昨日の沖縄タイムスの夕刊の記事に、この秋をめどに「座間味島で入島税導入を検討」とあった。
「入島税」はすでに昨年4月25日から伊是名島で実施されている。
伊是名島は沖縄本島の北西約27kmの東シナ海にある周囲約16kmと言う小さな島だ。
この島に入るには今帰仁(ナキジン)運天港からのフェリーか小型飛行機のチャーター便ぐらいしかない。
入島税導入後この3月末で約330万の税収となっ . . . 本文を読む
今日、4月10日は「シブイの日」だ。
「シブイ」とは沖縄語で「冬瓜」の事。
石垣島では確か「スブル」とか「スブリィ」言っていたような・・・
沖縄の冬瓜は青皮冬瓜と言って、本土(ヤマト)で夏場見かける白っぽい冬瓜と違い、緑色で元気そうだw
沖縄ではソーキと煮たりして、よく料理に登場する。
利尿作用があり、夏バテにも効果があると言う。
5世紀頃、中国~朝鮮半島を経て琉球に伝来 . . . 本文を読む
明日3月31日は旧暦の3月3日にあたる。
この日沖縄のひな祭りとでも言える「浜下り(ハマウリ)」が行われる。
女性達は浜に出かけ、海で身を清め一年の無病息災を祈り、浜遊び(ハマアシビ)を楽しんだ。
だが近年この伝統行事の意味合いは薄れ、「潮干狩りの日」になりつつある。
大潮にあたるこの日、干潟に出て、いつもならさんご礁に潜んでいる貝や魚を楽々と採る事ができる。
元々おばぁやね . . . 本文を読む
私が毎日遊びに行く、ルンバルンバさんちではこのところ、山野草のエントリが楽しめる。
野山で春の訪れを伝えている可憐な植物達の姿を、愛情のこもった文と写真で紹介されているので、いつもポワァンと和ましてもらっているw
ふと思い出した野草があった。
「サクナ」と呼ばれていたセリ科の植物だ。
石垣島では「長命草(チョーミーグサ)」とも言って、御嶽(ウタキ)など神様へのお供え物には必ず「サ . . . 本文を読む
「十六日祭(ジュウルクニチー)」は1月16日の後生(グソー)のお正月の事だ。
これは旧暦の話なので、新暦で今年は2月13日が「十六日祭」だった。
後生とはあの世の事だ。
つまり沖縄では、新暦のお正月と旧暦のお正月(旧正月)とこのあの世のお正月の計3回もお正月を祝う事になるw
本家にご馳走を持ち寄って集まったり、お墓参りをしたりして、ご先祖に感謝し家族の無病息災をお祈りする。
. . . 本文を読む
昨日29日は、旧正月だった。
農業や漁業と言った自然を対峙する産業において、新暦が採用されてからも脈々と旧暦は息づいてきた。
農業でその農作における季節を知る為の陰暦とするならば、海では月齢に応じて変化する潮汐を把握する為の陰暦と言える。
海とはだいぶ距離を置き、半漁人時代を懐かしむばかりではあるが、我が家では未だに月を見ると「やぁ~今日は大潮だね~」などと言う会話がまず始まるw
お隣 . . . 本文を読む
16日付けの琉球新報の記事に「解体ショーに人だかり・・・」の見出しを見つけた。
早い潮に乗ってやって来るジュラルミンの塊のような「イソマグロ」の勇壮な姿が頭に浮かんだ。
それとも与那国の「カジキ」か?
切り取った鋭い吻(フン)を傍らに置いて・・・などとショーのレイアウトまで想像してしまう。
沖縄本島、牧志は「国際通り」沿いの繁華街だ。
ちょうど沖縄三越の向かい辺りに商店街の . . . 本文を読む
今年1月7日は旧暦の12月8日にあたる。
この日は沖縄では「ムーチー(鬼餅)」の日だ。
もち米粉を練ってサンニン(月桃)やクバのガーサ(葉)で包んで蒸したお餅だ。
作り方は韓国のお餅、トックに近い。
厄払いの為仏壇などに供え、健康を祈る。
特に子供の健康を願い、子供の年の数だけムーチーを紐で結び、天井から吊るしたりする。
沖縄の短い冬の行事でこの頃の日和を「ムーチービィー . . . 本文を読む
明日は「冬至」だ。
旧暦11月11日、沖縄では「冬至(トゥンジー)」と言う。
この頃から短い沖縄の冬を実感し、「冬至寒(トゥンジービィーサ)」と表現する。
この日の行事食に「トゥンジー・ジューシー」がある。
「ジューシー」と言うのは、沖縄に行かれた事がある方は市場やコンビニで売られている「ジューシー弁当」や「ジューシーおにぎり」を目にされたかもしれないが、この「ジュージー」は「 . . . 本文を読む
沖縄は芸能の宝庫だ。
このブログでも様々な祭りや行事の中で行われる舞いや歌をつたない文章で紹介してきた。
沖縄には日本舞踊のような、典雅な「琉舞」がある。
花笠に見事な紅型の着物をまとい、カスタネットような「四つ竹(ユチダキ)」を鳴らしながら踊られる演目「四つ竹」などは有名だろう。
「琉舞」は格調高く歴史もあるし、いろいろな流派があってその道の人たちが日々修練を続けている。
. . . 本文を読む
暖冬で立冬を過ぎても、11月とは思えないほどの陽射しを感じる日もあったが、今朝はキュッと冷え込んだ。
ものぐさな主婦もさすがに「そろそろストーブの準備しなきゃナァ~」と思った。
旦那は朝起きてきて、寒さそうに身を縮めて食卓についていた。 きっと心の中で、「ストーブ、今年も俺が出さなきゃ・・・・」と呟いていたに違いない。/笑
沖縄は本土(ヤマト)ほど四季ははっきりしていないが、12月頃 . . . 本文を読む
沖縄の「カーブチー」を主とした香水が開発され、その名も「UTAKI」が来月発売されるそうだ。
「カーブチー」とは、沖縄県産の在来野生種のみかんの事だ。
10月くらいが一番出回っていたような記憶がある。 青くごわついた感じの厚い皮は意外にむきやすく、素朴な味わいを楽しめる。
ちなみに「カーブチー」とは、皮が厚いの意味だと聞いたが・・・・
年々生産量が減ってきているようだが、「シーク . . . 本文を読む
8日、アフリカのウガンダで開催されていたラムサール条約締約国家会議で、尾瀬や奥日光の湿原等、20ヶ所が正式登録された。
今回の登録の中に、懐かしい場所を見つけた。
「名蔵アンパル」
石垣島の市内から川平に向かうルートの途中、左手に名蔵湾を眺めつつ進むと、名蔵大橋に差し掛かる。
この名蔵大橋の右手、名蔵川の河口周辺が「名蔵アンパル」と呼ばれる干潟だ。
名蔵大橋は元々この周辺の入 . . . 本文を読む
日本各地にお国言葉、方言があまたあるが、やはり沖縄のウチナーグチは別格である。
「琉球国」と言う国家であったから、「方言」と言うより「琉球語」なのだろう。
私には分からないが、親しくしていたおばぁによると、首里言葉が沖縄の標準語で那覇言葉とは言い回しが違うそうだ。
そして、「宮古の言葉は分からないさ~」とよく言っていた。
つまり、八重山や宮古など島が違えば大違いらしかった。
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28日~30日まで、「首里城祭」が開催された。
「首里城」は本土復帰の翌年、昭和48年(1973年)に「首里城復元期成会」発足する事からスタートし、昭和61年(1981年)に復帰記念事業として国営沖縄記念公園首里城地区として整備する事が閣議決定された。
「首里城」の復元には困難を要したが、鎌倉芳太郎氏所蔵の昭和3年~8年にかけて正殿の大改修の際の古文書・写真が貴重な資料となったそうだ。 . . . 本文を読む