2011,8,7(sun)14:00~
STAが初めてこの街でプレイしたライブ・ハウス「ストロベリー・ジャングル」の第1回からずっと応援&アドヴァイスをしてくれているセッキーさんからの熱烈ラヴ・コールで実現したこのイベント参加。
本来は地元バンド中心が基本趣旨らしいのですが、今回は特別にお呼ばれしました。
年に1回のペースでIMFというサークルが行っているこのイベントは、あの東日本大震災チャリティーの為に、入場料金は義援金として寄付されるそうです。
ちなみにタイトルの「RESTART」はTUBEよりもこちらのほうが先との事。
STAも何かしらの力になれないものかと考えていたところだったので(ささやかながら幾つかのライブハウスでは収益から寄付されたことがありましたが)、このような形で協力できて良かったです。
昨日の小樽から翌日のライブということで、メンバー達の体調が心配でしたが(場所も札幌を挟んで真逆ですしね)皆、リフレッシュして集結。
この日は先日の小樽よりも日差しが更にきついくらいです。
とてもキレイで広い空間が素敵なライブハウスです。
器材も立派。
それもそのはず、なんと今年、オープンしたばかりとか。
正確には移転リニューアルです。
シゲは旧ホールに2度、出演したことがあるそうです。
その古い場所に2名ほど、うちのメンバーが行っちゃったらしくて、空き地になっているその光景にビックリしたとか・・・・。
また、ラヴァも到着そうそう車がパンクしてしまい「マサさん・・・パンクしたのでガソリンスタンドで修理中です・・・会場はその裏です・・・」
お蔭様で方向音痴のマサはそのガソリンスタンドを目印に無事イッパツ到着したのであった(笑)
過去のライブにもメンバー達がご丁寧にもかわるがわるにパンク、ラジエーター・・・その他もろもろの故障と車でトラぶっています。
今回はラバの巻。
ミツは昨日、到着したばかりの「シカゴ34」の1枚目を聞いて国道を走ってきたそうです。
彼らしいこの時のシカゴ・ブラスセクション(各メンバーの)コンディションの感想を聞かせてもらいましたがなるほどなあ・・・と感心しちゃいました。
管楽器奏者でなければ、わからないお話に目から鱗です。
札幌と違いこの街はけっこう周囲へ自由に車を駐車できるので、リハの間もメンバー達はあっち行ったりこっち行ったり。
マサ、ノブ、ラバは某大型リサイクルショップへお買い物。
ロニーはラーメンで昼食。
出演バンドは学生、社会人と世代を超越して色とりどり。
パンクからヴェンチャーズ、ジャズ、フォーク、ニューミュージック、民族音楽と様々。
隣の練習&レコーディング・スタジオが楽屋です。
STAは例によってリハなしのぶっつけ本番・・・ということで、午後2時に司会者の方からの挨拶に導かれてトップバターが景気よくスタート。
セッキーズもセッキーさんのSGギターによるソロを中心に渋いサンタナ&オリジナルナンバーを披露。
オリジナル・ギブソンTシャツを着込んだセッキーさんは汗がぼたぼたと滴り落ちてフレットが見えないくらいだったとか・・・。
その姿がスポットライトに映えて絵になっていましたよ。
超バカテク・ドラマー、ドンちゃんの民族打楽器ウドウ・ドラムの抜けの良い軽快音にマサはくらくらしちゃいました。
あれってそうとうヒットさせるのが難しいそうです。
会場ではストロベリー・ジャングル婦人やカヴァー・ソウルのヒヌマッカートニー君も妹さんとご来場していてマサと挨拶。
STAはトリ前の出演です。
このホールのオーナーは本業が音響機器、PAなのでテキパキとセッティングも円滑に進行。
あっという間に準備完了しました。
STAは昨日の10人から今回は9人に。
しかもメンバーが数人、昨日と入れ替わっています。
***SET LIST***
1、GET IT ON (黒い炎)・・・CHASE
2、~FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO
3、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO
4、THAT'S THE WAY・・・K・C&THE SUNSHINE BAND
5、MAKE ME SMLE(ぼくらに微笑を)・・・CHICAGO
6、~NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO
7、VEHICLE・・・IDES OF MARCH
8、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
ーーーーーENCORE-----
9、SUPER STITION(迷信)・・・STEVIE WONDER
***MEMBER***
MASA・・・B CHO
NOBU・・・G
MITSU・・・TB
KENJI・・・DR CHO
SHIGE・・・TP
KEN-ICHI・・・TP
RAVA・・・PER CHO
OKA-CHAN・・・AS
RONNIE(GUEST)・・・VO
SPECIAL THANKS TO ・・・DON-CHAN&M’S BAR&UDU-DRUM&HISASHI&SECKY&HITOMI&MIYUKI&HINUMCCARTNEY/SISTER&TUREDUREZAUSHI&UTIAGE&SHIGE!!!
RAVAは昨日、小樽にて購入したアフロヘアのカツラを今回も装着。
このスタイルはどんどんとグレードアップしていくそうです。
楽しみですね、次回が!
オープニングの立て続け2曲は定番、怒涛のブラスロックナンバー「ドッカーン!」。
もうこれだけで会場中、ヒートアップ。
ただでさえ、相当に暑い観客席(ステージはスポットライト、アンプ等やバンドマンたちの熱演で更に暑い)がこれで火に油を注ぐ形に。
現代の若者から、1970年代が若者だった方まで全員がステージに釘付けなのが手に取るようにわかります。
まずはMCにてこの度のイベントに参加できたことへの感謝の言葉、そして東日本大震災チャリティーライブに関わりをもてたことの意義を伝えます。
「この勢いであと5曲ほど、威勢のいいナンバーを立て続けにお送りしたいと思いますので最後まで楽しんでいってください!ヨロシク!!」
YEAH!!!!
「ネクストナンバー・・シカゴの記念すべきデビュー曲・・・QUESTIONS67&68!!」
ブラス隊は迫力炸裂連発の吹きっぱなし。
汗でマウスピースや口が滑るほどです。
ロニーのぶっといハイトーンに観客は度肝を抜かれっぱなし。
セッキーは名カメラマンよろしくあちこちからフラッシュをパシャパシャ。
ヒヌマッカートニーも声援を送ってくれます。
「じゃあここらで、ちょっとサーヴィスタイム。
ホーンが入った洋楽だけれど、ロックからディスコタイム!!」
いきなりのイントロから腰が動いちゃうでしょう。
お尻が振れちゃうでしょう。
思わず足踏みしている人、発見!
膝でリズムをとっている人も発見!!
後半は本来のバンド・コンセプトに立ち返り文句なしの豪快ブラスロック3曲。
「ぼくらに微笑を」「ヴィークル」
圧巻、テクニカル、壮絶無比。ロニー&マサのハモリも要所要所に配され、ラヴァ&ケンジのリズム隊が骨太のサウンドを築き上げ、ホール内にはホーンセクションのヒステリック・アンサンブルが支配する。
ころころと変わるリズム、そして変拍子、しつこい転調が強烈です。
「ラストです!シカゴで25OR6TO4!!」
2列に並んで腰をかがめてポーズをとる弦楽器奏者2名。
マサは両膝をついたり、モニターやバスドラムに片足を乗せて大股開きで右手をグルグル回転させて飛んだり跳ねたりシンバルをつま先で何度もキックして会場を扇動する。
「ドーン!!」終了
「本日のトリはヨッシー率いるつれずれざうしさんの登場です!」と紹介したところ
「アンコール!アンコール!!」
この日、唯一のアンコールバンドです、STA。
「いいいんですかあ?」「オーケー!!」「じゃあお言葉に甘えまして・・・これ皆、知ってるよね、STEVIE WONDERのSUPER STITION!!」
皆さん御納得いただけたようで良かったです。
「いやあ、一度ライブの味をしめたらやめられないねえ!!どうだい?」
「そのとおり!!」
岩見沢のライブファンの記憶に残る演奏だと認めてもらえれば、幸いであります。
トリは御存知の「つれずれざうし」
彼らはもう何十年も不動のメンバー達で活動しているそうで(ブランクありますが)あのかのポプコンにも出場して受賞したそうです。
だからまとまり、オリジナルソングのクォリティ、阿吽の呼吸がバツグンです。
ステージを見ていると、メンバー全員が心から一緒に演奏をすることの幸せを噛み締めているのがこちらにまで伝わってきます。
この後はSTAを代表してマサが打ち上げに参加。
午後10時までお邪魔させていただきました。
いやあ、話題が尽きない、いくらでも話のねたが沸いてくる。
同時代を生きた音楽仲間だから夜明けまででもお付き合いできちゃいます。
とくにポーカロ、ガッド、ボジオ、ペイス、コージー、フィリップス、カッツェ、コブハム達のドラム談議は熱中しちゃいました・・・ドラマーではなくリズムセクションのマサとしては。
最後に・・・この日8月7日をもちまして、長年活動を共にしてきたトランペット奏者のシゲがSTAを卒業することになりました。
以前にコーちゃんと他のバンドで活動を共にしてきた(ニアミスでハーちゃんも)シゲの本来のポジションはドラマーでした。
で、その流れでSTAにペットで加入。
いきなり活性化したSTAはその年にさっそくライブ活動開始。
ポーカーフェイスのシゲがその初ライブの舞台袖で始めてマサに、にこやかに話しかけてくれた時はリーダーとして嬉しかったなあ。
いわく「マサさんは、いつもそのような服でステージに上がるんですか?」
それからずっと一緒に血と汗と涙を流しあった戦友でした。
マサはよくシゲのことを「STAのアインシュタイン!」と呼びます。
博識でクールなシゲはよくバンドが音楽的に難題にぶつかった時に、さらりと解決してくれたものです。
マサの無茶振りにも快く応じてくれ、時にはセンターフロントでボーカル、はたまたティンバレス・ソロ、ペットの合間にカウベルをかっこよくスティックでさばいてもいました。
全員からリスペクトされる頼りになるナイスガイでした。
また決して妥協をせず、人に厳しい分、己にはもっと厳しくもありました。
だから説得力があるんだよね。
口先だけの理論やらゴタクを並べる頭でっかちとは大違い。
有言実行男でもありました。
引き受けたことは、責任もってトライ。
自分に課題を与えて着実にグレードアップし、冴えたソロも披露。
周囲のメンバー達がシゲのあれよあれよと言う間の成長に驚嘆の声をあげたほどです。
これからもシゲはSTAファミリーの一員だよ。
いかしたアドヴァイスちょうだいな。
本当に長い間、THANK YOU!
GOOD LUCK!!