はい!
さてさて、のってきたので、ライブレポートは延々と続くよ。
まだまだ生きのいいバンドたちが続々と登場します。
お楽しみに!!****
2,12:00~12:25
会場に流れるBGMはサンタナ「僕のリズムを聞いとくれ」、ミラクルズ「ラブ・マシーン」
ステージ上にセッティングされている機材はギターアンプ2台(定番のマーシャル1ハーフ&ローランドJC),ドラムセットはワインレッドシェルのパール製。ベースアンプはハートキー。
セカンドアクトは、札幌から参戦した不動の5人組バンド・・・・・SJC(札幌ジンギスカン・クラブ)
J-POPカバーを披露。
2年ぶり6回目の登場。
会場内を闊歩していると、後ろからここのバンド・メンバー達からマサは声をかけられました!!
彼らは出番が早いので、ステージ裏手に陣取ってスタンバイしていた。
おお!
なんと懐かしい顔、顔、顔・・・・・・。
マサとは35年来の友人達ではないかあ。
コバくん、サトちゃん、ハヤくん、キーさん達だあ!
そうなのです。
彼ら全員に会うのは2000年の9月13日(日曜日)以来。
同じ小樽の屋外だった・・・(浅草橋オールディズナイトだけど)
忌々しきコロナ騒動があったからなあ・・・・。
当時からこのバンド名は知っていたけれども(インパクトのある名前だからね)、まさか彼らだったとは、しばらくの間知らなかった・・・・。
聞くところによると、その前にもライブ直前にコバくんの都合がつかなくなってしまい、泣く泣くキャンセルしたことがあったんだそう。
だから今まで会おうと思ってもなかなか会えなかったんだよね。
近年はもっぱら夏の小樽会場でばかり会っているさ。(ベースのキクチ君とはマリちゃんとのバンドで江別にて遭遇したけどね)
まあ、いずれにしても皆、相変わらず元気いっぱい仲良く活動してくれていて良かったわい。
実は彼等、1998年の7月、芸術の森ライブに出演していたんだってさ。
自然に囲まれた中でのライブが、とても気持ちよかったとのこと。
編成を紹介しよう・・・・DR&CHOは巨漢のハヤくん、G、&CHOコバくん(フェンダーUSAストラトキャスター。カスタムショップ!!タバコサンバースト。1ピース。メイプル指板。)、Bキーさん(ウォルナット材の愛器MOONジャズ・ベース。
ローズ指板。
PUはアクティブ回路のバルトリーニ。
ゴールド・パーツ仕様。
なんと28年もの間、頑固一徹に愛用し続けているのだ)、KBサトちゃん(ローランドFA-07を使用)、ヤングマンのVOにタケちゃんという布陣。
ちなみにコバくんとキーさんは、ともに頑固一徹フェンダーの黒い布製ストラップを使用。
更にユニークなのが前回同様にリーダーのコバくんが急遽、メンバー全員分を揃えたという、なんともユニークなる、オリジナルお洒落Tシャツ。
数年前の時の内容は・・・・・・それぞれに誰でも知っている食べ物の名称が、胸にプリントされているという代物。
で、前回に引き続き今回も・・・・ボーカルが目にも鮮やかな赤、キーボードが水色で他の3人は黄色で網羅されていましたよ。
胸にはしっかりと「SJC」の文字が誇らしげに記されているではないか。
これを拝見できるだけでも、得した気分に浸れるというものさ。
さてさて、こだわりの強い彼等は大胆にも前回の曲目から大幅に入れ替えてきましたよ。
一体全体、どれだけのレパートリーを持っているんだあ!!??
そんなわけでして、せっかくだからSJKの今までのライブレポートも織り交ぜてお送りしましょう!
レッツゴー!!!!((´∀`*))
1曲目は「イージュー★ライダー(1996年6月21日に発売された奥田民生6枚目のシングル)」
アルバム「股旅」に収録。7分59秒。オリコン週間4位を記録(ウィキペディアより)。
「イージュー」とは業界用語で「30」を表す。それに伝説的なニューシネマの代表映画「イージーライダー」をひっかけたというしゃれたユニークなタイトル。
オープニングナンバーにはもってこいの、セレクションだ。
軽快で伸びやかなギターが先導してスタート。
いつ聞いてもコバくんのギターは正確無比。
それでいて、バッチリとロックしているよん。
フィンガーピッキング・スタイルのキーさんと、いぶし銀ハヤくんのツボを心得たリズムセクションは、抜群のコンビネーションを誇っています。
サトちゃんのキーボードは、的確なサウンドでさりげなく全体を包み込む。
まさに内助の功。
イケメン・ボーカルのタケちゃんは今回で4度目の対面だけど、爽やかな好青年だ。
その人柄が如実に歌声にも反映されています。
「ありがとうございます。
さあ、早速はじめてしまいましたよ。
札幌ジンギスカン・クラブです!
リーダーが揃えてくれた毎年の恒例でもあるこの面白Tシャツ、まだおろし立てなので折り目が付いています。
一部の間では話題沸騰なんだとか・・・(笑)
あまりトークが上手ではないので、そろそろいいですか!?・・・・。
それではあと5曲、頑張ります!
2曲目はHY(エイチワイ)で・・・・隆福丸」
これは「りゅうふくまる」と読む。
実はボーカルの祖父所有の船の名前なんだそうだ。
郷土愛に溢れ心癒されるねえ。
非情に奥の深い楽曲。
ジックリと聞き入ってみるのも一興。
沖縄出身のミクスチャー・ロックバンド。
様々な音楽的な要素をクロスオーバーさせる才能はピカイチだ。
インディーズシーンに夢を与え一世を風靡したね。
この曲は、2003年4月16日にリリースされたアルバム「ストリート・ストーリー(オリコン週間チャートでは見事1位を記録した!)」に収録。
こんな難攻不落なナンバーを、SJKはイントロからサラッとやってのけてくれます。
大したものだ。
脱帽だよ。
アグレッシブでエモーショナルなテイストもバッチリと表現していたよ。
皆、頑張っているねえ。
相当にリハーサルを積んだ形跡が、あちこちに見え隠れする。
リーダーが弾き出す裏打ちのコードカッティングも絶妙です。
ピック・スクラッチも「ギュイーン!」と決まった。
熱いコーラスワークにも、その片鱗を感じとることができた。
タケちゃんのキャラクターにも、カッコよくはまっている。
とってもお似合いだ。
それを本人も理解しているのか、存分に楽しそうに喉を振り絞って絶唱に次ぐ絶唱。
疾走感に富んだアンサンブルの貫禄は折り紙付き。
タンバリンを手にした女性客の2人が最前列で熱狂している。
「僕は普段の行いがいいから晴れたでしょう。
晴れ男なんだよ((´∀`*))
2年ぶりにここへ帰ってきました。
なんまら気持いい。
皆さん、楽しんでいますかあ!!?
遠路はるばる札幌からカントリーダンスのチームが応援に駆けつけてくれました。
会場の後方から目いっぱいに援護を受けています。((´∀`*))
どうぞ遠慮なく、前に来て踊ってくださいよ。
体調を崩していませんか!?
と言いつつも、僕が一番具合が悪いです・・・・(´;ω;`)
それでは3曲目にいってみたいと思います。
サムシング・エルスで・・・・ラスト・チャンス」
6枚目のシングル。
懐かしいなあ、このニューミュージック・トリオ。
1998年12月23日発売。
album「502」に収録。
オリコン週間チャートでは一位を記録。
彼ら文句なしの代表曲。
人気番組「電波少年」でブレイクしたんだよなあ。
当時は崖っぷちだったんだ・・・・。
感動的でドラマティックなストーリーを紡ぎ出した。
SJKも全編にわたって出色の完成度。
さすがバンマス・コバくんが率いる連中だ。
まずはリーダーが率先して、生き生きとしたパフォーマンスでギター・アクションを決めまくっていますよ。
本来コバちゃんのルーツはリッチー・ブラックモア、イングヴェイJマルムスティーン、エディ・ヴァン・ヘイレンからチャーなどの一癖も二癖もあるスーパー級ギタリストの世界なんだよね。
器用に洋楽、邦楽問わず選り好みせず貪欲にチャレンジ。
独自のモノに吸収する力量は、以前からちっとも変わらないね。
研究熱心にオリジナルもこなすし。
是非とも今後の参考にさせてもらおうっと。
真横に位置する愛妻のサトちゃんが、キーボードを弾きながら投げかける視線も微笑ましい。
全員が一丸となって、タイトでストレートなグルーブを醸し出している。
というわけで、ここでは王道路線のカバーを自信たっぷりに披露。
タケちゃんの張りのある伸びやかなボーカルは、そうとうに歌いこんだんだなあ、と思わせるほどにオリジナルを再現しています。
リスペクト精神をタップリと注入して臨んだだけあって、その熱唱する姿は感動そのもの。
人知れず血が滲むほどの鍛錬を積んできた成果が花開いた。
更にはタケちゃん、ステージを降りてファン達に次々と握手をして大サーヴィス。
そこへ群がるオーディエンス。
即座に応戦。
正に阿吽の呼吸だ。
「天気が微妙ですね・・・・・これって小樽だけなんですかねえ??・・・・お蔭様で、歌詞を間違えてしまいました(笑)。
次の曲ですが・・・・
何をやるかわかりますか?
皆さん知ってる曲。
大ヒットした、ミスター・チルドレンの・・・星になれたらをやります。
あまりバンドでこの曲をやっているところはないですよね・・・・あんな風には、うまく歌えないけど・・・いいですかあ?!・・・・頑張ってやっていこう!」
どうしてどうして、説得力のあるロマンチックなエモーショナル・ヴォイスは素晴らしいよ。
1992年12月1日発売のセカンドアルバム「カインド・オブ・ラブ(オリコン週間チャートでは最高ランキング13位を記録)」の9曲目に収録。
これだけの素晴らしい曲でも、シングルカットはされていません。
隠れた初期の頃の名曲。
桜井和寿ばりにタケちゃんは、パワフルに喉を振るわせる。
ライブ映えするドラマティックな熱血ソング。
実はとっても悲しいお別れという内容なんだけど・・・(´;ω;`)
歌詞の内容も紡ぎ出されるフレーズも、ビンビンにこちらサイドのハートへと伝わってきますね。
この曲をこの位置に持ってきたのは正解。
(まだ星が瞬く時間帯には相当に早い気がするけれど((´∀`*))
美しいメロディラインが、絶えず琴線をビンビンに震わせる。
ミスチルにはそういうのが膨大に存在するのだ。
ハヤくんの叩き出す、やや抑え目に淡々としたリム・ショットも、アクセントのメリハリに大貢献。
メンバー一同、とっても気持ちよさそうな表情を浮かべる。
これこそライブパフォーマンスの初期衝動の典型的なる鑑だ。
それは後半の転調部分に至っても変わらずに君臨。
エンディングの追い打ちをかけるかのごとき畳みかけもお見事。
しかしミスチルの櫻井くんって珠玉のメロディ・メーカーだ。
まさに天才コンポーザーって彼のことを言うのだろうね。
arrangeの明も堂々と光り輝いている。
「じゃあ、バンマスがMCを引き継ぎます」
「この時期になると体調を崩してしまうのですよ・・・・・実は以前ここへ出演させてもらった際には入院先から脱走してきたのでした!
白い患者用のリストバンドを誇らしげに手首に巻いた状態でね。
そんなわけでして・・・・色々諸事情によりこのライブに中々出れなかったのです。」
タケちゃんに再びMCをバトンタッチ
「とても楽しい時間を過ごさせていただき感謝しております。
これからやる曲は、まだタイトルは言いません(笑)。
新し目の曲だから知っている人いるかなあ・・・・多分、誰もわからないと思います。
曲名が解った人にはリーダーからビール券をプレゼントします!」
「そのTシャツが欲しい!(観客)」
抒情的で静かなストロークのイントロからへヴィーなギターをおもいきりフューチャーしたサウンドへ・・・・一転して再度の静寂・・・・そして思い入れタップリにタメを込めて歌い出すタケちゃん。
多分、会場中の人達がこの曲の正体をずっと考えているんだろうね。
歌詞の中で「ハッピー・バースディ」と歌われているから、それがタイトルなんだろう、とある程度の見当はついたけど、歌手名が思い出せない。(密かにアキが検索してくれたけどね!)
正解はバックナンバー20枚目のシングル、その名も「ハッピー・バースディ」だ。
キーちゃんの誕生日が近いから彼へのプレゼントかな!?((´∀`*))
2019年2月27日発売。
album「マジック」の11曲目に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録。
まあ、そんなことはともかくとして、とてもキャッチーでノリのいい、これぞJ-POPのお手本ともいうべきセンチメンタルなメロディを奏でる1曲。
これをタケちゃんが懇切丁寧、魂がほとばしるほどに届けてくれました。
片思いの切なさがリアルに伝わってくるこちらも極上のラブソング。
それと共に悲しみを浄化していくピュアなパワーをも宿っているのだ。
バックのメンバー達も、安定感バッチリで抑揚ある懐の深い演奏で支えています。
陰と陽の駆け引きによる一体感が肝。
抑揚を含んだエンディングではクラッカーが「パン!パン!!」と炸裂して効果覿面。
で、曲が終わってタケちゃんが観客に曲名を問いかけると、最前列中央に座っていた女性が見事バッチリ言い当てた。
凄い!!
しかもバンド名まで。
相当のファンなんでしょうね。
「バック・ナンバーのハッピー・バースディでした!!(TBS系火曜ドラマ初めて恋をした日に読む話の主題歌)。
でも、ビール券は僕が貰って飲んじゃいます(笑)
さっきまで、雨が酷かったですねえ??・・・・
(ここで遠くからまた雷が激しくゴロゴロと轟いているではないか・・・お蔭様で、歌詞を間違えてしまいました(笑)。
SJKは最近、この屋外ライブ参加くらいしか演奏する機会がないのですよ・・・・。
とても楽しい時間を過ごさせていただき感謝しております。
次の曲ですが・・・・何をやるかわかりますか?
皆さんもよく知っている名曲・・・・・・・・・・
最後の曲となりました」
「えええ!!??」
「そう言ってもらえると嬉しいなあ・・・・アンコールしちゃおうか?
いいですか?
あ・あ~駄目ですか、やっぱりね・・・・・とても悲しい・・・・・・・・
じゃあ、この続きはカラオケで・・・((´∀`*))
実は9月9日に札幌チャック・ベリーで演奏します。
時間がないのでいきます!
佐野元春で・・・・アンジェリーナ!」
ラストナンバーにこれ以上ふさわしい曲はないでしょう。
何の心置きなくステージを降りられるというもの。
スッキリと完全燃焼。
佐野元春記念すべきデビューシングル。
思い返すと本当に良い時代だったね・・・・。
1980年3月21日発売。
album「バック・トウ・ザ・ストリート」に収録。
当時のラジオ深夜番組「パック・イン・ミュージック」の看板コーナーでは1位を獲得した(ウィキペディアより)
ニューウェーブ風独特な「ギョンギョロ、ギョンギョロ~~!」のキレッキレ・エフェクト開始。
ド頭の一発、それをかき消すような「ダダダーン!!」爆音。
今にも着火しそうなヒリヒリとした魅力。
ガチンコ対決!
ジャパニーズ・ロックシーンに果てしなく燦然とそそり立つ金字塔が炸裂。
ダイナミックなビートが炸裂した途端にオーディエンスを巻き込むほどの勢いを醸し出す。
果敢なチャレンジ精神が旺盛でさすがだなあ。
ギターのヘヴィーなカッティングやスライディングが情け容赦なく襲いかかってくる。
コバちゃんはコーラスも兼任。
「さあ、皆さんもご一緒に!!」
この圧倒的な光景を何と表現していいのやら・・・。
会場全体がエキサイティングに一体化した瞬間を目撃した。
手拍子に次ぐ手拍子。
メンバー達は観客を煽りまくる。
もうこれでラストと知ると興にのっての熱狂。
とどめのヴァースでは全身全霊でのシャウトをぶちかます。
追随する鍵盤ワークが出色の完成度を誇る。
紅一点のサトちゃん。
これって彼女のリクエストなのかなあ・・・?
繊細に美しく流れる音色を奏でて華麗なる演出。
全体の引き締め役をさりげなく担う。
憎いねえ。
旋律のアクセントもばっちりだ。
満足そうな笑顔のまま、SJKはライブを終え大団円!
「チャック・ベリーでお待ちしております」
告知もチャッカリと忘れずにね。((´∀`*))
司会のヤチヨ嬢がタケちゃんのことを「照れくさそうに、はにかんだ表情がなんともいえない」と絶賛していました。
女性達のハートを、その甘いマスクでキュンキュンいわせながら鷲づかみかい!
お疲れさんでした!!
「冷えたビール類のアルコールをはじめソフトドリンク、美味しい焼き鳥、うな重も後方の店で用意してあります。
私も先ほどいただきましたよ!
それら飲食類をいただきながら、これからも盛り上がっていただきたいと思います!」
会場内に流れるBGMはオールディズのスタンダードライチャス・ブラザースで「アンチェインド・メロディー」
いいねえ、うっとりと酔いしれちゃうぞ。
~~ライブ・レポートの続きは後ほど!
お楽しみにね!!~~