goo blog サービス終了のお知らせ 

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

CHICAGO GIFT PACK SERIES

2012-12-30 05:35:49 | free form space

「栄光のシカゴ」が70年代ロック野郎達にたいへん好意的な反響をよんだので調子にのって、1971年の初来日直後から4作発売されたこの日本独占2枚組限定ベスト盤レコードの紹介です。

レコード会社所属の人気バンドやシンガー(その年によっては洋楽邦楽共に)を豪華にまとめてシリーズ化、当時話題になりました。

タイトルからして、お歳暮にも利用した人なんていたのかなあ・・・・?

この4種類がギフトパックの全てで他にもゴールドディスクベスト(金ピカ仕上げジャケットが綺麗)やライブベストとかも発売になりました。

シカゴ・サイドにはこの「ギフトパック」発売の件、知らされていなかったらしいですよ・・・・。

高級感溢れるデザインのボックスに収納、おしゃれなカレンダーやポスターが付属されていたり解説書に力が入っています。

曲数も多くてお得感いっぱい。(その分、音質にも影響しますが・・・)

写真左上の真っ赤なジャケットが第1弾。

STAのメンバーでも小学生の時に初めて買ったレコードがこれで「イントロダクション」に衝撃を受けてそれをきっかけにシカゴファンになりいつかブラスロックを演奏するぞ!という目標を掲げた早熟な者もいました。

曲目は「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」からセレクト。

12ページの解説書内には貴重な白黒で初来日のライブフォト&オフショット満載。

なんといってもラストに収録されている「ロウダウン」の日本語バージョンは貴重です。

このテイクが収録されているLPはこれだけなのですから。

「Ⅵ」が発売される時に「シカゴのメンバーが初めてジャケットに登場!」と話題になっていましたが実はもうすでにここで顔出ししていたわけです。

第2弾は上段右のグレー・ジャケット。

カーネギー・ホールの色違いデザイン。

1972年、2度目の来日白黒ショットが収録されています。

レコード1枚目には「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」からセレクト。

そして2枚目は「カーネギーホール」ライブ。

左下は第3弾。

ジャケット表左上にはメンバーのサイン、裏ジャケット左サイドにはロバート・ラム毛筆による「シカゴ」の文字が印刷されています。

1973年来日時のライブポスターカレンダー付き。

レコード1枚目は「Ⅰ」~「Ⅴ」まで、2枚目には「ライブ・イン・ジャパン」そしてラストにはシンのお気に入り「俺たちの見た未来」でぐっと渋くまとめているところが憎いです。

写真中央に埋もれているレコードは1974年、第3弾ギフトパック発売時にプロモーション用に配布された非売品レコード。

「音のカタログ」と題されたこの盤、曲数がずいぶんと多い(1枚組で17曲収録)なあ・・・と思ったら全曲フェイドアウトでした。

A面は洋楽、B面は邦楽(歌謡曲)。

シカゴは「ビギニングス」が4曲目に、他にはS&G,サンタナ、ポルナレフ、ボブ・ディラン、ジャニス等が収録されています。

裏面(!)は南沙織、スターにしきのあきら、浅田美代子(可愛かった!)、天地真理等・・・。

どのアーティストも写真で掲載されているのですが、シカゴだけは「ロゴマーク」です。

これがかっこいいのですが。

ラストとなった第4弾は「NEW GIFT PACK」と冠された個人的には1番好きなジャケットです。

このボックスはジャケットが蓋になっていて取り外し可能、ちなみにそれまでの3種類はすべて見開きボックスでした。

で、その右下のジャケットは「11」で地図がデザインされていましたがここでももうすでにシカゴマップがここ日本で製作されていたのでした。

恐るべしですね!!

曲目は「Ⅰ」~「Ⅶ」までを万遍なく選曲。

初めて裏ジャケットにシカゴ迫力のカラーライブフォトがナナメに掲載されています。

ステッカーだらけの(MCGOVERN)ボビーのハモンド、ゴールドフィニッシュのスリンガーランドにヘッドフォン姿のダニー(後方ブラス爆音からの防止策)、ギブソンショートスケールベースのピーター、大股開きのジミー、後姿のテリー、そしてギタースタンドに立て掛けられた「リチャードと彼の友人達に捧げる歌」用の白いフェンダーストラトキャスター(アーミングとフィードバックで戦場の臨場感効果に活躍)ボディが強烈な光を発しています。

 


CHICAGO CAP 

2012-12-25 03:27:39 | free form space

2012年の来日公演では久しぶりにパンフレットが販売されました。

それも極上の一級品で。

しかしその分グッズはTシャツ1点のみ。

楽しみにしていたキャップの販売はなし。

そこで過去に入手したものを3点。

金色の刺繍(写真中央)、銀色の刺繍に金色の糸でロゴ周囲を、さらには下部に結成年入り(右)、ロゴのバックに星条旗、さらには炎の刺繍(中央)。

後頭部でのサイズ調整も左からマジックテープ、金具スライドロック調整、プラスチック7点穴調整式と全て異なっていますがまあそんなことは2の次で要はシカゴロゴデザインのかっこよさが一番ですね(・∀・)

左の物は1995年「ナイト&ディ・ジャパンツアー」での品ですが、会場には物はなく後日郵送するとのこと。

販売担当のお兄さんがサンプルとして着帽していたので「それでもいいから売って!」と言ったけど(一刻も早く入手したいせっかちものなんです)「現物がないと宣伝ができなくなるのですよ・・」と丁重にお断りされました(当たり前ですよね)。

しかたなくカウンターで住所と名前を記入して入金。

時は過ぎゆく・・・・。

もうすっかり忘れかけていた頃に封書が・・・。

「なんじゃこりゃあ!?」

開封してみるとペッタンコになったシカゴ・キャップが現れました。

まったくそんなものが出てくるなんてこれっぽっちも思わなかったのでビックリ(箱で送られてくると思っていたから)。

それと同時にあまりにものチープさに2度びっくり。

よくよく考えてみれば購入時にはちらっとしか見ていなかったしもちろん触りも被りもしていない。

もうシカゴキャップというだけで「痘痕も靨状態」

もちろん粗悪品でもやっぱり買っちゃいますが。

そこがシカゴファンの悲しい性。

それにしてもこのペラペラ感は異常です。

生地は薄くて透けて見えるしツバもふにゃふにゃで頼りない。思わず小学生の時の運動用紅白リバーシブル帽子を連想しちゃいました。

さすがに顎ゴムひもはついていなかったけどね!!

そのぶん、他の2点は作りがしっかりしていますよ。

STAライブでも2回ほど被りました。


SEXUAL VIOLET NO,1

2012-12-23 01:06:14 | free form space

2012年も偉大なるミュージシャンやシンガーが惜しまれつつ、この世を去りましたが桑名正博氏の死もとても残念でした。

1970年代、日本にまだ本格的なロックフィールドが根付く以前、東のキャロル、そして桑名氏が在籍していた西のファニー・カンパニーなどと話題を振りまきデビュー。

「スィート・ホーム大阪」なんていうどこかで聞いたことのあるタイトルの曲が鮮烈に脳裏に焼きついています。

恵まれたルックス(俳優業もこなしていました)、ずば抜けた歌唱力プラス男が聴いても妙に甘い色気を感じる歌声。

数年前にチャーと共演した番組内で「キーを下げているんだ」と言っていましたけど、そんなこと微塵も感じさせないほどの存在感は益々円熟味の境地に達した感があり今後の活躍が楽しみな矢先の訃報でした。

 

私が東京で音楽楽器業界の裏方をやっていた1981年、桑名氏が心機一転改名し社長のところにその挨拶として「桑名将大」と書かれた名刺が届けられていました。

すぐに「正博」に戻りましたがあまりこのことは世間一般には知られていませんね。

その10年後、私が勤務していた某楽器店が経営していた音楽喫茶店内にて桑名氏のショーケースギグが行われました。

ところがリハーサル中、あまりにも無神経なウェートレスの食器の雑音が鳴り響き続けたために桑名氏、遂に「俺はあんたらにとっちゃあ単なるくだらない男なのかもしれないが、こと音楽にかけちゃあ誰にも負けないくらい命をかけているんだ!」迫力の一言。

私はミュージシャンとしての熱い男気に圧倒されました。

2,3年前に札幌の音楽事務所の知人がよく旧知の仲でもある桑名氏を自身主催イベントにゲスト招待していました。

あれは、日本中を精力的にくまなくツアーで回っている最中の突然の出来事でしたね。

それにしてもあまりにも若すぎます。


打上げ

2012-12-18 04:45:47 | free form space

ヴィニーズでのライブ・イベント終了後、同会場にて午後11時まで懇親会を開催しました。

まずは残ってくれたタイバンやお客さんと一緒にステージに上がってパチリ。

あとはただひたすら音楽談義に花が咲きました。

タツとタクは次から次へと繰り出されるウンチクに半ば呆れてあんぐり状態だったのでは?

それでもミツとタクはジャズ界隈のお話もしていましたね。

「好きなテナーサックスプレイヤーは?」とミツが質問したら「ソニー・ロリンズ」とタクが答えたもんだからマサは「ローリングストーンズでも吹いていたよ」と横槍を入れて強引にロックフィールドに引き寄せる迷惑な野郎です!

その他大勢はとにかく勢いに任せて話題が飛びまくり。

アメリカンからブリティッシュ、時代も様々。

ジャンルもコロコロと変わっていき、ついていくのがやっとだったのでは。

さあてと、ここからはその時の内容を乱暴ながらもつらつらと書きなぐってみたいと思いまする。

多少頭が混乱するかもですよ(・∀・)

もちろん中心となるバンドはシカゴなんだけどそこから派生してどんどんと広がっていく。

まずはミツが「スタン・ケントン」が出しているシカゴのジャズカヴァーアルバムのことなど(一部はBS&Tもやっていますがほとんどシカゴ)

ドラマーがあの名手ピーター・アースキンで、やっている曲も「フリー」は当然としても他が「キャノン」「マザー」等を取り上げていること。

マサは「シカゴの軌跡」ではテリーがフィードバックやりまくりだったり「悪魔の甘い囁き」ではダニーが自ら「アイム・ア・マン」のドラム・ソロの触りを演じているのに誰も論じてくれないことに不満噴出。

今年来日したビーチ・ボーイズよりも前座だったアメリカが好きとか、CSN&Yよりもやっぱり当時彼らの模倣と揶揄されたアメリカが大好きとか。

ノブはでもニール・ヤング贔屓だそう。

マサも「孤独の旅路」は愛聴してギターの練習をしました。

そうそうノブはアメリカのデビュー曲「名前のない馬」の名前募集で応募したら当選してネクタイグッズをもらったそうです(残念ながらもう紛失したらしい)。

この日もミツは赤いビートルズのパーカーを着用。

ロンドンで購入したもので胸にはロシア語で「レボシューション」

ミツからビートルズゆかりの場所を散策してきた話を聞いてマサは興奮。

びっくりしたのは「アビーロード」の横断歩道はてっきり中央区パルコみたいな中心街かオフィス街かと思ったら、以外にも札幌北区麻生のような都会から離れた住宅街の一角にあるということ(イメージが違うね)。

アメリカのビートルズは?から今度はモンキーズへ。

ディビー・ジョーンズも今年鬼籍の人に。

ブッ飛んでいきなりプログレッシブだ。

EL&P,ピンクフロイド、YES,ナイス。

ある面では初期シカゴもプログレ。

どうしてプログレってブリティッシュばかりなの?アメリカだとカンサスくらいしか思い出せない(札幌に来たよね)。

高校時代にケンがFMラジオでリトルフィートの「ディキシー・チキン(傑作!おお、ローウエル・ジョージよ)」のLPが当たったんだけど「俺、聞かないから」とマサにくれた。

それからマサはリトル・フィートのコレクターになったんだよ。

ロバート・プラントの初ソロ来日を2回も見に行ってフィル・コリンズに変わってドラム担当していた髭がトレードマークのリッチー・ヘイワードにひとりほくそ笑んでいました。

紅白にエアバンドの「ゴールデンボンバー」が出るという。

このバンド名がなかなか出てこなくてそこは若手のタクが助け舟を出してくれました。

さりげなあく「メリージェーン」のことも絡めつつ(!)ここでマザースのサヌーをマサがSTAに紹介します(彼は最初にイントロダクションを聞いて衝撃を受けたそうでもちろん「栄光のシカゴ」も所持)

彼は1973年の札幌厚生年金会館でのシカゴ公演初日を見ているのです。

同会場にはマサ、ケン、シンもいてもちろん4人ともまったく知り合いでもなんでもなくそれがこの場でご一緒しているのだから不思議なものです。

マサはこの時の為にお手製のシカゴ・ロゴ・フラッグを作成。

それがSTAライブの時に後方に貼り付けられているアレなのですよ。(40年前の代物)

ノブの口からはEW&Fのあれこれ。

テレビCMにキング・クリムゾンやCCRが使用されていたこと。

ミツが鬼才フランク・ザッパのボックスセットの事や彼のトリビュートアルバムをジャズミュージシャンが発表していることを振ってきたのをきっかけにマサが「フランク・ザッパ&マザースオブインベイション」のコンサート会場でイカレタ奴が火炎放射機(FIRE・GUN)で火事を起こし隣のモントルー湖の水面に煙が漂うその情景を見たイアン・ギランが歌詞を書き以前から温めていたリッチー・ブラックモアのリフを合体させたのがスモーク・オン・ザ・ウォーターだよ(ちょうどその時ディープ・パープルはマシーンヘッドのレコーディングのためにモントルーに来ていてザッパを見に行った)。見開き内側白黒ジャケットにその時の写真が載っているから」と説明したら全員に唖然とされてしまいました。

本当はザッパのバンドにシカゴ育ての親ジェームスWガルシオやリトルフィートの故ローウエル・ジョージも在籍していたんだけど言いそびれてしまった。

ちなみにガルシオは一説によると高価なギターアンプを所持していたのが加入のきっかけだったとか、ローウエルはザッパに「君は自分のバンドを結成したほうがいい」とアドヴァイスされたそうです。

実はザッパのデビューアルバムもシカゴとほぼ同時期発売でアナログ2枚組なのですよ、いい時代だ。

とまあこんなことばかりくっちゃべっていたらあっという間にお開き(これはほんの一部です)。

ミュージシャンらしい宴会だ。

ところが帰りの車中、マサとミツのシカゴ話はまだまだ続きます。

カーネギーホール「イントロダクション」でのリーの聞かせどころ、哀愁のトランペットソロの最中にジミーとウォルターがヒソヒソ話しているのをマイクが拾っているとか、ジミーがMCの最中に咳き込むとか、しまいにはジミーやリーの声色、モノマネ。

去年発売になったシカゴ1975年ライブCDではミツによるとメンバーたちが曲間に談笑しているのにリーだけは黙々ととりつかれたように何度も「フリー」のトランペットリフを練習しているとか。

まったく一般人がここにいたら私達ってどう映るんでしょうかねえ?

でも皆とても気のいい奴らばかりなんだよ、本当に

こんなSTAを2013年もよろしくね!!


VOL,74 VINNIE'S BAR

2012-12-17 05:10:07 | Live Set List

S・T・A自主企画イベント LIBERATION27

12月15日(土)STA2012年の締めくくりライブです。

最近、会う人会う人達からよく「STAのブログ、よく覗かせてもらってるよ」と言われます。

そうかあ・・・そいつは嬉しくもありビックリだぜ。じゃあより一層気持ちを引き締めて気合入れてライブレポート・スタート!

ステージも高くて、しかも雛壇まであるここヴィニーズバー。

今回も5バンドの出演でお送りします。

何度もタイバンを組んでいる人達もいますがそれでもここのステージは初めてというメンバーもいて午後3時半に会場入りしてから各自でイメージを膨らませています。

リハーサルをしながらここの名物ラーメンに舌鼓を打っているミュージシャンも。

師走だけあって皆さん多忙で、なかなか集まれないバンドもありSTAもリハーサルなし(まあそれはいつものことですが(^▽^)

午後6時、マサのご挨拶そしてトップバンドのご紹介。

もうSTA企画でもお馴染みとなった「わかば」

去年から数えてもう4回も一緒しているんだね。

出演者の中で、唯一の女性メンバーを擁するトリオバンド。

若さ弾けるヴォーカルを聞かせてくれます。

いつものように打ち込みソフトから流れるドラム&シンセサウンドをバックにギター&ベースをプレイ。

小柄な体から絞り出される元気いっぱいのシャウトをしっかりとサポートします。

MCの最中もギターでBGM風にさりげなくメロディーを奏でます。

和気あいあいのトークをベーシストとヴォーカルが交わし不意にギターのソゴウ氏に振っても固くなに絶対口を開かず会話拒否!と首を振ります(でもオフでは朗らかに語らうことが可能!)。

ソゴウ氏は最近、洋楽よりも邦楽を聞いているそうで今最もお気に入りなのが「スーパーフライ」(越智嬢は現在の日本女性ロックシンガーの頂点でしょうね。幼き頃からジャニス・ジョプリンを聞いていたそうですよ、流石だ:ソゴウ氏談)だそうで早速今回も披露。

この難しいヴォーカルをよく頑張ったね。

他にもどうしてもやりたかったというインストウルメンタルを初めて聞かせてくれました。

3回ほどしかあわせていないと言っていたけれどジェフ・ベック&ゲイリー・ムーア風の曲には一気に引き込まれました。

前回のアルカトラズ「ジェット・トウ・ジェット」風オリジナルとはぐっと趣向を変えた新たな曲も披露。

もちろんイングヴェイ・マルムスティーン真っ青な超速弾きもクールに決めまくってくれました。

柴崎コウの曲は聞けなかったけど・・・・・。

「MOTHERS」はまだ結成間もない3人編成のバンドです。

でも全員が世代を超えて心から音楽を愛しているのがこちらにまでシミジミと伝わってきます。

ライブ経験も数える程でここのような本格的なステージはめったに立ったことがないそうですがとても楽しんでいる様子。

緊張しながらもヴォーカルを仲良く分け合いながらの進行が初々しい。

ベースのカツがMCをメインで担当。

ザ・ビートルズの「キャント・バイ・ミー・ラブ」から

ギター&ベースがヴォーカルを交互にこなす「ア・ハード・ディズ・ナイト」

「この曲をコピー演奏するバンドは少ないのでは?」と飛び出してきたのは「レディ・マドンナ」

数日前から取り組んだというわりにはよくあのベースフレーズを弾きながらカツはリードヴォーカルをこなしたね、びっくりだ。しかもハイトーンヴォイスがよく出てるし。

あのベースはマサも大好きで昔から弾いていたけど今度は歌も練習しようっと(ピーター・セテラもソロライブで取り上げています)

ビートルズの影響大のバンド、オアシスの曲をギタリストが(マザースのベストテイクでは?)、そしてバンマス&ドラマー、サヌーが「ラブ・ミー・ドウ」をそれぞれに一生懸命熱唱。

カツが会場に向かって「キテレツ大百科を知っている人?!!」

マサやハルらが挙手(マサはCD,DVD,VHS、グッズやコロ助人形を持ってるよ。藤子・F・不二雄先生!)

ジャパニーズ・パンクロックバンド、ハイ・スタンダードのカヴァーヴァージョンで疾走感溢れる「はじめてのチュー(オリジナルはあんしんパパ)」はナイスセレクト。

STAの弟分的バンド「はる」

豪雪地帯の空知地方・夕張から今月も先月に続いて石狩地方に駆けつけてくれました。

ヴィニーズバーに入る前に軽く大通公園(雪まつり会場として世界的に有名な場所)でゲリラライブを30分ほど敢行。

観光客や子供たちにも爽やかな歌声をお届けしてきたそうです。

若いから真冬の屋外でも平気でライブができちゃうんだね。

マサも25年くらい前に同じ大通り雪まつり会場5丁目毎日新聞氷の広場でライブイベントを担当して何度か演奏したけど(夜に!)3曲が限界。

チューニングは狂うし弦は切れやすくなるし、指はひきつって思うように動かないし(ベースだから手袋はけないし・・・北海道では「はく」といいます。はめるとかするではなく)足元はツルツル(冬用ブーツでも)鼻水出ても演奏中は拭くことままならず散々・・・・・「演奏していればすぐに体が温まるさ」となめてかかったら逆でどんどんと体が凍りついちゃった、恐るべし北海道。

話を元に戻そう、「はる」はよく札幌のあちこちで突発抜き打ちライブをやっているそうで狸小路もテリトリーだとか。

STAはいろいろな意味でまず無理だから羨ましい・・・・。

この日、最年少バンドの2人はリハーサルの時、エレアコギターのバッテリートラブルに見舞われましたがヴィニーズ店長の機転で難なくクリア(9月夕張ライブの時と同じ原因)

今回、弦は切れなかったけどね(・∀・)

さあ!演奏開始前にお互いの手と手を「パシッ!」と叩いて(かっこいいね)スタートする曲はその名もオリジナル「スタート」。

新曲「桜色のキャンパス」の際には自主制作CDキャンペーンタイム。

ミツも購入しました(直筆サイン入り)。

ミツは「はる」を初期から見ていてその成長ぶりを絶賛しているひとりなのですよ。

MCも2人でなんとか助け合いながら曲に繋いでいきますがおしゃべりの難しさは痛感してるんじゃあないかい?

その場馴れした度胸と人柄の良さが滲み出るコンビでますますの快進撃に期待しつつもアンコールの声が。

待ってましたの自作曲「スマイル」

「暑い・・・」とステージからヴォーカルが漏らすほどにエキサイトしていたけどマイケル・ジャクソン風(ヘアスタイルやファッション、体型が)パーカッションは終始にこやかにあれやこれやを派手に叩きまくっていました。

たしかにリズム、コンネーション共にこなれてきた感有り。

次の日は朝9時から岩見沢のキタムラにておじいちゃん&おばあちゃんとクリスマスコンサート、年末は夕張・屋台村でカウントダウンライブだそうです。

人気者で引っ張りだこ。

オフ時には特製ヴィニーズ丼を美味しそうに平らげていました。

「マッシモ」のカズ氏は澄川ライブバー・モダンタイムのマスター率いるバンドのドラマーでした。

初登場の4人組で一番渋めの黒っぽいレパートリーを用意してくれました。

出演時間ギリギリに全員が駆け込み到着。

そのままステージへ。

マザースに続いてザ・ビートルズのナンバー「アイガッタ・フィーリング」

ブルージーかつヘヴィーなリフを繰り出す的確な腕を持ったバック陣。

テクニックが高等です。

ミツとタクはその中でもベーシストを評価。

マサとノブはド迫力の声量を誇るヴォーカリストに注目。(あんな喉が欲しい)。

ステージからそのヴォーカリストがビールのオカワリを注文してB・Bクィーンズ(ちびまる子ちゃんのぴ~ひゃら♪ね)のメンバーでもあるジャパニーズブルースシンガー近藤房之助の曲、4人全員でのハモリも聞かせたBB&A「スィート・スィート・サレンダー(ドン・ニックスの作品。特にこれが感動)」、ラストはひねりのきいたアレンジで再びザ・ビートルズ「ドライブ・マイ・カー」をグルーブ満点の熱演。

すぐさま、次のイベント出演のために嵐のように会場を去っていきました。

 

STAのメンバーでもタツ、シン、タクはヴィニーズバー初体験です。

今回の出演バンド中、唯一の鍵盤奏者シン。

そしてタクは先月の「モダンタイム」同様に多忙のためにスケジュール調整がつかずスタジオ&会場リハーサル一切なしのまたもぶっつけ本番。

つまりSTA全メンバーはタクに会うのは2回目なのです!!

それでもずいぶんとバンドに馴染んできたね。

***SET LIST(全てシカゴ)***

1、INTRODUCTION

2、QUESTIONS67&68

3、FREE FORM PIANO

4、~DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)

5、ALIVE AGAIN

6、CANON(聖典)

7、~SATURDAY IN THE PARK

8、FREE(自由になりたい)

 

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO

NOBU・・・G 

MITSU・・・TB

KEN・・・DR CHO VO

SHIN・・・KB

TATSU・・・TP

TAKU・・・AS

オリジナル・シカゴと同じ編成人数の7人で舞台にのぞみました。

「イントロダクション」早くもライブ3回目を迎えました。

それでもやっぱりいまだにこの曲を演ずる時は相当に構えてしまいます。

多分ここを克服した時にSTAは一回りもふたまわりも成長しているのでしょう。

大きく飛躍するためには絶対に乗り越えなければいけない愛すべき強敵。

開演直前までスコアとにらめっこしていたタクをセンターポジションにすえて繰り出されるホーンセクション。

タクもたいした度胸の持ち主だ。

1曲目からハイテクのミツ&タツと互角に渡り合っています。

STA史上最年少のタクの今後に希望の光を見たよ。

例の箇所でのリズム乱れやズレが発生したけど余裕のミツ・トロンボーン、タツ・美しいいぶし銀トランペット、唸りを上げるノブギター(さりげなく後方のノブに花道を開くタク)によるソロで盛り返し、エンディングの正念場ベルトーン。

こいつが鳥肌ものの流れで今までの中でも出色の出来栄え。

タメの効いた間合いでシン、ノブ、ミツ、タツ、タクの順でバトンを渡すフレーズがお見事。

これこそ一発勝負の緊迫感溢れる極み。

体もほぐれてきたところで唯一日本語を交えた「クエスチョンズ67&68」。

聞かせどころのブラスセクション一体のソロパートではマサが一歩下がってケンと向き合う。

管のボス、ミツはキングのトロンボーンを手に他の2人をグイグイ引っ張る。

タツもオリジナル音源に忠実にハイノートで応戦。

いやはや火花散る攻防だ。

シンは初の場所でリハなしゆえに自分の音返し確認にも苦労していたよう。

しかも背中でベースアンプが爆音を発しているんだからたまったものじゃあない。

(ノブのアドヴァイスで6曲目演奏中マサはボリュームを若干絞る)

そのシンによるオリジナルのクラシカル・ピアノソロ。

ケンがスティックでフォーカウント「一体、現実を把握している者はいるだろうか?」。

ここでも「イントロダクション」同様にタツの流麗なトランペットがイントロで、ミツのトロンボーンによる貫禄ソロがエンディングで曲全体を引き締めてくれます。

そのうちタクにもソロを吹いてもらいましょう。そうすると今のSTAブラスロックサウンドが益々際立った存在になることでしょう。

去年の夏、丘珠ライブ以来の演奏曲「アライブ・アゲイン」

マサの簡単な曲内容説明を受けて

ケンの刻むハイハット、ノブによる軽快なカッティングで始まった懐かしい曲だけどシンのキーボードが加わったことで俄然別物のような姿に豹変しました。

このスイング感が欲しかったんだよね。

スタジオでもこの曲は念入りにチェックしたのでまずまずの出来栄え。(ミツいわくトロンボーンはかなり厄介なアレンジだそう。さすがジミー・パンコウ)

タクがマサに質問していた「この曲はどのアルバムに収録されているの?」という「聖典」。

この曲も回を重ねるごとに完成度が増してきています。

トロンボーンもトランペットもそれぞれに鬼門箇所があり1分ほどの三管旋律を慎重かつ丁寧に吹き込みミツ&タツが関門を突破、タクも追随。

密かにトレーニングしたんだろうなあという痕跡が随所に見受けられます。

タツ&タクの若者2人もシカゴの魅力にはまりつつあります。

1970年代の黄金期シカゴに熱狂した当時の洋楽キッズ達、果たして今の若者達はどのような感性で初期シカゴを受け入れているのだろうか?大いに興味の沸くところだ。

でも次の「サタディ・イン・ザ・パーク」はそんな理屈を超越した永遠の名曲ですね。

STA自主企画ライブでは恒例のお約束マサによるメンバー紹介。

それまでヴォーカルを受け持っていたマサからケンにタッチしてのラストは怒涛の強烈ナンバー「自由になりたい」

2012年STAの活動はこれにて終了、後片付けをしていたらなんとアンコールがかかっていたことをその時に知らされて反省。

ごめんなさい・・・大変申し訳ないことをしちゃったさ。

「長い夜が聞きたかったのに・・・」と素敵なレディに言われちゃった。

そういうことも含めて心機一転2013年NEW・STAは益々の飛躍を誓います。

思えば今年の前半も相変わらずのくだらないゴタゴタに巻き込まれたSTAでしたが,いざ蓋を開けて周囲を見渡してみたらば数年前とは比較にならないほどの強靭で高度の技能を兼ね備えたナイスな野郎どもがいるではないですか(ヤス、シン、タツ、F-KING,MD,タク)。

昔から転んでもただでは起きないSTA、地道に真面目にコツコツと活動していればちゃんとブラスロックの女神様は見ていてくれて、ぼくらに微笑みかけてくれるようです。

もちろんそれなりの厳しき試練を与えるところがシビアな女神でもあります。

ライブというのは奥が深くてつかみどころのないところがあります。

ちょっとでも気を抜いたり舐めてかかったりするととんでもないしっぺ返しを喰らうし、でもいったん味をしめちゃうと止められなくて病みつきになっちゃう魅力もあるし。

「今回のライブはイマイチ・・」と思って後で映像なり音源でチェックを入れてみたらなかなかにイカしていたり、逆に「今回のライブは最高!」と思っていたら映像では「あれ・・・???」だったり、これからも勉強して経験を積まなくては。

しばらくSTAは冬休みに入りますがマサからとてつもない宿題をメンバー等に与えました。

その正体を知りたい人は2013,1,15のクラップスホールに足を運びましょう。

WHERE DO WE GO FROM HERE 

2013年前半の予定・・・・・前述どおりあのヤスが復活。ケンがパーカッションに返り咲き。シゲ&コーちゃんもやってくるよ。久しぶりの女性サックスプレイヤー(初共演)がブロー、もっともっと新たにシカゴを導入、ご本家でさえもライブでやっていないギミックも取り入れますetc,etc・・・・

SPECIAL THANKS TO・・・HITOMI&TAKASHI&HARU(CAMERA・MAN)&VINNIE’S・DON&RAMEN&COCA・COLA&NUMANOSAWA・HITOMI&MR、KUBOTA&2012BRASS・ROCK!!!YEAH

 


2012年のトドメはこれだ!

2012-12-15 21:11:33 | Live告知

VINNIE'S  BAR(JR苗穂駅徒歩5分のライブハウス)

12月15日(土)

札幌市中央区北1条東12丁目オリンピアボウル地下1階

駐車場あり

¥1,500(1drink付)

更に追加料金の1500円で飲み放題!!

17:30 open   18:00 start

LIBERATION 27~STA企画イベント(計5バンド出演、順不同)

1、the sapporo transit authority(STA)・・・chicago等のブラスロック

2、はる・・・オリジナルアコースティック・ポップスの若者コンビが爽やかな夕張の風を運んできます

3、わかば・・・ガールズヴォーカル&打ち込みビート、テクニカルギターでポップロックを。

4、 マッシモ・・・ブラック&ホワイトサウンドのオールカヴァー、通受けすること間違いなし。

5、MOTHER'S・・・ロックンロール・トリオ編成でビートルズを堪能してください。

お楽しみに。


THE GREAT CHICAGO

2012-12-13 04:56:26 | free form space

何気なく入ったリサイクルショップで一目惚れした青いバッグ、100円だったので即購入。

値段の割に作りはしっかりしていて底板付き、取っ手2本も固く、内ポケットにマジックテープもあり、星条旗風デザイン部分もポケットです。

初期シカゴ・ファンならもうおわかりでしょう。

初来日記念盤「栄光のシカゴ」のジャケットを彷彿とさせます。

鮮やかな赤、青、白3色、そして星条旗。

白黒ピンナップ解説書も嬉しいこれは世界初のシカゴ・ベストアルバム。

もちろん日本独占発売。

特別に発売許可がおりたという奇跡の1枚(未CD化)。

見開きフォトで若き日のシカゴ・ライブを確認できます。

まずテリーはギブソンSGを使用。

そしてブラス隊が後方中央ではなく左端に陣取っています。

その3人の並び方もリー、ウオルター、ジミーの順。

初来日以降おなじみとなった立ち位置からしてリーとジミーが逆です。

ダニーはフロアタムが3連かな?

あのかっこいい7人のポジションはこの直後に固定したのです。

レコードの帯に書かれている「2枚組でしか聞くことのできなかったシカゴ、3組(6枚)から厳選」と1枚ものを強調しています。

そういえば「Ⅴ」の時も「シカゴ初の1枚組!」なんて話題になりました。

「Ⅵ」では「初めてメンバー達がジャケットに登場!」と再び話題に。

お札のデザインなので偉人っぽく全員髭面。


協力同心

2012-12-11 22:42:11 | リハーサル

2012年最後のスタジオリハーサルでした。

サックスを除く6人が集まり演奏。

外の寒さも本格的に厳しくなって、体も凍え指もかじかみ気味ですが曲間をあまり取らず一気に1ステージ分を突っ走ってみました。

ショッパナから躓いてしまったが2回目は修復完了。

ノブはここのところ安定感が出てきたね。

いつ聴いてもミツ&タツの二管から発せられる響きは貫禄ものです。

シンの鍵盤加入も今まで欲しかった音が得られたことはもちろんですが、サウンドヴァリエーションが格段に広がったこと、つまりはアレンジの創造性がぐっと飛躍して面白くなってきました。

現実に今まで取り上げてきたどの曲もが今夏からとても刺激的に生き生きと蘇ったという感じです。

鍵盤なしだとイメージとしてはゴツゴツとしていた輪郭が、シンが施す音でマイルドさが加味されたような気分です。

「愛のきずな」も実を言うとシカゴが大々的にあらゆる鍵盤楽器を実験的に導入したアルバムからの最初のヒット曲です。

ポップな中での響きなのでそんなに派手な出しゃばり方はしていませんがイントロをはじめここぞというポイントでボビーがさりげなく決めてくれています。

そういう曲達を今までSTAは堂々とライブで演奏していました。

当初はちょっと物足りなさを感じつつも・・・。

それでも何故取り上げてきたかって?

だってメンバー皆、シカゴをやりたかったからに決まっています(^▽^)

まあそのへんの消化不良感覚はバンド内にしかわからないと思いますがそのうちにメンバーらも慣れっこに・・・。

でも今となっては振り返ってみるとあの頃はよくもまあってなのが正直な感想です。

スタジオでもその頃のことを思い出して笑い話にしていますが。

笑える話題は良い思い出として皆で大いに楽しみましょう!

で、ノブとマサがシンにリクエスト。

「この曲は重みと厚みと迫力が欲しい!」と。

早速シンはオーヴァードライブ効果を導き出して「ギュイ~~ン!!」

「いいねえ!」御本家のスタジオ・オリジナルテイクではギターを幾重にも重ねているのですがそこはノブひとりなので(それなりのエフェクターならばある程度は可能ですが)シンに頑張ってもらいましょう。

最終リハーサルゆえに前半は速攻ぶっ続けライブ感覚で早々に終えました。

休憩中は15日のライブ会場の説明会。

初出演のメンバーもいるために、場所、駐車場、リハーサル&本番の時間は特に綿密に。

先週できなかったミツのトロンボーン写真撮影会。

いろいろとウンチクを聞きその流れからお互いの担当楽器のおもしろ話題で盛り上がる。

それぞれに年月に差こそあれトロンボーン、サックス、トランペット、モデルとしてはストラトキャスター、レスポール、テレキャスター、ジャズ&プレシジョンベース等は誕生してからその形状がほとんど変わっていないということに感激。

ヴァイオリンなんてその極致ですね。

最初の段階でもうパーフェクトという奇跡的芸術品。

そう言われてみればずっと現役で活躍している機種ってのは見れば見るほど、いくら眺めていても飽きが来ないですし色々な角度から再検証しては、うっとりします。

これはこの世界にはまった人達ならば共感してくれますよね。

ちょっとでも曲線が変わっただけでも妙な違和感を感じるのですから不思議なものです。

ミツはますますビートルズにはまりまくっているようです。

そこからリッケンバッカー、ヘフナー、グレッチと使用楽器のことで質問。

ビートルズはいつの時代もどの世代も人種を超えてリスペクトされ続け歴史に確実に足跡を残すバンドです。

マサとタツはルナシーの新曲やギタリスト・メンバー両足骨折の話題など。

後半のリハーサルはやはり難解な部分や久しぶりの楽曲、おぼつかなく怪しい箇所に比重を置いてみます。

ミツが鬼門ともいえるフレーズに「なかなか気持ちよく当たらないんだよなあ・・・」とポツリ。

タツは黙々とスコアにメモの書き込み。

ケンはドリンクで喉を潤す。

残り時間10分弱は3曲ほどをノンストップバージョン。

マサ「さあ!本年最後の曲は何にしようか!?」

ノブは無言で小さくギターカッティング。

「やっぱりそれだよね!!」

 

後片付け後はスタジオ店長の優しいおもてなしでメンバー達はホットコーヒーをロビーでご馳走に。

マサはもっぱらカウンター上サーヴィスのノド飴をご馳走になります。

ミツは他のスタジオ部屋から出てきた、やはりホーンセクションを擁する(管楽器はバリトンサックスも含めて全員女性。でもジャンルは違います)バンドのベーシストと顔見知りでしばし歓談。

来年初頭からは爆音テクニカル・ドラマーのヤスが復帰します。

そのヤスもずっとシカゴを聴きまくりイメージトレーニングをしていたようで、ちょっと前までは「シカゴⅢのエレジー組曲(!)」、今はロバート・ラムの初ソロアルバム「華麗なるロバート(名盤)」を愛聴している模様。

う~~~ん・・・相変わらず渋いというか、目の付け所が違うというか、マニアックですなあ。

どんどんとコアなシカゴワールドに浸透しているSTAです。

 


TROMBONE KING

2012-12-11 21:39:50 | 楽器館

MADE IN U・S・A

シカゴのジェームス・パンコウも使用しているメーカー。

ただしこちらはシルバーラッカー仕様。

ミツが32年前に購入した愛器。

故・谷啓氏がプレイしているのを見て入手したそうです。

中央1箇所が斜めになっている部分で遠目にもキングだと判別できるとのこと。


BLOW UP!! ALL THAT BRASS ROCK

2012-12-09 00:43:36 | free form space

「ブラス・ロックのすべて」

血沸き肉踊る、灼熱サウンド。これがブラス・ロックだ!

・・・・というCDが今夏登場してSTA内はもとよりシカゴファン仲間内でも盛り上がりました。

格安値段にて日本の管楽器某専門誌監修のもと発売。

編集長自ら力のこもった解説付きです。

「ブラバン・ティーンズも必聴」という補足が(^▽^)

CD盤材質もBLU-RAY DISCの素材と製造技術を応用した高品質「BLU-SPEC CD」

タイトルからして真っ先に王者シカゴが思い浮かぶのに、いろいろな事情で収録されていませんが、他は申し分のない内容でボリューム満点16曲、中にはマサやノブが狂喜乱舞したレアなテイクもあります。

映画「スィング・ガールズ」のヒットをきっかけに(傑作ですね、これ。ご都合主義部分もありますがマサ&シゲはソフト持っています。その後大活躍中の女優陣の初々しい熱演必見)ブラス関連のコンピレーションは数多く出回りましたが今回の紹介盤はまさに極めつけ、決定打。

それでは中身の方へ・・・・

openingにうってつけのチェイス大ヒット曲「黒い炎」から幕明け。

ハイノートのかっこよさを思う存分に体感。

これが2分台の曲なんですから驚き。

あの忌まわしい事故がなければその後、ビルはどのような音楽を想像し続けたのだろう?

STAもタツのペットをフユーチャーしてずいぶん演奏しました。

お次の曲も3分を切る一発屋の名曲「ヴィークル」

STAの十八番でもあるナンバーでアイズ・オブ・マーチのリーダー、ジム・ピータリックの作&ヴォーカル。

彼はその後、チェイス、サヴァイバーと渡り歩き名曲を残しています。

もちろん現在も大活躍中。

この曲、マサもノブもレコードでは所持していましたがやっとCDでゲット!。

1,2曲ともに歌詞の内容は萌える男の欲求を表しています\(//∇//)\

シカゴのライバルと当時はよく比較されていたBS&Tの「スピニング・ホィール」

これもSTAはミツのトロンボーンやリコーダー(!)シゲのトランペットをフューチャーしてお披露目しました。

この曲が収録されているアルバムのプロデューサーはシカゴ育ての親ジェームス・ウィリアム・ガルシオだ。

ね、ここまでの3曲なら誰でも知っている超スタンダードナンバーばかりでしょ。

次にシカゴの「長い夜」が飛び出してきたら

それこそ失禁ものですが企画内容が「クラシックブラスロック&そこから派生したファンクやフュージョンを網羅」とのこと。

4曲目はそれにふさわしいバンド「ブレッカー・ブラザーズ」

マサが今回一番衝撃を受けた1曲。

テクニカルファンクの決定打。

続いてはノブのお気に入りタワー・オブ・パワーの出世作。

リズムセクションの充実ぶりにも注目。

ここのメンバー達はビル・チャンプリンとも親交があり、お互いに共演もしています。

ハイノートの親分メーナード・ファーガソン「ロッキーのテーマ」が続きます。

ビル・チェイスの師匠でもあり、シカゴ13では「ストリート・プレィヤー(ダニー・セラフィンとシカゴの弟分的バンド、マデュラのデヴィッド・ホウク・ウォリンスキーとの共作)」において貫禄のゲスト参加。

また彼のアルバム「ホット」ではシカゴからダニー・セラフィン、そしてロッキー・バルボアことシルヴェスター・スタローンが「ロッキー2のテーマ」でゲスト参加しています。

ちなみにこのアルバムではメイナードの頼れる心強い片腕としてニック・レーン(トロンボーン)が八面六臂の大活躍です。

ニックはジミー・パンコウがシカゴのライブに参加不可能な時の代理プレイヤーでもあります。

7曲目はSTAが以前よくライブ演奏していたAWB「ピック・アップ・ザ・ピーセス」

キャンディ・ダルファーのカヴァーもヒットした軽快なインストウルメンタル。

全米1位を記録しています。

これがホワイトファンクの顔ならばお次は本家本元ブラックファンク初期の会心の一撃クール&ザ・ギャング「ジャングル・ブギー」

STAは同時代のいかしたストリート感溢れるスリリングなディスコチューン「ファンキースタッフ」をカヴァーしています。

9曲目は先述ジェームス・ウィリアム・ガルシオが手がけたバッキンガムスの「マーシー・マーシー・マーシー」

ブラスロック初期の原型ともいえるバンドです。

この流れからの発展完成理想型がシカゴと解釈するのもありかも。

驚異のスーパーバンド「エレクトリック・フラッグ」が登場。

バディ・マイルス&マイク・ブルームフィールド等が結集。

マサは昔、高額な輸入LPをコツコツと収集したものです。

ノブが在籍している吾平バンドが敬愛するEW&Fの「石の刻印」

この曲はシカゴ奇跡の復活に貢献したデヴィッド・フォスターがモーリス・ホワイト等と共作したもの。

そういえばこの頃このバンドは「黒いビートルズ」と呼ばれていましたっけねえ。

鬼才スライ・ストーン率いる「スライ&ザ・ファミリー・ストーン」

このバンドの「アイ・ウォント・トウ・テイク・ユー・ハイヤー」とくればやっぱりあのウッドストックでの伝説的名演が脳裏をかすめます。

GFR「T・N・U・C」におけるドラムソロでもライブではドン・ブリューワーが「アイ・・・・・ハイヤー♪」と何度も雄叫びあげて観客を煽っています。

スライは数年前に衝撃の来日も実現させましたね。

「アステカ」はラテン・ソウル系大所帯バンド。

パーカッションにはシーラEの父親でもある元サンタナのメンバー、エスコヴェードや名セッションドラマー、レニー・ホワイトらが在籍。

ギターはジェームス・ビンセントが在籍していました。

彼は若き頃、元シカゴのピーター・セテラと共に地元シカゴにてエクセプションズで活動、その後シカゴの70年代ホームグラウンド、カリヴ・ランチにてデビュー・ソロアルバムを制作、ロバート・ラムの初ソロアルバム「SKINNY BOY(邦題:華麗なるロバート)」のなかの1曲「CITY LIVING(街の生活)」でテリー・キャスに負けないくらいの超速弾きを聞かせてくれています。

ジェームスのセカンドソロ「スペース・トラヴェラー」には旧友ピーターの他EW&Fからホワイト兄弟が参加しています。

元シカゴのビル・チャンプリンが主軸を勤めていた「サンズ・オブ・チャンプリン」。

このバンドは1969年デビューでそのアルバムが2枚組、ホーンセクションを率いていたという面で恐ろしいくらいにシカゴとの共通項が見受けられます。

その後の合流も頷けるかも・・・。

サンフランシスコの重鎮として現在も再結成にて活動中。

祈!初来日!!

そのサンズ・オブ・チャンプリンのカバーをビル本人のヴォーカルで収録しているのがスタックスの名ホーンセクション「メンフィス・ホーンズ」

マサはアルバムは輸入LPで所有していましたがCD音源は貴重なのかな!!??

最後を飾るのはその役目にふさわしい幻のジャズロックグループ「ドリームス」だ。

ブレッカー兄弟、ビリー・コブハム、ジョン・アバークロンビー、ウィル・リー・・・・そうそうたる顔ぶれ。

でも残念ながら商業的成功にはいたりませんでした。

マサはアルバム2枚を輸入LPで所有していますがこれってCD化になっているのかなあ・・・・?

このオムニバスCDに収録されているバンドがいくつか「ブラスロック名盤選」というタイトルで完全限定生産・紙ジャケット仕様最新リマスターBLU-SPECにて格安発売されています。(ノブは早速数枚購入)

第1弾はチェイスの日本CD初登場2,3作目他。

ノブ&マサが熱望するのは誰がなんと言っても「アイズ・オブ・マーチ」です。

いずれにしてもよくぞ出してくれました!!というこのシリーズに拍手喝采。