THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL、198 FUN☆FUN☆LIVE36 小樽GOLDSTONE(エロチカヘヴン編)

2023-03-22 20:49:24 | Live Set List


6,19:15~19:45
「エロチカヘヴン」

札幌からの参加バンド。
はい、そうなのですよ。
極上のお祭りバンドが満を持しての登場です。
バンド名は一目瞭然、サザンオールスターズ。(庄子くんがチューブを演奏したりして・・・といじっていたね)
全曲サザンのカバーで一大網羅だ。
潔いくらいな名前だね。
彼らもずっと以前から噂やフェイスブックなどで見聞きしてはいたけれども、ライブを見るのは初めてなだけに個人的にもずっと楽しみにしていました。
この日のイベントも終盤に差しかかってきただけに、クセモノ達がズラリと登場して場を一段と盛り上げてくれます。
もうねえ、顔ぶれは気心の知れたよく見かける連中ばかり。
とにもかくにも、ジッとなんかしていられないくらいに賑やかこの上なき集団。
最初から最後まで、爆笑の渦で一大網羅。
よくぞここまで突き抜けてくれるなあ・・・と感心しちゃったくらいだ。
よほど、細部にわたってシナリオを組みつつも、リハーサルの繰り返しを行ったんだろうなあ。
それでなければあれだけの受けを得ることは不可能だもん。
演奏はもちろんのこと、各メンバー達のキャラクターにあわせてMCも仕込み、流れはバッチリ。
数多くの話題を一瞬でかっさらっていってしまったよ。
恐ロしいほどに憎い奴らさ。
ちゃんと下ネタまでふんだんに盛り込んでいるしなあ。
御見それしました。
最早脱帽だ。
とっても勉強になるステージングだった。

編成は男女混合の9人組。
中には超懐かしい面々も擁する。

ハット姿のタカくんはドラムスは担当(十字架ペンダントのアクセサリー装着)
ヤッチはベース(白いハットを粋に被っていた。愛器のESP5弦、ナチュラルボディカラーのベースを使用。ローズ指板)
カリスマ・ボーカルはテッチャンでやはり帽子を着用。
ワイルドなギターは問答無用のラッチョ(ナチュラル・カラーのストラトキャスターを使用。メイプル指板)
キーボードは方々で売れっ子のテクニシャンで道産子坂本教授こと、いつでもクールなテク蔵くん(2段構えの装備。スタンドはSTAY。NORD&YAMAHA EOS)。
妖艶にドレスアップしたコーラス&ダンサーの2人はシノブ嬢とサーヤ嬢。
そうですよ、サーヤは、あのバービーボーイズのカバーバンド「ブラックリスト」のキョウコ役を請け負うシンガーなのだ!
よってシェイプアップして精悍になったナイスガイのマオくんも応援に駆けつけてくれたさ。
テナーサックスはヤマキくん。
実は彼、長久保くんの紹介で今後STAのプレイヤーとして活躍してくれるのさ。
この日が初対面でお互いにご挨拶を交わしたよ。
説明不要のアルトサックスはSTAのキャンディー・ダルファーことチャーミングなミキティだ!

立ち位置の設定もバランスよく統一。

そして特筆すべきは全てにおいて派手なスタイルのボーカルだ!
エネルギー全開で元気一杯だ。
彼が桑田佳祐役を務め上げる。
ハッピーモード満載だった。

とにもかくにも、サザンは国民的な大物バンドゆえ膨大なヒット曲を生み出してる。
セットリストには嬉しい悲鳴状態で苦慮したことでしょうね((´∀`*))

慎重にサウンドチェックも済ませての進行。
大所帯故に時間もかかっちゃうのは致し方なし。
この時に演奏した曲は1982年5月21日リリースの「匂艶(虹色)THE NIGHT CLUB」(アルバムNUDE MANに収録)。
15作目のシングル。
オリコンチャートでは最高ランキング8位を記録。
この曲を本番さながらにプレイ。(残念ながら時間の関係上、ライブでは割愛されちゃった・・・(´;ω;`)
実際にもうライブがはじまったと思い込んでいる人もいたくらいの熱気をひたすらに発散していたよ。
ただ、ユニークだったのは人数が多くてわからなかったけど、途中で気が付いた・・・・!?あれ、ボーカルがステージにいない。
な、な、なんと、舞台の袖にてワイヤレスマイクを手に熱唱している。
どうして!?・・・・それはすぐに理解できた((´∀`*))

さてさて、そうこうしているうちに、いつのまにやら準備万端整いましたよ。
前置きがそうとうに長くなっちゃったので、そろそろ華やかなるライブの開始と参りましょう!

フロントセンターに艶やかなるエンターテイナー達が仲良く陣取る(写真参照の事)。

エロチカヘヴンのロックショー開演!
オープニングナンバーは景気づけとばかりに・・・・
「ミス・ブランニュー・ディ」
20作目のシングル。
1984年6月25日にリリース。
album「人気者で行こう」に収録。
オリコンチャーでは最高ランキング6位を記録。
イントロで奏でられるテクノポップ風なサウンドバリエーションが、時代をプンプンと感じさせるねえ。
ところが中々、ボーカリストが登場しない。
おいおい、どうしたの??と心配になった頃合いを見計らったかのように上手から堂々の降臨。
しかも真っ赤なサテン地のガウンと、あろうことかアントニオ猪木のお面を装着しているではないかあ!!
そして胸を張って大股開きポーズのままで、豪快に雄叫びをあげた。
最早お約束となった「馬鹿野郎!
お元気ですかあ!
元気があればなんでもできる。
よし、それではいくぞ!1・2・3・・・・ダア!!!」
間髪入れずに素早く衣装を脱ぎ捨てて観客を盛大に煽りまくる。
「HEY!HEY!」
コール&レスポンスで波状攻撃の開始。
おもちゃ箱をひっくり返したかのようなサプライズの連続で、演出を絶え間なく図る。
あちこちから笑いが沸き起こる。
たいしたものだなあ・・・参考になるし、敬服するほど、とっても勉強になる。
この軽快でウキウキするの猛追テイストは個人的に大好物さ。
会場中の空気は一手に独占ムード。
完全にハートは鷲掴み。
エンディングでピタっと背中を向けてタイミングを合わせ振り返りながらフィニッシュを決めるという憎いほどの伊達男。

「みんな、どうもありがとうございます!
・・・・・LOVE AFFAIR~秘密のデート」
41作目のシングル。
1998年2月11日リリース。
album「さくら」に収録。
オリコン週間チャートでは最高ランキング4位を記録。
心地よいピアノに導かれてのハーモニーが美しい。
勢いはとどまることを忘れたかのようだ。
両手を高く掲げて手拍子を打ち続ける。
実はこの曲、歌うのがひじょうに難しい・・・。
音程がとりにくく、キーも高く、リズムのポイントもレイドアップで難解・・・。
更には音域が半端ないくらいに広く、フェイクやタメもあり、唯一無二の独特なる世界観が描かれているし。
地声部分だけで、2オクターブ弱あり。
フレーズも絶えず上下に飛びまくる。
多少ずらした歌い方も後ろノリで引っ張り気味。
これらの難関をボーカルのテッチャンは、いともたやすく見事に遊び心も交えて歌いこなしていました。
パワフルな抑揚のつけ方一つをとってもさすがだよ・・・・御見それしました。


「こんばんは~オーケー!
よろしくお願いいたしますよ。
皆、ありがとう。
ここは小樽ですね。
あんたたちも小樽の人?
本当ならば今時期はやっぱりMCネタならばこれでしょう・・・・WBCのペッパーミル(といいつつあの両手でひねるジェスチャーを披露する)。
ラーズ・ヌートバー。
でも俺らなんかは真面目に語りますよ。
サザンのバラード、真夏の果実とかをやろうと相談し合ったった結果、最終選考に外れてしまった・・・・。
ダイジェストでも歌っていいでしょう・・・と、OH!クラミジアをリクエストしました!…って曲、なかったっけ?
あれ!?クラウディア!!??・・・・・
(と、早口言葉を発して誤魔化す((´∀`*))
次はね‥‥・ふぞろいの林檎たちで有名なやつ」
と言って、足元に置かれていた林檎を2個手に取る。
芸が細かい。
「・・・・・いとしのエリー」
3作目のシングルで、サザンがスーパースターの座を射止める決定打となった。
1979年3月25日に発売。
album「10ナンバーズ・からっと」に収録。
オリコンチャートでは最高ランキング2位を記録。
タイトルや歌詞の意味には諸説あり・・・。
それまでの陽気なサウンド展開から一転して、グッとムーディでドラマティックなる永遠の至宝が流れてきた。
光輝くプレイも好感度絶大で、酔いしれるには十分な魅力を秘めている。
さりでなく奏でられる荘厳なるオルガンや、やや控えめに吹き込まれるサックスの音色、ウインドウチャイムの響きに癒される。
オリジナル音源に入っているSE,女性の純粋な笑い声SEまでをも模写するテッチャン。
満面の笑みを浮かべて演じているんだから圧倒されちゃった((´∀`*))。
腹を抱えている人もいたけど効果は絶大。

「どうもありがとうございます!
さあっと駆け足でメンバー紹介などをしてみたいと思います。」
懇切丁寧に愛情もタップリと込め、一人一人にスポットライトを当てていく。
いやはやなんとも、やはりイジリが軽妙だ。
魅惑の熟女コーラス隊は色っぽい。
教授は「ライディーン」を弾いてくれた。
SAXに対しては「SEX担当・・・あ、違ったあ・・・」とか言い放つ始末。
テッチャンは横山剣に似ているので「いいね!」サーヴィス。
「田舎の不動産屋みたいな服でしょう」((´∀`*))
後ろにいるラッチョ、ヤッチ、そしてテッチャンの3人が神妙な面持ちで並んで・・・真顔で
「この3人は最近、フィリピンの刑務所から出てきました。
彼はルフィ・・・・」
追い打ちをかけるようにミキティを指さして
「そして、彼女はかけ子!」
このハマり具合には大爆笑だった。

「希望の轍」
映画「稲村ジェーン」のサウンド・トラックの2曲目に収録されている。
1990年9月1日リリース。
テク蔵君が弾く、甘くとろける様な印象深いピアノのイントロに、遂ときめいちゃうよ。
しかし、改めて思うにメロディメーカー桑田佳祐氏はJ-POPロックの天才だなあ。
そして彼が生み出した膨大な曲のどれもが傑作ばかり。
テッチャンは決めるところはバッチリと決め、砕けるところでは思いっきりコミカルるでエッチにせめぎ合う。
その素敵で微妙なる匙加減の姿勢には拍手喝采だ。
STA/PERのタッキーは、テッチャンが着ているキース・へリングがデザインしたシャツの図柄がずっと気になるとのこと・・・。
曲の途中にはさり気なく「ビー・マイ・ベイビー」の一節をインサート。
これに気付いた方はいらっしゃるかな?
最前列の中央に佇むファンのお客さんは、星型のピカピカ光るタンバリンを手に一心不乱で打ち鳴らしていました。
ご機嫌この上ない。
気分も上々で脱帽。

「どうもありがとう・・・」と言ったテッチャンがなにやらキョロキョロ怪しげな動きを見せる。
「さて、あと残り2曲となりました・・・・。
この後にも素晴らしいバンドが続々と登場しますのでお楽しみにね。
次にいっちゃおうかな。
激しい曲だから絶対にノッテくださいよ・・・・ホテル・パシフィック!!」
サザン45作目のシングル。
2000年7月19日発売。
アルバム「海のoh,yeah!!」に収録。
オリコン週間チャートでは最高2位を記録。
まずは威勢よくドラムによるカウントが打ち鳴らされる。
「1・2・3・4~!!」
ラッチョも、巧みなフィンガリングで猛然とアピールしながら汗飛び散らせる。
「テケテケテケテケ~~~!♬」
テッチャン「ヴェンチャーズはちょっとだけよ~~~!」
それまでは黙々とバッキングに徹していたベースのヤッチも、ドラムの前にせり出してきてピッキングを繰り広げてきたあ。
俄然、迫力満点に熾烈な火花散る攻防!!
もうすでに終盤へと突入してきたからなのか、誰もが余力を振り絞っての熱演。
おうおう、スタミナの温存も大成功でしょうよ。
オーバーアクション気味のバンド達は深々とお辞儀をしてフィナーレを迎える。

「さあ、ありがとうございました。
この後も楽しんでください。
oh,yeah!!・・・・・勝手にシンドバット!!」
出た!!
終曲にふさわしき衝撃のサザン記念すべきデビュー曲。
1978年6月25日発売。
インパクトあるよなあ。
今でも鮮明に記憶しているよ。
アルバム「熱い胸さわぎ」に収録。
オリコン週間チャートでは最高3位を記録。
ただし2003年盤では1位!!
ジュリーの「勝手にしやがれ」とピンクレディ「渚のシンドバッド」を合体させたヘンテコリンなタイトルからして、、オチョクッテいてなんまらユーモラス。
とにかく下手な理屈抜きに若さ漲るグルーブと、早口でまくしたてるようなハスキーヴォイスの桑田に当時のリスナーたちは釘付け。
まさかその頃はサザンがこれだけのモンスター級バンドに成長するなんて正直、誰も夢にも思わなかったはず。
ハッキリ言って色物扱いだったもんなあ・・・・
ごめんなさい・・・・。
「今何時!!」とテッチャンがコブシを突き上げながら、小川ローザの「モーレツ!」ポージング。
「胸騒ぎの腰つき!」では、腰をグルグルとグラインドしながら回転サーヴィス。
「皆さん、最後OH・YEAH~~!をヨロシクね~~!」
テク蔵くんは意外にも横に、専用スタンドで設置されたボンゴを、すさまじいほどのハンドさばきで延々とスピーディーに打ち鳴らす。
けたたましく吹かれたサンバホイッスルが轟き渡る。
もちろん後ろのダンサー達も、、妖艶なコーラスの花を添える内助の功。
バンドマン、応援団、観客と一丸となっての大合唱で大団円。
爽快に完全燃焼したね。
迂闊にも、ヘトヘトにやられまくっちゃったさあ・・・・。
トドメはクラッカーが「パン!パン!!」とお祝いに炸裂。

****会場内に流れるBGMはザ・ビートルズで「ア・ディ・イン・ザ・ライフ」だ****





















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