あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

fMRIジャンケンロボ。

2006-05-26 06:07:46 | cyber
fMRIでジャンケンなロボットがニュースになってました。
SlashdotJ: 念動インターフェース?!
簡単に言えば、「考えるだけで動く、手の形のロボット」ということのようです。fMRIっていうのは、わたしの理解では、医療機器というか、診断とか研究用の、ひとが入れるような大きな機械で、「血がたくさん流れてるのがどこかというのをおおむねリアルタイムで映像化する」ものです(たぶん厳密にはその手法の名前)。


ここ1年ほどでいろんな本とかテレビとかで、こっち系の話は見てたので、原理的なところではあんまり驚かなかったのですが、本物の写真が出てくるとやっぱりインパクトがあります。具体的なものが出てくると、

「電極を埋め込むっていうと、たぶん、脳の外周とかに外科手術でセンサーを12とか77とか埋め込んで、首の後ろとか斜め後ろとか側頭部あたりにコネクタひっぱって、そこから外部装置にアクセスするんだろうなぁ。ハイブリッドフロントとか攻殻機動隊とか、俗なの(?)ではマトリクスとか、古いとこではJMとかって、こういう仕組みで実はすごいリアルな話だったんだなぁ」
とか、
「うかつな作り方すると埋め込んだ電線に電磁誘導とかで頭にダメージとかあるだろうなぁ。とりあえず雷が落ちそう。ってそれはボウシ型の方が危ない、というかそんなの野球帽でも同じだから問題ないかな。この方向で完成するのはもしかして完成するのは自分で脱帽すると動けなくなるサイボーグ?ボウシを取れなくする安全装置とかできたり、これが普及した地域では脱帽がタブーとされるようになるかも?」
とか、
「人によって脳の活性化部位は違うだろうから、センサー側は自動で補正するようになるに違いなくて、でもたぶん、脳の方も歩み寄るに違いないのです。そういう実績が積み重なっていくと、いわゆるスイッチとかレバーとかハンドルとかがなくて、『汎用の脳センサーへのインターフェイスと目的となる駆動部分』だけというデバイスが一般化して、およそ電子制御するものは全て人間の拡張装置という位置づけに変わってくのです。たぶん、感覚的には『自転車に乗れるようになる』とか『ハイハイから歩けるようになる』とかの学習感と似てます。」
とか、
「駆動部分も、義肢とか、その延長の『いま、乗り物と呼ばれてるようなもの』とかに限定されるわけじゃなくて、モーターが登場しないモノ、OSのシェルとかに相当する物もでてきて、データアクセスとかネットワークとかもできるようになります。」
とか、
「これは脳からの出力の話だけだけど、脳への入力の話も当然研究されてる(参考)ので、考えるだけで電話がかけられるというか、話ができるようになったりも当然理論上可能です。既存の言語を使う脳の状態を拾うのは、精度とかを考えるとたぶん無駄があって、脳間通信用のプロトコルというか、『センサーの精度に最適化した言語に相当するもの』が発達して、言語間の壁がなくなって、でも『○○人の思考はイタいよね』とか『○○人の思考はカタいよね』とかいうカルチャーギャップとして認識されるようになったりします。」
とか、
「脳間電話が普及すると脳内に自動応答とかの回路がソウハツしたり、マルチタスク化が進んで、気が付いて見れば『自分の』ために使ってる領域より他の人とのコミュニケーションとか、ほかの人のタスクに使ってる領域の方が多かったりして、すでに『自分の』脳がだれのものか分からなかったり、わたしのなかのシンジ君が実は本当にシンジ君の一部だったりします。」
とか。

ちょっといろいろ置き去りな妄想がいろいろ広がります。
ゲンジツの研究とかビジョンの話は知りませんが、一部に真実が含まれるかも知れません。
あるいは、未来とか、現場では、当然の話だったりするかも知れません。


SlashdotJ: 念動インターフェース?!
asahi.com: 念じた通りにジャンケンロボ 脳の情報を信号化(保存期間が長くないと思うのですが、朝日新聞 2006/05/25 朝刊に同等の記事があります)

Diska