「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<176> 長命草・・・サクナ

2006年03月29日 | 沖縄
 私が毎日遊びに行く、ルンバルンバさんちではこのところ、山野草のエントリが楽しめる。

 野山で春の訪れを伝えている可憐な植物達の姿を、愛情のこもった文と写真で紹介されているので、いつもポワァンと和ましてもらっているw

 ふと思い出した野草があった。

 「サクナ」と呼ばれていたセリ科の植物だ。

 石垣島では「長命草(チョーミーグサ)」とも言って、御嶽(ウタキ)など神様へのお供え物には必ず「サクナ」を使った料理を出すと聞いていた。

 セリ科の植物で想像もつくかと思うが、独特の香りと苦味がある。

 和名は「ボタンボウフウ」と言い、本土(ヤマト)の海岸に自生する「ハマボウフウ」と同じように、ビーチの片隅やサンゴ礁の隆起した崖っぷちなどに逞しく自生していた。

 沖縄本島の市場では「サクナ」が野菜として売られていると聞く。

 開発の進んだ本島では離島と違って、ちょいと浜に行って摘んで来る訳には行かなくなったのだろう・・・

 チャングム風に言えば「毒消し効果」、今風ならば強い「抗酸化作用」があるので、少し厚みのある葉は千切りにされ刺身のつまや臭い(アクマデモ ワタクシコジンノ カンソウデス)山羊汁にフーチバ(ヨモギの葉)と同様に使われる。

 古くから万病に効く薬草だったそうで、「サクナ」一株を食べると一日長生きすると言われていた。

 一日長生き・・・長寿県沖縄は、この欲張らない気持ちが更なる健康を生み出しているのかもw

 個人的にすっかり縁遠くなった沖縄ではあるが、琉球野菜の一つとしてこの「サクナ」も脚光を浴び、お土産品に「長命草入りちんすこう」だの「長命草茶」などが登場している。

 摘んできた「サクナ」を乾燥させたハーブティーはなかなか美味しいらしいので、いずれチャレンジしたいと思っている。

 「八重山商工」の初の甲子園出場で全島挙げて盛り上がっている石垣島では応援に行けない留守番のおばぁが摘んできた「サクナ」を使った料理を近くの御嶽にお供えして必勝祈願をしているかもしれないw

 折りしも今日は地元神奈川代表の「横浜」との試合がある。

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2 コメント

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ご紹介ありがとうございます (ルンバルンバ)
2006-03-29 22:32:22
ぐるくんさん、こんばんは。

毎日お越しいただきありがとうございます。またとても嬉しいお言葉でご紹介いただきありがとうございます。

「サクナ」という植物の名前は初めて聞きました。

ドラマもまた新しいクールに入りますね。チャングムも見ていますよ。

今後ともよろしくお願いいたします。
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こちらこそ (ぐるくん)
2006-03-29 23:26:09
 ルンバルンバさん、コメントありがとうございます。



 勝手にURL載せちゃって、ごめんなさい! (事後承諾で更に申し訳ありません)



 本当に毎回、春の息吹をもらってルンルンしてるので・・・ありがとうですw



 「ボタンボウフウ」って和名らしいんですが、島によっても呼び名が違います。

 「サクナ」は石垣や本島で通じましたw

 「長命草」はネーミングがおめでたいので、お土産用のネームバリュが浸透しているかも・・・w

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