2023,2,26(SUN)
13:00~21:00
ライブ・レポートのはじまり、はじまり~!。
小樽公会堂 小樽市指定歴史的建造物第12号
(小樽市花園5-2-1)
早いもので、ついこの間出演したなあ・・・とのんびり構えていた「雪明りの路」ライブイベントがまたやってきました。
(でもここは2年ぶりの懐かしい会場。去年はもうすでに音響の問題で使用できなくなってしまった、運河プラザ3番庫だった・・・・)
小樽のライブは思い起こすたびに感慨深いものがあります。
S・T・A結成初期は地元札幌中心で活動していたのですが、
「そろそろ他の街にも進出したいなあ」と思い夕張や岩見沢、江別などでもライブを敢行。
そんな矢先にS・T・Aブログへメッセージを送ってくれた男性がいました。
その人こそ、小樽音楽界のボスことサイトウ氏であります。
それが縁で、めでたくS・T・Aは本格的に小樽ライブに進出することとなったわけです。
(それまでも銭函ライブ出演はありましたが、本格的な小樽中央はこれが初で、雪明かりの路が舞台だった)
もうそれから数えてどれだけの年月が流れたことか、お世話になりっぱなし。しかも参加するたびに膨大なバンドマンや音楽仲間の輪が広がったのです。
それは現在もドンドンと賑やかな付き合いとなって増えていますよ(小樽の矢沢永吉ことYプロジェクトのマッツを紹介してくれたのもサイトウ氏。ひょんなきっかけとはいえ面白いものです。STA企画リブレーションにも参加してくれたっけねえ。それもこれも愛する音楽の醍醐味というものですなあ)
さあ、S・T・Aは14年連続14回目のおなじみ「雪明りの路」(毎回必ずメンバーの顔ぶれや人数が違うというのもS・T・Aならではの特徴。結局はいつのまにか最多連続出演バンドの栄冠に輝いています。といっても前述のとおりメンバーに変動があるので皆勤賞はマサのみ)
それはともかくとして、このライブイベントは札幌雪祭りが終了して一息入れた時期に催されるもので25回目を迎えます。(初期の頃は、ほぼ雪祭りと同時期開催だった)
小樽全域をフル活用しての、市民一体型冬の風物詩。
それとタイアップした15回目のオールディズナイトも、今では道内に知れ渡り毎年申し込みバンドが殺到して、瞬時に受付を締め切るというほどに成長。
今回も全道から選りすぐりの全24組が集結することとなりました。
期間は25日(土)&26日(日)です。
(コロナ禍では1日のみの開催としう寂しさだったけど、それも落ち着き始めたので徐々に以前同様、活気が戻ってきたよ!)
主催者サイドの気苦労を考えると頭が下がる思いですよ。
まあ、不安要素も若干ありましたが、どうにかこうにか当日を迎えることになった次第。
STAもメンバーと曲目の一部に変動がありましたが、ギリギリで事なきを得ました。
もうこうなったら盛り上がってコロナの暗いムードなんて吹き飛ばしてやりましょう!
さてさて話を戻そう!!
もうひとつ特筆すべき点の会場。
今迄ずっと「エンペラー」を利用していたのですが、諸事情により6年前で終了(お気楽ライブや楽屋としてS・T・Aもお世話になりました。残念なことにその後思い出のエンペラービルは取り壊されて更地に・・・・・)
心機一転、新たな場所として選ばれた会場は今回で6度目の開催ですが、花園町に位置する「小樽市公会堂大ホール地下2階」です!
公会堂というイメージからしたらちょっと意外かも・・・・。
門構えと屋根がまるでお寺のような外観。(写真参照の事)
それもそのはずで、建築されたのはなんと明治44年のこと。
当時の用途は宿泊施設。
小樽は海と坂道の漁港。
その山の頂上に公会堂は位置します。
2015年の11月文化の日にSTAが出演した「小樽市民会館」の真横。
よって冬の坂道での車の運転の危険性を心配していたメンバーもいましたが、今回はそれほどでもなかったので、その心配も取り越し苦労だったようです(笑)
道路はザクザクのシャーベット状態で吹雪いていましたが!
方向音痴なので何度来ても道中迷ってしまうマサ・・・。
我ながら困ったものだ。
2回ほど道路で男性の方たちに道を尋ねる始末さ。
少し焦ったけど、とりあえず無事昼過ぎにマサは早めの到着。
早速、名物ダンサーのアベさんと玄関にて遭遇してご挨拶。
アベさんは札幌在住なのですが、土曜日にもこのライブへ観客として参加するため、ホテル入りするほど生粋のライブ大好きな有名人。
相変わらずの超ハードスケジュールですねえ。
最近は足を痛めているようだけど、それ以上にライブの雰囲気がお気に入りだというんだから素晴らしい。
日程が発表されると、居ても立っても居られないご様子。
よほどの音楽マニアでなければ、中々できない離れ業ですね。
何とかバックステージ横の無料駐車場を確保して、早速機材と楽器を裏玄関扉から階段にかけて運搬します。
長い廊下の奥からこの光景には似つかわしくない爆音が轟いています。
リハ中のようだ。
前から個人的に気になっていた能舞台が、この建物の隣に位置していることを、4年前はじめて知りました。
もちろんエレヴェーターなんていう文明の利器など皆無なので、壁に貼られたコンサート・ポスターを目印にしつつ、どこを取っても古き良き昭和のムード漂う階段を降りてゆきます。
地下2階に大ホールが現れました。
といいましても地面の中ではなく斜面の建造物ゆえに窓からは小樽市街地の裏側が一望できるという景観。
木造の戸を開くと天井の高い大きな体育館のようなホールへ。
小学校時代に一気にワープしたような気分です。
それはトイレや洗面所にも言えること。
中ではすでにスタッフのテズカ君が準備のために一人であちこち作業中。
最高責任者サイトウ氏は入り口カウンター席に。
彼の美しい奥様はドリンクコーナー。
音響のカザマちゃんはミキサースペースに陣取っていて、的確な指示を送り続けています。
(親方のミワ君、助手のカサイくんは休み)
準備万端整い時間です。
感染対策もばっちり。
以前までは数台のパーティションが設置されていたけれど、もうそれは廃止。消毒液、マスク着用、体温の計測と至れり尽くせりでバッチリ。
凄い!
パーフェクト!!
各自で持ち込みは特別にオーケー。
スタッフの皆様はじめ、観客や対バン連中も気心の知れた連中ばかりなので、軽く挨拶回りをしながらも私物搬入。
おお!
当然やる気は満々ですよ!!。
立派な緞帳のあるステージに目をやるとトップの出演者達が改めてセッティング中。
な、な、なんと泣く子も失禁する「ソフトクリーム」の連中が、さっきのサウンドの張本人達です。
もっちん、ヒコちゃん、スージー、ノブさんらで結成された「クリーム」のコピーバンド。
これを見逃す手はないでしょうよ。(もう何度も見てはいるけどね((´∀`*))
時間がタップリとあるので、彼らはじっくりと音固め。
トップのバンドにのみ与えられた特権。
トミーちゃん、アキちゃん、ヨッシーとも久し振りの再会で、ニコヤカに気さくなやりとりをしながらお互い近況報告。
まあ普段から皆とはフェイスブックでつながってるから「よっ!」てなあ感じ。
我々STAはアッキーの希望で、後方テーブルに陣取りました(コンセントがあるかららしい)。
自分のケースからシールド、スタンド、楽器類を取り出し、ある程度一段落したのを見計らって場内を散策。
マサはSTAセットリスト&編成表をカザマくんに手渡し。
ワイヤレス2機についてはもう説明不要さ(笑)
地下1階のテラスをビデオカメラ設置場所に確保決定!(ここで今年も公会堂従業員のオジさんに場所をお借りしますと挨拶。朗らかな善人を絵にかいたような方)
あっという間に午後1時の開演時間がやって参りました。
バンド達もお客さんも続々と入場してきたのでウォーミング・アップでもしておきましょうか。
近年リニューアルした雪明かりの開演です!
ステージ備え付けの器材類の紹介です。といっても毎度毎度お馴染みの使い慣れたモノばかり。
ドラムはシルバーカラーのパール・チャレンジャー。
ギター・アンプはビルト・イン・タイプのマーシャルと、同じくヴィルト・イン・タイプの赤いツイードカラーのフェンダー。
もう1台、斜めに設置されたツイード仕様のギター・アンプあり(STA西やん氏はこれを使用。おかげさまでバッチリサウンドでしたよ!)。
ベースのスピーカーはピーヴィー。
ヘッドはHARTKE。
キーボード用のアンプはべリンガー。
両サイドの天井PAはEV。
会場内のBGMはKISS「ラヴィン・ユー・ベイビー」、ビートルズ「ドント・レット・ミー・ダウン」他
ノリのいい踊れる曲が選びぬかれているようですね。
なかなかにわかってらっしゃる。
その憎いばかりの配慮にカンパイだ。
これらの名曲群を聞きながら、客席前にてマサと御大サイトウさんがリラックスしながら音楽談義を楽しんでいます。
そうそう、この日のことは、小樽ジャーナルに記事として載っていました。
しっかりとSTA のバンド名はオオトリとしてフルネームで掲載されていましたよ!
これもサイトウ氏の采配。
そうこうしているうちに、まずはサイトウ氏からのご挨拶と注意事項がアナウンスされます。(受付カウンターからワイヤレスマイクを手に)。
この建物は瓦屋根なので落雪事故にはくれぐれも気をつけてください、とのこと。
その流れで、すかさずトップバッターが高らかにコールされます!
先述通りに、マニアックで渋い5人組「ソフトクリーム」の登場だ!
****熱きライブの内容はパート2へと続くよ。乞うご期待さ!
それでは勢いにのって元気いっぱいレッツ・ゴー!!****