THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL、198 FUN☆FUN☆LIVE36 小樽GOLDSTONE(GEEBEL編)

2023-03-18 15:15:34 | Live Set List




3,17:00~17:30
「GEEBEL」
3番手も初めて見るよ。
ありそうでいて中々いない、貴重なるドリーム・カム・トウルーのコピーバンド。
こいつは嬉しい事だねえ。
本家本元の吉田美和嬢は、北海道が生んだ最高のシンガー&コンポーザーだ。
(元メンバーの西川隆宏氏も道産子)
そういうわけでして、3連続で珠玉のジャパニーズ・ミュージックを思う存分に堪能。
もちろん、女性シンガーを全面にフューチャーしているんだけど、どの歌姫も個性的で素敵だ。
で、ここのメンバーの中にも、顔なじみがチラホラと散見するのだ((´∀`*))

主催者のミーちゃん曰く「はじけて踊れるバンドを中心に集めた」と豪語しているだけあって、ずっと踊れて一緒に歌えノリノリに楽しめるよ。
やっぱり、万人受けするのはこの手のジャンルに限るね。
誰もが知っている大ヒット曲のオンパレードを,次々に繰り出されたらたまりませんもん。
作戦勝ち・・・・というよりも、演者たちが一番エンジョイしている。
その時の表情を見たらば一目瞭然。
最初から最後までずっと、元気漲るステージングには脱帽です。
一瞬たりともダレることなんてなく、ハイ・テンション。
素晴らしいひと時を共有させていただきました。

メンバーの構成をば・・・・
ヴォーカルはリエ嬢
ギターはショウヨウ君(使用ギターは目にも鮮やかで渋いゴールド・ボディカラー。ローズ指板。TEXASの白いヨットパーカー姿)
ベースはタケくん(フェンダーのジャズ・べ―スヲ使用。ボディカラーはキャンディ・アップルレッド。ローズ指板。サングラス&キャップを装着)
キーボードはユナ嬢(ローランド07を使用)
ドラムはツカサくん
コーラス&パーカッションにアユミ嬢(カウベルなど)
以上の6名編成。

リエちゃんはトップに出演した「暴れ百恵」で、キーボードとコーラスを担当してもいた。
才色兼備の持ち主。
以前にはSTAでも、数回ライブ共演して歌ったのだよ。


2バンドがアッという間に終了。
タイムテーブルの進行も順調。
ほどよくステージも温まってきたし、集客もバッチリ。
誰も彼もがリラックスしながら、この空間で思い思いに和んでいます。
極上の名曲ばかりを6曲お届けします。

セットアップとサウンドチェックが完了。
準備万端に整いました。
それでは早速、ドリカム・ワールドに浸りきっちゃいましょう。
どの曲も軽快で親しみやすいメロディが特徴なんだけど、実は色々と複雑で難しいアレンジなんだよん!

「こんばんは!
ジーベルです!
今日はよろしくお願いいたします!
・・・・・LAT43°」
ツカサくんによる、けたたましきスティック・カウントが打ち鳴らされた。
意味深なタイトルを冠した、マニアックな超初期曲からのスタート。
「北緯43度」の意味。
札幌市の緯度を表す(ウイキペディアより)
これは渋くてマニアックなセレクション。
この辺の拘り具合が、そこいらによく見かけるドリカム・コピバンとは一線を画すところ。
遠距離恋愛が歌詞のテーマで、通受けするのは間違いなし。
1989年11月22日にリリースされた4枚目のシングル。
album「ラブ・ゴーズ・オン・・・」に収録。
オリコンチャートでは最高ランキング74位を記録。
やや長めのイントロに導かれて満面の笑みを浮かべ、ボーカルのリエちゃんが華麗に登場!
歌っている姿が、とっても嬉しそうで気持ち良いくらいだ。
伸び伸びとどこまでも冴えわたる歌声が、半端なく爽やかすぎる。
ちょっぴりと切ない内容だけに、表現力が求められる。
上手いだけでは許されない難曲。
これをものの見事に歌いこなしていて天晴だ。

そのままの流れでメドレーに突入。
「アイズ・トウ・ミー」
1991年4月25日にリリースされた9枚目のシングル。
album「MILLION KISSES」に収録。
オリコンチャートでは見事に初の1位を獲得した!
74万枚のセールスを記録。
これで遂に人気を決定づけた。
この曲のファンは多い。
最初にくるサビの部分が印象的で、もうそれだけでインパクトを与えるのには十分だ。
軽やかなリズムにのって、自然と踊りながらの歌唱がとっても見栄えがいい。
さりげない振り付けだけでも目を引くこと請け合い。
バックをつとめるメンバー達の的確なるプレイも聴きどころ。
寸分の狂いもないグルーヴィーなビートも絶品さ。
安定感抜群なアンサンブルにも唸るものがある。
いぶし銀のテクニックを惜しげもなく次々と披露。
しかし、フロント・センターに陣どるセクシーなリエ嬢をフューチャーすることは怠らない。


「ありがとうございます。
改めまして、よろしくお願いします。
このバンドは去年の結成です。
さっき、数えたのですが・・・・今日でちょうどライブ本数は10回目を迎えました。
今までずっとハイぺ―スで活動してきましたが、記念すべき10回目がゴールドストーンだなんて幸せです。
主催者のミーコさん、ありがとうございます!
私たちは、もうお分かりでしょうが・・・・ドリカムのカバーバンドです。
今、演奏したのは古目の曲ばかり・・・・。
知っている人も知らない人も、一緒に盛り上がってください…と言っておきながらも、次にお送りする曲・・・・・ちょっとわかりずらいかも・・・・?!((´∀`*))
・・・・・笑顔の行方」
1990年2月10日リリース。
5枚目のシングル。
album「ワンダー3」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
中村正人の作曲がシングルでは初、ドリカムがテレビドラマ「卒業」のタイアップも初、そして初のオリコンチャートトップテン入りとなった記念すべき曲。
44,6万枚を記録した堂々たるヒット曲。
奇妙なコード進行が、実に風変りでひじょうに凝っている。
キーFとB♭、Dの間でひたすらに転調を繰り返す。
キーそれぞれのパートで、決して主和音で落ち着かないのだ。
「♪同じ笑顔はできなくても」の「も」のコードDで一瞬落ち着きかけるが、すぐにせわしなくFに転調する。
「C⇒G7⇒C」・・・これは音楽の授業前、先生がピアノで弾く「起立・礼・着席」のコード進行。
この場合のキーはもちろんCで、主和音もC。
だからこそ、最後の主和音Cで生徒は落ち着いて座る雰囲気になるのだ。
その落ち着いて座る雰囲気がこの曲はない。
最後に「♪今ならもっと」で、ようやくFという主和音におちつくがそれも一瞬。
その後もフラフラとコードが変わっていく。
これは、かのビーチボーイズの名盤「ペット・サウンズ」に見られる手法。
「ルート(コードの根音)に向かうことを執拗に避け続けるベースライン」。
ビーチボーイズ、ドリカム共にベーシストが作曲という共通項にも思わずニンマリ。
ベーシストならではの「下から目線」の繊細なるコード感覚。
後半ではコーラスガールのアユミ嬢を、全面に思いっきりクローズアップ。
リエちゃん達もすっかりとリラックスしていて、眩しいほどに余裕と貫禄さえ感じちゃうよ。
しっくりと微笑ましき光景が会場全体を包み込んでいる。


再びメドレー・・・。
ツカサ君のドラムによるテクニカルなリズムから、流麗なるキーボード・サウンドに導かれて・・・・・
「うれしい!楽しい!大好き!」
1989年リリースのセカンド・アルバム「ラブ・ゴーオンオン・・・(180万枚以上の売り上げ)」1曲目に収録。
同年9月1日発売、3枚目のシングル。
カラオケなどで今も歌い継がれているドリカムの懐かしき代表曲。
映画やコマーシャルソングにも採用された。
突き抜けるほどハッピーな気分に満ち溢れた、オシャレでピースフルなライブ定番のラブソング。
イントロから愛を叫ぶようなハイテンションマックス状態。
恋しい乙女は無敵とばかりにキラキラ・キュンキュン・ドキドキ・モードが全開!!
極めつけの直球ど真ん中リアルな決定打が後半戦において遂に放たれた。
クオリティの高さに驚かされる。
リエちゃん&アユミ嬢による息の合ったコンビネーションが素晴らしい。
正に阿吽の呼吸で観客のハートを一挙に掴んじゃう、圧倒的なるパワーにはタジタジさ・・・・。
コール&レスポンスで益々ヒートアップ。
大合唱は延々に続く。
ボルテージは急激に上昇する。
圧倒的なリエちゃんのボーカルとコケティッシュなルックスによって更なる飛躍を遂げたこの曲は、オリジナルに肉迫するほど憎いくらいエモーショナルでチャーミング。


すっかりと、リエちゃんも饒舌になってきた。
「ありがとうございます。
私たちもこの曲が大好きです。
ここでライブの告知をさせてください。
5月27日の大安、ホットタイムに出させていただきます。
(拍手が沸き起こる)
残り2曲となりました・・・・これ以降はMCがないので、私個人的にはホッ
としています((´∀`*))
次の曲は・・・・・その先へ・・・・」
グッと新し目の曲になったね。
2009年9月9日リリースの45作目シングル。
album「ラブ・セントラル」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング3位を記録。
「救命病棟24時の主題歌シリーズ第4弾。
珍しくもシリアスな内容の歌詞では、様々な葛藤が描かれているけれど、ポジティブなナンバー。
惜しみない勇気を与えてくれますよ。
リエちゃんは疲れて下手るどころか、張りのある伸びやかなる声は一向に衰え知らず。
それどころか、どんどんと色艶が増しているではないか。
恐るべし驚異のリエちゃん。
一体全体、どのような喉をしているんだい!?

「次の曲でラストです・・・・今日は日曜日だけどね・・・・・決戦は金曜日!!」
1992年9月19日リリースの11枚目シングルで、初のミリオンセラー作品。
累計売上枚数300万枚を超えたalbum「ザ・スインギング・スター」に収録。
オリコン週間チャートでは3週連続1位を記録!
お約束の金字塔でフィナーレを迎えることとなった。
もうこれしかないよね。
極めつけの決定版をやらないわけにはいかない。
絶対にステージを降りることは許されない。
ハイハットによるタイトな刻みからスタート。
このいかしたグルーヴィーなリフ、どこかで聞いたことがあるアレンジだなあ・・・・と思ったら、アース・ウインド&ファイアー「レッツ・グルーブ」とシェリル・リン「ゴット・トウ・ビー・リアル」が元ネタだ!!
単純すぎるほどに少ない循環コード進行。
はじめて聴いた時は、思わず言葉を失ってしまうほどにセンセーショナルだった。
中村氏は無類のR&B好きでEW&Fの大ファン。
よってこれはパクリなんかじゃあなくて、偉大なるオマージュ。
だって、良いとこ取りした上に、独自の路線でエッセンスを注入し前ノリなオリジナルとして完成させているではないか。
だからこど、ちょっぴりディスコティックなフィーリングもブレンド。
その匙加減が絶妙。
新たな音楽を追求するべく進化の歩みは留まることを知らない。
リエちゃん、余力を振り絞って一種独特なるコブシ回しやフェイク、アドリブまでをも披露しての熱唱。
アユミ嬢も絶品のハーモニー・コントロールを発揮しつつ、黒っぽいゴスペル調の味わいをも醸し出す表現力には感服。
キーボードによるイキイキとした抜群なバリエーションにも、思わず釘付けで聞き入ってしまったわい。
バックを黙々と巧みに務め上げるバンドマン達も、有り余る才能とセンスを次々と堅実に繰り出してくる。

「ありがとうございました!
ジーベルでした。
また会いましょう!!」
ステージには熱気mの余韻と共に心地よい風が吹き抜けていきました・・・・。

****本当にお疲れさまでした。
特にリエちゃんは2ステージを成し遂げた。
全身、汗まみれになりながらも満足そうな表情を浮かべたメンバー達は、そのまま楽屋へと引き上げていきました・・・・。****

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VOL、198 FUN☆FUN☆LIVE36 小樽GOLDSTONE(DERAILMENT編)

2023-03-17 19:28:19 | Live Set List


2,16:15~16:45
この日は素晴らしいバンド達が全部で8つも出演。
珍しいことに噂では聞いていたけれど、半分が初めて見るバンドさ。
でもいざ蓋を開けてみたらば、そのほとんどが顔見知りのメンバーが在籍しているバンドだった。
気心の知れた仲間同士、和気藹々と最初から最後まで賑やかに盛り上がっていたよ。

[DERAILMENT]
トップバッターの昭和アイドルに引き続いての登場。
セカンドアクトは80年代に人気を博した、ジャパニーズポップ特集バンドだ!
基本コンセプトを聞いただけで、期待に胸がワクワクとトキメイてきちゃうあなたは、羨ましいくらい良い時代を体現した人だね。
このバンドも初見だったけど、とっても素敵だったよ。
ここでも女性シンガーを全面的にフューチャーするというスタイルをとっていたけど、また違ったテイストを盛り込んでいて元気をたくさんいただいた。
非常に器用で個性的なオーラを常に発散していて、見栄えも聴きごたえも満点だった。
こんなノリノリで生きのいいバンドがいたなんて、まだまだ北海道の音楽界は奥が深い。
セットリストひとつをとってみても絶品な配曲で、一時たりともダレることなくアッという間に終了してしまった。
全員が一丸となっての勢いが超絶に半端ない。
これも徹頭徹尾に鍛え抜かれたチームワークの賜物。
日頃の鍛錬が花開いた瞬間だ。
努力は決して裏切らない・・・を地で行く好例。
メンバー一人一人の実力に裏打ちされた結果。

早速、6人からなるメンバーの構成をば・・・・・
華麗なるヴォーカルにはムツミ嬢
ギターはツインの編成でミツくんとヨウヘイくん
ピカピカと光り輝く白いベースを、ひたすらに黙々と弾きまくっていたのはハセくん(ローズ指板)
マスク姿のキーボード担当はサワヤくん(KORGの2段構え。
真っ赤な専用スタンドはSTAY)
心境著しきテクニカルなドラマーにはミズノくんという布陣だ!。
な、な、なんと、ミズノくんは現在の「マ・シェリ」メンバーでもあるのだ!
リーダーのアキは彼がステージに現れるまでそのことを全く知らされておらず、急いで駆け寄ってご挨拶と写真撮影に勤しんでいたよん。

ようへい君はコーラスも兼任。
仕様ギターはサンバーストのレスポール・スタンダード
朗らかなミツくんのギターは、この日の中では一番過激なシェイプを誇る変型タイプ。
もろにヘヴィーメタル系の仕様。
黒のBC,RICHだ。

さてさて、前置きが大変長くなってしまったから、ここいらで本編に入りますよ!
オープニングナンバーは、レベッカの代表曲で「フレンズ」
まずは、誰もが口づさめる、お約束のナンバーで手堅く幕開けだ。
イカ天をはじめ、バンドブームが吹き荒れていた頃に、一世を風靡した伝説のカバー。
4枚目のシングル。
1985年10月21日リリース。
album「レべッカⅣ~メイビー・トウモロウ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。

この曲は数多くのアマチュアバンドが取り上げているけど、真っ先に思い浮かぶのは名物男ヒコちゃん率いる「ラズベリー」。
「フレンズ・ライブ」は、堂々イベントタイトルにも曲名を掲げている。
最早風物詩と化してきた感あり。
でもこのバンドも負けてはいないよ。
タイプの異なるツインギターの特性をフルに発揮して、バックで絡みも交えつつエネルギー全開の波状攻撃開始。
派手なハンマリングオンなど、持ちうる限りの妙技を惜しみなく注入。
ベースは連続ダウンピッキングの応酬で、渋く狼煙をあげる。
情け容赦なき攻防。
・・・・もうこれしかないでしょうね。
序盤から極めつけのサウンドで畳み込む。
全身を黒で統一したラフな衣装のムツミ嬢は哀愁の切ないメロディーを、懇切丁寧にシャウト・・・・
熱狂した客も乱入で、最前列はグチャグチャ!
仲間達共々大爆笑の渦。
弦楽器トリオは、目にも鮮やかなるフォーメーションで、どこまでも自己主張。
サワヤくんによるキーボードの音色が、果てしなく胸に迫ってグッときちゃいます。

「ありがとうございます!
本日は、はじめまして・・・ですね((´∀`*))
凄く緊張しています・・・・(そんな風には見えないけどね((´∀`*))
私たちのバンドは今年の8月で、めでたく結成3年目を迎えることになります。
メンバーの年齢はバラバラですが、皆仲良し揃い。
今日も小樽入りしてからは、ライブ前にお昼ご飯を一緒に食べました。
スィーツも含めてね。
それでは、短い時間ではありますが、楽しんでいただければひじょうに嬉しいです・・・。
2曲目・・・・・SPARK!!」
アッパーで必殺の隠し玉が、満を持して遂に飛び出した!
1996年7月10日リリース。
10作目のシングル。
アルバム「TRIAD YEARS ACT1~THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。

全員が一丸となって、アグレッシブだのお!!
ここでも終始エンターティメントに徹するメンバー達。
おかげさまで大盛況だ。
何から何までもが、とっても勉強になります。
いろいろ細々と打ち合わせして練習にも余念がなかったのだろうなあ・・・・と想像しちゃいます。
掛け声一発から導入のアップテンポなサビ・パートが、とってもキャッチーでご機嫌さ。
琴線が存分にギュンギュンと震えてきちゃう。
宇宙空間にいるような清涼感・疾走感・浮遊感と恍惚に乗せて、力強く歌うラブソングを存分に堪能。
「ムツミちゃん、可愛い~~!!」
あちこちからしきりに発せられる、熱烈ラブ・コールがいつまでも鳴り止みません。


その歌姫ムツミ嬢は、ここでちょっと足元に置かれたドリンクを一飲みする。
「・・・・・NOSTALGIA 」
(相川七瀬)
10枚目のシングル。
1998年5月8日にリリース。
album「クリムゾン」に収録。
相川&織田哲郎の共作。
オリコン週間チャートでは最高7位を記録。
売り上げは20万枚超。
はい、この辺にたどり着いた時点で皆さん、既にお気づきでしょう。
そうなのです、このバンドは男女のシンガー曲を交互に並べているのですよ。
簡単そうですが、中々に難しいことだ。
ムツミ嬢は驚異の声量と声域をフルに活用して、器用に難なく歌いこなしているんだからお見事の一語に尽きる。
マジに感服しちゃうよ。
バックを務め上げるミュージシャン達も、的確なるアンサンブルを築き上げてのプレイに専念。
全身全霊を込めた分厚いコードのカッティングと、ギター・ソロがこれでもかあ、というほどに襲い掛かってくる。
リフの刻み込みも身震いするほど、理屈抜きにカッコいい。
ここいらで肩の力も抜けてきて、リラックスモードに入ってきた。
臨機応変な動きも、自然とこなせるようになってきたね。
息もピッタリなアクションを次々と繰り広げてきた。
もうこうなったら、目一杯にはち切れるしかないね。
特筆ものは、ミズノくん迫力のドラム・スタイル。
次々と難攻不落なボトムラインを、手数王のごとく巧みなスティックワークを駆使してぶちかますという牽引役。
責任重大なる大役を一手に引き受ける。
もちろん、センターフロントに陣取るムツミ嬢を全面でフューチャー。
いかに彼女が気持ちよく歌えるか、を良く理解しているバンドだからこその匙加減が絶妙。

「え~~と・・・・ここでメンバーの紹介をしたいと思います。」と一人一人をたっぷり愛情を込めての紹介。
スポットライトも鮮やかな効果を発揮。
「はい、以上で終わりです・・・・」
「ちょい、待ってよ~~~!!(;^_^A」
ポツンと紹介から取り残され、慌てふためくギターのミツくん。
「あ、ごめんなさい・・・・・見えなかった・・・・((´∀`*))・・ミツくんです!!・・・これは、いつも通りのオチですよ」
盛大なる爆笑と拍手が沸き起こる。
和やかで楽しくも微笑ましいひと時だね。
ミツくんからも・・・「ヴォーカル!
ムツミ!!」
ひと際大きな歓声が送られる。

ミツくんのMC
「諸事情により私は今、右目が見えない状態です。
でも優しい気持ちで見守ってくださいませ。
一生懸命に頑張りますからね~!
よし、そろそろ次にいくかい!?
あ!?一部のメンバーがまだ準備中みたいですな・・・・
ちょっとお待ちください。
誘惑‥‥(GREY)」
やっぱり北海道が誇るこの偉大なるバンドを、取り上げないわけにはいかないよね。
13枚目の鉄板シングル。
album「ピュア・ソウル」に収録。
1998年4月29日リリース。
TAKUROが手掛けた人気作品。
名プロデューサーの故・佐久間正英氏が手掛けているんだよね。
オリコン週間チャートでは、1位を2連続獲得でミリオンを達成。
タイトルと曲調が合っていない・・・なんて野暮なことは言いっこなしだ。
何と言ったって、捲くし立てるがごとく、ダイナミックなイントロからして
印象深いフレーズと共にインパクトは絶大さ。
速くて一発でノックアウトされちゃう。
並々ならぬほどに、刺激的なエネルギーが漲っている。


「ありがとうございます・・・・・M・・・・・」
(プリンセス・プリンセス)
場面が一転して、このステージでは最大のドラマティック・ワールドへと誘ってくれます。
1989年4月リリース。
album「レッツ・ゲット・クレイジー」に収録。
イントロのシンミリと抒情的なピアノの響きが、甘く囁いているかのようでグッときちゃうなあ・・・・。
歌メロに溶け込むようなベースラインが効果覿面。
永遠に光り輝く至上の傑作バラード。
シットリと誰の心にも染み入るよ・・・・・。
胸キュンもののキュートな旋律には、油断をしていると泣けてくるさ。
チャーミングでどこまでも果てし無く伸びる歌声で、惹きつけてくるムツミ嬢。
静かなまま単調に終わりがちだった曲調をクィーンを参考にサビから音像を増幅させていく手法を導入してより壮大なる作品に仕上げた。
地味ながらベースもナチュラルに映えて惹かれる。
綺麗な音色を奏でるギターも出色の完成度を誇る。
これを凄まじき感情移入で演出したこのバンドは、やっぱり只者ではない!!
陰と陽の対比と絡み、起承転結の流れが冴えわたる。
会場中の皆が手を高々と上げて左右にゆったりと揺らす。
一体化した幻想的なシーン。

「早いもので最後の曲となりました・・・・。
勢いだけで何とかここまで辿り着きました。
グダグダとしゃべり続けていますが、大丈夫ですか!!??・・・・
実はですね、ベースにハセさんは今日のこのステージでバンドを卒業します!
このメンバーでは最後のライブ。
ネタでもなんでもないですよ。
余力を振り絞って完全燃焼しますよ。
ラストは‥‥・グロリア!!」
ジギー2枚目のシングルで代表作。
2枚目のalbum「ホット・リップス」に収録。
1988年5月25日リリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキング3位を記録。
当時はテレビドラマの主題歌に起用されて32,9万枚を売り上げたジギー最大のヒット曲。
バンドブームの火付け役を担ったともいえる曲。
曲の構成はいたってシンプルなだけに、なおさらの事、訴えるものが直球で伝わってきた。
ハセくんがドテッパラに風穴開けるほどの分厚い音壁をズンズンとはじき出す。
「カモン!」の号令を合図にミツくんのギターソロへと雪崩込み。
汗水飛び散らせての大熱演。
火傷しそうなほどのインパクト。
爆音炸裂のまんま、爽やかにフィナーレを迎える。
ミズノくんのモンスター級のドラミングは更なる成長を見せつける。
満面の笑顔でムツミ嬢はハセくんの元へ駆け寄って、カツラを無造作にむしり取って投げつける。
あららら・・・・・・・
躍動感溢れるロッククィーンの面目躍如。
これぞ究極のロッカーを具現化した場面だ。
やるもんだなあ・・・・御見それしました。
熱気ムンムンで終了・・・・。

****本当にお疲れさまでした。
夢のようなJ-POPショーを心ゆくまでにタップリと浴びたよ。
またすぐにでも見たくなるバンドでした!!****







































も連動して前面にせり出し、ギターを遠慮なくピッキング攻撃。

「いかがでしょうか?・ダンスまだまだ足りない??」



ガラッとムードを変えてしっとりとおとなし目の
おお!でも結局は軽快なるスキップがはじまったのだ。







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WBC侍J4強‼️

2023-03-17 12:11:08 | free form space
今一番連日TVから流れている洋楽ロックはこれだよなあ🤠🎶‼️
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MR.AORこと、あのボビー・コールドウェルが死去…( i _ i )

2023-03-17 11:30:41 | CHICAGO
MR.AORこと、あのボビー・コールドウェルが亡くなった…。
札幌にコンサートで何度も訪れていたし、
Chicago関連でも多大なる貢献をしてくれた才能溢れる偉大なるシンガーだったなあ…。
ボビーが残した数多くの傑作バラードは永遠に愛されることでしょう🎶💕
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purple bringerのお食事会が盛大に催されたよ!

2023-03-17 10:49:13 | free form space






先日は我がpurple bringerのお食事会!
ニューボーカル歓迎と三週連続ライブの打ち上げとキーボードの誕生日などを絡めてね!^_^
超高価な分厚くずっしりな肉、美味しいエビ、濃厚なチャーハン、栄養満点な野菜サラダ、更にはタラコパスタ、カツオのタタキに贅沢なホタテを腹一杯にご馳走になったよ。
あちこちに展示されている高価な楽器に囲まれ、巨大なTVで我々のライブや本家パープルのカリフォルニアジャム鑑賞をしながらロック談義に花開く!🎶😉
正に至福のひと時を全員で満喫!🤠
これで益々パワフルにエネルギーも増幅だ!
何から何まで至れり尽くせり、お土産まで用意してくれた、名シェフ・ギタリストのシンちゃん、いつもありがとうね😊!
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VOL、198 FUN☆FUN☆LIVE36 小樽GOLDSTONE(暴れMOMOE編)

2023-03-15 14:45:08 | Live Set List




15:00・・・・・OPEN

あっという間に開始時間となりました。

1,15:30~16:00
満を持して、札幌界隈では噂が持ち切りの「暴れMOMOE」が登場だ!
もちろん伝説の昭和アイドル歌手、山口百恵をトリビュートするべく結成。
な、な、なんと、このライブイベントの仕掛人でもあるキュートなる歌姫ミーちゃんが率いるバンドなのだ。
こんなにも素敵なバンドがトップだなんて、もったいないような気もするけど、ある面では華やかな幕開けにはもってこいかも。
とにもかくにも、切り込み隊長として堂々たる名演を繰り広げてくれることを思いっきり期待しよう。

それにしてもミーちゃんの近年における活躍ぶりには、目を見張るものがある。
数多くのバンド活動だけでも驚愕ものなのに、自らもライブイベントを立ち上げているし。
正に男顔負け、八面六臂のアクティブさ。
このマサだって、今回以外にエイベッツなどなどでもオファーをいただきました。
しかも、STAへ何人ものメンバーを紹介してもらってもいるのだ。
難攻不落の管楽器ミュージシャンをね。
お世話になりっぱなしだ。

それはともかくも、さてさて、ミーちゃん在籍のバンドはこれまでにもたくさん見てきたり、対バンを組んだりしてきましたが、ここのところ、物騒なバンド名が多くないかい!!??・・・・。
「殺し屋」しかり・・・。
でも、いざ蓋を開けてみたらば、非常に心安らぎ元気も貰えるアイドルチックなポップ系サウンドが満載です。
決してデンジャラスなパンクではありませんですよ、一応・・・・((´∀`*))。
「暴れ・・・」も、どうやら派手なドラミングを繰り広げまくる、ドラマーのパフォーマンスからヒントを得て命名したとのこと。
何から何までもがユニークな遊び心に溢れている。
今回も一体全体、何が飛び出すやら胸ときめきワクワク状態さ。
趣向をふんだんに凝らした内容は保証しますよ。

粋で賑やかなる6人のメンバー達を紹介します。
ヴォーカルに・・・もはや説明不要のミーちゃん

ギターは・・・エレキダくん
愛器のストラトキャスターを使用。
3トーンサンバースト・ボディカラー。
ローズ指板。
すでに有名となったスパンコール衣装(写真参照)
ご丁寧にも、この日2バンドの掛け持ちゆえ忙しそうにお色直しをしていた。
密かに本人へ取材したところ、3種類の衣装を持っているとのこと。
入手先は主にネット通販。
テンガロンハットは愛妻からのプレゼント。
羨ましいかぎりだ。
驚いたことに、マサと居住地が近い!!

YAMAHA使用のキーボードは・・・超売れっ子の引っ張りだこキムキム
テクニックはもとより、誰からも愛されるキャラクターが人気。
先月もSTAで弾いてくれたよ。
「この日は何バンドの出演!?」と尋ねたら「ここでは1つだけど、午前中に演奏してきました。
初の試みで当別駅構内で。
BGM風に、ハルちゃんのピアニカと組んで。
その後にも、フュージョン仲間のサックスとスクエアなんかも演奏しました。
ものすごい立派な駅で、けっこう足を止め見てくれる乗客がいましたよ」
とのこと。
素晴らしい経験をしてきたね
「でも、疲れた・・・・」とポツリこぼす・・・。
最近、シェイプアップしてイメチェンに成功したナイスガイだ!((´∀`*))

もう一人のキーボードは・・・リエ嬢(コーラスも兼任)
彼女はSTAでも何度かゲスト・シンガーとして、一緒のステージを踏んだ仲ですよ。
この日は2バンドでの出演を果たしました。

ベースは・・・おーちゃん
腕に刻み込まれたTATOOが神々しい。
愛器は、2年前におニューで入手したという5弦のESP。
バーズアイメイプルは、いつまで見ていても飽きのこない木目。
芸術的な美しさ。
PUはアクティブ回路。
更にはドット・ポジションマークも闇夜に浮かび上がるライティング仕様故に、ボディ裏には9ボルトバッテリーが2個も搭載されているというゴージャスぶり。

そして、ドラムは・・・マーちゃん。
彼もこれまでに色々なバンドで叩いている姿を拝見していますが、安定感抜群でパワフルなドラミングには空いた口が塞がらないよ。
呆れるばかりだ・・・。
手数王の冠は伊達じゃない。
余裕しゃくしゃくで、スリリングな貫禄のステイックワークは群を抜いていた。
・・・・・という布陣だ!!

大変前置きが長くなりました。
念入りなるリハーサルとサウンドチェックを終えて・・・・・
実は、勘違いしてメンバー達30分早くタイムテーブルを把握していた。
マサが教えた段階で気付いていたもん。((´∀`*))
まあ、逆のパターンではないから笑い話だねえ!!

このバンドを見るのは今回が初めてだけに、個人的にも興味津々。

それでは早速、怒涛の本編へと突入しましょう!!
百恵ワールドを、たっぷりとご堪能くださいませ。

と、いきなり爆音炸裂するSEが、会場中に空間を切り裂いて轟き渡った。
おっと、言い忘れてましたが、ミーちゃん以外のメンバー達はお揃いの黒Tshirtを着用。
胸には燦然と輝くバンド名と家紋。
そうなのですよ。。。。このSEは時代劇の大作「暴れん坊将軍」のテーマソングなのだ。
一瞬の違和感も強引に和みムードへと持っていくところが、百戦錬磨のツワモノ集団のなせる離れ業。
やることなすことが、心憎いほどに芸が細かい。
そのままの流れで、出た!!
「横須賀ストーリー」で、華々しき開演の狼煙をあげる。
波状攻撃の開始。
1976年6月21日にリリースされた13枚目のシングル。
同名のアルバムに収録。
ヒットメーカー宇崎竜童&阿木燿子による作品。(これは百恵ちゃん自らのご指名)
オリコン週間チャートでは第一位を獲得。
累計売上は81万枚(ウイキペディアより)
NHK紅白歌合戦でも、この曲を熱唱。
百恵ちゃんのキャリアにおける、記念すべきターニングポイント。

「暴れ百恵」にとって、焦らしの匙加減が絶妙。
オープニング・ナンバーにはもってこいだ。
これ一発で観客のハートは鷲掴み。
最早貰ったも同然。
グッと引き締まったアンサンブルへと、導かれるように歌い出す華麗で妖艶なるミーちゃん。
セクシーでキュートな衣装は、本家本元の百恵さんが引退コンサートで着ていた白いドレス風。
髪飾りまでもが同じ仕様でとってもお似合い。
手が込んでいるね。
イメージとしては、北海道の百恵さんが降臨した瞬間だ。
百恵さんには珠玉の名曲がふんだんにあるから、とてもじゃあないれども30分では全然収まりきらない。
贅沢な悩みだけど、相当悩みに悩んでセットリストを組んだ痕跡が見え隠れしているよ。
結果的には大成功だったけどね。
良かったねえ、大受けだよ。

肩の力加減も抜けてきた頃合いを見計らってのメドレーで・・・・
切れ味の鋭いアレンジを施した「絶体絶命」
1978年8月21日リリースの23枚目シングル。
album「ドラマティック」に収録。
当然、宇崎&阿木夫妻のペンによる。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
「ザ・ベストテン」では2位。
意味深げな「三角関係の修羅場」が歌詞のテーマ。
問答無用でアップテンポな渋い曲調にのって、息をもつかせぬ情け容赦なき攻防。
絶え間なく、歓声があちこちから沸き起こる。
リラックスモードに入ったミーちゃんが振り付けでも魅了する。
そのたびにヒラヒラと揺れる衣装も、照明に浮かび上がって幻想的。
聴覚、視覚にと訴えかけるものが多くて贅沢なひと時を満喫。
バックを淡々とつとめあげているメンバー達も、程よく体が温まってきたようだ。
誰もがバッチリ虎視眈眈と、いい仕事をしているよ。
キラキラと滲んだ汗が光っている。

「はじめまして!
本日は私の企画するファン・ファン・ライブにお越しいただきましてありがとうございます。
暴れ百恵の由来は、ドラムのスティックが暴れまくるからなんですよ((´∀`*))
お揃いのTshirtも中々にいいでしょう!
今日は踊れるバンドばかりを中心に集めてみましたが、百恵の曲でも踊れるでしょう!!
それでは、徹頭徹尾に拘り抜いた意気込みで百恵になり切って見せますよ!
次の曲は・・・・夢先案内人・・・・」
1977年4月1日にリリースされた17枚目のシングル。
こちらも宇崎&阿木夫妻による傑作。
オリコンチャーでは4作目の1位を獲得。
販売枚数は46,7万枚を記録。
ここではグッと雰囲気を変えて、しっとりと落ち着いたムードでお送りします。
センスの良い配曲。
常にクールに決めまくる佇まいのエレキダくん。
正確無比な燻銀のギターフレーズによるイントロが絶品。
戦慄が走るほどに完コピじゃん。
芸術的すぎるフィンガリングが巧みだなあ。
そこから絡みつくキーボードのメロディーも、抒情的で効果絶大。
次から次へと繰り出される、珠玉の心象風景コントラストに酔いしれるというのも一興。
穏やかで優しい表情を絶やさないミーちゃんは、サービス精神にも溢れている。
歌は当然として、それは振る舞いやトークにおいても言えること。
ミーちゃんに導かれて、夢の中へエスコートされちゃいそう・・・・。
ハッピー全開でエモーショナルな歌い回しも、聞き込みまくったかいがあった。
幻想的な表現力も、鍛え抜いた痕跡が見え隠れしているよ。
努力は裏切らない。
百恵さんに対する絶大なるリスペクト精神も、そこかしこに滲み出ているし。


威勢の良い豪快なるスティック4カウントが、高らかに打ち鳴らされる。
ロック調に迫ってくる「イミテーション・ゴールド」
1977年7月1日にリリースされた18枚目のシングル。
album「ゴールデン・フライト」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
宇崎&阿木夫妻のペンによるヒット曲。
売り上げ枚数は48,4万枚を記録。
時空を遥か彼方に超えたドラマティックなる展開が、まくしたてるように襲いかかってくる。
女性の揺れ動く複雑で微妙なる心情を、ものの見事に表現する大人の魅力満載のミーちゃん。
そん所そこいらにたむろっているガキんちょどもには、中々ここまでは把握しきれないでしょうね。
エンディングでは、客席に背を向けていたミーちゃんが、クルッと振り返ってポージングするという徹底したスタイル。
その思いもよらなかった姿に、思わずゾクッとした輩もチラホラと散見するよ・・・・。
改めて思うに、永遠に歌いつがれていくであろう百恵さんの楽曲は次元が違い過ぎるよね。
クオリティがパーフェクトで別格。

「どうもありがとうございます。
次はですね‥‥山口百恵さんには、たくさんの名曲があるのですが・・・・聞いてください。
いい日旅立ち・・・・」
1978年11月21日にリリースされた24枚目のシングル。
当時の国鉄キャンペーン・ソング。
album「曼殊沙華」に収録。
谷村新司の作品。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
累計売上枚数は100万枚を記録。
珠玉のメロディーメーカー谷村氏の作品だけに、これまでの風合いとはテイストが様変わり。
これまた味わい深くて聞きごたえあり。
バンドの面々も懇切丁寧に仕上げてきているから感動もヒトシオさ。
こんな素敵な空間を演出してくれた彼らに感謝さえ覚える。
思わず鋼の涙腺も徐々に潤んできて決壊しそうなほど。
聞けば聞くほどに沸き起こる感動的な場面展開。
鳥肌が立ちっぱなし・・・。

メドレーで景気よく、スティック・カウントが放たれた。
このステージ最大の舞台がやってきた!!
大作の「プレイバックPART,2」
1978年5月1日リリース。
22枚目のシングル。
500000枚以上のセールスを記録。
album「ドラマティック」に収録。
再び、宇崎&阿木夫妻の作品だ。
オリコン週間チャートでは最高ランキング2位を記録。
これは発表当時、相当に騒がれた。
歌詞、アレンジなどなどが斬新すぎて超絶にかっこいいもんな。
それまでの歌謡曲、アイドル界隈ではなかった革新的な実験要素がふんだんに盛り込まれている。
非情にわかりやすいプログレッシブの成功例。
そのどれもが見事なくらいにはまっている。
もちろん、百恵さんのキャラクターにハマりすぎるくらいにはまっているし。
鋭い視線を投げかけて歌う百恵ちゃん‥‥この時点が他のアイドル達とは一線を画す存在となった。
製作陣も苦労の連続だったらしい。
裏話を聞いてみただけど、驚愕。
妥協なきプロデューサーの意向にはSTAFFたちも辟易したのだとか。
ダメ出しばかりで録りなおし、アレンジも練りなおし。
変則的に繰りだされるブレイクの妙技。
アクセントやリズムも曲者。
よって「PART,2」だ。
つまりは後に「PART,1」も発表される事態になるのさ。
歌詞に出てくる有名な一節「勝手にしやがれ」のキーワードは、沢田研二の同タイトル・ヒット曲。
「馬鹿にしないでよ」は、無茶ぶりばかりしてくるプロデューサーに対してぶち切れた阿木さんの発案。
面白いよね!!((´∀`*))
真実は小説よりも奇なり、を地で行く。
「ポルシェ」の歌詞も当時、NHKでは「車」に差し替えられていたし・・・・。
そんなドタバタ劇はレコーディングの直前まであったという難産の曲。
そういうエピソードを知ったうえで改めてこの曲を聴いてみると、また違った感触を覚えることでしょうよ。
「暴れ・・・」は、このじゃじゃ馬ソングを寸分の狂いもないほどに再現していた。
観客はその一挙手一投足に釘付け。
瞬き厳禁状態。
息つくシマも与えないほどに。
特筆すべきはギターの、エレキダ君。
彼がスピーディーでスリリングなる先導役を、一手に担っていた。
トーン、タイミング、決め、タメに至る流れが上手すぎ。
手に星形タンバリンや、ネオン・スティックを持って最前列に佇んでいたお客さん達も、瞬きするのを忘れるほど見入っていた。
もちろん、ミーちゃんはそれまでのニコニコスマイルをここでは頑ななまでに封印。
眼光鋭い女豹に変身して違う魅力を全開に振りまいていたよ。
これもまた戦慄の走った瞬間。
多種多彩なる才能と表情を、これでもかあというほどに惜しげもなく披露。
あまりにも有名なヒット曲だけど、恐れ多くて誰も手を出さなかったデンジャラスなこの曲をいともあっさりと成し遂げてしまった「暴れ・・・・」
今後の躍進を想像するに、早くも胸がときめいてくる。

「あの・・・・あんまりMCをすると、私本来のキャラがばれてしまうので、今日を最後に私は暴れ百恵を引退します・・・・・」
「えええ!!????・・・・」
「そんなわけでして、次の曲は・・・・・さよならの向う側・・・・」
1980年8月21日リリース。
31枚目のシングル。
album「不死鳥伝説」に収録。
宇崎&阿木夫妻の作品。
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録。
ザ・ベストテンでは3位。
6分を超える長尺のドラマティックなスロー・バラード。
この曲は、リハーサルでも演奏していたけど、すでにその時でさえ泣きそうになった。
琴線をビンビンと刺激的に震わせ続けてくれるのさ。
キムキムもバッキングに徹しつつも、自己主張は怠らずに、ふてぶてしき陶酔の表情を薄っすらと浮かべつつも鍵盤を操る。
さりげないアクションも交えつつね。
その指先から次々と絶え間なく紡ぎ出される音色には感嘆の声がしきりに沸いていた。
リズムセクションもタイトにボトムをずっしりと支えている。
終曲にももってこいの采配が光り輝いている。
脱帽の極致だ。
残念ながら、ここは日本武道館ではなく、小樽ゴールド・ストーンだけど、ミーちゃんは本家の百恵さんになりきってそっと足元の床にマイクを置いた・・・・・。

しんみりとした空気が辺り一面に漂う中、間髪入れずアンコールの声が一斉に起こる!!

それまでの神妙なミーちゃんからパッと明るく元気はじけるミーちゃんに切り替わった!!
「皆さん、ありがとう!!
じゃあ、この際、引退を撤回させていただきますね!((´∀`*))
実は次のライブ出演も決まっているのですよ!!
4月15日の杉ちゃん企画・「ミュージックシャワー・スプリング・ラスト・ライブ」でトップに出演です。
(やられたあ!!・・・・仕込みかいな(-_-;)
それでは、次の曲で一緒に歌って踊ってください!
・・・・・ロックンロール・ウィドウ!!」
1980年5月21日にリリース。
30枚目のシングル。
album「メビウス・ゲーム」に収録。
宇崎&阿木夫妻による作品。
オリコン週間チャートでは最高ランキング3位、ザ・ベストテンではめでたく1位を記録!
もう泣いても笑っても、本当にこれで正真正銘フィナーレ・ソングに怒涛の突入。
ストレートにワイルドにパワフルにフルスロットルでローリング。
レッドゾーン振り切れた。
脳天のヒューズもスパークで、オーディエンスは総立ち。
手拍子しながら誰も彼もが、強引なまでにクレイジーだ。
もう好き勝手にして頂戴な。
「暴れ・・・・」のステージングでは、本家を参考にノリノリダンシング・フォーメーションを取り入れる。
これしかないという勢いにのって余力を振り絞っての熱演。
熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・。
コーラスも織り交ぜて効果覿面。
エレキダくんはフロントセンターにまで、軽やかに歩み出てギター・ソロで唸りをあげる。
その指先から紡ぎ出されるチョーキングと早弾きなど、ありとあらゆる持ちうる限りのテクニックを注入。
滑らかなフィンガリングとピッキングで、フレットボード上を駆け巡る。
キムキムの遠慮なきホンキ―・トンク調ピアノ連打は、ジェリー・リー・ルイスに対するオマージュか・・・・。
ただただひたすらに、ヘヴィーなビートでグイグイと迫りまくる。
とどめはダメ押しとばかりに、冴えわたる重戦車のごときドラムの乱れ打ちでトドメを刺す。

贅沢を言わせてもらえれば、ミーちゃんお得意の王道路線で百恵初期のアイドル特集も聴いてみたいものですなあ。
多分、レパートリーも豊富に用意しているはずさ。

****心底、お疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれていて、ハッピーモードも充満。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・。((´∀`*))
トップバッターという重責を、十分に果たしてくれました。****






























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VOL、198 FUN☆FUN☆LIVE36 小樽GOLDSTONE(PROLOGUE)

2023-03-14 19:17:53 | Live Set List

2022,3,12(SUN)

そろそろ本格的な春の到来かなあ・・・・・・

今冬は、去年同様にさすがの道産子たちも記録破りな豪雪に泣かされた。

もう勘弁してほしいよ‥‥(´;ω;`)。

やっとポカポカしてきて、雪も溶けかけてきた。

と、油断をしていたら、花粉の飛散で、とんでもない体調不良にやられている仲間が続出ですよ。

まあ、台風やシャレにならない地震災害なんかよりは全然いいや(笑)。

 

というわけでして、近年はずっと新型コロナウィルス感染者数増大にて、延々とライブイベントの中止や延期に見舞われて辟易していましたが、やっとこさ落ち着きの兆候が見えてきましたね。

ここは油断せず、慎重に行動しながらも再始動するのさ!

我らがSTAも、リニューアルを終えて(何十回目だよ…(-_-;)ライブ快進撃を目いっぱいに再始動です。

先月末に「小樽・雪灯りの路」を終えたばかりですが、今回の場所も、やはり小樽でして、ライブハウスのメッカともいえるあのゴールドストーンです(実は先週も、パープルブリンガーでお世話になったばかりさ・・・・)。

ここは誰もが認める小樽最高のハコですね。

申し分なしだ。

歴史ある石造りの倉庫を改築、改造した独特の風情を残す本格派音楽の殿堂。

な、な、なんとお、ここは今度新しい一万円札の顔になることが決定した偉人、渋沢栄一氏の名を冠した由緒ある建造物なのですよ。

「旧・澁澤倉庫」

こんな風に蘇るとは、なんまらイカしてるよね。

器材&音響設備、スタッフたちの腕前も超一流です。

だって内外問わずに、一流のプロ達が多数出演している会場だもん、当たり前だね。

 

小樽という港町は子供の頃から大好きだ。

想い出深いのさ。

ツッツーがフェイスブックで絶賛していた小樽のどら焼き店。

先月「雪明りの路」の際には結局、見つからなくて断念…残念。

でも、メンバーに直々地図を書いてもらったおかげで、多少迷いはしたけれども、なんとかかんとか購入に成功!

店構えは、昭和テイストの風情が目一杯に漂うナイスな趣き。

思ったよりも安くて、ずっしりのお気に入り粒あんを美味しくいただきましたよ。

またすぐに行こうっと!((´∀`*))

 

そんなわけでして、のんびりと車でゴールドストーンへ少し早めに到着。

正面玄関とは別に、会場の裏手も入り口なのです。

でもね・・・・コロナ感染予防のために、現在は去年に引き続き裏手から入ることはできなかった・・・・。

無料専用駐車場に車を停めて、さっそく慣れ親しんだ通用口より速やかに器材の搬入(この時、午後2時)。

天気予報は大当たりで快晴だ!。

まあ、室内だから全然関係ないけどね。

会場は満席のため、すぐ駐車場に入れない車が続発したらしいよ・・・・)。

いつもお世話になっている受付嬢のオンちゃんに、まずはフレンドリーに丁重なるご挨拶を済ませてから段取りのやり取り。

手の消毒を済ませてからは、時間があまりないので、急いで楽器類&スタンドや器材関係をマサは2階楽屋ではなく直接バックステージそばの控室に。

(ここは水道、トイレ、鏡、ソファー、ハンガー、コンセント、ごみ箱などが揃っているのでとっても便利)

 これも寛大なるゴールドストーンのご厚意によるもの。

コロナが和らいできたからの柔軟なる采配。


今回も一切のリハーサルはなし。

ただ、バランス調整も含めてバンドの入れ替え中に簡単なサウンドチェック(1曲の触りも含めて)があります。

なんと換気込みで15分のセッティング・タイム!(一昨年の10月時は20分だった。多少は和らいできたようだ。

イベント系に対する対応も規制がうるさくなくなってきた証拠だね。

もう一息だ)

そういうわけでして、15:00開場なので、そろそろ各バンドが続々と会場入り。

2階もロビーも廊下も階段も、もちろん会場内もワイワイと賑わってきましたよ。

楽屋に入ってみると、ここもすでにタイバン達が数人到着。

各バンドのメンバー達はぼちぼちと打ち合わせを済ませ、ウオーミング・アップなどをこなしはじめています。

輪になって仲良く発声練習をしているグループも。

ストイックな状況は感動的。

マサは事前にこの日のS・T・A編成、曲目詳細、曲調、マイク本数、ワイヤレスの周波数帯域、各自の立ち位置、照明効果、ボーカルとコーラスの説明表をオンちゃんに写メで提出済み。

よって意思の疎通は事細か、とっても円滑に作業が進行しました

(更にセットリストのボーカル、コーラス、ソロなどを順に書き込んだ別紙も当日ミキサーへ提出)。

どうです、至れり尽くせりでしょう。

準備万端の体制は、いつでも確立されているのだ。

 

ステージ上に置かれたモニターをそれぞれに軽くチェック。

ベースアンプはオールチューブなので、じっくり調整パネルとにらめっこ。

主だった機材の一部を紹介します。

ドラムセットはTAMA(ホワイト・シェル)

ベースアンプはAMPEG&HARTKE HEAD SVT-2PRO/HA5500SVT-810E

ギターアンプはマーシャルJCM2000 TSL-100/1960

ローランドJCー120

 

マサは各出演者と、ざっくばらんに取材も兼ねて談笑。

すでに見慣れた顔、懐かしき顔もチラホラ見受けられます。

タイバン、スタッフの皆さんにも改めてご挨拶。

初対面の人もいるしね。

面識はあっても、初めて会話を交わす人もいる。

マサが常々目をつけていたミュージシャンにも、コンタクトとって即座に意気投合。

その場で友達申請を交わし合いました。

段取りが素早いでしょう(笑)

 

ワイヤレスや持込管楽器用マイクなどの接続や電源のオンオフ、設置場所なども実際に確認。

常にいたるところに専門スタッフがスタンバイしてくれているので、とても助かります。

こちらサイドは心置きなく演奏に集中、専念できるということですね。

ありがたいことだ。

綺麗で広い2階楽屋に本来ならば荷物を持ちこむところを、スタッフの許可を得てそのままステージ袖にケースを置き、ベースアンプの上にワイヤレス・レシーバーを2台設置。

セットリスト、ドリンクもモニター・サイドに置いておきました。


今回はどこに魔物が潜んでいるかなあ・・・・(それは後ほど公表しますよ・・・・(´;ω;`)

STAもいつのまにやら、ここのステージはライブでけっこう立っていますね。

何度訪れてみても広くて雰囲気バッチリの優れたライブハウスで、メンバー達も超お気に入りです

(でもSTAの中にも初出演メンバーが数人いました。

もちろん彼らも感動のあまりに、絶賛していましたよ)。

百戦錬磨の猛者どもだけに、皆それぞれにリラックス・モード。

 

そして北海道音楽シーンも、満を持して活性化してきたよ。

これは喜ばしいことだ。

これにはバンドマン達も、大喜び!

あるカメラマンは、出演者を食うほどの勢いで激写に次ぐ激写。

ドッサリとSTAに写真を送ってくれた。

アキちゃんは「私、いつも奥まっているから写真が少ないのよ・・・」とこぼしたら、大目に撮ってくれたよ。

良かったね。

もうマサをドアップで舐めるように撮影することにも、慣れっこらしいし(フェイスブックのコメントより((´∀`*))

 

この日のライブイベントは、皆さまご存じの名物歌姫としてあちこちの音楽シーンで活躍中のミーちゃんの主催。

「FUN☆FUN☆LIVE VOL,36」

もう今となってはすっかりと名物化し、広く浸透してきましたね。

今回のフライヤーは「カラフルな真珠!?」がモチーフ(写真参照のこと)

このデザインは方々で好評を得ているよ。

マサがスケジュール調整をして、バンドメンバーでもあるみーちゃんに直接出演交渉。

今回のSTAライブ実現に、めでたく至ったというわけです。

だから何処を見渡してみても、お馴染みの顔ぶれ。

和気藹々の空気感溢れる、和やかムード満載。

ジャンル異なる全8バンドが盛大なるこのセレモニーをおおいに盛り上げてくれました。

とにかくどのバンドもレベルが高いのは当然として、ジャンルが数倍バラエティだったと前もって述べておきますね。

最初から最後まで、よくもまあこれだけ個性的なバンドが揃ったものです。

そしてSTAが大所帯でブラスセクションを擁するバンドとして浮きまくっている存在なのに、このたびはどこもかしこもいつも以上に豪華絢爛・・・・・・。

長年バンド活動をしてきましたが、これってひじょうに珍しい現象。

まあ、その分、お互いのミュージシャン達も親交が深まり、情報交換には最適な日だったこと間違いなし!

何と言っても最大に特筆すべき点は、今回も女子力の高いこと。

パワフルな実力派シンガー、澄み渡るコーラス、男顔負けなホーン、テクニカルなキーボード、迫力のパーカッション、妖艶なるダンス、セクシーな衣装、そして時には大爆笑の渦(!?・・・・)などなど、ビックリするくらいに華やかで眩しいくらいだ。

そのどれもが一生懸命で、水準を遥かに超越している。

 

開演前に特別リハがあるのは、トップのバンドのみ。

「暴れMOMOE」だ。

はじめて見る彼らのリハも見応え、聞き応えありました。

実は主催者ミーちゃんが所属する、伝説の山口百恵トリビュート・バンド。

マニアックでかっこいいサウンド。

もちろんこのバンドには欠かせないナイスガイ、マーちゃんが叩いているよ

(ド迫力のシンバル・ワークには超ビックリさ。いつもいつも圧巻の迫力で開いた口が塞がらない!!)

 

ライブ主催者のみーちゃんは、ゴールド・ストーンとは長年にわたり懇意にしているらしく、しゅっちゅうここで「FUN☆FUN☆ライブ」を開催。

なんたって36回目だっていうんだから驚きだ(もちろん他の会場も利用しているけどね)。

マサが励ましのメッセージを送ると、感慨深いものがこみ上げてきたようです。

心底ライブが好きで好きでたまらないという、素敵なレディなんだね。

いつもいつも、ご苦労様!

 

実は何を隠そうSTAが始めてここ「ゴールド・ストーン」に出演したのは、あの熱い男サワケンちゃん主催の「北運河の夜」なのだ!!

受付カウンター担当のオンちゃんとその時のことを回想して、思わず感無量のヒトトキ(ツダくんが退職してしまったのが淋しいけどね・・・・)。

まあ、その時のSTAメンバーは現在マサ一人しか残っていませんが。

15:00 開場 ・・・・といっても、もうけっこうなオーディエンスで溢れかえっているんだけど、まあそれはいいでしょう(爆笑)

おっと、先月の「雪あかりの路・小樽公会堂大ホール・ライブ」でも訪れていた家族連れがこの日も来てくれたよ!
メンコイ男女のちびっ子2人も、元気一杯に、はしゃいでいる。
マサのこともしっかりと覚えていてくれたから張り切っちゃうよ。
折り紙のプレゼントも貰っちゃった。
お守りとして大切にハードケース内へ入れておくね(お返しとして、おにぎり型のピックをあげたよ!)

 

いよいよもって、お楽しみのライブ・レポートがはじまるよ~!!

これ、いつのまにやら、たくさんの人たちが読んでいるらしい。

あまり、知らなかったけど色々な人たちがね。

ああ、責任重大さ((´∀`*))

正直なところ、最初はSTAの記録的な気分で、マサが個人的な感想を記していただけだったのさ。

その時のメンバーにライブの本数をカウントしている者がいて、それならばと改めて内容にも本越しを入れ始めた。

対バンのことも書き始めた。

せっかく縁あって、場所を共有した音楽の仲間同士なんだからね。

そしてドンドンと内容が膨らんでいった。

ああでもないこうでもないと、いじくりまわしていくうちに収拾がつかなくなるほどに・・・・。

膨大なる資料の収集、写真、映像の撮影、インタビュー、事前調査、機材や楽器の紹介、エピソードなどなど・・・。

それから付き合いが深まった同志も、今につながっているよ。

性格的に、なんでも没頭するタイプなものでして。

まあ、色々なことを言ってくる輩もいるけど、そういう奴らも含めて今後ともよろしくね~~~!!!

さあ、光栄なことにも、チャーミングなミーちゃんから直接ご指名をいただきましたので、調子にのって勢いよくいってみよう!!!!

****お楽しみにね~~!!♪****
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VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(STA 編PART,2)

2023-03-13 16:39:15 | Live Set List



****アッキー長年のお友達でもある「そうきあ&稲葉美紀DEAR FRIENDS」のMIKIMIKIちゃんが「一昨年、アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。
正にその通りだ。****

さあ、さっそく2曲目はメドレー。

マニアならば思わずニンマリだ。
皆、すでに全身汗まみれながらも、気持ちがよさそう。

 一昨年、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。
曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。
トークも交えてね。
焦らしに焦らした挙句に・・・・っていうあれ。
それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、と踏んだ。
結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。
スタジオではまあまあの出来だった。
ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。
別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。
その場の空気感で進行。
タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。
もう1周弾いてもらう!?
ところがアッキーちゃんが機転を効かせて見事にクリア。
かえって効果が倍増したよ。

「それでは、トップに吹き荒れる初期シカゴのブラスロックをお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。

(不敵な笑みを浮かべつつも)特に人気の高い曲をやります。
あれ!?
どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
今日は日曜日だけど、うってつけの曲をやるよ!
・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」

と言った途端にアッキー親分(もっちんがそう呼んでいる((´∀`*))が寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!
(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)
絶妙のシンコペーションを基調としたあまりにも超有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる。
後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。
ありがたいことに大正解だよん!
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くとミュージシャン冥利に尽きるね。
長年にわたるブラスロック&シカゴ普及活動も着実に実を結びつつあるようだ。)
シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。
(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)
当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキー。
いつも艶やかなる着こなしのアキ真骨頂。
(彼女の根性の入り方は半端ない。
メイクもバッチリと施し、アメリカ製のデニム・テンガロンハットと全身を黒ファッションで統一しているではないか!
すでに立派なロッカー然としている
・・・・本当はこの日ムズイからテンガロンハットを被らない、と直前にぐずっていた。
結局は被ったけど。
だからバチが当たって鍵盤のパーツがトラブったんだよ((´∀`*)))
こんな素敵な曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

裏話・・・・・スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。
なんたって長年キーボード不在だったんだからね。
当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。
ところが機転を効かせたニシヤンが、ギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」とさりげなく主張してきた。
半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。
もはや手慣れたもんだよ。
これはこれで、斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。
西やんもこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちだったことでしょうねえ。
加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。
こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。
感心しきりだった。
それも参考に加えて、アキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。
その結果がここに結実したんだよ。
文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。
大役を果たしたね。
涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。
この感動がずっと欲しかったのさ。
本物だ。(近年は本家のロバートラムさんがショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。これが生命線なんだから。シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。
サビにも奥の深い部分が垣間見えます。
マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

モッチンは特にこの曲でのドラミングが冴えわたっていた。
リハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。

西やんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

この曲に対する思い入れがすこぶる強いアベさんも、満足そうにニコニコしながら手拍子を打つ!
腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている対バンも発見。
会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?
数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。
ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

西やんも時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らす。

笑みを湛えたアキちゃんは、目の前の小さな観客達の笑顔にもすこぶる癒されたそうですよ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。
愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

ツッツーが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。
バックのミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングのハミングに至るまでマサのアイディアが見事に実を結んだ(これもスタジオ入りしてみっちりと真面目にトレーニングしたもんね。過去にここまでこだわって突めた人は皆無だ。今後ももっともっと煮詰めまくろう!!)。
歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ。
最近は、マサ長年の夢だったドンドンと複雑になっていくツインボーカルを現実のものとした。
タッキーと軽くラインで文章とシカゴのライブ映像で打ち合わせしてからスタジオでプレイ。
すると一発で思いが噛み合って大成功。
皆も感服していたよ。
今まで、一度も実現できなかったのは、一体全体何だったんだあ・・・・?
「YEAH,YEAH~~!!」マサ渾身のハーモニー。
うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクト。
丁々発止に完奏。
普段はホノボノと佇んでいるタッキーではありますが、やる時は綿密にヴォーカルとコーラスを決めてくるところなんかさすがですよね。

ウパくんは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
イケちゃん、肩の力も抜けてきて爽やかな疲労感がかえって心地よいようだ。





「皆さん、こんばんは!
改めましてTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITYです。
楽しんでいますか!?
お次もツッツー・コーナーだよ!」
彼とマサとは15年前からの知り合い。
スタジオやライブ会場ではしゅっちゅう顔を合わせて対バンも多数組んでいれど、不思議と一緒に演奏したことがほとんどなかったんだよね。
ずっと共演の希望を送り続けていたんだけど、なかなかタイミングが合わずじまい。
ところが一昨年のクリスマスライブイベント以来、やっとその夢も毎月実現したというわけだ。

「大きな拍手で盛り上げてやってくれ!!!」
熱い歓声に果敢にこたえる貫禄たっぷりのツッツー。
ハンチングとマニキュアとサングラス姿。
目にも鮮やかなミツ馬ゴムのTシャツ。
これを地元・小樽のお客様がめざとく発見してツッツーの胸元を指を指す。
彼らは誇らしげだ!
ピカピカに光輝く数個の指輪も、ファッショナブルに拘り抜いている。
満足そうに、余裕の表情を湛えているんだから大した男だ。
スタジオでのリハ、彼はたったの1回。
でもお得意ジャンルとして長年お蔵入りしていた曲を、この機会に再び蘇らせてくれたよ。
(アッキー、西ヤンもテイクやキー違いではあるけど他のバンドで演奏経験あり)
STAの曲ってどれもこれも毛色が変わっているけれども、こいつはこの日特に異色なナンバー。
ブラスロックではないから当たり前か。
モッチンの4カウントから間髪入れずにソウルフルな、その名も誉れ高き「ソウルマン(サム&ディブ。STAはザ・ブルース・ブラザースで披露)」
しかしモッチンも、ジャンル問わず、器用に色々なスタイルで叩きわけるものだね。
昔取った杵柄、職人気質の面目躍如だ。
実は彼もブルースブラザースが大のお気に入り。
モッチンが一番こだわりぬいたという、ホーン隊と一体となってのフィルインも寸分の狂いなくバッチリ。
ツッツーは日本人離れした節回しで、センターを陣取り片腕伸ばしての熱演。
(ステージはすでに足の踏み場もないようなので、彼のみ1歩前の床にての熱唱。
つまり変則的なポジション)
でも、期待以上の貢献度さ。
神々しき照明を一身に浴びながら、もはや独壇場と化しています。
「リッスン!」の合の手も抜群。
マサ&アキ&タッキーもしたたかに、バック・アップ・ハイトーンコーラスで参入。
もちろんエディット・バージョンゆえ、あっという間に転調パートへ突入。

ここで遂にでた!!
キムキムが秘密兵器のフレーズをおもむろに弾き出し、目いっぱいに魂込めて披露。
これはアッキーのリクエスト。
アキの冴えたアイデアで、めでたくここに結実した瞬間。
チラッと横目で見たけど、かっこよく弾きまくっていてご機嫌な表情だったよん。

今は多才なメンバーばかり所属しているから大助かり。
単なる興味本位の楽器コレクターとは雲泥の差さ((´∀`*))

新加入のモッチンは、ツッツー同様にスタジオ・リハ2回きりだとは到底思えないほどの手さばき。
とにもかくにも、モッチンのプレイする姿がひじょうにロック的でナイスです。
よって、万雷の拍手が鳴り止みません。

正直に申しまして、この曲、今までのライブでもそこそこの評判だったのですが、この日の受け具合は異常でしたなあ。
特に工藤さんにはね!!

ヴォーカリストによって、こうも違うのかと痛感したよ。
バックの演奏にも良い意味で刺激を与え、次々と連鎖していくし、本当に計算ができない。
まだまだ修行が足りない。
これこそがライブならでは真剣勝負の真髄。
工藤さんから「セットリストの全曲が申し分なくたまらない・・・」と感想をいただきました。
やっぱり取り上げて大正解でしたなあ。
ある程度は、確信犯なんだけどね・・・。((´∀`*))

一致団結の賜物。
メンバー達の知り合いも見えていたんだけど、STAを見たのは初めてだ、という人が多数いて異口同音に衝撃的だったらしい。
もちろん想像以上のパフォーマンスと歌声に話題騒然だったことは当然でしょう。
多方面からの反響も上々で、益々株があがったね。
新体制での小樽進出はまずは成功で、手ごたえも良好。




「はい!ここから折り返し点に入ります。
この熱気が冷めないうちにすぐいくよ。
次もブラスロックではない曲。
シカゴもデビュー前からずっとライブで取り上げていた、ソウルのスタンダードナンバー。
日本公演ではいまだにプレイしていないので、ブートでしか聞く事が出来なかったのですが、50周年記念としてやっとオフィシャルライブ音源として日の目をみたのです。
そこで是非STAでもやりたいなあ、とファニーに3年前にかけあってみたら、正月に2時間ほどでブラススコアを書きあげてくれたのです。
そんなわけでして後はトントン拍子に事が運んで、2020年3月8日の日曜日、白石区ピグスティーにて初披露となりました。
STA数年ぶりのニューレパートリーだった・・・・。
オリジナルはエディ・フロイドですが、ブルースブラザーズのバージョンで!
本日が7度目の・・・・・・・ノック・オン・ウッド!」
(昨年12月18日の日曜日、札幌ソリッド・フレンズ・ライブ以来)
再びモッチンのスティック4カウント。
マサもタッキーも感無量です。
練りに練り込んで、洗練されてきたわけだからね。
確かにタイトでストレート、シンプルな3分程の曲だし、ボーカルがメインだけあってグルーヴィー。
少ないコードで淡々と進行する構成ながらも、全員一体化した音の壁が絶品。
大した事故も無く最終コードへ。
エンディングの目印を請け負うツッツーは責任重大。
オリジナルのライブバージョンを聞き込んで、「なるほど・・・・ボーカルのオールライト!HEY!!だね」
マサとツッツーでトコトンまで追求して究極の総決算で固めた。
わかりやすくなって、よりクールに仕上がった。
全員が安心して取り組むことができ、快感だ。
「エンディングではギターがチョーキングを12回しつこいくらいに引っ張るんだよね。」とモッチンがニシヤンへ問う。
当然、その通りに2人がユニゾンで合わせた。(モッチンいわく、ドラムが一番厄介な曲だとのこと・・・・)
マサはジミヘンの「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」のリフをサービス挿入。
「この曲を俺は伝説のブルースギタリスト、バディガイをペニーレインで見た時に演奏していたのを聞いて以来、いつかやりたいなあ、と思っていただけにこれは快挙だ!」





「イエイ!

うちは大所帯なんですが、この小樽公会堂はお気に入りで、毎年必ず出演させていただいています。

今日のタイバン達は、凄くゴージャスでクオリティの高い仲間達ばかりですね。

多方面のジャンルから集まってくれて、昼過ぎの開演から終盤まで盛り上がりっぱなし。

僕個人としても楽しませてもらっています。

え~そんな感じでね、僕達は10数年にわたりブラス・ロックを追及して、毎月ライブ活動しています。

今日もいっぱい色々なタイプの曲を用意しています。

ここからも我々の基本コンセプトに基づいて、初期シカゴを中心にお送りしたいと思います。

最後まで頑張っていきますのでどうぞお付き合いくださいませ。

デビュー・アルバムからのヒットチューンで・・・ビギニングス!」

(この曲はニシヤン&モッチンのリクエストによって組み込んだのです。

アメリカンロックのお手本のような曲だと大絶賛。

手元の記録によると、2019年6月23日ホットタイム以来の演奏)

ニシヤンはいつもジャストなタイミングで、イントロの爽やかなるストロークに入ってくれるんだよ。

今回から試行錯誤を繰り返しながらもコーラスやフランジャーも軽めにかけているもんだから、尚更の事、気持ちの良い響きだ。

大胆にマサが長年の理想を実現するべく手直ししたパート・・・・・ここが肝。

そしてちょっぴりタメの効いた、モッチンとマサによるアクセント・ビートが加わる。(もちろんタッキー&アキも念願が叶ったと狂喜乱舞だ!)

やや抑え目で静かな音色のブラス・セクションも、そっと彩を添える。

ここでのツッツーのメロディアスなボーカル(彼がこの曲を歌うのは初。覚えるのに苦労していました)、そしてマサ&タッキー&アキのセンス溢れるコーラスが絶妙の光を放つ。

「WOWOWOWOW~!」と後追いハーモニー。

キムキムは、ただひたすらに黙々と美しいコードを鍵盤でなぞる。

2番歌詞部分にあるシンコペーションの連続は、スタジオ練習中も、ライブ中も、何の打ち合わせも無しに全員がパーフェクトにバッシバシとこなしていました。(ギターも、そしてキーボードの2人も)こいつは正直な話ビックリ。だってそれまでは説明しても、できるメンバーがいなかったもので。

このテンション高まるバランス感覚には、鳥肌が立つほど。

密かに皆は、習得してきたんだね。

頭でっかちな能書きなんて一言も語らずに、ただただ実践あるのみ。

観客達が満足している雰囲気は、確かに伝わってきています。

手ごたえあり。

循環コードだからスムーズに進行。

前半部分は歌心に重点を置き、後半部分はホーンセクションが徐々に加熱していくという趣向が凝らされています。

ファニーとイケちゃんが逞しき肉体を誇示するかのごとく、トランペットとテナー交互に迫力ある名物ソロを貫禄たっぷりに披露。

超懐かしのこの曲には、毎回泣かされているのです。

見事にこなしても、あまり報われない曲でもあります、何故かね・・・。

でもこの日の完成度は特筆モノ。

モッチンのダニー・セラフィンそのものともいえる、完コピフィルインは何度聞いてもゾクゾクするよ。

アッキーも「いい曲」、うぱ君も「爽やかな曲」と褒めてくれました。

キムキムがアレンジを施して、オルガンサウンドの響きを加えてくれたおかげで、とてもクオリティが増してきたよ。

ブレイク時におけるベース・リフにも歓声が沸く。

ほとんどのメンバー達が、今回はこの曲に賭けていたのです。

エンディングも、より迫力倍増で決まった。

非情にやりがいのある大傑作ナンバー。

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VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(STA 編PART,3)

2023-03-13 16:39:15 | Live Set List





MC兼任のマサ・・・・・。
「どうです、皆さん、楽しんでいますか!!?
・・・・ってあまり大きな声を出しちゃあダメなんだよね(笑)
でも手拍子ならばいくら叩いてもオーケー!
アベさんはいるかなあ!?・・・
(前方の中央に彼はぐったり座っていてフラフラと手を振ってくれた。前日もここでノリノリダンスでさすがに疲れたご様子。足も痛めているしね・・・・無理は禁物だ)
今年も雪明りの路でお世話になったね。
俺は、とっくに還暦を過ぎちゃったけど、まだまだ現役バリバリに頑張っていこうと思います。
若いもんには負けないよん。

早いもので、もう残すところは2曲となりました・・・・
じゃあ、これからもう1曲、ダメ押しとばかりに熱いのをぶっ放してみせますのでどうぞよろしく!!
毎回、STAは色々なタイプの曲を用意していますが、シカゴの強力なるライバルバンドで、ちょっとノリのいい過酷な曲をお送りしたいと思います。
・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。
ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。
それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。
このメンバー達でなければ実現不可能と言われた強烈な、ディスコでも人気だったという、これもわずか3分足らずのすこぶる燃費の悪い過激な曲。
日本歌謡界にも多大なる影響を与えたよ。
ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにざわめく会場内)。
ツッツーが情熱的に思いの丈を込めて歌います
・・・・燃え上がってください(と、ここでオーディエンスの方を指差すと皆が大きく手でリアクション・・・・)。
聞いてね! ・・・・・邦題は黒い炎・・・・チェイスで・・・・・GET IT ON~~!!!」 

焦らしに焦らされたオーディエンスが待ってました! とばかりに色めきだつ。
すこぶるアグレッシブなる闘魂がメラメラ!!
モッチンによるカウントで・・・「1・2・3~!」(カウントは多数決で半分の長さになった)

会場内の熱気は沸点に達した感あり。
脳天がカッカと炎上しているようだ。
歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻め。
このようなやさぐれたボーカル・スタイルのツッツーを聞けるのも貴重。
ハードロックも歌いこなせる、器用なシンガーには脱帽だ。
さりげない仕草が板についてるね。
ほぼ1か月をこれらに費やしていた。
だから、熟考に次ぐ熟考で逞しく鍛え上げている。
それもツッツーにかかったら全く問題なし。 (密かに和田アキ子さんのテイクを参考までに聞き込んできたらしいよ!
なるほど、わかってらっしゃるね。 )
マサは後方にて、とびっきりのアクションを絶え間なく繰り広げている。
ステージ狭しと前後左右、ドラムセットのそばまでをも休みなく駆け巡る理想のエンターティナー。
更にはバスドラムにまで飛んで行き、足を乗せリズムに合わせて煽りまくる。
シンバルキックの際には、モッチンと目くばせしてニヤリ。
時にはステージ前で待機している、可愛いちびっ子ファン達にもベース・ネックを突き出して煽りをかます。
ベースのボディにパンチをかませたり、指板を逆手にプレイ。
調子に乗りすぎて珍しくもピックを落としてしまった・・・・・仕方ないから滅多にやらない苦手なフィンガーピッキングに即行でチェンジ。
それに感化されたのかSTAのメンバー勢も、積極的に観客へ向けてMORE,MOREと要求。
マサ折り紙つきの、ニシヤンによる隠し味的ジャジーなWOWOWペダルがこれまた秀逸。 (名器VOXを使用)
ニシヤンはアドリブをこなしながらも真骨頂。
全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークも、絶妙なるスパイスだ。
ジャズのエッセンスをふんだんに含んだ超絶技巧なギター・バッキングが、ドライブしながらも光り輝いている。

アキは、どや顔での素敵なソロや、休むこともなく極めつけ振り上げたお手てをダイナミックに鍵盤へと振り下ろしてのデンジャラスなグリッサンド連発(ちょくちょく指に怪我を負うのがタマに傷)
男顔負けなテクニカル・スーパーレディだ。

普段はポーカーフェイスな佇まいのウパ君も、適材適所、要所要所でしのぎを削るかのように攻め立ててくる。
ここでも絶え間ない位に、益々の活況を繰り広げています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまった・・・・。

イケちゃんも、その一挙手一投足全てが、ものの見事、様になっている。

けたたましきホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。

以前ファニーいわく「ライブの度にこの曲を取り上げているバンドはそうそういないよ」とのこと。
よくよく考えてみたらば、それは言えてるね。

肝心要のトランペットが人数不在だけど、アキ奏でるシンセブラスとホーン・セクション3管編成ともなると、当然ながら厚みが段違い(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。

後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。

ウパくんが必死に会得した転調箇所と、ランニングラインでガッチリと埋め尽くしたマサの捌き方も惚れ惚れするほど。

ファニーを筆頭にホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか? と、これには心配になってしまったよ。
突き抜け感が尋常ではない。
やはり群を抜いてる。

ファニー、お得意のヒステリックなるブローも効果覿面。
メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる超絶悶絶なるハイノートヒッター。
ここへきてもスパイスがピリリと効いていて、燻し銀の光沢を放っていたのでした。
スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。
体力の温存が課題だね、ここでも・・・・。

ツッツー、入魂のシャウトが神がかっている。
感無量の極致。
想像していた以上、期待を遥かに超越したボーカルワークには観客も「かっこいい!」と絶賛していたくらいだ。
細かな節回しや絶妙のイントネーション、骨っぽい歌いっぷりには関心しながらも腰を抜かすほど。

タッキーも、一種独特なるSTAワールドに今更ながらずっしりと手ごたえを感じているはず。

それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。

なるほど・・・と世界観がガラッと変化するのです。

以前マッキーちゃん曰く「スポーツジムに通っているようだ」とのこと。
なるほど、ユニークでうまい表現をするもんだねえ。

決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたモッチンが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。
マサとのリズムコンビネーションも、ピッタリで絶好調。

ブラス隊含めて全員が残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。
必死の形相で、血管ぶち切れ寸前まで吹き続ける。
燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?

まあ、いずれにしても、一丸となっての勇壮なるハードロック直撃弾逆落としは鮮やかだなあ!
マサとモッチンとでトコトンまで追求して究極の総決算で固め、わかりやすく仕上がった。
全員が安心して取り組むことができ、快感だ。

「この曲、誰か知ってるかなあ?」
観客から「知ってるよ!わかるよ!」
「あらら、怒られてしまったあ!(笑)」
メンバー達も大爆笑!
「かなり古い曲なのに、知ってる人がいてとても嬉しいです!
もう一度盛大なる拍手を世界のツッツーに贈ってくれ!
 よろしく! (笑)」
ツッツーも手を振りながら満足げ。
ひじょうにいい汗をかいたね。
爽やかな表情にそれらが集約されている。
添付された写真を見てもらえればそれも一目瞭然。

短期間で、よくぞここまで成し遂げたものだ。
もう自分のものとして吸収しつくした感あり。
今後のためにも、まあ肩慣らしということで。
これで終わりではなく、今後もっともっと面白いコラボレーションを策略中!

皆さん、彼が現在所属しているカバーバンド「ビア・プリーズ」でも堪能して頂戴な。
これを見た観客たちは大げさではなくラッキーだ(実際、その後の反響にこちらサイドがマジ驚愕したくらい。
この曲はいつの間にかゲスト専用になっちゃったけど、それだけに数多くの男女問わずシンガーを招いてきました。
その中でも1,2を競う完成度とハマリ具合だった。
これに異論を唱える人はまずいないでしょうね)。
以前に、ミーちゃんもこの曲の難しさは身をもってご存じだけに「あの早口でまくしたる歌詞の歌い回しにはビックリしたよ」と驚愕していたよ。


****さあ、残すところ、あとわずか1曲(((´∀`*))! ・・・余力を振り絞ってフィナーレに突入します。

もう少しの間、お付き合いくださいな。
極上のブラスロックワールドは果てしなく続くよ。

もう泣いても笑っても正真正銘、お約束の展開であれが最後に飛び出しますよ!
覚悟のうえでご用心。
ぜひとも心してね。 ****


****白熱のライブ・レポートはPART、4へと続く・・・・・!!!!****
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VOL,197 雪明りの路オールディズライブ15 小樽市公会堂 大ホール(STA 編PART,4)

2023-03-13 16:39:15 | Live Set List




残響音が不気味に支配するその様を引き摺る様に

「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・・・極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!
盛大に盛り上がっていきましょうー!
 松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」 
(EDIT/ VER。
オリジナル・セカンドアルバム「シカゴと23の誓い」に収録。
この曲がワールドワイドに大ヒットをして人気を決定づけた)

マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから
「ガガガガガーン!」
ギターが、これ以上ないほど過激に攻め立てる。
マサも一緒にメインリフを弾き始めると、モッチンも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。
追随してアッキー、ウパ、マッツ、タッキー、ミキティ、そしてマサらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!
HEY! HEY!」

驚いたことにメンバー全員が一丸となってそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。
その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかタッキー&アッキーは伝家の宝刀とばかり、タンバリン&マラカスを手にシェイクしながら元気一杯に飛び跳ねているではないか。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い! (この曲でマサはシンセ・ブラス・スコアをアキに送付した。
初代TBコイズミくんの採譜)

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

パープル・ブリンガーのギタリスト、シンちゃんいわく「ギタリストは上手いし、いい音を出しているね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。
この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじと大奮闘。
なるほど心強き存在感。

マサのリードボーカルにタッキー&アッキーを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。

ミキティ―を筆頭に拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも、チャーミングなポーズで、エキサイティングなジャンプ・プレイを披露しての挑発。
以前に礼儀正しく優しいルチュも、アッキーの超絶技巧な鍵盤さばきをスターライトで称賛していた。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って
「イェーッ!!」
観客たちも「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしで拳を突き上げる)。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャで、どこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサは仰け反って、オーディエンス達とコミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて両膝つき、気迫のフォーメーション絡みを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときチョーキング・ソロで埋めつくすほどに我を忘れ、ギターの鬼と化し、それに呼応しています。
でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!
ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。
締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前
(本家のソロをほぼそのままに再現。
 これも究極のフィンガリングで完成形とみた。
 オフステージの時にマサは西やんに言った。
テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。
そう言われた西やんもまんざらではない様子)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。

トドメはミキティのきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなサックス・トリオで、対等に渡り合うマッツ&ウパ&ミキティ。

パワフルなウッドウインズが3人も在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめでキャピキャピ((´∀`*))な彼らも、いざステージに立つと存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、みんな。

マサがベースのネックを観客方向に突き出す。
再びモッチンのところまで駆け寄って再びバスドラムに足をのせて、しつこいくらいに煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはアッキーのところへも訪れて一緒に爆笑ダンシング。

最近、モッチンとタッキーが虎視眈眈とスタジオで企てた、「長い夜」スタジオバージョンにおけるドラム重ね録りの再現。
リズムとフィルを分担してプレイ。
二人羽織を地で行く超難解な作業だ。
よほど息が合わないと事故る確率のパーセンテージの方が絶大。
それをいとも簡単に、この二人は実演してるではないか!!??
曲の細部までをも、若い頃から聞き漁っていたからこんな離れ業も楽勝みたい。
しかも、リラックスしながら和気あいあいと楽しそうに不敵な笑みを浮かべつつ・・・・。
恐るべきツワモノコンビ。
大体にしてこんな発想すること自体、無謀。
本家はもとより、カバーバンドでも見たことも聞いたこともないよ。
いつでもどこでも、実験的な精神ほとばしる遊び心を持っているロッカー達。
恍惚の領域に到達したのではないか!?
これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。
当然、並々ならぬ実力と経験とシカゴ愛がなければ話にならないね。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。
どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。
我々にも皆目見当がつきません。
まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴ならではの持ち味のひとつだね。
やはり役者が違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!? と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ
(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。
 無理難題な注文だよなあ・・・・・・・・・笑)。

プレイしている我々でさえも、震えがくるほどの高評価を下したくなる。

エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。
ベースギターを肩からはずして、頭上高々に掲げるポーズ。
いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、一昨年の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?
もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。
ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。
「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??
さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし
・・・・当たり前だよ(爆笑)
とどめはベースをマシンガンに見たてての抱きかかえ連射攻撃。
最前列に陣取ったカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。
ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワ~ン、ギュワーン!」。
小樽では可愛い弟分のサッサが「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。
これは快挙だ!

極めつけのフィニッシュは片足上げて思いっきり床に振り下ろした。
「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

というわけでしてノリが最高!
やはりライブはこうでなきゃあね。
正真正銘のライブバンド面目躍如だ。

疾風のごとき出来事で恍惚状態。 (初見の人々は誰もが度肝を抜かれたようだよ。
 まあ、その内に慣れるさ・・・笑)

心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくる。
身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。
「ありがとうございました!
またいつか会いましょう!!」

アッという間の幕切れで、30分が過ぎ去った・・・・・
万雷の拍手が鳴りやみません・・・・・・なんという夢心地な空間であろうか。
いい汗かいたね。
 なんとかかんとか無事に終えることができました。
大団円さ。

十分に満足してもらえたかな!!?? 
・・・・・YES I CAN!!
すぐにでもまた、ここに戻ってきたい気分だよ。 ((´∀`*))
しっかりと約束しておこう。
それまでしばらくは、このワクワク感をとっておこうよ。
痺れるような、極上のかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。 

何の悔いも残さずに・・・・「I'T ONLY BRASS ROCK・・・・・」

サイトウさんがワイヤレス・マイクを手にイベントに対する締めのお言葉。
ちょっとだけマサとも思い出の歓談。
彼と出会ってから早15年。
ここのSTAブログが縁で、しょっちゅう対バンを組んで、互いにイベントを立ち上げたりもして切磋琢磨し合った仲間たち。
とにもかくにも、本日は、こんな偉大なるライブイベントに立ち会えて光栄の極み。

照明が灯って現実に戻った後は、いかしたミュージシャン達、至れり尽くせりのスタッフ、賑やかに華やいでいたオーディエンスらと談笑会。
後ろ髪を引かれながらも、キリがないので頃合いを見計らってのお別れだ。
話したいことは山ほどあるんだけどね。
それは次の機会にとっておこう。
またの再会を誓い合う。

追記・・・後かたずけ。
手慣れたものさ。
会場内の忘れ物も念入りにチェック
(それでもしっかりと、上着を忘れちゃったメンバーがいた!!
後ほどに自宅へ届けたよ((´∀`*))。
皆で協力しあって、あっという間に終了。
ここで、マサはSTAFF全員に感謝の言葉を述べてお開き。

帰路も車中ではライブの話題で和気あいあい。
生涯にわたって忘れられない、恒例のイベントとなりました。
サンキュー、エヴリバディ!
小樽は最高だぜ!!

国道5号線よ、今夜もありがとう(^^♪

VERY SPECIAL THANKS TO・・・ABESAN&GREEN-TEA&RICE BALL&IKU&KEI&MR,SAITOH&TEZUKAKUN&MICTHAN&NISHIYAN&TOMOCHAN&TETSU&SNACK&AKICHAN&LEOKUN&KUDOHSAN&HIKOCHAN&KAZAMAKUN&SEKKIE&MIKIMIKI&KOBACHAN&TOMMY&MICHIYOSAN&ALCOHOL&CRACKER&LITTLE KIDS&EARL GREY&SEAWEED ROLL&DAICHAN&SAHYAN&YOSSY&NABESAN&WAKKEY&TOMIECHAN&MITSUUMA&BREAD&TAKAHASIKUN&NOBUSAN&SUZI QUATTRO&ALFORT!!






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