THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

元祖沖縄のシンガー中曽根美樹さんが死去…

2024-02-29 12:56:49 | free form space
1972年に沖縄が返還されるまでパスポートで日本と沖縄は行き来していた
6年後には車の走行車線が変更されてその瞬間をTVで生中継していたなあ

フィンガー5は丁度その過渡期にデビューした人気アイドルグループだった
今では当たり前に沖縄出身の歌手やバンドや俳優が大活躍しているけど
元祖沖縄の歌手は中曽根美樹さん
エキゾティックなルックスの美人シンガーで「川は流れる」は100万枚を売り上げた
1961年のこと
 
中曽根美樹さんが亡くなったそうだ
晩年もたまにTV番組へ出演していたけど相変わらず華があったなあ

両親が好きでレコードを買っていた
当時は300円だったんだね
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VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(PRINCESS OF KANNA 編)

2024-02-29 12:13:50 | Live Set List

会場内で盛大に流れているBGMは
「男が女を愛する時」パーシー・スレッジ
「ラジオスターの悲劇」バグルス
「ペーパーバックライター」ビートルズなど

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****


3、1:50~2:20
PRINCESS OF KANNA
意外にもこのバンドは札幌からの初出演です
またもやジャンルが、ガラッと変わるよ。
比較的コアです

メッセージが届いていますよ
「バンド名はP・O・K(ピーオーケー)
結成2年目
新婚の(!!)姫様によるパワフルな歌声に声援をお願いします」
とのこと
ご結婚おめでとうございます
ということは記念すべきライブとなったんだね
素晴らしいなあ

男女混合の5人編成。
比較的、平均年齢が低いメンバーを紹介します。

フロントセンターに位置するバンドの顔は・・・ボーカルのカンナ姫は妖艶でセクシーなる黒のワンピースを華麗に着こなす
(バンド名の由来でもある)

長身のギター&コーラスは・・・NAJI
(オレンジのボディカラー・ストラトを使用。
メイプル指板。
ESP製。
比較的ラフなファッションにペンダントが1ポイント)

ベース&コーラス&MC・・・YU-KI,N
5弦のシェクターを使用。
グッと渋い茶色のボディカラー。
マサはずっとアイバニーズだと思っていたけど、サッサがこっそりとメーカーを教えてくれた。
ベース弦をカラー・ストリングでセットしている。
見た目が虹のようで非常にカラフル。
そりゃあ、そうだろうね。
目立った者勝ちの世界さ。
けっこう、このセット弦は高いはず。
まだ今でも、市販されているんだね。
たしか35年くらい前、商品化されたように記憶している。
ミツもこれに気付いてビックリしていたよん。
特筆すべき点は、ヘッドセットマイクも使用していること。
マサと同じ、ベースとボーカルの2つワイヤレス仕様。
この件では2人で盛り上がった。
メーカー名とかね。
もうこれを経験しちゃったらシールドなんて鬱陶しくって使えない点は意見が速攻で一致!
ナイスガイのユーキくんは色々と操作手順もあるために、ワイヤレスを使用しているのだそうだ。
やる気満々の拘り具合がグッド!

パワフルこの上ないドラマーは・・・アツシ
(1タム仕様)

キーボード・・・チズル嬢(ローランド06を使用)

はい、さてさて、皆さん、もうお気づきでしょう。
ベースのユーキはこの後9番目に出演するラルクアンシェルのカバーバンド、ショックスのメンバーでもある。
この会場では、彼が満を持して結成したバンドの初お披露目なんだそうですよ。
実は去年7月23日の日曜日、同じくここ小樽だけど別会場「浅草橋オールディズナイト」&8月27日(日)「北運河サウンドエナジー」でも初披露だった・・・・。
マサもそれは直前にコバちゃんから聞いたのさ。
だから見るのは3回目だけに個人的にも楽しみ!
(今回で6回目のライブなんだそうだ
その内の半分の3回が小樽))
だからボーカルのトミー達が早々に会場入りして中央席で応援していたよ。

それでは前置きが大変長くなりました。
ショックス同様に、前回から妥協無く全曲を入れ替えてきましたよ。
見事なくらいに3回見たライブのセットリストが1曲もダブり無しという徹底ぶりに拍手喝采
やる気満々の意気込みがヒシヒシと伝わってくる采配。
期待感にワクワクときめきながら観戦と参りましょうか。

オープニングはドラマティックなSEが流れる中、はじまった。
このような効果音や打ち込みは全てベースのユーキが担当。
彼は意外にもカンサスなどのプログレッシブ・ロック・フリークなんだとか(コバちゃん談)
だから、この手の凝ったサウンドなんかはお手のもの。
今度、ゆっくりとプログレ談義に花を咲かせようっと!!((´∀`*))

司会進行役のサイトウ氏が盛大なるアナウンスで場を盛り上げます。
「お次に控えしバンド、力強いサウンド展開で凄い楽しみですよ。
興味津々のジャンルはジャンルダルクのカバーが中心。
ジャパニーズ・ビジュアル系バンド。
これからもドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
応援のほどよろしくお願いいたします!」

それに導かれて波状攻撃開始
オープニングナンバーに相応しいポップな「ファンタジア(ショートバージョン)」
ハイハットカウントからイントロは打ち込みのビートサウンドがいきなり炸裂
特に柔らかいベースラインがカッコいい
爽やかに突き抜ける曲
気分もおのずと明るく晴れやかにしてくれてナイスだ
朝に聞いたらムード満点かもよ
解放感と浮遊感に包まれいてリズムも心地よい
ファルセットのボーカル構成と幻想的な歌詞も印象的
エルフ、エルドラド、フェアリーなどタイトル通りファンタジーさが超爆発する
ストリングス系のキーボードが贅沢な彩を添える
音抜けの良い軽快なドラミングも滅茶苦茶に頑張っていい味を出しています
ちなみに曲の魅力を殺さない程度にピアノとの掛け合いで始まるディレイのかかったギターソロに於けるワイルドなストレッチはポール・ギルバート並みに難易度が高いのだ
表現力が豊かでメロディやアレンジのセンスも目を見張るものがある
ユーキくんのコーラスも効果絶大
更なる興奮を煽ってくる憎い奴

あっという間に終了
間髪入れずに2曲へと雪崩込む采配がクール
ユーキくんがワイヤレスをやめてシールドにチェンジした
その手際の良さは鮮やか
後で聞いたんだけど多分他のワイヤレスと混線していたようだ
サウンドチェックの時には異常なしだたんだけどね
これもライブならでは
ステージに潜んでいる魔物は気まぐれなのさ
さすが経験豊富なユーキくんは沈着冷静に対処して事なきを得ていた
勉強になるなあ
(なあんてマサもこの日トリ前のSTAで似たようなトラブルにあってしまった・・・・)
「イージー・ファンキー・クレイジー」
2005年6月15日発売
メジャー6枚目で実質的はラストのオリジナルスタジオアルバム「ジョーカー」9曲目に収録
ただしシングルカットはなし
怒涛のドラムフィルへ強引に絡みつくギターコードカッティング
全体を覆いつくす鍵盤の音色がゴージャス
やや低めに歌いだすボーカルも徐々に熱を帯びだす
ブレイクパートも阿吽の呼吸でアンサンブルも緻密だ
テンションもマックス状態で既にオーディエンスのハートも鷲掴み
最早誰もがドラマティックなPOKワールドの虜
それもまた乙なもの
メンバー達もこのあたりに達したら体も程よくこなれてきたようでリラックスしてきた
燃え滾るエナジーもフルスロットル
一一切合切の手抜きなんて微塵も感じられず鬼気迫るパフォーマンスの連続
息つく島も与えてなんかくれないよ
覚悟のほうはいいかな
まだまだ圧巻のステージは続く

ボーカルのカンナ嬢は意外にもシャイだとのことでいつもユーキくんがMCも兼任
「ドラムのアツシくんはこの後にも2つの現場があるそうです
人気者で引っ張りだこ」
それを聞いた客たちから拍手と歓声が飛び交う
「そういう私は3時間後にショックスでも演奏します
メンバーの女性2人は酒豪でして(!)夏の炎天下ライブでは酒が進むのだそうですよ
え!?…何・・・?
今日は飲んでいないそうです((´∀`))
3曲目は・・・・クィーン!!」
おお!
これってもしかしたら今月札幌ドームにやってきたクィーンに対するオマージュかな?
深読みしすぎ…??((´∀`))
2002年11月20日発売の13枚目シングル「マリアの爪痕」のB面曲
アルバム「アナザー・シングルス」に収録
ちょっと危ない歌詞がすこぶるユニーク
作者キヨの妄想曲
飼い主がSM嬢で飼い犬がキヨという視点でこういうことをされてみたいという内容
鎖、弄ばれて、鞭などなどいかにもそれ風の表現が散見
安定感があって装飾音や不思議なフレーズも特徴的
疾走感溢れる打ち込みの音色真骨頂
これってクラヴィネットだね
スピードチューンなのにコンビネーションがしっかりしている
不気味に地べたを這いずり回るような重低音のボトムが図太すぎる
ここでもシンセサイザーが荘厳な響きを演出
実は隠れた素敵な名曲

早いものでもう終盤戦に突入
待ってましたとばかりに驚愕の「少女A」が炸裂
伝説のアイドル中森明菜2枚目の大ヒットシングル
1982年7月28日にリリース
徹底したはちきれんばかりに可愛いルックスの松田聖子ちゃんとは真逆の陰影を多分に含んだちょっと不良っぽい明菜のイメージを確立したターニングポイントともいえる曲だね
POKは必ずライブ中に1曲はこのような選曲を施す
カンナちゃんのリクエスト??・・・
もしかしたら十八番??
水を得た魚のごとくイキイキとしているよ
そりゃあ男性シンガーの曲から女性シンガーの楽曲にチェンジしたら歌いやすいのは火を見るよりも明らか
ピッタリにバックと息のあったいぶし銀の喉を披露した。
このあたりともなれば、カンナちゃんの独壇場だね。
カンナ嬢のリスペクト精神漲る懇切丁寧なる歌い込みが好感触
振り付けも交えて堂々たるもの
まるで明菜が憑依したかのよう
ユーキくんも虎視眈々バッチリとグルーヴィーに決めているよ。
そうこなくっちゃあね。

泣いても笑ってラスト
ジャンヌダルクで「リング」
締め括りはこれしかない
2000年3月8日発売のメジャー1枚目のオリジナルアルバム「D・N・A」11曲目に収録
ただしシングルカットはされていない
それまでのジャンヌダルクにあるチャラさは皆無なのが特徴
別れを歌いながらも前を向こうとする清々しさのあるただひたすらにキャッチーな楽曲
もうお気づきの方もいらっしゃるでしょう
POKはヒット曲ばかりをセレクトせずにコアでマニアックな隠れて埋もれ気味な傑作を掘り起こして採用しているのだ
そういう点がそんじょそこいらにゴロゴロと転がっている能天気なバンド連中とは一線を画すところ
研究熱心で一切の妥協も許さずに全力投球する心意気に乾杯
自己満足に陥ることもなくイベント、会場、タイバン、出演順、客層にまで考慮して組み立てていくのだ
チームワークも固く基本コンセプトもしっかりとしているからライブのたびにメキメキと力をつけて成長著しいよ
この辺の手綱の締め具合は多分ユーキくんが仕切っている模様
浮かれているミュージシャン気取りの輩どもはウカウカしていられないぞよ
引き出しの多さには定評のあるユーキくんの抑揚あるベーステクニックはサッサの折り紙付き
ヤワなベーシストどもが束になって挑んでみたって一蹴されちゃうのがオチ
瞬き厳禁
熱狂のあまり勢いよく最前列にまで雪崩れ込んできたオーディエンスたちがタンバリンをひたすら打ち鳴らす
応援団付きとは嬉しい限りだね。
レッドゾーンが振り切れたナジくんの、豪快なギターソロに熱視線が向けられる。
プレッシャーも何のその。
見事に跳ねのけ、大役をこなしてみせた。
誇らしげにギターを高く掲げる至福の瞬間。
余力を振り絞っての、不敵なるカンナ嬢ハイヴォイスは全く衰え知らず。
アツシくんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できるというもの。
チズルちゃんも、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
引っ張りに引っ張ったエンディングで堂々の爆発的なフィナーレを迎えた。

ド派手にクラッカー音が轟いた
パンッ!パンッ!!!

「OW!!
ありがとうございました。
POKでした!
また会いましょう!!」
完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に満ち溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ。

本当にお疲れ様でした!!!
熱気を帯びた会場内に流れているBGMはクール&ザ・ギャングで「セレブレーション」









































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兄貴のブギ  萩原健一 友情出演 水谷豊  EP

2024-02-29 10:46:26 | free form space
朝ドラ「ブギウギ」もいよいよ佳境に差し掛かってきた
モデルの笠置シズ子さんは晩年によく歌番組の審査員で見ていて関西弁の元気いっぱいな明るいおばちゃんのイメージが強烈だった
そのヒロインを演じるキャリア豊富な趣里ちゃんのこれは間違いなく代表作品になったね
共にヒット曲を持つ両親のDNAを引き継いでるだけに歌唱力バッチリ
バレーをやっていたからダンスやリズム感も申し分ない
なんたって頑張り屋さんみたいだし多才
趣里ちゃんは童顔だから10歳は若く見える
両親の結婚から趣里ちゃんの誕生とずっとニュースやらでみていたから個人的にも感慨深いなあ

今ドラマ中で新曲扱いの「買い物ブギ」
これキャンディーズにもレパートリーであるからてっきりカバーしていたのかと思ったら何とミキちゃんのオリジナル作品で同名異曲だった

で、もっと遡ってみたら1975年ショーケンの楽曲「兄貴のブギ」に水谷豊さんが友情出演している
時は伝説のTVドラマ「傷だらけの天使」が大ヒットしていた時代
オサムとアキラの若者2人が繰り広げる破天荒なストーリーはその後のドラマ界隈にも多大なる影響を与えた
その流れで歌手でもあるショーケンのレコーディングに水谷豊さんが参加
深夜ラジオからよくこの曲が流れてきて話題騒然だった
ドラマ内容そのままに2人のドタバタなやりとりにニンマリしたものだ
「アニキ〜!」「アキラ!」

親子3人ブギに縁があるようだ
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VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(PURPLE BRINGER 編)

2024-02-28 17:51:25 | Live Set List
会場内で盛大にで流れているBGMは
「男が女を愛する時」パーシー・スレッジ
「ラジオスターの悲劇」バグルス
「ペーパーバックライター」ビートルズなど

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

2,1:10~1:40
セカンドアクトは・・・・・PURPLE BRINGER
札幌から2年連続2回目の参加

今月12日札幌ススキノ・ライブハウスのメッカ「ホットタイム」での圧倒的な迫力プレイをそのまま維持して乗り込んできましたよ

バンドからメッセージが届いています
「結成3年目
あのディープ・パープルを忠実に再現します
エキサイティングなパフォーマンスで豪雪を一瞬で吹き飛ばす勢いで臨みます
メンバー一同燃えております
ヘヴィーサウンドをご堪能ください
それではよろしく!」


はい!
さてさて、改めまして早くも2番手に控えしは、満を持しての登場!
全11バンドだから、まだまだ、この日の出演バンドでは序盤戦に位置している。
ポジションとしても申し分なし。
最もおいしい時間帯。
ある意味ではこの日最大の目玉!!((´∀`*))。
ブリティッシュ様式美ハードロックの元祖を、徹頭徹尾に追求するべく2度目の雪明かりの路入りです。
札幌から豪快に殴り込み。
しかも、思いっきり濃厚なサウンドでね。
なんといっても、この日の中では1番やかましいバンド。
というか、小樽市公会堂史上初だと思うよ!!
巷ではここ最近になって、話題沸騰、注目の的・・・・ディープ・パープルのカヴァーバンド。
それも、ただ単なるコピーに終始せず、細部にわたって拘り抜いた超うるさ型マニアの涙腺崩壊するほどの極致をいくことをお約束。
ミーテイング時に「基本はスタジオのオリジナルテイク。
でも、ここはメイド・イン・ジャパン・バージョンで。
あそこはメイド・イン・ヨーロッパ。
こちらはカリフォルニア・ジャム。
そして、意外性を狙って、ここはホワイト・スネイクのバージョンで!!」などと長々話し合うのだ。

ここからは、ザッとヒストリーを述べていこう・・・・。
キッカケは、3年前の秋にさかのぼる。
STAメンバーのアッキーが「パープルを本格的にやりたい。
誰かいいメンバーいないかなあ・・・?」とマサに相談。
マサも若い時は、ずっとこの手合いをたしなんでいたからお手のモノさ。
でもハードロック系は散々やりつくしたから、シカゴを中心としたブラスロックのSTAに専念するべく、近年は封印していた。
しかし、悲しい性なのか・・・・やはり以前からの血が騒ぎだしてきて、アッキーの一言をキッカケに、さっそくメンバー探しの構想をとんとん拍子に練りはじめる。
まずはアッキー率いる「マ・シェリ」絡みで、オカちゃんが浮上。
YOU TUBEでの「レイジー」完コピを見たマサは、一目惚れして感動。
イアン・ぺイスを崇拝するというオカちゃんは、即座に加入が決定。
最初から、強力無比なるリズムセクションの誕生だ。
それと同時進行して、マサは度重なる対バンのボーカルがずっと気になっていた。
度々対バンをしていた、ラルク・アン・シェルのコピーバンド「ショックス」
そこに在籍する、ハイトーン・シャウターの「トミー」だ。
彼は他にもTMネットワークのリードシンガーをつとめてもいた
(アッキーともそこで共演。
マサもアッキーも、そのことはつい最近になって知った!!)。
その後、ヒコちゃん、GUS君、アライ氏らと組んだ、紫のコピーバンド「蝦夷紫」を見て、更にぶっ飛んだ。
な、な、なんじゃこりゃあ!!??(松田優作風((´∀`*))
ひょっとして、このジャンルも相当に好きなんだ!!
しかも、ご丁寧に「ハイウエイ・スター」までをも熱唱!
これは、絶対的に無視ができん。
また対バンをする機会があったから声かけする予定が、コロナ禍にてそのライブイベント自体は中止。
それでも秋に再度、「小樽ゴールド・ストーン」にて再会する機会を得た。
STAとショックスがステージを入れ替わる舞台袖にて、マサがトミーに「ディープ・パープルのコピーバンドやらないかい!!??」と声掛け。
「いいですねえ。
デヴィッド・カヴァーディルが、大好きなんですよ!!」と意気投合でニンマリ。

徐々に、布陣は固まってきた。
ギタリストも決定。
曲目も決めて、初のスタジオ入り。
ところがコロナ騒動、スケジュール調整の難航、更には記録的な大雪で中々活動がはかどらない。
そうこうしているうちに、春の訪れ。
サウンドもいい雰囲気にまとまってきた。
そろそろライブに飢えてきたメンバー達。
そこで、新しいエッセンスを導入するべく、ギタリストを入れ替える。
ここでギター・ヒーローのシンちゃんが堂々と現れた!
彼はオカちゃんとポルノ・グラフィテイのコピーバンド「僕のグラフィティー」として活動中の仲 
(マオちゃんがリーダー&ボーカルを担当)。
テクニックはもとより、愉快痛快な楽しい男だ。
(驚いたことに、ガールやL・A GUNSのシンガーでもあるフィリップ・ルイスが、サッポロにやってきた際、バックでアコースティック・ギターをつとめたという申し分なき猛者。
2人編成でジミヘンなども披露したんだそう。
凄いなあ)
シンちゃん、パープルは若い時以来プレイしていないらしいんだけど、指はしっかりと覚えていた。
(本来は味わい深きアメリカンロック派!)
更には、凄腕料理人の顔も持つ。
本当にめっちゃくっちゃ美味しんだから!!((´∀`))
メンバー達はしょっちゅう、その腕前に舌鼓を打っている。
この瞬間に、記念すべき第2期の幕開けだ。
ひじょうにマニアックすぎるほどのパープル・フリークが、ごく短期間で5人結集するなんて奇跡的。
そこからは、とんとん拍子に進行。
スケジュールをドンドンと練り上げてゆく。
シンちゃんの素晴らしすぎるプライヴェート・スタジオで、汗水流してリハーサルを繰り返す。
時には大型スクリーンに映し出される、ご本家のライブ映像を鑑賞しながら、豪華なる焼き肉パーティーなども開催したりしてね。

もう我慢できなくなった頃合いを見計らっての、初ライブが遂に決定!!
それが一昨年の6月19日「スターライト」さ。
目標ができたら、俄然燃え上がったね。
セットリスト、時間の計測、MC箇所やイメージ・トレーニング。
録音、録画にも勤しむ。
何事にも、研究熱心な連中だからね。
詳細の確立や修正を経て、ゲネプロに見事たどり着く。
フェイスブックにてのアピールも忘れずにね。
アッキー曰く「鉄は熱いうちに打て」
あまりにもベタだけど・・・・((´∀`*))
一致団結、盛り上がってきたよ。

バンド命名にも、色々な意見が飛び交った。
残念ながら8月のライブは諸事情により流れたけど、9月&11月のライブも大成功。
予備の曲なんかも、ドンドンと用意したよ。
9月なんて無謀にも、前日に急遽出演が決定してのぶっつけ本番だった
(初のキューブガーデン)。
11月も初の「ソリッド」、翌月も同場所へ!
つまり、2か月続けてのソリッド出演と相成った。
よって、感覚的には馴れ親しんだ感があり、ひじょうに有利だった。
スタッフの方々も、しっかりと覚えてくれていたしね。
この時もズッと持ち時間が30分と思い込んでいたら、オカちゃんの指摘で45分と判明。
5日前にセットリストを組みなおして2曲を追加、メンバー紹介、ライブの告知やらあちこち時間を調整してバッチリとまとめ上げた。
結果、持ち曲を全てつぎ込んで、極上のパフォーマンスを繰り広げた。
火事場のバカ力を、いかんなくフルに発揮するバンドなのですよん((´∀`*))
2022年の締め括りは盛大に終えた。
で、今年一発目が先述のとおりゴールドストーン初参戦。
こいつは序盤から縁起がいい。
しかもジョン・アッキー・ロードの主催だしね。
これも何かの縁さ。
で、噂と言うものは恐ろしいものでパープル・ブリンガーという存在がアッという間に拡散。
予想していた以上に次々とライブのオファーが届いて嬉しい悲鳴状態。
調子にのって受け入れていたら、3週連続のライブとなったのだ。
これって快挙。

ところが、年明け早々、ボーカルのトミーがラルクアンシェルのコピーバンド「ショックス」に専念したいとのことで、新たなシンガーを探すことになった。
そこは迅速に対処するマサ。
バンド仲間でもあるセッキー&ミキミキ率いるイングヴェイ・マルムスティーンのコピーバンド「.J」のシンガーに白羽の矢を当てる。
セッキー、ミキミキも、とても協力的で、即座にそこのシンガー「リョゴ」の加入が決定。
期間わずか数日でのこと。
正月は、これもひじょうに盛り上がった。
早速、第3期パープル・ブリンガー誕生の瞬間!
で、スケジュールの件を打ち合わせると、リョゴはディープ・パープルはお手のものとのことで、今までにもライブで歌ったこと数知れず。
よって、トミーで決定していたライブは、全てリョゴに引き継いでもらうことになった。
トミーはデヴィッド・カバーディルを崇拝していたけど、リョゴは生粋のグレン・ヒューズ・フリーク。

実は現在も難易度の滅茶苦茶高いクールなパープルナンバーに取り組み中
乞うご期待

ライブ会場でも長身の2人は延々と仲良く横に並んで、ロック&バンド&パープル談義に花を咲かせていました。
すでにPBファミリー化の図式が確立されつつあるね。

前置きが大変長くなっってしまったけど、徐々に神秘のベールを脱ぐ時が訪れた。
この16発目ライブを、今か今かと、待ち焦がれていた人達の多いことよ。
見逃した人は、孫の代まで後悔するよん。
以前に見た人達は、あの感動を再びだ。
しつこいようだけれど、何度でも繰り返すよ。
ありそうで中々いなかった、ディープ・パープルのコピー・バンド。
永遠に光り輝く憧れのアイコンだ。
皆さん、ご一緒にアドレナリンを噴出しまくりましょう!!
正に今がその時!!!


改めてメンバーの紹介をば・・・・。
グレン・リョゴ・ヒューズ
(VO。
シュアーSM58マイクを持参。
メンバー中一番ロッカー然としたスリムで長身のルックス。
全身を真っ黒に革ジャン装着したワイルドなファッションは、初期ホワスネのカーバーディルみたい)
他にも、モトリ―クルーのカバーバンド「ロウ・トラックス」として活動中。
絶対にアングラのカバーバンドも結成したい、という壮大なる夢を描いてもいる。
常に大股開きで構えアグレッシブにシャウトをぶちかますスタイルを誇示

イアン・オカチャン・ペイス
(DR。
毎回ユニフォームとして、ディープパープルのマシンヘッドとプリントされた黒Tシャツを着こんだ姿が神々しい)
一番若いんだけど皆からの信頼度は絶大の頼れる男なのだ
パワフルな手数王の如きドラミングは神の領域に達した感あり

ジョン・アッキー・ロード
(KB&CHO。
真っ赤な名器KORG NORDを最近は導入。
ここから飛び出すハモンドの音が、たまらないくらいに臨場感満点でグッときちゃうよん。
これ、彼女の自宅に長い間眠っていたんだけど、ひょんなキッカケでめでたく復活を遂げ活躍してくれた運命の1台)
男顔負けな超絶技巧派とは彼女の事
いつも笑みを絶やさないけれどもいざとなった時の真剣な表情はキーボードの魔術師そのもの

派手な姿のグレン・マサ・グローヴァー
(B&CHO。
キルテッドメイプルのオイル仕上げスペクターを長年にわたり使用。
ワイヤレスも2機使用。
コーラスワークにヘッドセットマイクのシュアー&ベースは最近購入した名器ボス
これシンちゃんとのお揃い)

そして、
リッチー・シンちゃんブラックモア
(G。
備え付けの赤いツイード・フェンダー・アンプを使用。
特注のシンライン・ストラトキャスターでプレイ。
ナチュラルのボディにメイプル指板。
リヴァース・ラージ・ヘッド!!
エフェクターボードは最近入手したツアー仕様のごっつい代物。
電源&ケーブル類を大金かけ新調して気分も一気にリフレッシュだ)
ポンバンドのアベニューさんとギター談義に花が咲いていた

薄暗いステージには、メンバー5人のシルエットが浮かび上がるというアンバイ。

名刺交換代わりとばかり、事前に決めておいたサウンドチェック用の曲で各自は調整。
シンちゃんは例の曲のエンディングをなぞる。
バンド仲間たちに、シンバル・スタンド類の運搬やセッティングを手伝ってもらったオカちゃんは、試しにスティックで連打。
オーディエンスは来たるその時を、息ひそめての注視。
「ちょっとウォーミング・アップさせてください」とマサ。
小手調べとばかりに「ブラックナイト」のサワリをサラッと披露。
まずまずの仕上がりだ。
オカちゃんが演奏を止めて随時、スタッフらと綿密なる詰めを図る。
各楽器の音出し調整を経て、マイクチェック、音量バランス、機材やモニターの返り、オープニングのタイミングを確かめる。
これ大事な事さ。
よし、申し分なし。
三輪くんとタッチャンへ、マサがアイコンタクトを送って、準備万端整いました!!

もうこれはライブレポートの域を超越しているね。
文字による実況中継のはじまりだ。

PURPLE BRINGERはライブの度に、あちこち捻りや新たなアイディアを加えている。
ダラダラと惰性に任せて、ライブの垂れ流しは決してしない。
新鮮な息吹が漲る実験も加味。

サイトウ氏が事前にマサから受け取っていたメッセージ文を読み上げる。
(サイトウ氏もこのバンドのライブを密かに楽しみにしていた)

遂に爆発する時が訪れた。
格別な音像をお届けしようじゃないか。
皆、覚悟はいいか!
行くぜ!
OK,LET'S GO ARE YOU READY!COME ON BABY!!

BGMが徐々に小さくなり暗転。
メンバー同士が合図を送りあって・・・・
オカちゃんの爆音フィルを目印に、マサ&アッキーはジャンプ一閃。
Dのキーで全員一丸となっての覚醒。
マサが静寂の頃合いを見計らって「HEY!YEAH!!~ロックンロール!!!」
リョゴには、まるでグレン・ヒューズが憑依したかのよう。
シンちゃんが普及のリッチー節搭載のリフを掲げる。
指の調子があまり芳しくなかったようだけど、そんなこと微塵も感じさせないほどの熱演ぶり。
「BURN」
(邦題は紫の炎・・・って、今更こんな解説は野暮ってなあもんだね。
でも一応ね・・・。
1974年発表、日本でも大ヒットしたヘヴィーメタルの代名詞)
今この時、波状攻撃の狼煙がぶち上げられた。
王道を貫き通すセットリストの一発目には、申し分なき一撃。
脳天直下で一同が騒然としている。
テイクは「メイド・イン・ヨーロッパ」
アッキーは念願が叶い、嬉しくて仕方ないご様子。
マサはイントロから中高生時代へと一気にタイム・スリップ。
オカちゃんは、ぶっ飛びまくりのハイテンション・マックス。
素早き華麗なるタム回しや、ブレイクのタイミングは、お見事の一語に尽きる。
リョゴも、感無量のことだろう。
だからなのか、思いのたけを込めていつも以上に吠えまくる。
魂の咆哮とはこのこと。
ヒステリック過ぎるほどのハイトーンが、天空にまで突き抜けるほど。
メンバー達は、彼にいつも敬意を表している。
今までにもそれぞれにパープル経験はあっても、反則技で女性シンガーだったらしい。
普通の男性シンガーでは難しいからねえ。
それをいともあっさりとこなしちゃうんだから驚愕だ。
シンちゃんのギターソロはギター小僧達、垂涎のラインが飛び出してくるから憧れちゃうね。
アッキーは、指先から次々と過激かつ気品溢れるフレーズを、これでもかあというほどに紡ぎ出す。
華麗なる鍵盤さばき。
女性版ジョン・ロード(このご時世に、こういう発言は問題ありか!?)
突き刺さる大胆なグリッサンドも見ごたえあるド迫力
(多発する指先の擦り傷は名誉の負傷扱い)。
シンちゃんとの火花散りまくりなユニゾンパートも、正確無比でバッチリだ。
間奏部の「GmーCmーFーB♭ーE♭ーCmーD7」コード進行は、バッハの楽曲から引用。
それにしても、素早いパッセージは痺れるなあ。
あらゆる遊び心と、アドリブを絡めることも忘れてはいない。
ギターソロ直後にブレイクしてギターとハイハットの刻みに追随して、フロントの3人も大きくコブシを振り上げる!!
マサも咄嗟にアッキーのコーラス用マイク・スタンドに掛けてあった蛇柄ストールを目一杯に振り回す。
アッキーも負けじと、左人差し指を頭上高くに掲げて、コール&レスポンスの要求。
これらのシーンは「ホワイトスネイク」を参考にした。
とにもかくにも、序盤から良い意味でレッドゾーンを振り切っている。
マサとアッキーは、コーラスワークもひたすらに頑張ったよ。
何度も前方に駆け出して、左足をモニターや手すりに載せ、仰け反るマサとリョゴ。
リョゴはブームではなく、こだわりのストレート・マイク・スタンドを使用。
それをありとあらゆる角度に動かし、豪快なる雄叫び。
まるで体の一部のように器用に操る。
アッキーは、トレードマークの満面スマイルポーズで、カメラマンたちにシャッターチャンスを与えるサービスぶり。
圧倒された観客は、金縛り状態で息を飲む。
その空気感がステージ上にまで、ビンビンと伝わってくる。
顔なじみの連中は「マサさんはSTA以外にプレイする姿を見たことがなかったから、ビックリで新鮮だったよ」とのこと。
そうさあ、15年ほどSTA以外ではほとんど、まともなバンド活動をしていなかったからねえ。
それも致し方なし。
これで、ルーツの一部が垣間見えたかな。
マサは所狭しと前後に動き回って、ホップステップ・アクションの連続。
(ドラムとギターの間は天井から冷風が吹いてきてなんまら気持いいさあ!)
オカちゃんのところに何度も向かって行き、走り寄ったかと思えば、バスドラへ片足をのせて猛アピール。
シンちゃんとも目を合わせて、お互いに不敵な笑みを浮かべる。
リョゴとも背中合わせでがっぷり四つに組む。
このアグレッシブなフォーメーションが快感だ。

ホワイトスネイク怒涛のメドレー風「嵐の使者」
これ、一昨年11月には時間がたっぷりとあったので、フル・バージョン・プレイしたんだけど、この日はエディット挿入。
バーンのキーボード・ソロ後に披露。
この曲は1974年リリース、第3期セカンド・アルバムのtitleでもある。
イギリスでは最高チャート6位を記録。
リッチー在籍時、最後の曰く付きな1枚だ。
当時は賛否分かれたけど、マサはすこぶるとお気に入り。
特にこの曲なんて、申し分なき完成度を誇っている。
随所にパープル節の真骨頂が満載なのはさすが。
ずっしりとしたウネリまくりの重量感と、構築美が誇らしいよ。

そこから再びBURNへ戻るという、心憎い展開を繰り広げる。

この辺にたどり着いた時点で、会場中は異様な雰囲気に包まれている。
今更ながらも「パープル・ブリンガー・ワールドへようこそ!」状態だ。

今回も魔物はチラホラと顔を見せていた。
・・・・・・・・まあそれらも、ご愛敬程度かな。
全く深刻な事故にはならず、笑い話にしちゃうところが、したたかすぎる軍団。

エンディングを迎えたところで万雷の拍手が沸き起こる。
皆、エキサイトしているねえ。

間髪入れず、アッキーによる荘厳なるハモンド・オルガンの響き。
彼女がいうには「お祈りのコーナー」らしい。
これは絶対に無視のできない、クラシカルで神聖なるひと時。
どれも曲が長いから組み立てに苦慮した。
でも最大に美味しいところは残して披露。
黄金の第2期と第3期で攻める所存。
一切の妥協を排した研究成果が、花開いた瞬間だね。
****対バンの友人達がマサに「戦慄が走ったよ。パーフェクト!」とメッセージをくれた。
ポンバンドさんたちも「カッコ良かったよ」とお褒めの言葉を投げかけてくれた。****

緊張感が絶頂に達した頃合いを見計らっての、オカちゃんハイハット打ちによる巧みなるカウント。
「SPEEDKING」
(1969年に書かれ、1970年6月に発表されたアルバム「イン・ロック」の冒頭に収録。
シングルカットもされた。
日本はアルバムのみ。
パープルの潮流を生み出した重要なる曲の一つで、のちのスピードメタルやスラッシュメタルのスタイルを形成した貴重なる曲と考えられる。
これって実は,リッチーが敬愛するジミヘン「ファイア」へのオマージュなのは有名。
KNEEL&PRAYが当初のタイトルだった。
歌詞はイアン・ギランが初めて書いたもの。
多くのオールディズ人気曲から断片的に拝借して繋ぎあわせた)
ビートにのって,ヘッドバンギングの応酬。
マサは右腕を激しくグルグルと振り回してみせる。
腰をグッと落として、観客を睨みつけてのピッキング。
極上なるハードロック・シーンは情け容赦なく続く。
しかし、まあ果てしなきメガトン級の采配だなあ。
やっている本人たちが言うんだから、これは間違いない。
聞かせどころは中間部でのキーボード&ギターによる、壮絶なソロバトルに尽きる。
(この部分は、かなり話し合ったらしい)
真剣勝負を挑み合う、ストイックなご両人。
丁々発止な雪崩込み。
陰と陽、強弱のしのぎを削り合う頂上決戦。
リョゴは一歩下がって、片膝をついている。
マサはアンプの前に膝まづいて、虎視眈眈と状況を見つめる。
導入部では押さえ気味にバトンを受け継ぐ。
シンちゃんは、自由自在元気一杯、伸びやかに弾きまくる。
滑らかに指板を駆け巡る姿は、惚れ惚れするほど。
普段のアキはチャーミングなレディ、シンちゃんは温厚で冗談好きな男なんだけど、いざ演奏ともなると阿吽の呼吸で面構えが近寄りがたいほどストイックな別人格に豹変するのだ。
シンちゃんが慎重に大きくうなずく。
オカちゃんがひたすらに刻み続ける、リムショット・アクセントが渋い。
事細かに、イアン・ぺイスのジャジーなドラミングを再現。
その様は愛を込めて虎視眈々。
唯一無二なるソロは徐々に熱を帯びはじめて、エクスタシーに達する。
恍惚感に浸る暇もなく疾走。
息もぴったりに爆走。
繊細なるやり取りは、もはやアートの領域。
アクセルを緩める手段なんてありえない。
手抜きなんて許されないシビアな環境。
ワイルドなリョゴは、やや斜に構えたポーズが妙に似合っていて心憎いほどだ。
後半での笑い声もニヒルに轟いた。
ラフにソリッドに、時にはストレートなやりとりも板についてきた。
「キーン!!・・・」と鳴り響くキーボードに包まれてのエンディングでマサはキック、ベースにパンチ、ネック振り上げにジャンプと大忙しにバリエーションを提供。

マサによるMC
今後のライブ告知も含めて、演奏中とは違う和気あいあいの側面を覗かせる。
「皆さん、こんにちは!
小樽公会堂は2度目のパープル・ブリンガーです!!
ディープ・パープルのコピーをやっています。
今日はですね、このバンド結成して16回目のライブということで、え~有名どころを満載でお届けしようと思いますが、ディープ・パープルは、昔のバンドだけに曲が長いんですよ。
なので、しゃべりは少なめでバンバンバンバンやっていこうと思います。
次の曲はあれです・・・・・いいですか!!??」

オカちゃんによる豪快なハイハット4カウントが盛大に打ち鳴らされる。
「BLACK NIGHT 」
どの曲もハイライトナンバーばかりで大サーヴィス。
これはライブ・イン・ジャパンのテイクをお手本としている。
(当時は未発表だった)
初出はアルバム「24カラット」
(1970年に発表。本国のイギリスでは2位まで上ったヒットソング。
日本でも約10万枚を売り上げる異例のヒットを記録。
ブルース・マグースの「恋する青春」と、何から何までもが瓜二つなのは、いやはや何ともだ・・・・。)
バンドメンバー中、一番年上のマサは、黄金期のパープルをタイムリーに知っている。
(後で気付いたんだけど・・・30代、40代、50代、そして60代が在籍。
でも自然で当たり前に接しているところがひたすらユニーク)
大袈裟に言ってしまえば、生き証人のようなもの。((´∀`*))
だからレパートリーは新曲当時を知っているし、パープルの変遷史やメンバーの動向、ファミリーツリーにもけっこう精通している。
この曲のスタジオ盤もたしなんだ口。
オカちゃんは日本の「UCCブラック・無糖」のコマーシャルで知ったらしいよ。
世代に多少の差はあれども、皆パープルのライブ演奏経験があるのは強みだね。
しかし、正直な話、これには手を焼いた・・・・というのも相当前のこと。
今ではお互い手の内が、比較的読めるようになってきたから、余裕しゃくしゃくだけどね。( ´艸`)
当然、我らパープル・ブリンガーは迷うこともなく、ライブバージョンの手ほどきを受けた。
イントロは、スタジオバージョンではベースとドラムのみ。
でもそれでは、あまりにも寂しいから、厚み強化ということで、ギターも加わって度肝を抜くほどのモンスターサウンドにと提案。
そろそろ、進行にも馴染んできたのか、メンバーらは肩の力も抜けてきて、プッツンしながらリラックスモードでエネルギー全開。
やや走り気味だけど、冷静沈着に暴れまくっちゃおう。
とくとご覧あれさ。
印象に残るスタンダードが繰り出されるわけだから、ドツボにハマることは請け合いだ。
で、このコンパクトな構成の曲は、ライブバージョンともなると、じゃじゃ馬のごとき、捻りが加わってくる。
センスのない輩が演奏すると、リズムがお囃子のノリになっちゃうからお笑いだ。
ここいら辺にきても、リョゴの喉は強靱。
(雄叫び大好き人間と述べる頼もしさ)
ボーカリストになるため、生まれてきたような男なんだね。
神に選ばれし者の宿命の特権。
一向に衰え知らずで、益々狂暴性を発揮。
どのようなトレーニングを積んでいるんだ。
今度、こっそり教えてもらおうっと。
ギターソロでは、狂喜のアーミングが炸裂。
延々と恐ろしくも、悲鳴に近いくらいの唸りをあげる。
常識を凌駕する場面。
追い打ちとばかり、アッキーのキーボードが、熾烈に火を噴くがごとく張り合うのだ。
ボーカルに怪しく絡みつく、ギターのオブリガードも効果抜群にはじけまくる。
名物ともいえる3番でのドラム連打はワクワクするね。
皆、わかっているから「そろそろくるぞ!」と待ち構えているしなあ((´∀`*))
大好物さ。
イアン・ぺイスは、ありとあらゆるジャンルのエッセンスを、ふんだんに盛り込んでいるから、オカちゃんの本領発揮だ。
血湧き肉躍るエンディングでも、最高の仕上がりを見せた。
見せ場、聞かせどころとばかりに、リョゴの喉も絶好調。
ルーズな破壊力溢れる構成は、流行なんて全く関係ないね。

さりげない、チューニングタイムを経て・・・・出た!!
「SMOKE ON THE WATER」
(オカちゃんのTシャツに描かれている1972年発表のアルバム「マシンヘッド」に収録。
アメリカでは翌年の5月ビルボード・ホット100において4位を達成。
この曲に関するエピソードはすでに語りつくされた感あり)
リョゴは「クラップ・ユア・ハンド!」と手拍子を要求。
アッキーも追随して、両手を高々と掲げてそれに呼応する。
ハードロックを聞かない人でも、この曲は耳に馴染みがあることでしょう。
熱狂は頂点に達した感あり。
これぞ基本コンセプトに掲げていた、究極なるライブバンドのしたたかさ。
イントロのギターからドラムとキーボード、更にベースへと折り重なるような進軍には何度聞いても戦慄が走る。
ドラミングのオカズは、第3期以降でのフレーズで刺激的。
チャッカリとリョゴはオリジナルのギランではなく、グレン・ヒューズの節回しを導入してドスを効かせているね。
ちなみにパープルというバンドはカリスマのリッチー、キーボードの革命児ジョン、鋼の強靱なるボーカル、そして手数王ことぺイスにスポットライトが当たりがちだけど、ベースも中々に奥が深い。
よくよく突き詰めて聞いてみてくださいよ。
いぶし銀のようなフィンガリングが控えめながらも、そこかしこに這いずり回っているから。
悲しいかな、それはベースというパート上、宿命なのかもしれないけど
(クィーン、ツエッペリン、ザ・フーしかりだ)。
その最たる作品がこの曲。
まるで地響きのようなベース・ラインが、これでもかあというほど、ふんだんに導入されているんだから。
イエスのクリス・スクワイアとは別角度での解釈で、リッケンバッカーのトーンを生かしきった名演が山積みだ。
(室蘭のブルースベースマン、ヒラノくんも以前から興味津々だった)
エンディングでは「キーボード!アキ―!!」とリョゴは指差しで紹介。
それに反射的に対応したアッキーも、左腕を誇らしげに突き上げてソロを奏でる。
淡々とバッキングをつとめるオカちゃんとマサ。
締め括りは、怒涛のギターとキーボードによる熾烈を極めるソロ・リレー。
エモーショナルなシンちゃんのチョーキング。
アッキーは咄嗟にしつこいくらいの荘厳なる音数で応戦。
タメにタメを効かせて、突然のフィニッシュ・クラッシュ。


そのままの余韻を引きずりながらも、ナイスなタイミングでオカちゃんのスネアが控えめにロールされる。
「ラストです!
HIGHWAY STAR!!」
足元のドリンクを一飲みしたマサが、ダメ押しとばかり盛大に告げる。
この焦らし具合の加減も面白い。
ライブ・イン・ジャパンとスタジオバージョンを、程よくブレンドしてグイグイと牽引。
(1972年3月リリースのアルバム「マシン・ヘッド」トップに収録。
日本ではシングルもヒットした。
今までのライブでは、何故だか、イントロでトラブっていたけど、やっとまとまったよ!
この曲、今でもトミーが在籍する「蝦夷紫」のセットリストに組み込まれているそうです。
トミーの鬼門ともいえる曲。
で、リョゴは初めてライブで歌ったのがこの曲らしい。
自身のテーマソングのごとく、五臓六腑に染み込んでいるもんなあ。
フルスロットルにリョゴがパトカーのサイレンを高らかに演じる。
ここにきてまでも一体全体、何オクターブまで出るんだ!?
タフネス・ガイだね。
そのアグレッシブでエネルギッシュな様に、横に陣取るメンバーらも俄然刺激を受ける。
リハでリョゴが指摘していたシンコペーションも、自然に溶けんでいた。
オカちゃんが最近提案した半音下降最後の緊迫感最高のユニゾン突っ込みもバッチリ!
さあ、したたかで貫禄漲るキーボード・ソロには、風格さえ漂ってきた。
まあ、これもアッキー1流のチャームポイントの一つかい。
羨ましそうにヒコちゃんが「クラシック・ロックは、俺たちの青春そのものであり原点だね」と回想していたっけね
だから中盤部分における変態的なJ.S.バッハのコード進行は、何度聞いても感涙にむせんじゃうのさ。
バッハとジミヘンの融合。
この手合いは日本人の琴線を振るわせるのだ。
まるでギタリスト向けの教則本のよう。
その証拠に観客たちは、シンちゃんのギターソロで万雷の拍手を浴びせていたよ。
熱狂のあまり勢いよく最前列にまで雪崩れ込んできたオーディエンスたち
嬉しい限りだね。
レッドゾーンが振り切れたシンちゃんの、豪快なギターソロに熱視線が向けられる。
プレッシャーも何のその。
見事に跳ねのけ、大役をこなしてみせた。
誇らしげにギターを高く掲げる至福の瞬間。
余力を振り絞っての、不敵なるリョゴ高音ヴォイスは全く衰え知らず。
オカちゃんのドラミングは信頼度高しのボトムライン。
安心して各自がプレイに専念できるというもの。
アッキーもシンちゃんも、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
引っ張りに引っ張ったエンディングで堂々の爆発的なフィナーレを迎えた。


「WOW!!
ありがとうございました。
パープル・ブリンガーでした!!」
FINALEは完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ。


お疲れ様でした!!!
16回目のライブも大団円!!
ステージ後、会場内で、方々からメンバー達は称賛を受けたそうです。
以前にオカちゃんは、ドラムの先輩でもあるセッキーから大賛辞をたまわり、モッチンからも「札幌のぺイス君」と呼ばれる始末さ。((´∀`*))
知らないお客様からも「良かったよ。
また来年も必ずこの会場に戻って来てね」と声をかけられ励まされたそうです。
しかも去年8月の小樽北運河サウンドエナジーで、オカちゃん&リョゴは全く知らない人からビールをご馳走になったそうだ。
次々に訪れてくる人々から写真撮影や握手攻め、お菓子のプレゼントと、しばらくオフステージは賑やかでしたなあ。
すでに次のライブに対する期待が、目いっぱいに膨らんでいるしなあ。
でも、これに甘んじることなく、今後も精進の日々に専念していこう。


ライブ後は、会場内にて討論会を繰り広げ、時の経つのも忘れてしまった。
あまりにもヒートアップし過ぎたね。


追記・・・・オカちゃんは「スピード・キング」「ブラックナイト」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」をメドレーで、トミーはホワイトスネイクの「バーン」「ストーム・ブリンガー」のスペシャル・ミックスをライブで演じたことがあるそうです。
リョゴは、ずっとヘヴィメタル系をたしなんでいる。
シンちゃんも若い頃はもっぱらパープルの虜、アッキーは正直な話、あるライブにおいてパープルを知りジョン・ロードにぞっこんとなり、マサは高校生の初ライブでパープルを夕張商工会館ホールなどでプレイ。
結局は各自、思い入れの強い別格バンドなのは間違いなし!!。


そんなわけでして、ライブのたび選曲や曲順、持ち時間に苦慮するという、贅沢なる嬉しい悲鳴にあえいでいるのだ((´∀`*))


追記・・・
シンちゃんが名物ナルトのジャンボな唐揚げを買ってきてくれた
めちゃくちゃに美味しくて栄養満点!!
ありがとう。
そして、ご馳走様!!
おかげさまでエネルギーの補給もバッチリだよん
((´∀`*))




****予定にない閃きが沸くこともあれば、事前に考えていたことがすっぽ抜けることもあるのがライブの醍醐味。
その積み重ねは永久なんだよね。
満足に満たされることなんてありえない・・・・。
ライブは生もの、水物。
何10回も繰り返してパーフェクトなリハでも、たった1回のライブでとちることはザラ。
だからこそ、一旦その魅力にハマったら抜け出せないのがライブなのさ。
これだけは断言できる・・・努力は決して裏切らない。
継続は力なり。
石の上にも3年。
快進撃はまだまだ続くよ!!****



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萩原健一は永遠の偉大なるカリスマだあ

2024-02-28 11:30:27 | free form space
あれからもうすぐ5年になるのかあ…
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VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(PON BAND 編)

2024-02-27 19:33:30 | Live Set List
会場内で盛大にで流れているBGMは
「男が女を愛する時」パーシー・スレッジ
「ラジオスターの悲劇」バグルス
「ペーパーバックライター」ビートルズなど

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

1、0:30~1:00
PON BAND

ジャンルは玉置浩二
(他にも幅広くカバーしつつオリジナルも制作)
サッポロ界隈でアクティブに活動中
このイベントには6年ぶり2回目の登場
ダンディで渋い男性の4人組

このジャンルで即座に思い出すのはタッキー&キョンキョンが率いる「シュガーレス」
あちらは安全地帯が中心のセットリスト
もちろんポンバンドも彼らのことはご存じだった
でも残念ながら今回シュガーレスは珍しくも出演していなかったね・・・・

このバンドの噂は数年前から聞いていました。
小樽のライブイベントで対バンを組みそうだったのですが、残念ながら曜日違いでご一緒できませんでした・・・・。
だから尚更の事、今回もステージが楽しみで仕方なかったのですよ。
肝心の中身の方はどうだったかって??・・・・もちろんとっても良かったですよ。
想像していた以上にね。

バンドからメッセージが届いています
「ボーカル岡田純一を中心にオリジナルや玉置浩二のカバーなど道内でライブ出演しています」

こちらは爽やかこの上ない極上のアコースティックを強調したサウンド。
観客の誰もが癒されていましたよ。
ここいらではゆっくりと腰を据え,美しい旋律に身を委ね酔いしれてみるのも一興かと思われます。


6人編成のメンバー達から早速メッセージが届いています。
「オリジナル曲が中心のバンドですがカヴァーを1曲歌います。
さて?どんな懐かしいソングが飛び出すやら・・・。
PONBANDをお聞き逃しなく!!」
とのこと。

実はこのバンドと私の一番近い対バンイベントは去年5月14日(日)江別市民会館でのこと
あの時はポンバンドが4番目でSTAは8番目でした
しかもポンバンドは6人組でメンバーもかなり違った
驚いたことにマリちゃん(KB)、ユウイチくん(DR)もメンバーだったしね
セットリストは「イチゴ白書をもう一度」のカバー以外全曲がオリジナルだった。


今回のメンバーの内訳です
ボーカルとアコースティックギター・・・ハットと茶色の靴と黒いパンツがとってもよくお似合いのジュンイチさん(黒いヤイリギターを使用)

他の3人は椅子に着席してのプレイに専念

エレキギター・・・キャップと眼鏡姿のアベニューさん
(何とリバースラージ・ヘッドのフェンダージャパン・ストラトキャスターを使用。
ボディカラーは目にも鮮やかな赤。
くっきり綺麗なトラ目入り
メイプル指板。唯一改造を加えたというOBLピックアップの配列はHSH
ハーフハムバッキングにフロントは変化するんだそうだ
中々に拘りの深いマニアックな仕様
シンちゃんも興味津々
アベニューさんもシンちゃんのシンラインストラトを見つめて質問してたよ
ギタリスト談義がはじまると熱い
ポンさんが「カポを忘れた・・・」と慌ててもアベニューさんが「大丈夫。俺が持ってきてるよ」と沈着冷静なる対応)
エレキベース・・・デーさん(フェンダージャパンのジャズベースを使用。
3TSボディカラー。
ローズ指板。
ニット帽子と眼鏡にジーンズ姿で黙々とフィンガーピッキング・スタイルを決め込んでいました)
カホン&ジャンベ・・・いぶし銀なグルーブを醸し出す眼鏡姿のチョウノさん!
黒いTシャツを着用

弦楽器の3人はヘッドにチューナーを装着
ポンさんはメッセージにもあるとおり岡田純一が本名
V6の岡田准一くんとは字は違えど同姓同名
そこでポンと名乗っているのだそうです
ポンの意味は不明・・・・・
アベニューさんとはギターのお話も色々しましたがエフェクターも凄い
第1弾のチューブドライバーも組み込んでいたし。
で、着ているシャツにも驚いた
ギブソンやらのギター写真がびっしりとプリントされているのだ
それも前後にわたって
写っているのも超絶品ばかり
クリーム時代にエリック・クラプトンが弾いていたサイケデリックなペイントデザインのSG、ジミヘンが使用してたフライングVなどなど
多分、中国製だから無許可だろうねと言っていた
女性マネージャーの方がプレゼントしてくれたんだそう
羨ましいなあ
でも最初はマサが一人で狂喜乱舞していて改めて皆も盛り上がった
愉快痛快とはこのこと
ライブイベントならではの醍醐味というもの

オープニングアクトというプレシャーも何のその
ジックリと余裕と貫禄をもってのrehearsal時間はたっぷりと用意されていた
ポンさんはアカペラで極上の歌声を響かせていた
当たり前に上手いなあ・・・と感心
非常にいい声をしているしビブラートも一級品

はい!
さてさて、前置きが相当に長くなってしまったので、そろそろ優しい気分に浸れるPONBANDワールドへと誘われていきましょうか。
思いっきりリラックスして進行という運び。
セッティングでも無駄な動きがなくスムーズに完了。
流石に手慣れたものだね。

斎藤さんから盛大なるアナウンスを受けての開演
その最中、ポンさんがものすごい音をたててギターを床に落としてしまった
心配そうにチェックしていたけれども無事だったみたいだ
観客も息を飲んで注視していたくらい
マジにホッとしたよ

まずはご挨拶代わりのオープニングナンバー
「ワインレッドの心」(安全地帯)

序盤にいきなり飛び出したのは,史上空前永遠の大ヒット曲「ワインレッドの心」
これは、4枚目のシングル。
不動の人気を決定的づけた燦然と輝き続ける代表作品だ。
1983年11月25日リリース。
週間オリコンチャート&ザ・トップテンでは堂々の初1位を記録!。
アルバム「安全地帯Ⅱ」に収録。
売り上げ枚数は71,4万枚。
シンガーソングライター玉置浩二の底力を見せつけられたようなアンセム。
作詞は盟友・井上陽水!
プロデュースとアレンジは大御所・星勝。
どれだけ多くの人々がこの曲に励まされ泣かされ嫉妬したことでしょうか・・・・。
大人の男女間に揺らめく危険な恋模様を芸術的に描きあげている。
これこそプロフェッショナル・ワールドの極致。
それまで何故だかヒットに恵まれていなかった安全地帯・・・・・
玉置浩二氏本人が「歌謡曲っぽくて売れそうな感じの曲」を目指して生み出したという曰く付きで大当たりの傑作。
さすがのポンバンドも、このターニング・ポイントだけは絶対に外すことは許されないね。((´∀`*))
ステージには必要不可欠。
取り込まなければ観客たちに怒られちゃうよん。
まあ、玉置浩二の曲ならば、どこに組み込んでも全く違和感はないけれども・・・・。
いかにも臨場感を煽るべく仕組まれたような設定の作りは申し分なしだ。
普段オフステージでは,おとなしくにこやかなポンさんも、ステージでは、男の色香が匂い立つほどにダンディーなふるまい。
サビのパートでも遊び心も交えて、粋なくらいに決まっている。
ポンバンドもアコースティック系の編成ながらスピード感あふれる迫力のプレイで聞き手にアドレナリンを注入してくれたよ。
大手を振って皆で大合唱!

メドレーで「・・・・・恋の予感」
album「安全地帯Ⅲ~抱きしめたい」に収録。
1984年10月25日リリース。
玉置浩二と井上陽水による共作。
贅沢過ぎるくらいのコラボだね。
オリコンチャートでは最高ランキング3位を記録。
ウキウキワクワク漲るパワーバラードソング。
ドラマティックなアンサンブルですが、徐々にそれも熱を帯びだし、ギターによる歯切れのよいコードカッティングが全体を力強く牽引。
この手のタイプの曲でも才能あふれる玉置浩二氏。
引き出しの多さは無限大。
こういう人のことを正真正銘の天才肌というのでしょうね。
ポンバンドの面々もこの頃に差し掛かってくると、肩の力もほぐれてきてリラックスムードで華麗なるハーモニーを提供。
ちょっと複雑な展開の曲でも余裕の表情でプレイ。
貫禄たっぷりに披露してくれました。
ポンさんも安心して延び延びスタイルでいぶし銀の喉を聞かせてくれます。
アドリブを挟みながらハミングを織り交ぜる。
また一つ新しい扉を開いた瞬間を目撃だ。

そして意外なる曲をセレクション
それが「サザン・ウィンド」だ
このあたりの拘りどころがそんじょそこいらにゴロゴロと転がっているバンドとは一線を画すところ
日本が誇る歌姫、中森明菜8枚目のシングル
1984年4月11日リリース
アルバム「POSSIBILITY」1曲目に収録
作詞は来生えつこ
作曲が玉置浩二なのだ
当然オリコン週間チャートでは堂々の3週1位を記録
音楽性はタイトルからもわかる通り熱帯的な雰囲気全開で迫りまくる
外の豪雪も一瞬で溶かしてしまう迫力のプレイ
ポンバンドも大人の甘い魅力でグイグイと聞かせてくれます
しかしポンさんの玉置浩二に対するリスペクト具合は半端ない
こちらサイドまで圧倒的に伝わってきます
シュガーレスとは編成も曲目も微妙に違うのでそれぞれにいぶし銀の個性が溢れていますね
考えに考え抜かれた美味しいところをチョイスするところなんて中々に心憎い配慮

ポンさんがここで初めてMCをこなす
「え~~~・・・
今日は久しぶりの雪明かりの路出演で我々一同張り切っていますよ
ポンバンドは
トップバッターですがその後も続々といかしたバンドたちが登場しますのでどうぞ最後まで楽しんでいってください
それでは次にお送りする曲は・・・メロディ・・・・」
永遠の大傑作バラード
安全地帯、中森明菜への提供ソング、そしてソロナンバーという流れとは最高の采配
安全地帯メンバーに対する思いを表現したというシンプルこの上ない構成
バンド内での溝が深まっていた時期なんだね・・・
シットリとしたムードに思いっきり酔いしれてみるというのも一興
もうすでにオーディエンスのハートはしっかりと鷲掴みだ
5枚目のアルバム「カフェ・ジャパン」最後に収録
1996年5月22日10作目のシングルとしてリリース
オリコン週間チャートでは最高ランキング49位を記録
当初はヒット曲にはならなかったが後に著名な歌手たちにカヴァーされて広く認知され結果,玉木の代表曲の一つとなった。
感動の一言に尽きる美しき旋律と歌声
もう下手な小手先の技なんて不必要
これは芸術の域に達した感あり
ポンさんの味わい深く優しい歌唱力は筆舌に尽くしがたい
狂おしいまでに震わせる喉も切なすぎて胸を打つ
号泣しちゃうファンもいるのでは・・・。
安定感抜群のバッキングも特筆もの

先述のとおり、ここで1曲だけオリジナル「オロロンの海」を披露してくれたのですが、まず驚かされたのがお世辞抜きにそのクオリティの高さ。
イントロで奏でられる狂おしいまでにうなりを上げるエモーショナルなギターソロ一つをとってもそれは納得でしょうよ
私はポンさんから前もって色々と説明を受けていたのですが、予備知識がない状態で聞いていたら、間違いなくプロ・ミュージシャンの隠れた傑作をコピーしているんだろう・・・と信じて疑わないことでしょうよ。
そのくらいに高水準。
それは歌詞、構成、もちろんメロディーと非の打ちどころのなさ。
嘘だと思うのならば1回でもいいから彼らのライブを体現してみてくださいよ。
誰もが納得してくれる事でしょう

「あちこちで歌わせてもらっています
この間も遠別に行ったんだけど初めて冬の荒れ狂う迫力ある海を間近で見ました
それをキッカケに石狩のイメージでご当地ソングなどを作りました
今年もあちこちで歌わせてもらいとたいと思います
また小樽のステージに戻ってきます
来月の28日に長崎屋に伺います
それでは早いもので最後の曲になりました
皆さん一緒に叫んでくれたら嬉しいです
・・・・・アイラブユーからはじめよう」

安全地帯18枚目のシングル。
1988年6月21日発売。
アルバム「安全地帯Ⅵ~月に濡れたふたり」に収録。
オリコンチャート14位を記録。

この日のポンバンドは前回取り上げなかった名曲が目白押しだ。
イントロのエレキギターによるメロディアスな音色もグイグイと迫ってくる。
コーラスも充実しているもんね。
どんなに勢いあるヘヴィーな曲調だろうと、ツボを心得たグッとくるメロディラインは決して失われない。
転調後も強引なまでにノリノリで引きずり込んでくるパフォーマンスは中々勉強になります。
元気いっぱいポンさんの真骨頂でフルスロットルだ。
1番手という重責を軽々と跳ねのけて華麗なるフィナーレを見事に迎えました

「ありがとうございました。
ポンバンドでした!!」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした完全燃焼。
後には熱い余韻だけが残る・・・・
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という笑顔を浮かべていた。
ひじょうに才能豊かで器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を膨大に忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
その後ナイスガイの4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ。

セカンドアクトに控えしは爽やかなポンバンドとは対極の存在を誇るあいつらが不敵に陣取っている
あのブリティッシュ様式美ハードロックの元祖ディープ・パープルを忠実に再現するべく3年前に結成された我々「PURPLE BERINGAR」の出番だ
圧巻のパフォーマンスと火花散るテクニカルなインプロヴィゼーションに注目
瞬き厳禁さ









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VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(PROLOGUE)

2024-02-27 18:18:07 | free form space


2024,2,25(SUN)
12:00~21:00

毎度音おなじみライブ・レポートのはじまり、はじまり~!。

会場:小樽公会堂 小樽市指定歴史的建造物第12号
(小樽市花園5-2-1)


早いもので、ついこの間出演したなあ・・・とのんびり構えていた「雪あかりの路」ライブイベントがまたやってきました。
(一昨年はもうすでに音響の問題で使用できなくなってしまった、運河プラザ3番庫だった・・・・)

小樽のライブは思い起こすたびに感慨深いものがあります。
S・T・A結成初期は地元札幌中心で活動していたのですが、
「そろそろ他の街にも進出したいなあ」と思い夕張や岩見沢、江別などでもライブを敢行。
そんな矢先にS・T・Aブログへメッセージを送ってくれた男性がいました。
その人こそ、小樽音楽界のボスことサイトウ氏であります。
それが縁で、めでたくS・T・Aは本格的に小樽ライブに進出することとなったわけです。
(それまでも銭函ライブ出演はありましたが、本格的な小樽中心街はこれが初で、雪あかりの路が舞台だった)
もうそれから数えてどれだけの年月が流れたことか、お世話になりっぱなし。しかも参加するたびに膨大なバンドマンや音楽仲間の輪が広がったのです。
それは現在もドンドンと賑やかな付き合いとなって増えていますよ
(小樽の矢沢永吉こと元Yプロジェクトのマッツを紹介してくれたのもサイトウ氏。
ひょんなきっかけとはいえ面白いものです。
双方ともSTA企画リブレーションに参加してくれたっけねえ。
それもこれも愛する音楽の醍醐味というものですなあ)


さあ、S・T・Aは15年連続15回目のおなじみ「雪あかりの路」
(毎回必ずメンバーの顔ぶれや人数が違うというのもS・T・Aならではの特徴。
結局はいつのまにか最多連続出演バンドの栄冠に輝いています。
といっても前述のとおりメンバーに変動があるので皆勤賞はマサのみ・・・・)
それはともかくとして、このイベントは札幌雪祭りが終了して一息入れた時期に催されるもので26回目を迎えます。
(初期の頃は、ほぼ雪祭りと同時期開催だった)
小樽全域をフル活用しての、市民一体型冬の風物詩。
それとタイアップした16回目のオールディズナイトも、今では道内に知れ渡り毎年申し込みバンドが殺到して、瞬時に受付を締め切るというほどに成長。
今回も全道から選りすぐりの全34組が集結することとなりました。(キャンセルバンドもあり)
期間は23(金)、24日(土)&25日(日)です。
久しぶりの3日間で何と小学生や高校生の部までも設けられるという華やかさ
(コロナ禍では1日のみの開催という寂しさだったけど、それも落ち着き始めたので徐々に以前同様、活気が戻ってきたよ!)

主催者サイドの気苦労を考えると頭が下がる思いですよ。

まあ、不安要素も若干ありましたが、どうにかこうにか当日を迎えることになった次第。


STAもメンバーと曲目の一部に変動がありましたが、ギリギリで事なきを得ました。
もうこうなったらおもいっきり盛り上がってコロナ&インフルエンザや不安定な世界情勢の暗いムードなんて吹き飛ばしてやりましょうよ!

はい、さてさて話を戻そう!!

もうひとつ特筆すべき点の会場。

以前はずっと「エンペラー」を利用していたのですが、諸事情により7年前で終了
(お気楽ライブや楽屋としてS・T・Aもお世話になりました。
残念なことにその後思い出のエンペラービルは取り壊されて更地に・・・・・)
心機一転、新たな場所として選ばれた会場は今回で7度目の開催ですが、花園町に位置する「小樽市公会堂大ホール地下2階」です!
公会堂というイメージからしたらちょっと意外かも・・・・。
門構えと屋根がまるでお寺のような外観。(写真参照の事)
それもそのはずで、建築されたのはなんと明治44年のこと。
当時の用途は宿泊施設。
小樽は海と坂道の漁港。
その山の頂上に公会堂は位置します。
2015年の11月文化の日にSTAが出演した「小樽市民会館」の真横。
よって冬の坂道での車の運転の危険性を心配していたメンバーもいましたが、今回はそれほどでもなかったので、その心配も取り越し苦労だったようです(笑)

道路はザクザクのシャーベット状態で吹雪いていましたが!

方向音痴なので何度来ても道中迷ってしまうマサ・・・。
(実はSTAメンバー数人もけっこう迷ったらしいよ)
我ながら困ったものだ。
2回ほど道路で男性の方たちに道を尋ねる始末さ。
少し焦ったけど、とりあえず無事昼前にマサは早めの到着。
早速、名物ダンサーのアベさんと玄関にて遭遇してご挨拶。
アベさんは札幌在住なのですが、土曜日にもこのライブへ観客として参加するため、ホテル入りするほど生粋のライブ大好きな有名人。
相変わらずの超ハードスケジュールですねえ。
最近は足を痛めているようだけど、それ以上にライブの雰囲気がお気に入りだというんだから素晴らしい。
日程が発表されると、居ても立っても居られないご様子。
よほどの音楽マニアでなければ、中々できない離れ業ですね。


何とかバックステージ横の無料駐車場を確保して、早速機材と楽器を裏玄関扉から階段にかけて運搬します。
そこで既に到着している車があった
マサはすかさず話しかけた
「ポンバンドさんですか?」
「はい、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。
トップですよね。
僕のバンドはその次に出演します
以前にも対バンをしましたね」
「シカゴのカバーですね。お互いにがんばりましょう!」
と一気に和気藹々のムードに包まれた。
これで掴みはオーケー

長い廊下の奥からこの光景には似つかわしくない爆音が轟いています。
BGMを流しながらサウンドチェック中のようだ。
そしてオープニングアクトが舞台へ上がる

前から個人的に気になっていた能舞台が、この建物の隣に位置していることを、5年前はじめて知りました。
もちろんエレヴェーターなんていう文明の利器など皆無なので、壁に貼られたコンサート・ポスターを目印にしつつ、どこを取っても古き良き昭和のムード漂う階段を降りてゆきます。
地下2階に大ホールが現れました。
といいましても地面の中ではなく斜面の建造物ゆえに窓からは小樽市街地の裏側が一望できるという景観。
木造の戸を開くと天井の高い大きな体育館のようなホールへ。
小学校時代に一気にワープしたような気分です。
それはトイレや洗面所にも言えること。
中ではすでにスタッフのテズカ君が準備のために一人であちこち作業中。
最高責任者サイトウ氏は入り口カウンター席に。
彼の美しい奥様はドリンクコーナー。
音響の三輪くんはミキサースペースに陣取っていて、的確な指示を送り続けています。
(若き助手のタッチャンは銭函ライブイベントからのお付き合い)
凄いなあ!
いつものことながら鮮やかな采配でパーフェクト!!

準備万端整い時間です。

感染防止の消毒対策もばっちり。

以前までは数台のパーティションが設置されていたけれど、もうそれはとっくに廃止。
消毒液、マスク着用、体温の計測と至れり尽くせりの状況も最早懐かしいね。


各自でフードの持ち込みは特別にオーケー。
スタッフの皆様はじめ、観客や対バン連中も気心の知れた連中ばかりなので、軽く挨拶回りをしながらも私物搬入。
おお!
当然やる気は満々ですよ!!。
立派な緞帳のあるステージに目をやるとトップの出演者達が改めてセッティング中。
な、な、なんと泣く子も失禁する先ほどの「ポン・バンド」さんが、さっきのサウンドの張本人達です。
アベニューさん、デーさん、チョウノさん、そしてポンさんらで結成された「玉置浩二」のコピーバンド。
これを見逃す手はないでしょうよ。
(もう何度も見てはいるけどね((´∀`*))
時間がタップリとあるので、彼らはじっくりと音固め。
トップのバンドにのみ与えられた特権。


トミーちゃん、アべちゃん、ユミちゃんとも久し振りの再会で、ニコヤカに気さくなやりとりをしながらお互い近況報告。
まあ普段から皆とはフェイスブックでつながってるから「よっ!」てなあ感じ。


我々STAはアッキーの希望で、後方テーブルに陣取りました(コンセントがあるかららしい)。
自分のケースからシールド、スタンド、楽器類を取り出し、ある程度一段落したのを見計らって場内を散策。

開場は昼の12時


マサはSTAセットリスト&編成表を三輪くんに手渡し。
ワイヤレス2機についてはもう説明不要さ(笑)
地下1階のテラスをビデオカメラ設置場所に確保決定!
(ここで今年も公会堂従業員のオジさんに場所をお借りしますと挨拶。
朗らかな善人を絵にかいたような方)
あっという間に午後12時半の開演時間がやって参りました。
バンド達もお客さんも続々と入場してきたのでウォーミング・アップでもしておきましょうか。
近年リニューアルした雪明かりの路スタートです!


ステージ備え付けの器材類の紹介です。
といっても毎度毎度お馴染みの使い慣れたモノばかり。


ドラムはシルバーカラーのパール・チャレンジャー。


ギター・アンプはビルト・イン・タイプのマーシャルと、同じくヴィルト・イン・タイプの赤いツイードカラーのフェンダー。

ベースのスピーカーはピーヴィー。
ヘッドはHARTKE。

下手には斜めに設置されたツイード仕様のベリンガー・アンプあり
上手にはハートキーのモニターもあり
(モニターにはこれを使用。
おかげさまでバッチリのサウンドでしたよ!)。

キーボード用のアンプもべリンガー。

両サイドの天井PAはEV。

会場内の盛大なるBGMはKISS「ラヴィン・ユー・ベイビー」、ビートルズ「ドント・レット・ミー・ダウン」他

ノリのいい踊れる曲が選びぬかれているようですね。
なかなかにわかってらっしゃる。
その憎いばかりの配慮にカンパイだ。

これらの名曲群を聞きながら、客席前にてマサと御大サイトウさんがリラックスしながら音楽談義を楽しんでいます。

そうこうしているうちに、まずはサイトウ氏からのご挨拶と注意事項がアナウンスされます。
(受付カウンターからワイヤレスマイクを手に)。
この建物は瓦屋根なので落雪事故にはくれぐれも気をつけてください、とのこと。
その流れで、すかさずトップバッターが高らかにコールされます!

先述通りに、マニアックで渋いダンディーな4人組「ポン・バンド」の登場だ!
お楽しみに!!


****熱きライブの内容はパート2へと続くよ。
乞うご期待さ!
それでは勢いにのって元気いっぱいレッツ・ゴー!!****




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毎年恒例、小樽冬の盛大なる音楽祭に我々は最終日に登場だ!見逃し厳禁!必見‼️

2024-02-25 09:27:02 | Live告知


詳細は上記のポスターでご確認くださいね♪^_^
ど迫力サウンドのパープルブリンガーは最終日のセカンドアクト!
そしてsapporo transit authorityは同日のトリ前を熱くつとめますよ!

小樽雪あかりの路オールディーズライブvol.16出演順(36バンド)
2月23日(金) バンド名 ジャンル 地域 出場回数
① 3:00-3:30 BADNAME(バッドネイム) 洋楽ロック 札幌 初出演
② 3:40-4:10 沢田研二coverクラブバンド J-POS 札幌 初出演
③ 4:20-4:50 ナッシュビリアンキッズ ロカビリー、R&R 札幌 3年連続12回目
④ 5:00-5:30 小樽JBクラブ 洋楽カラオケ 小樽 3年連続14回目
⑤ 5:40-6:10 札幌ビートルーズ ロック(ビートルズ) 札幌 4年ぶり4回目
⑥ 6:20-6:50 パーティーズYOS 井上陽水 小樽 初出演
⑦ 7:00-7:30 mameshiba.S.S スピッツ コピー(Jpops) 札幌 初出演
⑧ 7:40-8:10 パーティーズSP シャネルズ 小樽 3年連続9回目
2月24日(土) バンド名 ジャンル 地域 出場回数
高校生(小学生)の部
① 0:00-0:20 cresc.(クレッシェンド) ポップス・ロック 山の手 初出演
② 0:30-0:50 タカハシソウゴ 邦ロック 潮陵 初出演
③ 1:00-1:15 漢蛮 (オトコバン) Jロック 水産 初出演
④ 1:25-1:40 KAPPEI(カッペイ) Jロック 水産 初出演
⑤ 1:50-2:05 Infini(アンフィニ) JPOPと懐メロ 水産 初出演
⑥ 2:15-2:30 BON(ボン) Jロック 水産 初出演
休憩
① 3:00-3:20 AER(アエル) POPS 札幌 初出演
② 3:30-4:00 JULIE THE ROCK ジュリー 札幌 初出演
③ 4:10-4:40 M's 洋楽オールディーズ 江別 5年ぶり3回目
④ 4:50-5:20 ベビースターラーメンズ ROCK BLUES 旭川 2年連続2回目
⑤ 5:30-6:00 バリータウン 70-90'sシティポップ、洋楽 小樽 2年連続2回目
⑥ 6:10-6:40 Monster飯店 洋楽ロック 小樽 初出演
⑦ 6:50-7:20 稲葉美紀Dear Friends J-POP 札幌 3年連続4回目
⑧ 7:30-8:00 パーティーズSAS SASショート版 小樽 2年連続2回目
⑨ 8:10-8:40 Backup Band 洋楽ロック ニセコ 3年連続6回目
⑩ 8:50-9:20 蘭島発動機 J-ROCK 蘭島 8年ぶり9回目
2月25日(日) バンド名 ジャンル 地域 出場回数

①    0:30-1:00    PON BAND    玉置浩二    札幌    6年ぶり2回目
🤠🎶❣️👍②    1:10-1:40    PURPLE BRINGER    ディープパープル    札幌    2年連続2回目⚡️👈💥
③    1:50-2:20    Princess of KANNA    J-ROCK(Janne Da Arc cover)    札幌    初出演
④    2:30-3:00    高島ブルージーンズ    ブルージーンズ・ベンチャーズ    高島    3年連続9回目
⑤    3:10-3:40    P-Wings    ポール・マッカートニー&Wings    札幌    初出演
⑥    3:50-4:20    暴れMOMOE    山口百恵    札樽    初出演
⑦    4:30-5:00    鬼音KING    邦楽Rock    札樽岩    2年連続2回目
⑧    5:10-5:40    アンクル・キャッツ    歌謡ロック    札幌    初出演
⑨    5:50-6:20    SHOCKSS    Jロック(ラルクアンシエル)    札樽    2年連続2回目

🤠🎶‼️⑩    6:30-7:00    THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)    ブラスロック(シカゴ)    札幌    15年連続15回目💥❣️⚡️✨👈
⑪    7:10-7:40    ザ・パーティーズ    いろいろ    小樽    13年連続13回目




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明日はSTAとパープル・ブリンガーの雪明かりの路小樽公会堂ライブ

2024-02-24 21:39:27 | リハーサル
2月は何かとあわただしく過ぎ去っていくのだ
はい さてさて皆さまその後いかがお過ごしでしょうか
先週までは異常気象なみに連日プラス気温でポカポカの毎日
雪もかなり溶けたのですがそうは問屋が卸さない
甘かった・・・・
天気予報大当たり
再び寒気が押し寄せてきた
もう雪投げはしなくてもいいかなあ・・・なあんて思っていた矢先にドッサリ降ってきたもんだ

そういうわけでして我々STAは今月のライブに向けての最終リハに集結しました
前回は諸々の事情により2人が欠席しましたが今回はめでたく全員集合の運びとなりました
パチパチ
9人編成
マサ、もっちん、アッキー、ハマピー、トモちゃん、コバちゃん、ユーちゃん、タカ、そしてミツという最強の布陣

やはりフルメンバーが揃うと俄然迫力が違いますね

トモちゃんは数日前に東京サントリーホールへピアノコンサートに行ってきたそうです
お土産に高級菓子を買ってきて皆美味しくいただきました
ごちそうさまでした
アッキーにはそれとは別に退院祝いまで持ってきてくれたそうです
心やさしいレディだ
因みに彼女は120万円の柳沢アルトサックスが欲しいそうですよ
俺だって新しいスペクターベースが欲しいよ~~!!((´∀`))

ユーちゃんがスタジオ玄関前にワゴン車を横付け
皆で一斉にパーカッションを運びました
人数が多いので早い

モッチンはドラムの営業があったらしくちょい遅れてスタジオ入り
ステージ衣装のままでやってきました
ちなみに帰りは方向が同じということでユーちゃんがモッチンを自宅まで送りました

アッキーは体調を考慮して椅子に腰かけてのプレイ
ミツがキーボードのセッティングから出し入れを担当してくれました
本当に今のメンバーたちは誰言うともなく協力しあう
これが普通の姿なんだけどね

少し遅れて到着のもっちんだけど、彼の場合セッティングが素早いので結局はいつもと同じ時間で全員が準備完了

マサがセットリスト表を全員が見える場所の張り付ける
本番さながらにぶっ通しでスタート
夜9時15分から時間の計測
メドレーも同様に再現

ピアノやパーカッションがいると俄然ノリもかわってくる
やっぱり気持ちがよい
素晴らしいサウンドにも見事反映されている

皆レベルが高い
ド素人みたいなミスは皆無
火花散る攻防もまた心地よい
阿吽の呼吸でソロも受け渡す
ミツとハマピーはお互いにリスペクトしている空気感が伝わってくる
それが程よい相乗効果を生み出してタカやトモちゃんにも好影響を与えている
そうこなくっちゃあね
グイグイと煽ってくるアンサンブルもお見事

オープニングナンバーから2曲目へはよくモッチンが忘れ気味だたけど、もうバッチリ
ナイスなタイミングでドラムのフィルがはじまる
ベースラインのリフが追随
コバのコードカッティングがやたらとロックしていてかっこいい
ヘヴィーなエフェクター効果もセンス抜群
それに負けじとアッキーのキーボードソロも男顔負けな勢いのフレーズで挑みかかる
凄い現場だね
これだからバンド活動はやめられない
最早病みつき状態
刺激的過ぎる

ガラッと雰囲気を変えてのメローなピアノイントロでポップに演出
3連発でアドレナリン大噴出
マサ、モッチン、アッキーのコーラスもかなりこなれてきた
ここいらへんは最近の定番ソング
テンポもバランスも絶妙
とにもかくにも意識レベルが高度
各自の取り組み方が超半端ない

MCの場所を挟んでまだまだ難易度の高い曲は続くのさ
体力の温存も大切
ヤワなミュージシャンには申し訳ないけれども務まらないよ
全く出る幕なんてない
だからこそぶっちゃけSTAはメンバーの出入りが激しいのだ
中間部分は組曲の抜粋バージョン
これは毎月1楽章ずつ加えていく予定
以前もチャレンジしたけど全然納得できずに頓挫
それに懲りてずっとお蔵入りしていた
でも今のメンバー達ならばと再びトライしてみたところ出色の完成度を誇った
これならば次々に構想が膨らむ日々
期待にワクワクがとまらないさ
あれもやりたい、これもやりたいとね
とにもかくにもやるからには妥協なき取り組みが肝心
がっつりと皆も予習してきているご様子
だからこそまとまりの度合いが感動的
後半のパートにマラカスとタンバリンが入るんだけどそれをユーちゃんは一人で同時に慣らしていて皆はビックリしながらもニンマリ
なかなかに器用な男だ
たいしたもんだねえ
グルーヴィーかつクールに決めてきた

演奏の合間にホーン隊のみで練習しているときなんか言葉を失うほど
鉄壁のリフが響きわたる
今までのSTAでこんな光景は一度も見たことがなかった

くだらない無駄話やドタバタギャンギャンのやかましいノイズはしょっちゅうだったけど
天と地ほどの差
あれは一体全体何だったのか

緻密なアレンジワークも逐一スコアを見つめて話し合いを進めて速攻で解決
メモをとって記録
ドンドンとグレードアップを図る

はっきりと申しまして現在のSTAは結成史上最高のメンツです
頑固一徹18年間も頑張った甲斐があったというものさ
ここまでの道のりは長かった
報われた感あり
光明が遂にさしてきた
変態的なリズムや構成も理解度が素早いから噛み合いがスムーズ

ドラムのフィルも忠実に再現
拘りも強い
それぞれに自分のパートに対するプライドは強い
コバちゃんの唸りをあげるギターのアドリブも聞き惚れちゃう位くらいだ
今回の曲目はひじょうにマニアックで通受けする内容
最初から最後までテンションマックス
そうそうこんなバンドはいないよ
そのスジものにとっては感涙にむせび泣くことうけあい
70年初期の青春が一瞬で蘇るという趣向を凝らしている

ラストはお約束
コバのワウペダル奏法も絶好調
切り込んでくるホーンセクションも含めてね
一番わかいタカは常に余裕の表情
トモちゃんの上達度合いはミツが言うには驚愕に域に達しているそうだ
ミツとハマピーに関しては説明不要

時間内にほどよく収まった
熱中して取り組んでいるので時間の経過がめちゃくちゃに早い
小休止中にホットコーヒーのお替り

予備の曲もお気に入り
2番はカットのバージョンでコンパクト化
これは数テイクやってみる
4カウント
みるみるうちに音が固まっていく
イントロだけでもコロコロと変化する
これがまた面白くて楽しい
もちろん出来たらのお話だけどね
トランペットソロ、ピアノにより素早いパッセージに絡みつくドラム
メロディアスなベースはいかにもポール・マッカートニーからの影響が大きい
哲学的な歌詞
やたらめったらに長いタイトル
リードボーカルと交互に歌われるコーラスはビーチボーイズ風
本来ならばナレーションも入れてほしいなあ・・・・なあんて欲張りかね
ダメ押しにエンディングはミツ入魂のトロンボーンソロで締め括り

STAは今年9月までのライブが決定済み
サッポロや小樽界隈でブイブイ言わせてやります
絶好調の活動はとどまることを知らない

モッチンの希望でマサ、アッキーの3人で後日コーラスの練習も行いました
時間の制限はあったけど濃厚なひと時を送りました
モッチンは音源、マサは歌詞カード、アッキーはミニキーボードを持参
次々と曲をチョイスして三声で歌いこみ
これがすこぶる難しい
でも充実した取り組みは歓迎
成長の兆しも垣間見えた
こんな取り組みも今までなかったこと
というか提案しても協力するような意識レベルが欠如していたもんだ

この後もっちんは別のバンドに合流
マサはアッキーがDJを務めるインターネットFK「夢の種」のマシェリ番組に最初のゲストとして収録に行きました
それも2回分だよ
100%音楽談議に終始した
既に話題沸騰
当然ライブも告知も忘れない
STAとパープルブリンガーのことも含めてね

STAにはユーちゃんとアッキーの2人がラジオ番組を持っているわけだ
多彩な連中だらけ
愉快痛快です

おっと明日はライブだったね
皆さんのご来場を一同首を長くしてお待ちしております
ジャンルも豊富に11バンドが大挙しての出演
パープルブリンガは2番目
STAはトリ前に登場
期待を裏切らないステージを展開します
よろしくお願いいたします!!















































































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BOB TENCH(VO)死去

2024-02-23 11:36:58 | free form space
ボブテンチが亡くなった…
と言ってもよほどのロックマニアでなければピンとこないかも

あのジェフベック率いる第2期ジェフベックグループのボーカルとして一躍注目を浴びた実力派だ
このバンドは2枚のアルバムをリリース後に解散してしまうんだけどマックス、クライブ、そしてボブがハミングバードというこれまた通受けするような渋いバンドを結成して活躍していた

第1期JBG後ベックは念願のBBAを結成する予定が交通事故でやむなく断念
でモータウン通いの結果この第2期JBGを結成
第1期JBGはロッド、ロン、ニッキー、エインズレーをはじめもの凄いミュージシャン達が関わりツェッペリンのヒントにもなったとか何かと話題になった
ウッドストックからのオファーをあっさりと蹴って解散

それに比べて第2期はBBAの代わりバンドとかボブなんてロッドとやたらと比較されて色々不利だった
しまいには黒人メンバーらを加入させてモータウンやらR&Bのロックをやるなんて卑怯だとか言われる始末
今だったら信じられない評価
確かにあまりにも不当な聞かれ方をしていたなあ

俺だってベックとそっくりなコージーがカッコイイからと聞いていたもん
正に時代の先を行き過ぎていたスーパーバンドだった
実際、後年になってから再評価されベックグループの中では最高の時代だったと絶賛された

ベックの変態的なテクニカルギターに迫力のツーバスで挑みかかるコージー
サウンド全体を包み込む燻銀な絶対的存在感のマックス
一見地味風ながらもジェマーソンっぽいラインをさりげなく彩るクライブ
ソウルフルな喉を惜しげもなく披露するボブテンチのボーカル無しではJBGMARKⅡもどうなっていたことか
だってボブが加入するまでボーカルの座は相当に困難を極めていたわけだ
だからこそ彼の才能に対する期待度と信頼性はかなりのものだったはず
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