THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,213 ATSUBETSU SUPER ROCK FESTIVAL STAGE2(TAKEOFF 編)

2024-07-11 16:06:06 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場中をぶらぶらと散策・・・・
するとステージから客席の後方へいくにつれて低くなっている!!
雨や雪解け水がステージ前に溜まらず、流れていく仕組みになっているんだねえ
そういう作りになっているんだねえ・・・と一人で感心しきりだった((´∀`))

熱気渦巻く会場内に絶えず流れ続けているノリノリのBGM
めっちゃムード満点。
B’Zのスーパー・ギタリスト、タック松本の「ミュージック・ステーション」でお馴染みのかっこいいテーマソングも壮大に飛び出した
日差しもギラギラと天気予報は大当たりで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!

はい、いよいよもって佳境に差し掛かってきましたよ。
このバンドは後半戦のど真ん中という最も美味しい時間帯
本来ならば、そろそろ順番的にこのブログの主役でもある我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYなのですが、それは最後にたっぷりとおおくりしたいと思います。

さてさて9番手に控えしは・・・・
「TAKEOFF」
16:20~16:45
(チューリップのカヴァー・バンド)

再び地元・札幌からの出演・・・・って、ここはもはや説明不要ですね(笑)。
でも、これだけは言わせてほしいなあ。
STAとは、もうずっと腐れ縁で繋がっているファミリー的付き合いのある6人組みバンド。
マヤマくん率いる全曲チューリップのカバーです。
STAとはバンド結成時期もほぼ同じ。
お互いに現在となっては、ほとんどオリジナルメンバーはいませんがね
(出戻りの体制も同様に((´∀`*)))。
練習スタジオでも、ちょくちょく顔を合わせて情報交換などをしつつ、刺激を与え合い切磋琢磨してきました。


このバンドに会うのは昨年7月23日23(日)小樽「浅草橋」オールディズナイト・ライブ74以来です。


このバンド名は、チューリップのアルバム・タイトルから命名。
客席からは早くも期待に高ぶる声が聞こえてきます(笑)


編成は・・・ヒコくんがギター担当なんだけど、テイク・オフではブルーカラーの愛器シェクターではなくこだわりのバーニー335を携えています。
チェリーレッドのボディカラー。
茶色のストラップを装着。
HELIXはアキラくんから厚き手ほどきを受けたんだそうです。
コーラスも兼任。
青のキャップとサングラ姿
南国風なデザインのアロハshirtがすこぶるに涼しそうだ。
徹底的に夏仕様だね。


ベース&コーラスはリーダーの御大マヤマ氏。
使用しているのは、ELLMORのジャズベース・シェイプ。
渋く鮮やかな3トーン・サンバーストのボディにローズ指板。
PUはダンカン3。
ストラップも布製フェンダー(黒)。
ヘッドにぶら下がっているドックタグと黒サングラスがオシャレ。
白Tshirtと黒いパンツというスタイル。


キーボードはあちこちから引っ張りだこの売れっ子、ユカピョン。
北国では一番多忙な鍵盤職人
(愛器のローランドVR-09使用という拘り具合)
上手にてスタンディングでのプレイ。
コーラスも兼任
全身が白ずくめ。


でもう一人のキーボードは、ずいぶんとご無沙汰気味だった山崎くんが、この日も合流。
白い帽子をかぶってコーラスも兼務。
下手がポジション。
マサは積りに積もった話題で盛り上がりましたよ。
彼は着席したスタイルで色のローランドを使用。(06)

ドラマーには、
伝説の超ベテラン・ドラマー、もっちんが新規加入でめちゃくちゃにハッスルしている。
もちろんすぐこの後に出演するSTAのドラマーでもあるのだよん!
チューリップにならい、黒いサングラス装着にて存在感を猛アピールしてた・・・・。
(これはマサの私物
出番直前に貸して!と言ってきた
「もと黒いのはない!?」というもそれはないよ・・・と告げたらしぶしぶとそれを付けていた
でもそれは序盤のみ
数曲を演奏後は外して譜面台に置いてた
写真を参照の事)
黒Tshirt姿。
長い髪の毛を後ろで束ねて、相変わらず思い切り気を吐いていました。
ヤマハのスローン、ソナーのスネア、ビックファースのスティック・・・と使用メーカーは様々。

そしてボーカル&ギターは、ナンブくんが担当!
白パンツとシャツに眼鏡というイデタチ。
フェンダーブランドのスクワイア・テレキャスターを使用。
ナチュラル・ボディカラー。
メイプル指板。

・・・・・という贅沢にツイン・キーボードという布陣でおおくりします。((´∀`*))

そんなわけでして、いよいよ大詰めだ。


結成19周年を迎えるチューリップ・カバー・バンドが軽快に開演の狼煙をあげる
(解散や活動停止期間もあったけどそれは致し方なしだね)。


チューリップはオリジナルメンバーの死去、リーダー財津さんの健康面などがあり、しばらく表立った活動はしていませんでしたが、一昨年はラストと噂されるツアーが開始されました。
何と彦ちゃんと山崎くんはわざわざチューリップの故郷でもある九州は博多までコンサートを見に行ったそうですよ。
思い入れもタップリ。
1950~60年代生まれの方々にとっては甘くほろ苦い青春時代が蘇ってくることでしょう。

ステージの入れ替えには15分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分にユトリがあります。

皆さま、準備万端整いましたよん。
前置きがとっても長くなっちゃった
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持して華麗なるショーの幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

満を持して舞台の上手より現れた司会進行役の美魔女ハルカさんが注目を一身
に浴びながらここでも景気よくバンド名をアナウンス
(6台ものキッチンカー食レポをアピールすることもしっかりと怠らないところはさすがだ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
「ビジュアル系バンドではないのですが・・・・・
相変わらず、素晴らしい仲間たちが熱演を繰り広げてくれますよ。
時の経つのは早いもので・・・・
長々と喋っているのも何なので・・・・
大変長らくお待たせしました。
ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!
9番目、TAKEOFFです!!
どうぞよろしくお願いいたします!!」

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

ヒコちゃんの愉快痛快なるトークから、軽快なるテイクオフ・コンサートの始まりだあ!!

「曲をコピーする時にスコアを起こすのですが、その際に歌詞を読んでみて他のバンドとの違いに気づきました。
人との出会いと別れの物語に乗り物がたくさん出てくるのです。
私は乗り物が大好きです。
是非皆さんもチューリップの曲を聞く時には乗り物に気持ちを反映させているんだなあ・・・と想像してみてください。
飛行機や車の話題になると、私はガチにマニアックな方向にいってしまうのでここでは無しにします。
それでは・・・虹とスニーカーの頃」
今この時、エナジー一杯に波状攻撃の狼煙がぶち上げられた。
(ちょっと出だしでトラブってしまったけどね‥‥(-_-;)
1979年7月5日にリリースされた通算16枚目のシングル。
オリコン週間チャートでは最高6位を記録。
ザ・ベストテンでは4位。
累計50万枚以上を売り上げた。
久しぶりのヒット曲。
アルバム「チューリップ白書」に収録。
歌詞にあるように、当初のタイトルは「わがまま」だった。
シングル化が決定した時点でテコ入れを施した結果がこれ。
オープニングナンバーから一切遠慮なく情け無用の号砲が豪快に放たれた
何という反則技ギリギリの隠し味。
バッチリとオーケー!
もうこれだけで観客たちの度肝を一気に貫いた
エキサイティングなイントロで脳天もスパーク状態。

いきなりオシャレでヘヴィーなナンバーが炸裂だ!

テイクオフの曲目中ではこの日1番シュールにロックしていたのではないかい。

ナンブくんも気持ちよさそうに張りのある声でひたすらシャウトしまくっていましたよ。

個性あふれる独特なる曲調だけに、実は難攻不落な感じで手ごわそうだ
それをいともたやすく余裕と貫禄の表情を浮かべて不敵に演奏しているんだからねえ
ああ・・・・空恐ろしい猛者集団

それにしても、数多くのバンドに現在も在籍しているもっちん。
さすがタイトなドラミングでファンがドンドンと急増中だもんね

(サッサ、アイちゃんも常に羨望の眼差しを投げかける)。
もっちんによるパワフルなバックビート。
重厚なるコーラス・ワークと、ヒコちゃんのやや控えめなオブリも光っている。
重鎮のマヤマくんはいぶし銀のフレーズを連発。
要所要所をグッと引き締める役目を一身に受けて務め上げる。
またまた腕を上げたね。
頼もしい貴重な人材だよ。
それはともかくも、野太く「もっちん!」と絶え間なく声援が飛び交うのだ。
いつのまにか、テイクオフのホンワカとした癒しの空間が確立されていたのだ。
観客たちは誰もが一緒になって自然と体をゆすっているよ
いやはやなんとも、めっちゃくちゃに憎いグループだねえ。

「どうもありがとうございます。
たまにはチューリップもいいものでしょう。
さっきは夏の温かなムード満載でしたが、次も今時期にピッタリな曲で行きます
・・・・・夏色のおもいで」
カウントから全編にわたって、100%文句なし極上の名曲。
ヒコちゃんによる繊細なアルペジオのイントロがはじまった。
1973年10月5日に発売された通算4枚目のシングル。
オリコン週間チャートでは最高ランキング14を記録。
再結成チューリップなどなど、色々なライブでも頻繁に演奏されている。
1985年にチューリップを脱退した姫野が結成したオールウェイズでも取り上げている
(ウィキペディアより)
バッドフィンガーを意識して財津氏が作詞・作曲した「風の涙」が原曲。
しかし、歌詞をダメ出しされ、はっぴいえんどの松本隆氏に依頼した。
これが作詞家、松本隆のデビュー作。
ちなみに「風の涙」は現在も未発表…幻のままだ・・・・。
ずっと表情が硬かったメンバー達も、ようやくここいら辺でリラックスしてきたよ。
肩もほぐれてきて本来のノリを取り戻してきた。
そうとなれば占めたもので、琴線を振るわせ続ける。
コーラスワークも鍵盤の連打も、ドラムの素早いタイトなフィルもテイクオフの真骨頂で本領発揮。
誰もが自然に口ずさんでの大合唱開始。
どこからともなく「ヒコちゃん!」というユニークな合いの手が差し込まれる。
これは彼が誰からも愛されている証拠。
人気者は大変ですね。
恥じらいながらも、彼がリアクションしようものならば、たまったもんじゃあない。
いじりの倍返しをくらっちゃいます(笑)。

3曲目は、グッとムードを変えて珠玉の美しきバラード「青春の影」
イントロのザッキーによるピアノの旋律だけでも効果倍増。
1974年6月5日に発売された通算6枚目のシングル。
アルバムは、それこそズバリと「TAKE OFF(離陸)」に収録だもんなあ。
オリコン週間チャートでは最高46位を記録。
アイドル路線を突っ走っていたチューリップが、そのイメージを払拭して路線修正するために制作された楽曲。
ジャスラックのデータベースによると副題は「I’LL AIWAYS REMEMBER YOU 」
結婚式にもよく歌われている人気曲。
文句なしに泣ける感動の青春賛歌ですな。
各自、若き頃の情景が壮大に蘇る事でしょう。
ボーカルにはとびきり深めのリバーブがかけられて、更なるムードを作ってくれます。
ここでは、しんみりと聞き惚れてみるのも一興。
じんわりと心の奥深くまで染みわたるなあ。
意外にも前向きな明るい希望の歌。
たっぷりとタメの効いた美しい演奏は匠の技。
男女カップルがそれにのって、チークダンスを踊っています。
これはチューリップ版の「ザ・ロング&ワインディング・ロード」とは財津さんの弁。
大体のモチーフはビートルズ絡み・・・・そこがご機嫌なるポイント。

「次は皆さんもよく知っているチューリップの代表作、聞いてください・・・・心の旅!」
1973年4月20日に発売された通算3枚目のシングル。
アルバム「チューリップ・ベスト心の旅」に収録。
オリコン週間チャートでは1位を記録!
背水の陣、起死回生の一発を飾った、文句なしの記念すべき最大のヒット曲。
87万枚の売り上げを記録。
この曲をライブから外すことは絶対に許されない。
プレイしなかったら、ステージから降りられない。
お約束の別格なナンバー。
ユカピョンによるイントロのピアノ連打がはじまると、どんな人でも心が奮起して見る見るうちに躍動する。
当然、最初から爽やかにコール&レスポンス大会。
「ご一緒に!
あ~だから今夜だけは~君を抱いていたい!
あ~明日の今頃は、僕は汽車の中~!(^^♪」
ここで乗り物が出てきたねえ。
でも「汽車」とは時代を感じさせます・・・・。
一挙に場が盛り上がって華やいだ。
暑さもここいら辺に達した時点で、どこか遠くへ吹き飛んでしまったようだよ。

再びヒコちゃんによるMC。
「次はちょっぴりと寂しい曲調。
歌だからいいけれど、女性が勝手に出て行った・・・という内容さ。
ふられた話。
実際にあったらとんでもないよ。」
「歌詞を見ながら一生懸命に歌うよ。(;^_^A
曲調は明るいけど、暗いよね・・・・。
指輪が外せない?外れない??外したくない???・・・・」
「チューリップの初期はマイナーを使わず、メジャーコードばかりなんだよね・・・・」
アットホームな空気に包まれる中、和気藹々はじまったのが「銀の指輪」
1974年1月20日に発売された通算5枚目のシングル。
アルバム「チューリップ・ガーデン」に収録。
オリコン最高チャートでは15位を記録。
モータウン・ビートからはじまる、イントロのギターリフで、すでにハートは鷲掴みだ。
もっちんによる、ストレートな手拍子のアクセントも抜群の采配。
明らかにビートルズへのリスペクト精神漲るアップテンポなへヴィー・ドラミングで演奏されました。
リズムセクションによる着実なバッキングが、サウンド全体を明らかに引き締めているんだよ。
遊び心や、思わずニンマリとしちゃうような展開に引き込まれちゃう。
ツインキーボードという構成も、いかんなく発揮している。
バリエーションが豊富に膨らんでゴージャスこの上ない。
うう~む・・・恍惚感に酔いしれちゃうよ。
このヒット曲は一見するとシンプルかつタイトにもとれますが、いざやってみると独創的な構成。
しかし今聞いてもちっとも古さを感じさせないね。
何度聞いても永遠不滅のジャパニーズ・ポップロックだ。
古き良き時代を彷彿とさせる胸がときめくメロディが、果てしないくらいに切ない。
ヒコちゃんのエフェクターを最大限に駆使した、歪み効果がはちきれんばかりに天空を突き抜ける。
テイクオフのメンバー達の、嬉しそうでハッピーな笑顔が好印象。

メンバー達はそれぞれにドリンクをグイっと一飲み。
ヒコちゃんの解説
「どうもありがとうございます。
この曲の歌詞は微妙だねえ・・・・。
それまでの曲とは逆パターン。
文句なしにいい歌だ。
奥が深いアートの世界観
凡人には到底わからない意味が込められている。
だから、軽く考えていたらいけない。
残り1曲となりました。
あっという間だねえ。
ラスト・ソングはライブ直前に組み込まれた・・・・・夢中さ君に」
1977年リリース。
アルバム「チューリップ・ガーデン」に収録。
「付き合いたい・・・という悲しき妄想ソング。」
(ヒコちゃん談)
もろにビートルズテイストの流れを組む、日本が誇る極上のナンバーで締めくくり。
結構ハードなパートが差し込まれているね。
日本にまだロックというものが全く定着していなかった時代に、これだけのクオリティを維持した音楽を次々と生み出したなんて驚愕に値する。
財津&姫野のヴォーカルって両者ともに、とっても味のある親しみやすさがある。
すっかり美味しいところてんこ盛りの臨場感で、フルに魅了してくれたね。
愁いを含んだ親しみ深いコンパクトな曲ばかりなので、観客もずっとリラックスして身を任せつつその甘い音色に浸っていました。
数多くのライブを体験してきたベテラン勢の真価が,白日の下に証明されたわけです。
つぼを心得たセットリストが厚別の青空に果てしなく響き渡る。
このイベントのために特別なメニューを組み立ててきたということが如実に伺えますね。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン
エンディングは、もちろんビートルズ風。
(最後はミスった…(-_-;)
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、フィナーレを迎えた。
硬軟取り混ぜた巧妙なる日本のビートルズ・ポップロックに、誰もがやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。

完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
手に手にグラスを持って「カンパーイ!」の音頭をとって、クラッカーが炸裂しての大団円
終盤戦でのポジションという重責を、見事にこなしてくれました。

エキサイトした司会のハルカちゃん
「WOW!!
とってもいいなあ
ありがとうございました。
テイクオフの皆さんでした!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」
あちこちから惜しみないほどの歓声が贈られる
たっぷりと真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
6人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))


ヒコちゃんは、オオトリにも出演(これで3つ目のバンド!!!)。
もっちんはお次のトリ前10番手に控えているSTAでも叩くんだよん((´∀`*))
ワーカホリックばかりでけっこうなこと。
どいつもこいつも、根っからバンドやライブが大好物みたい!!


会場内に流れるBGMはテイアーズ・フォー・フィアーズで「シャウト」

~~~ライブ・レポートTAKEOFF編はこれにて終わり。
次のバンドもお楽しみにね~~~~!!
期待に爆裂感溢れてワクワク。
それは先述通りにSTAなんだよん!!((´∀`*))~~~
既に不敵な面構えでステージサイドに陣取ってウォーミング・アップに励んでいるしなあ。

でもそれは最後の最後にとっておく
その前に大トリが控えておりますよ
あの奴らだ・・・・

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VOL,213 ATSUBETSU SUPER ROCK FESTIVAL STAGE2(暴異 編)

2024-07-11 10:31:56 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場中をぶらぶらと散策・・・・
するとステージから客席の後方へいくにつれて低くなっている!!
雨や雪解け水がステージ前に溜まらず、流れていく仕組みになっているんだねえ
そういう作りになっているんだねえ・・・と一人で感心しきりだった((´∀`))

熱気渦巻く会場内に絶えず流れ続けているノリノリのBGM
めっちゃムード満点。
B’Zのスーパー・ギタリスト、タック松本の「ミュージック・ステーション」でお馴染みのかっこいいテーマソングも壮大に飛び出した
日差しもギラギラと天気予報は大当たりで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!

はい、いよいよもって佳境に差し掛かってきましたよ。
このバンドは後半戦のど真ん中という最も美味しい時間帯
本来ならば、そろそろ順番的にこのブログの主役でもある我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYなのですが、それは最後にたっぷりとおおくりしたいと思います。

はい、さてさて8番手に控えしは・・・・「暴威」
15:40~16:05
(BOΦWYのカヴァー・バンド)

****で、満を持してのベテランバンドだ。
熱血派でカッコいいネーミングだね。
な、な、何とこの日一番の見るからに強面の軍団が堂々登場!
でも会場で会った彼らはすこぶる爽やか過ぎるほどのナイスガイばかり。
早速、ご挨拶もそこそこに談笑を繰り広げてしまったよ。
4人組という敬愛するご本家と同様の編成
彼等にとっては青春ど真ん中
メンバーはマサにマサに何度もそのことを熱く語っていましたよ
その気持ちは痛いほどに理解できる
そういう大切な存在が人生の中に深く刻みこまれているなんて素敵なことだ
最も多感な年齢に出会えたモノって永遠に不滅で決して消えさることもなく影響力はありとあらゆることにまで浸透していく
だからこそ、ボウイって日本中に溢れるほどコピーバンドが今も誕生している
ビート系ボウイのコピーバンドはビジュアル系Xジャパン、ヘヴィメタル系ラウドネスに並ぶくらいに多いよね。
実際の話、私も今までに膨大な数を見てきた。
麗しきミサト姫を擁するBOΦWG、そしてUNNAMED、狼威も含めてね。
STAもこれまでに数多くボウイのカバーバンドと対バンしてきたけれど、その中においてもこいつらは別格の光を華麗に放っていたよ

もうこうなれば、ライブを心行くまで楽しんじゃおう。
それっきゃない!!
もちろんこのバンド、私が見るのは今日が初。
それも当たり前で、この日のために結成されたバンドなんだそうです。
驚きだけど、それが真実なのだ。
でも、メンバー達はそれぞれにボウイのカヴァーバンドで活動しているとのこと。
だからお手のモノなんだね。

いざ、蓋を開けてみたらば・・・・・
去年の10月22日(日)薄野ホットタイムにて開催された「ライブ・ライブ・ライブ」に出演したSTAと対バンを組んだボウイのコピーバンド「スウエット・エモーション」のメンバーが在籍しているではないか!!??
つまりは変則的なプロジェクトなのかな!!??
各自が羨ましいくらいに知名度も抜群
熱心なファン達が最前列に陣取ってライブ鑑賞をしながら応援し続けていた。
正に感動モノのパフォーマンスだった。
熱演を繰り広げるメンバー達が汗だくになるシーンを見ていてもそれは明らか
やたらと盛り上がっていたなあ。
絶対的に信頼性が高い。

華やかなるラインナップが出揃ったのだ。
さあ、このバンドのお手並み拝見だ・・・・・

ステージ上に目をやると
編成は4人組。

氷室京介役はマオ君。
お馴染みのツンツンの茶髪スタイルまでパーフェクト!
バッチリ黒いサングラスにヒョウ柄姿といういつものいでたち。
シャツも靴もパンツにいたるまで潔いくらいのラフなファッションでコーデネイト。
すこぶる似合ってるよ。
シュアーの骸骨マイクは持参品
それを左手にガッと鷲掴みで熱唱するというスタイル
因みに彼はもう一方のライフワーク「ブラック・リスト」(バービーボーイズ)、「僕のグラフィティ」(ポルノ・グラフィティに・・・パープル・ブリンガーのオカチャン、シンちゃんも在籍)でもすこぶるアクティブに気を吐いている猛者

金髪ロン毛&ペンダント&ヘアバンド&黒いタンクトップのベースは黒ボディカラーのキラーベースを使用
(これはXジャパンの故タイジ・モデル!
しっかり銀色のマキングが燦然と入っている)・・・くろっち組長。
ローズネック仕様。
ワイヤレスを使用

全身黒づくめのギター&コーラスは、もちろん大人気の憧れでもある目にも鮮やかな布袋モデル・ペイントを使用の・・・コウくん
ブラック&ホワイト・ボディカラーのフェルナンデス。
ご存じ、テレキャスター・シェイプのローズネックだ。
胸に刻み込まれた伝説の「ギグス」文字入り黒Tシャツをマオ君と共に着こんでいるコウくんを目ざとく発見したマサはそのことを訊ねた
「これ激レアだよね!!??・・・」
嬉しそうにコウ君「これ実はまがい物なんですよ
友人に作ってもらいました
本物のグッズ品は超絶なる値段がついているので手が出ません」
と言いつつも満足そうで誇らしげ
こんなところにも果てしなきボウイ愛を感じます
しかし、手作りだとは到底思えない完成度だ
関心しきりの極致

スポーティーなキャップを被ったサングラス姿のドラマーは「グルメ王」と呼ばれているそうだ!!!!・・・・((´∀`*))
なんでかなあ・・・・今度機会があったらジックリと聞いてみようっと

ステージの入れ替えには15分が用意されている
・・・・(-_-;)
サウンドチェックをとうに終えてセッティングは完了しているので十分に余裕があります。


前置きが大変長くなってしまいました。
極上の盛大なるロックンロール・ショーに突入しましょうか。
男気溢れる骨太なビートに酔いしれてみるのも一興。
それでは、お待たせしました・・・・・そろそろ、珠玉のライブに突入しようかな。
大人のミュージック・ショーを、心行くまでにご堪能くださいませ。
持ち時間は25分と短めなのが辛いけど、濃厚なるひと時は瞬き厳禁。
イカシタ5曲を一挙に疾走する意気込み。

はい、さてさて、皆さま、準備万端整いましたよん。
さあ、そろそろ参りましょうか!!
満を持して華麗なる幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います。

舞台の上手より現れた司会進行役の美魔女ハルカさんが注目を一身
に浴びながらここでも景気よくバンド名をアナウンス
(6台ものキッチンカー食レポをアピールすることもしっかりと怠らないところはさすがだ!((´∀`))
なんまら力が漲ってきたぞ。
「ARE YOU READY!?
OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!
8番目、どうぞよろしくお願いいたします!!」

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
写真で見てもおわかりでしょう
熱烈なる応援団が一挙に密集してきた。
視線をステージ上へと食い入るように投げかけている。
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

一生懸命にフロント中央を担っているふてぶてしいを見ていると((´∀`)))、ついつい自ずと声援にも熱が入るというものです。

マオくんがMCのバトンをスムーズに受け継ぐ。
「これからしばらくは、本格的なジャパニーズ・ロックのステージで盛り上がっていきましょう!!」
今この時、攻防の狼煙がぶち上げられた。

覚悟のほうはいいかな!?

オープニング
「手短にいくぜい!・・・・B・BLUE!!」
1986年9月29日4枚目のシングルとしてリリース。
オリコン週間チャートでは最高ランキングで7位を記録。
5枚目のalbum「ビート・エモーション」1曲目に収録。
軽快且つドラマティックなビートで極めた代表作品。
豪放磊落な一発ですでに暴威ワールド全開。
一気に波状攻撃は開始。
火ぶたは情け容赦なく、過激に切って落とされた。
何という反則技ギリギリの隠し味。
これでバッチリとオーケー!
エナジー一杯に貴重な幕開け
もうこれだけで観客たちの度肝を貫いた
エキサイティングなイントロで脳天もスパーク状態。

のっけから、ヘヴィーすぎるほどに力強いドラムサウンドが鳴り響く。

いきなりオシャレなナンバー!

さすが、わかってらっしゃる。
痒いところに手の届く采配で網羅

単純明快なようでいて、微妙に小技の効いた難攻不落なるニュアンス。
布袋寅泰の弾く、あまりにも有名でドライブする特徴的なリフは、ギター小僧達がこぞって真似したはず。
垂涎の的。
グルメ王はスティックを頭上高くに振りかざしてクルクル回す。
これってスリリングでテクニカル!
千手観音のごとき手数王。
ドラムセットが破壊されちゃうんじゃあないかと、時折心配になってきた。

そこからにギター・ソロへと雪崩込み。

本家の松井は常にダウンピッキングの鬼と化すのだけど、ここではあえて珍しくもオルタネイト奏法に徹している。
一人一人の役割分担が責任重大。
コウくんはポーカーフェイスを気取ってアクション全開のポージング。
このバンドのメンバー達は、多方面においてフリーランスで我がロック道を行く生きざま。
・・・彼らの実力と人柄ならば、引く手もあまただろう・・・ねえ。
よほどの実力者でなければ到底できない離れ業。


マオくんやコウちゃんへの熱烈なるラブコールがあちこちから飛び交う。
まあ、それも致し方ないよなあ・・・・。(;^_^A
「こんにちは
ヨロシクお願いいたします。
今日はお初の方ばかりみたいですねえ」

間髪入れずにメドレーで2曲目「ノー・ニューヨーク」。
豪放磊落に振り上げられたステイックで4カウントを打ち鳴らす。
1982年23月21日リリースのalbum「MORAL」に収録。
シングルは1985年8月22日にカット。
曲がシンプルで短いから、次から次へと目まぐるしく進行。
誰が何と言ってもキャッチーで口ずさみやすい良質の歌メロへ、絡みつくように響き渡る強烈なギターソロをセンターへ歩み出て弾きまくる。
特筆すべき点は歌とギターが相殺し合っていないところ。
お互いにリードするわけでもなく、昇華していく爆発的な様は印象的でスリリング。
若者たちの心の叫びを代弁するがごとく、まっすぐ一生懸命に所狭しと熱唱するポーカーフェイスのボーカリスト・マオくんが素敵だ。
既に合唱がはじまった。
コウくんのコーラスもそれに優しく寄り添う。
マオくんは掛け合い後「サンキュー!ありがとう!!」
と御礼の言葉を投げかける。
決して派手さに溺れることもなく、地味ながらもしっかりとした構成力も聞き逃せない。
実はけっこう複雑な構成。
サビのメロディラインは、単純でないところが、したたかなる魅力。
改めて布袋って、カリスマ的天才だなあと認識した次第。
緻密に構築されている様に思わずニンマリ。
癖になりそうなリフのアレンジが、これまたドツボにハマる。
エキゾチックな雰囲気が漲るが、ニューウエーヴ・エナジーは唯一無二の存在。
スピード漲るアタック感と、哀愁に満ち満ちたエモーショナルなポップ・ソング。
艶やかな歌詞のメッセージ性や物語性も無視できないよ。
マオくんの氷室なりきり度がヒートアップ。
エンジン全力噴射。
(スーパージェッター風にコメントさせていただきましたさ(;^_^A)
充実っぷりをフルに発揮。

それにしても氷室京介、耳の不調による引退宣言にはビックリ。
完治して再びステージに復帰してほしい、というのはファン達の正直な気持ち。

懇切丁寧に一人一人を愛情込めての紹介。
さきほどまでの汗飛び散らせての鬼気迫るパフォーマンスとは一味違う微笑ましきアットホームなシーンも一興。
「濃いメンバーばっかりなんだよね」
「お前が一番濃い!」((´∀`*))
ナイスなタイミングで突っ込みが入る。
!!((´∀`*))」
改めて布袋って、天才だなあと認識した次第。

ホノボノしみじみと仲の良さがこちらにも伝わってくる。

早いものであっという間に中間部へと差し掛かってきたよ。
「バッド・フィーリング」
これはマニア泣かせなセレクション
盛大なるスティックカウント「1・2・3・4!!」からのスタート。
3枚目のオリジナル・アルバム「BOΦWY」6曲目に収録。
2枚目のシングルで、1985年8月22日にリリース。
オリコン週間チャートでは最高46位を記録。
プロデュースは四人囃子、プラスティックスの大御所ベーシスト佐久間正英氏
どうりでエレクトロニクスをうまくブレンドしたホットなチューン。
ファンキーなイントロのギターフレーズは当時のディレクター曰く
「スチャラカトッチャンボーイ」と聞こえると述べている((´∀`))
リフの刻み、コード進行、リズムから歌メロとサビに至るまで痺れどころが満載だ。
マオくんのボーカルも、豪華絢爛なる真骨頂。
パーカッシブなサウンドとダンサブルな音楽性を、3ピースのギターバンドとして昇華しているところがミソ。
どのパート一つでもぐらついたり、ほころびが露見した途端に崩壊しちゃうんだから、なるほどデンジャー・ゾーンの好例を地で行くね。
この破壊力あるスピードチューンを、名曲たらしめている重要なファクターとエッセンスの表現力と音楽性が見事。
コードのエッジが効いていて、猪突猛進にレッドゾーン振り切れ寸前。
バラエティでタメの効いた極上グルーヴも、嫌味がなくってご機嫌さ。
ほのかなユルユル感が微笑ましい。
タイトでストレートでアタック感満開の渋いエネルギーが全開だ。
気合いの入り方が超半端ない。
インパクト溢れるカッティングが響くAメロとBメロ。
荘厳な音の中を駆け抜けながらメロウに奏でられるフック。
まるでギターが歌っているかのように表情豊かな間奏のソロと、多彩なテクニックで演出を図るコウくん。
右手を天空に突き上げ、のけぞり腰捻りアクションも鮮やかに決めまくる
それに追随して、猛烈なタムの絡みが堪能できる贅沢さ。
素早いハイハットワークが切れ味鋭すぎる。
ベースでマシンガンのごとき激しい鬼のダウンピッキングを正確に見せつけてくる組長。
いやはやなんとも安定感抜群のタフガイだねえ。

「いいぞお、マオ!!」
「WOW・・・・やってやったぞ!!
盛り上がっていますか!?
じゃあ、あれを聞いてください・・・・・いい曲ですよ!
誰でも知っているよね。

お約束の定番「マリオネット」が勢いよく炸裂。
このタイトルを告げた瞬間に、会場全体からドスの籠った声が沸き上がった。「OOOHHH~~!」
してやったりだね。
観客の心を鷲掴み。
後々のブレイクへと繋がる転機にもなった。
6枚目のラスト・オリジナル・アルバム「サイコパス」に収録。
1987年月22日リリースの6枚目シングル。
オリコン週間チャートでは最高1位を記録!!
記念すべきビッグヒット。
シンプル・イズ・ベストを地で行く代表作だね。
後のビジュアル系に先駆けた世界観や、J-ROCKを確立したサウンドを特徴としている。
現在のミュージックシーンにも多大なる影響を与え続けている。
コーラスに引き続き、コール&レスポンスも盛大に!
「オールライト!」
こちらサイドの気持ちまでをも奮い立たせてくれる。
遺憾なく発揮された、ノリノリなオーディエンスの貢献度も特筆もの。
常に前面へとフューチャーされた、マオくんの漂うカリスマ性に目が釘付け。
やっぱり、ここはアグレッシブにいかなきゃあ男ではないよね。
両サイド・メンバーらとの絡みも、言葉を失うほどに、はっちゃけまくっているよ。
スケールの大きさ、独特な個性、神秘性、光り輝く言語センス、時代性と、申し分なし。
時折覗かせるクールな表情の美学も見逃せない。
ワイルドな暴威のメンバー全員が、もう内心は楽しくって仕方がないというような表情で活き活きとしている。
でも硬派でニヒルなイメージは、虎視眈々と常に崩さないのだ。
これこそバンド究極の理想と醍醐味だよね。
羨ましいくらいさ。
そんなことは誰でもわかっちゃあいるんだけど難しくって、なかなかに手強い。
なんたって、エゴの塊と個性的な奴らが一堂に会して音楽を創造するわけですからね。
この、圧倒的なる刺激的支配力はどうだ!?
さすが札幌界隈ではツワモノ集団と謳われるバンドだけはある。
そろそろ肩の力も抜けてきてきたかな。
びっしょりと汗もかいてきたご様子。

声援が鳴りやまないよ!
「ありがとう!」
もうこれで泣いても笑っても終局と知ってか、レッドゾーンは振り切れっぱなし。
脳天ヒューズはとっくにスパークしちゃったさ。
「よし、次で最後なんです・・・・
夢見て帰りましょう!!・・・・ドリーミン!!!」
このライブのハイライトが訪れた。
ここでもグルメ王が思いっきり気合を込めて迫力満点なスティックカウントを放つ
「1・2・3・4!!」
1985年6月21日リリースの3枚目オリジナル・アルバム「BOOWY(オリコン週間チャートでは最高ランキング48位を記録)」に収録。
この曲プロデュースは佐久間正英氏。
終曲に雪崩込みだあ。
アップテンポが理屈抜きにノリノリでご機嫌さ。
グルメ王は歌詞を口づさみながらのドラミングで余裕しゃくしゃくの構え。
巧妙なステイック捌きから重戦車並みなドラムスが、これでもかあというほどに轟き渡る。
しっかりとついてきてください。
火傷しないようにご用心を
この曲は「暴威」初期のライブで、よく演奏していたそうだ。
じわじわと沁みてくる歯切れのよいミディアムなパワー・チューン。
軽快な進行も、アコースティックっぽい温かみを導入したギターも、若々しくって清々しいくらいに気持ちよい。
ホップステップジャンプで迫りまくる!
何度も客席を指差しながら、身をよじりながら魂の咆哮を繰り広げるマオくん。
ギタリスト・コウくんのトリッキーなフィンガリングがひたすらに光沢を放つ。
ピョンピョンとはじけまくり。
はっきりといいましょう。
全体に上手すぎる!
これ本人達にも直接ライブ後に伝えた。
くろっちにも「タイジが好きなの!?」尋ねたらニコッと微笑みながら首を縦に振った。
メンバー間が肩を組んでのフォーメーションもスムーズで、コンビネーションも曲中に自然と溶け込んでいる。
メンバー全員の熱演で、ひしひしと感動が伝わってきちゃった。
余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならでは。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン!!
琴線を震わせるがごとく強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディング。
硬軟取り混ぜた巧妙ギグに、誰もが目いっぱいやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
後のバンド達にプレッシャーがのしかかってくるよ。
恐るべし、北海道の奥深きミュージック・シーンよ。
ロックンローラー暴威が、ここでもド派手にぶちかましてくれた。
なるほど、あまりにも憎い男たちだねえ。
ドンドンとマイペースで場数をこなしていきながらで、今後の成長がとっても楽しみだ。
なあんていうことを考えていたら、あっという間に終わってしまったさあ。
爆音渦巻く中で無事にフィナーレを迎えることとなりました。
気持良い疲労感に包まれたメンバー4人はとっても満足そう。
心行くまでの完全燃焼!!

これでライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
「ありがとうございました。
まだまだ先は長いけど、皆さん、最後まで楽しんでいってくださいね」


****
エキサイトした司会のハルカちゃん
「WOW!!
暴威の皆さん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
とってもいいなあ!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」

ステージを降りた後のビールは格別でしょう。
一生懸命に頑張った甲斐があったというもの。
それでは次のバンドの準備が整うまで、少々お待ちください!!****


真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
4人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****







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