日にリリースされた10枚目のシングル)」

やはり後半への流れはこれに尽きるでしょう・・・
余力を振り絞っての熱唱はさすがだ。
的確なるリズム隊が絡みつく中、リズミカルな鍵盤タッチがこちらにまで快適に響いてきます。

シモラー氏もフレットボード上を、滑らかなる決めのフィンガリングで雪崩れ込み。

MIKIMIKI嬢に導かれて弾かれるメロディアスな展開も絶品だ。

セッキーがバッキングを黙々と叩き込む姿。
職人ドラマーの基本スタイルのお手本を見ているかのようだ。

聞かせどころでは目一杯に臆する事もなく前面に主張してきて、引く所では的確にスッと黒子に徹する阿吽の呼吸。
普段は控えめで寡黙な男なのですが、ステージ上では別人のよう。
ここでも新生面を、垣間見たような思いです。
その奥行きの深さと音作りに感服。

こういうスタイルも、なかなかにいいもんだね。

それにつけてもミキミキちゃん。
もはや独壇場と化し、感動的ですらありますよ。
下手な言葉では到底表現できないくらいだ。
そんなのいくつも並べ立てたって無意味さ。
百聞は一見にしかずとは、昔の人もうまい事を言ったもんだ。
サビに至っても遠慮無しに、喉を震わせ妖艶にポーズを気取る。
しかし、改めて言わせてもらいます「いい声しているなあ・・・・」
ミキミキ嬢が、エンディングで綺麗な言霊と共に圧倒的存在感を発揮。

 
「さあ、それでは、たくさんのリクエストがあったので、ラストはやっぱりあの曲・・・・・・・・・みずいろの雨で終わりたいと思います・・・・(1978年9月5にリリース。
5枚目のシングル。
60万枚のセールスを記録!)」

満を持して遂に出た!

セッキーによるカウント(今回は彼のホノボノとしたおとぼけMCが全く聞けなかったのが少しだけど残念・・・・)。

優しい人柄や思いやりをチラホラと覗かせるセッキーですが、やっぱり見るからに善人丸出しだ。
しかし、いざプレイに入るとなると、ここでも別人のごとく表情が男らしくって頼もしい。

マサがずっと心待ちにしていた、甘酸っぱくも青春のほろ苦い香りが目いっぱい曲がはじまりました。
永遠のポップスアイコン・スタンダードでトドメを刺す。

これは絶対にやらなければ許されない。
ステージを降りられないよ。
一緒になって口ずさんでいる人も見受けられます。
コール&レスポンスの大合唱で熱狂!

MIKIMIKI嬢の感情移入と表現力は申し分なしで相乗効果を生み出す。

いやはやなんとも参りました。(もうこれをやられたら私は思い残す事は何もありません・・・・。)ここでもトドメとばかりサンバホイッスルが轟いた時には、心に染み入りウルウル状態。

そのどこまでも張りのあるボーカルには、ただただ感服でヴォルテージも上がるさ。

MIKIMIKI嬢の豊かな声量はここにきても全く衰え知らず。
恐るべし自己主張。
益々艶を増しているではないか。
「まだまだ、ここで歌っていたいわ!
もっともっと、私の歌を聞いて!」とでも言いたげだ。

追随するかのごとく、ギターソロが儚い終焉を告げる。

自然な曲の繋がりは、抜群でバッチリと肌身で感じた。

常にテンションの高い華麗なる粋なステージングのわりには、トークがとっても和気藹々。

 
「ありがとうございました。
今日も、態度がでかくて申し訳ありません・・・(笑)。

さてこのステージ!
6人編成じゃあもったいないくらいに、大掛かりで素晴らしい!
斎藤さん、スタッフの皆さん、お誘いいただきましてありがとうございました!
あ!?・・・・・これからもこのステージに出たいので、今後共よろしくお願いします(笑)
ライブイベントの話があれば、どこでもドアで駆け付けますよ!
持っていないけど(爆笑)」

 

好感のもてる安心で信頼度の高いステージングには、とっても満足さ。
観客の方々がバンドに向けて勢いよくクラッカーを放つ。
「パン!パン!!」
賑やかなのは、非常に良いことだ。
怒涛のジャパニーズ・ポップスショーはあっという間に終了しちゃったさあ。
またすぐにでも観たいよ!!
お疲れ様。
感謝だよ。

会場に流れるBGMは最近復活したABBA で「チキチータ」

 

新型コロナウィルス感染対策のために、皆さん、声出し、ダンス、鳴り物の使用、最前列での写真撮影が極力控えめだ。
だいぶ、緩んではきたけどね・・・・。

ミュージシャンらも派手な煽りは禁物。
ちょっと勢いづいて羽目を外してしまうと、すかさず注意が入ってしまいます。

早くこんな厄介な世の中なんて、終われば良いのですが・・・・。

 

追記・・・MIKIMIKI嬢はかつてコンテスト&オーディション荒らしでブイブイ言わせていたそうですよ。
それも素直に頷けるというもの。

 

****さあ、残すところは4バンドとなりました!!(笑)

まだまだ賑やかに盛り上がっていきますよ!
are you ready?!****








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(BOZ PRO編)

2023-03-06 16:58:01 | Live Set List



開場内で賑やかに流れ続けているBGMは・・・
ザ・ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」
トーケンズ「ライオンは寝ている」
ロバート・パーマー「恋に溺れて」
そして、ジェームス・イングラム・・・・など。

8,5:10~5:40
「BOZ PRO」
隣り街・札幌から初出演のこのバンドは、名物ダンサーのアベさんも、たいそうお気に入りなのです。
バンド名の通り、ボズ・スキャッグスの完コピバンドです。
ボズ・スキャッグスといえば・・・・・そうです、TOTO誕生のキッカケとなった遅咲きベテラン・ミュージシャン。
スィート・ヴォイスの持ち主。
ネオン街の帝王、伊達男・・・・・
切れはないけど、味はあるその風情で最初にホワイト・ソウルした男。
顔が高田純次似なのはご愛敬。
最近は声までもが似てきたような…(-_-;)
ファンの皆さま、ごめんなさい・・・・。
人気絶頂の当時は、そのあまりの異常な盛り上がりに渋谷陽一はやっかみ半分で「アメリカの五木ひろし」のあだ名を献上したほど((´∀`*))

この日の出演バンド中、一番渋いサウンドを届かせてくれました。
なんたって、AORの大御所がレパートリーですからね。
次々と繰りされる楽曲に、琴線が振るわされっぱなしですよ。
もちろんフロントセンターに陣取る、ボズ役のレオくんがいなければなりたたない。
しかし、改めて言わせてもらうけど、レオ君の許容範囲の広さには超絶脱帽だ。
プログレ、ブリティッシュロックからサザンロック、時にはNWOBHMを徹頭徹尾に貫いたと思ったら、今度はダンディーないで立ちで甘く囁くような歌声を披露する。
全くもってムード満点で心憎い男だ。
実際、ライブハウスで会うたびに、出演バンドが違うんだもんなあ。
一体全体、どれだけのバンドに所属しているんだい。
呆れるほどですよ。((´∀`*))
彼と知り合ってから軽く10数年という歳月が経過しているけど、このボズ・プロのシンガーがメドルムーンのギター&ボーカルと同一人物だとは夢にも思わなかった。
もう笑い飛ばすしかないねえ((´∀`*))
天晴だ!
レオ君いわく、ゆるゆる感覚でボズ・プロは活動しているそうなんだけど、そんなこと微塵も感じなかったよ。
レパートリーだけは、テッパンで15曲くらいあるそうです。
今度また対バンの機会があれば、全曲じっくりと聞きたいもんですなあ。
絶対に、聞きごたえ満点なんだろうなあ・・・・。
(ちなみにSTA,パープルブリンガー評は絶賛してくれました。
ありがたいことだ)

この日のメンバー構成とセットリストは、事前に特別こっそりと内緒で教えていただきました((´∀`*))

ベース・・・ワッキー(しばらく病気で休養していたけど、この度、満を持しての復活劇を果たしました。
よかった!
おめでとう!!
お帰り!!!
緑色のボディカラー5弦ベースを使用。ローズ指板。
ヒョウ柄のストラップを装着)
この人もレオくんに負けず劣らず、ハードロックからAOR系までをも網羅してエンジョイしている人だね。
欲張り~!

ドラム・・・タカヤさん

ギター&コーラス・・・カサマイさん(黒ボディカラーのストラトキャスターを使用。メイプル指板)
以前はイスに座ってのプレイで、ロバート・フリップやジェフ・スカンク・バクスターを彷彿とさせていたね(ストラップも黒のフェンダー)。

そしてツイン・キーボード&コーラスには左右に女性2人を配置するという、見た目にもアットホームな空気が漂うセッティング。
つまりボーカルのレオくんは両手に花というラッキーマン。
キーボード&コーラス・・・ユカぴょん(ローランドVR09使用)


同じく、キーボード&コーラス・・・クリムンさん(YAMAHA MONTAGEを使用)
以前にワッキーが率いていた、もう一つのバンド、ブレイク・フリーではジョン・ポール・ジョーンズ役を、見事男顔負けな腕前で弾きこなしていましたよ。

テナー・サックス・・・ブンキさん(このバンドとのホットタイム対バンがキッカケで、STAに何度かライブ参加してもらった経緯があります。
この日もわざわざ直々、挨拶にきてくれてとっても嬉しかったなあ!!)

そして、ボーカルには先述のマルチな才能を惜しげもなく披露してくれる・・・レオくんという布陣だ!!

本当にこのバンドを見るのは、超絶久しぶりのような気がする。
もしかしたら、数年前にワッキーが主催した年末ホットタイム・イベント以来かい!?
(手元の資料で改めて調べてみたら、何と2017年12月17日の日曜日だった・・・・)

とにもかくにも、時間がちょっと押しているそうなので、早めに進行・・・・。

「BOZ PRO」

さあ、ここからはいよいよ佳境だよ。

グッといぶし銀のサウンドで迫ってくるボズ・プロの登場。

大人の落ち着いた貫禄ある雰囲気が漂うステージを展開してくれました。

前後対バン達との対比がすこぶる面白い。
これはワッキーが狙ったのかな?


まずは名刺代わりに・・・・「ジョジョ」で幕開けだ。
このタイトルは、ザ・ビートルズ「ゲット・バック」出だしの歌詞を聞くたびに思い出す。
あと、あの有名な漫画「ジョジョの奇妙な冒険」とかもね。
日本で一番売れた1980年のアルバム「ミドル・マン」に収録。
30万枚もの売り上げを記録したのだから大したもんです。
日本ではシングル化されてはいませんが、アメリカではセカンド・シングルとしてヒット。
全米チャートでは最高3位を記録。
サウンド、アレンジと、ソフトロックとは一味違う、これぞAORというべき、究極のスタイルに達している。
R&Bチャートにおいても成功を収めています。
天才デヴィッド・フォスターの真骨頂。
貢献度が絶大。
ただひたすら文句なしにかっこよくも、オシャレでゴージャスですなあ。
イントロのピアノがはじまった時、一瞬で真夏の爽やかなポップス気分に浸れちゃいました。
メロディ、コードワークと、もはや言うことなし。
キレッキレで申し分なし。
無意識のうちに、ほろ苦き青春時代もフラッシュバックしてきたさあ・・・・。
なだらかなギターによるカッティングから、シンコペーションに至る流れや進行は、もはや流行なんか超越するほどに輝きを発しています。
ギターの大御所カサマイさんは、フロントにせり出してガンガンに弾きまくってのプレイ。
ステイーブ・ルカサー並みに、しっかりと主張していましたよ。
だからなのか、「ジョジョ」も最初の方とかが「ジョージ―・ポーギー」みたいだったりする。
ノリノリでタイトなグルーブを、ただひたすらに淡々と叩き出すタカヤさん。
ジェフ・ポーカロが憑依したかのよう。
しかしサックスのブンキさんは、ここぞというところで、頑固なこだわりもちらつかせつつ、さりげなく見せ場全てをバッチリと一気にかっさらっていっちゃうナイーブなプレイヤーですね。
そんじょそこいらにたむろっている、ガキンチョ・ロッカー共が束になって挑んできても、この味は絶対に出せないよね。
経験豊富な熟練の業師。
ブンキさんは、ジャズやプログレもたしなむという凄腕の持ち主。
(だから、メドルムーンにも在籍しているレオくんとも意気投合するのかな!!?・・・・そうそう確か、ピンクフロイドのカヴァーでも吹いていたはずさ)

「こんばんは!ボズ・プロです。
このステージは・・・初めての出演です。
次にお送りする曲は・・・・・イッツ・オーバー」
邦題は「すべてはおわり」
これまた、ひじょうにマニアックでキザな冒険的セレクションに突入。
全米チャートでは最高38位を記録。
デヴィッド・ペイチ作品。
レコーディングの魅力的なメンバー達に腰が抜けるほど驚愕。
いきなり力強く鳴り響く型破りでキャッチーなビートに、痺れるアレンジを施したバッキングで追随するキーボード群。
超一級の陽気なポップ・バラード。
伸びと張りのある声の持ち主、レオ君は八面六臂の活躍でグイグイと全体像を牽引。
下手くそなシンガーならば、絶対に成立しえないジャンルですから、もちろんその起伏に富んだ表現力やフェイクは太鼓判。
自信と余裕が滲み出ている。
軽快に引っ張るランニング・ベースラインと、ファンキーなチョッパー奏法が芸術的な音壁を構築。
正確無比で、やや歪み気味なギターによるサスティーンだけれど、何故か、トーンははかなげなご様子・・・・。
そして美味しいところで、ブンキさんのサックスがエモーショナルにブローしながら掛け合いを演じる構成は完璧。
でも決して気取った嫌味な感じは与えないところがミソ。
そのリフ絡みとインパクトの匙加減が絶妙に漲っている。


「いつもは2曲続けるんだけど、今回は曲順を変えてジョージアもやめました・・・・じゃあ、最近うちのバンドの定番・・・・・シモーネ・・・いきます」
1980年リリースのAOR3部作と呼ばれている奇跡的な最高のアルバム「ミドル・マン」に収録。
シングル化はされていませんが、うるさ型に通受けする傑作・・・・。
最初のリリースでは「夜のシモーヌ」という邦題が付いていた。
今は「シモン(僕の心をもてあそぶ)」と言うタイトルに変わっている。
なんと、ここでも、共作者にデヴィッド・フォスターがペンをふるっている珠玉のメロー・ソング。
咽び泣く哀愁の旋律が、グッとムードを引き立ててくれます。
静かにリラックスして身を任せ、紡ぎ出される音絵巻に心底浸りましょうよ。
エレクトリック・ピアノやシンバルの響き一つとっても、アートの域に達していますね。
ゆとりをもたせた良い意味での地味な演奏からも、風格が漂っています。
ドレスアップした服装で、じっくりと美味いお酒などをたしなみながら(だけど私は下戸です!(;^_^A)夜景などを眺めつつ聞くというのが似合いそう。


「さあ、お待たせしました。
ロウダウン・・・いってみましょう!」
シカゴにも同名異曲がありますが、正直な話、悔しいけれどクオリティではこちらに軍配が上がるでしょう。
このスラング言葉をタイトルに入れた最初のホット100ヒットは、1969年ジェームス・ブラウンの「ロウダウン・ポップコーン(41位)」、そしてシカゴ1971年の「ロウダウン(35位)」。
1976年7枚目のalbum「シルク・ディグリーズ」に収録。
全米では最高3位を記録。
当時ビルボードと競合していたチャート誌「キャッシュボックス」では全米1位を獲得。
画期的な大ヒット曲は今でも色褪せることなく、アンセムとして愛され続けています。
ハードでリアルな歌詞と、魔法のようにうっとりとするエレガントな空気感がたまりません。
都会の現実と、ダークサイドのニュアンス・・・・。
懐かしき感慨深さを禁じ得ません・・・・。
TOTO初期のデモ音源をボズが気に入り、一部のコード進行にデヴィッド・ぺイチがマーヴィン・ゲイを参考にコーラスを考え出して完成させた曲。
それにしても、ボズのボーカルってけっこう音域が広いのですよ。
野太い声をしているからあまりそうは感じないのですが・・・・。
ハイハットの刻みにのる形で、黙々と弾かれるベース。
なんたって画期的なリズムのボトム・キープが要。
特にスクエアなレベルのスーパー・ドラムに尽きる。
やっぱりいいなあ、達人ジェフ・ポーカロと職人デヴィッド・ハンゲイトによるリズム・セクションの融合。
しっとりとクールで不思議な躍動感。
それをナチュラルにプレイするボズ・プロのインストメンらも、なかなか的確にコダワリぬいた、いい仕事をしています。
皆さん、よほど耳がいいんだろうなあ。
流麗なるシンセサイザーによるストリングス・サウンドが描き出す情景が、ドラマティックで効果も絶大。
スモークがモクモクシューッと焚かれ、ミラーボールもキラキラと回転して益々の臨場感を醸しだしています。
ちなみにこの曲をヒントに、日本が誇るスーパーギター・ヒーローのチャーは、ソロ・デビューアルバムで傑作「シャイニン・ユー・シャイニン・ディ」を書いています。


「ハイ、ありがとうございました。
演奏の最後は迷いかけましたね・・・・大丈夫でした?
それではメンバー紹介をします」
マイクを手にメンバーらのバックボーンや内輪受けするような小ネタの露出やら、プライヴェート・エピソードなども交えて和気藹々。

「じゃあ次いきましょうか?
もうご存じでしょう・・・・リド・シャッフル」
威勢のいいカウント「1・2・3・4!!」から飛び出してきた・・・・・。
こちらも500万枚以上を売り上げた1976年リリースのアルバム「シルク・ディグリーズ」に収録。
最高位は1977年5月14日と21日の2週連続11位。
ボズとぺイチの共作。
ちょっと歌詞の内容は意味不明で難解・・・・。(;^_^A
曲にのせて韻を踏んでいるだけ。
ボズ本人いわく「曲が良ければ意味なんてどうでもいい!」
それは、言えてるかもね((´∀`*))
世界中のファン達の間で、色々な説が飛び交っている。
それまでとは色合いをガラッと変えて、後半戦に相応しく陽気なお祭り気分で、タイトルどおりシャッフルの洪水で鬩ぎ合い。
シャッフルとはブギとロックンロールの中間程度で、ジャズではスィングと呼ばれるテンポ。
ズンズンと前に進んでいくようでゾクゾクする恍惚のロック。
皆もここではピョンピョンと飛び跳ねてノリノリにはじけまくり。
聞いていると体が勝手に動き出す。
余力を振り絞って濃厚なる大熱演で汗だく。
会場内も急激に過熱気味です。
やっぱりライブはこうでなきゃあね。

「最後の曲となりました。
超スタンダードで締め括りたいと思います・・・・皆、独りぼっちじゃあないよ。
明るい日差しが見えてきました、という、まさに今現在の世の中にピッタリなアクティブソングです・・・・・ウィ・アー・オール・アローン(ボズ・スキャッグス。」1976年にリリース)」
オーケー、一気に非の打ち所なき、甘美なまでのパーフェクトなAOR界の金字塔へと突入します~・・・・・!!
多くの国の人々を感涙させた、モンスター級のビッグヒットソング。
熱冷ましとばかりに、この曲をここへもってくるなんて、粋な配慮ですなあ。
レオくんの声質、キーやキャラクターから吟味された選曲の妙も爽快。
ステージの進行具合を、詳細に計算しつくした組み合わせは素晴らしい。
ここでもユカぴょん嬢による、情感の籠った鍵盤からはじまった。
懇切丁寧なる指さばきが伝わってくる。

盛り立てるべく、この場面にはもってこいだね。
アダルトな気分に浸りきって、チーク・ダンスへと洒落こむカップルも数組出現。
驚いたことにSTAのタッキーが「一緒にチークはいかが・・・!」と言ってきて焦ったよん!!(;^_^A・・・・・

いやが上にも、ドラマティックなエクスタシーワールドへと誘われてしまいます。

クラブさながらに色彩も鮮やかなスポット・ライトが揺れている・・・・。
心にシミジミと染み入るほどに切ない、泣きの決定版チューンだもんねえ。

この日3番目に出演したベリージャムも、ずっと大切なレパートリ―にしているのは有名。
そちらはチエミ嬢がリードボーカルなので、リタ・クーリッジのバージョンをお手本にしていますよ(札幌のテイナ・ターナーと呼ばれている。
ちなみに邦題は「みんな一人ぼっち」)。
噛み締めるように、優しく歌い紡いでいたのが印象深かったなあ。

ハイハットの繊細な刻みから、思いっきりエモーショナルなギターによる美しい旋律を筆頭に、徐々に高みへと登り詰めていく様は感動的ですらあります。

起承転結の絡みはお手本のようなもの。
誰もが言葉を失うほどに聞き入っている。!!
ワクワクものですよ。
ベテランならではの味わい深いひと時。
もう余裕綽綽に構えているんだからなあ。
全体を覆いつくすかのような、壮大なるキーボードの音色が効果覿面。
ツボへと、モロにはまった感ありのオーディエンス達は脳天ヒューズ・スパークしまくり。
シンプルだけど、タイトでストレートなバッキングが圧巻だよ。

皆でニコニコウルウルと大合唱だ。

華麗なるバックメンバー達によるコーラスも絶品。

もちろんこだわりにこだわりぬいた趣向を施して、へヴィーな演出で場を盛り上げていました。

敬服しちゃう。
ギターのよるアンサンブルは見事過ぎだ。
まあ、いずれにせよ、決して古臭くなったりしない、これは光輝くトドメのポップ・アイコン。
今もって別格だ。

よりコンパクトに纏め上げられた、もってこいの一撃ですね。

何から何まで申し分ない・・・・皆、楽しそうだよ。

この光景を後方の席から眺めていたんだけど・・・うかつにもシミジミと感動しちゃったさ・・・・。(そのことは、終了後しっかりとレオ君にも伝えた)
何度もしつこく言うけどギターのカサマイさんが、これまた卓越した腕前なんだから恐れ入っちゃったよ。

堂々とムーディーに請け負っていたし。

時にはオーディエンスを凌駕するほどの存在感も発揮しているよ。


起伏のあるセットリストで全6曲がアッという間に終了。

「ボズ・プロでした。
まだまだ、この後もイベントは続きますよ。
最後までゆっくりと気軽に楽しんでいってください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。」

****心地よい疲労感が漂っている。
誰もが満足な表情で席に戻っていきました。
ソフトドリンクがすこぶる美味しいだろう!!
このバンドの立役者ワッキーの今後の大躍進にも期待していますよ!
本当にお疲れさまでした!****







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(るんるん天国 編)

2023-03-06 11:24:48 | Live Set List



7,4:35~5:00
「るんるん天国」
札幌からの5人組初出演バンド。

このバンド名を見ただけで、容易にそのサウンドの中身が想像つくでしょう。

彼らからメッセージが届いています。
「小泉今日子のカバーバンドです。
楽しいライブにします」

明るく陽気なJ-POPアイドル元祖の一人、コケティッシュでキュートなキョンキョンのトリビュートバンドって、ありそうで中々見かけなかったよね。
嬉しい限りさ。((´∀`*))

といってもメンバーの中には、普段からあちこちで良くみかける人がチラホラ・・・・。((´∀`*))

編成は・・・・
キーボード(KRONOSを使用)には、コーラスも兼任する女性ミュージシャン。

ダンディな佇まいのベーシストは、白いボディカラーのフェンダーを使用。
ローズ指板。

もちろんフロントセンターに陣取るのは女性シンガー。

ラフに着こなす黒Tshirtと長髪姿のドラマーは、一番ワイルドでロッカー然としている。

そして、ギタリストは、お馴染みのエレキダくんだ。
愛器のラージヘッド、フェンダー・ストラトキャスターを抱えている。
3トーンサンバーストでローズ指板。
彼は見るたびに、ドンドンと衣装が派手になっている((´∀`*))
キンキラと照明が当たるたび、レインボーカラーにきらめく上下スパンコール・スーツが神々しい。
shirtも青のサテン地ときたもんだ。(写真参照!!)
目にも鮮やかなこの服を見れるだけでも十分に価値あり。
お得感満点さ。
STAのタッキーがマサにこっそりと聞いてきた
「あの服ってどこから手に入れたのかなあ・・・・?」
「どうやら、奥さんの手作りらしいよ」
「よっぽど奥さんに愛されているんだねえ・・・・」と、しみじみ語っていました・・・・。

愛くるしいシンガーをフューチャーするべく、豪華絢爛なショーの開幕だ。
早速、賑やかなる応援団が最前列に陣取って、熱烈声援を送っているよ。

とにもかくにも、最初から最後まで元気いっぱいにはじけまくるステージングに要注目。

1曲目の「学園天国」から波状攻撃開始。
チャーミングヴォイスで「アー・ユー・レディ!?
ヘーイ、ヘイヘイヘイ~~~・・・・・♪」と、いきなりのコール&レスポンス。
1988年12月リリースのアルバム「ナツメロ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
歌のトップテンでは見事1位を獲得!
1989年11月1日に28枚目のシングルとして発売。
累計出荷枚数は50万枚。
小泉主演のドラマ「愛しあってるかい!」の主題歌。
はい、オリジナルは誰もが知っている伝説のグループ、フィンガー5が1974年3月5日に発売した4枚目のシングル。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
累計売上は105万枚を記録。
これらの音源を「るんるん天国」は、懇切丁寧忠実に再現。
開巻から遠慮なく勢いにのって、爆発の狼煙をぶちかます。
できることならば、本家同様にタップダンスも披露してほしかったなあ・・・・なあんて言ったらとっても欲張りなこと!?。
とにもかくにも、オープニングから皆、やられちゃった感が半端ない。
脳天ヒューズもプッツン状態でいかせてもらいました。
必死にピンクの手作り団扇を左右に振っている、ノリノリなオーディエンスも見受けられますよ。
熱狂的なダンスを繰り広げている猛者も出現。
これで掴みはバッチリとオーケー。
そうこうしているうち、アッという間にエンディングを迎えることに。
決めのセリフはもちろん「サンキュー!!」

間髪入れず、たて続けに2曲目は「渚のはいから人形」で更なるヒートップを虎視眈々と狙う。
しっかし、キョンキョンって改めて思うに、キャッチーで新鮮にときめく名曲が目白押しだね。
1984年3月21日に発売された9枚目のシングル。
album「セレブレーション」に収録。
オリコン週間チャートでは、初の首位を獲得。
売り上げ枚数は33,1万枚。
この曲のヒットで「第35回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。
(ウイキペディアより)
正に上昇気流期の絶好調時代に、満を持して登場した代表作品。
「るんるん天国」のパフォーマンスは、すでにレッドゾーンを軽く振り切っている。
憎い演出も加味してのしたたかなる進行。
メンバー間の磨き抜かれたフォーメーションも、全く嫌味がなくて素敵だ。
今までにいくつかのライブで積み上げてきた実績が花開いた瞬間。
この日、このバンドを目撃した人達はラッキーだ。

「はじめまして!
実は私が、るんるんという名前なんですよ!!((´∀`*))
それでは3曲目に参りたいと思います・・・・・木枯らしに抱かれて・・・・」
1986年11月19日に発売された20枚目のシングル。
album「ヒッピーズ」に収録。
ザ・ベストテン&歌のトップテン共に1位を記録。
小泉の主演2作目となった映画「ボクの女に手を出すな」の主題歌となった。
「第38回NHK紅白歌合戦」では本楽曲を歌唱した。
何とアルフィーの高見沢俊彦の作品。
(彼らもシングル「サファイアの瞳」のカップリングとしてセルフカバーした。
歌詞、サビ、間奏など大幅にアレンジしている)
それまでのアップテンポな曲調から一転、イントロからグッと胸に迫ってくる切ない旋律に浸っていると、迂闊にも思わず泣かされてしまいます。
本来ならば落ち葉を踏みしめながら、秋から冬に聞きたい曲。
しかし、キョンキョンはどんなタイプの曲も歌いこなせる。
色々なキャラクターを演じるカメレオン・アイドルのお手本そのもの。
そんじょそこいらにゴロゴロと転がっている、ぽっと出のアイドル連中とは段違い。
だからこそ、デビュー時からずっと第一線で、多方面にわたって活躍しているんだね。
味わい深い季節感がとても良く表れている歌詞と、アコースティックの冷たく輝いた音色が情景を増幅させます。
ぶっちぎりな完成度の高さも、思わず納得だ。
抒情豊かなフレーズと、幻想的なメロディーに酔いしれてみるのも一興。
「るんるん」ちゃんのキョンキョンに対する、リスペクトの度合いは半端ない。
歌い回しや声質や振る舞いに至るまでソックリ。
細部にわたって、熱心に研究してきたんだろうなあ・・・・。
努力は決して裏切らない。
それは、ビンビンとこちらサイドにまで、痛いほど伝わってきます。

「ありがとうございます!
今日は最高責任者のサイトウさんから直々にお招きいただきまして感謝しております。
このイベントは昨日からの開催でして、知っている方々はずっと楽しみにしていたと思います。
次にお送りする曲は、小泉今日子さんの一番売れた曲です。
あなたに会えてよかった・・・」
1991年5月21日にリリース。
32枚目のシングル。
album「AFROPIA」に収録。
作詞はキョンキョン自身が担当している。
奇抜な表現はなく至ってわかりやすくシンプルで素直、そして内向的な詩が心に染み入る・・・・・。
オリコン週間チャートでは4週連続、通算5週にわたって1位を獲得!!
158万枚を売り上げる大ヒットとなった。
キョンキョンが名優の田村正和さんと父子役で出演したドラマ「パパとなっちゃん」の主題歌となった(ウイキペディアより)
悔しいほどの多才ぶりを発揮。
絶妙のタイミングで飛び出してきた金字塔。
しみじみと素敵な要素が凝縮。
盛りあがってきて、メンバー達もようやくリラックスして馴染んできたけど、残念ながらはやくも終盤だ。

「ありがとうございます!
どうぞ遠慮なく前の方で踊ってくださいね。
次の曲でラストなんですが・・・・・タイトルがわかったら素晴らしいですよ。
応援のほど、よろしくお願いいたします
なんてったって~アイドル~~~♪」
ドツボにハマるモンスター級ソング。
FINALEにはもってこい。
これしかない、と言うばかりの極めつけナンバー。
1985年11月21日に発売された17枚目のシングル。
album「今日子の清く楽しく美しく」に収録。
当然、オリコン週間チャートでは初登場で堂々の1位を獲得。
42万枚を超えるヒットとなる。
「ザ・トップテン」「ザ・ベストテン」では最高位1位に輝く。
計8週間連続ランクインしている。
第36回NHK紅白歌合戦に2年連続2度目の出場を果たした。
オーラ溢れるキョンキョンにしかこの曲は歌えないだろうね。
「なんてったって」アイドル自身がアイドルの内情を自虐的に歌っちゃうんだから。
一歩間違えたら、とんでもない地雷になりかねないところを、好感度や支持層までをもアップしちゃった。
いやはやなんとも、御見それしちゃいました。
キョンキョン、改めて偉大なり。
嬉々としてるんるんちゃんはステージ手前に設置された階段をホップステップしながら舞い降りての熱唱。
コロナが緩んできたことの証だよね。
もうパーテーションも皆無。
体温検査も無し。平穏な日々の訪れも、もう一息さ。
この粋な心意気による采配が功を奏した。
益々、熱狂の度合いが増してきたよ。
責任をとってちょうだいな。
汗だくなるんるんちゃんはここぞとばかりに、上着を思いっきり脱ぎ捨てた。
そして秘密兵器のレイバン型のかっこいいサングラスを素早く装着。
颯爽と構えたポーズもクール。
手にしていた団扇を放り投げた瞬間を見計らったかのように、クラッカーが景気よく連続して炸裂!
「パンパンパンッ!!」
その破片のような紙テープがゆっくりと天井からヒラヒラと舞い降りてきた。

****これにて全行程は無事に終了。
お疲れさまでした!!
陽気なお祭り騒ぎのあとには、心地よい疲労感が漂っている。
誰もが満足な表情で席に戻っていきました。
ソフトドリンクがすこぶる美味しいだろう!!
さあ、この次に控えしはAORの決定版。
極上の渋さに聞き惚れてしまうことでしょう・・・・****





















































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする