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あかまど(仮)

net初心者で自称ソフト技術者。Gamer属性。netは人の望み?それとも?

境界。

2007-01-17 05:08:17 | cyber
敢えて問う。

自己と他者の境界ってそんなしっかりしたものなのか?

道具を上手に使えたり、人を思い通りに動かしたりできることが、社会では要求されてるんじゃないのか。
身体拡張的なデバイスやメタファが多くなってきたら、「自分とは、脳から直接神経が繋がって操作できる範囲」とかいった定義は体感と違ってくるんじゃないか?
神経の電圧変化で操作できる義手や、脳の血流量でジャンケンできるアームは、自分の一部なのか。服は自分の一部なのか。メガネは顔の一部なのか。ネット上の各種アカウントや付随情報や、HDD上の情報をシャットアウトされたら、既に「半身を削がれた」と感じる人の方が多いんじゃないのか。

結局のところ、道具も乗り物も他人も組織も自分の目も指も、脳の働かせ方一つで制御できたりできなかったりしてるじゃないか。

結局のところ、制御に慣れているか慣れていないか、が2つを分けるのなら、身体が大きくなるというのは比喩でなくなるかも知れない。

社会というか、個々の人間とか、その集まり、が自己と他者の線引きを決めるとしても、統計的に数値化できれば自然科学的な話として通りやすくなるかも知れない。数値化が良いか悪いかは知らない。人格障害とかの話も知らない。


……とか。

サイエンスZERO(2007/01/13放送)に出てきた、大阪大学の研究。
「人の動きに追従して視線や腕を動かして反応するコミュニケーションロボットは、100%反応するより20%ぐらい期待を裏切った方が、人間は『親しみ』を感じる」という話を見て、思った。
100%反応するロボットに感じる気持ち悪さは多分、境界の侵害から来るのだ。
「人はロボットの身体になること」とか、「自分の身体が2つあること」に慣れてないのだ。


NHK: サイエンスZERO


追記(2007/01/18)。関連URL:
知能ロボット学研究室(石黒研究室)
Wikipedia: 不気味の谷現象

KimI

ヴィジャー2009年型。

2006-10-27 19:33:18 | cyber
自律型の情報収集衛星が2009年打ち上げ予定だそうです。
ITmedia: 「自分で判断を下す」スーパーコンピュータ、宇宙の旅へ
って、普通どうなのかよく知らないので、どのあたりが画期的か判断できないのですが、行間を読むに、

・宇宙環境だと電線が細くできないので、集積度の低いチップでコンピュータを組まないといけなかった(=低機能大型化)->強力にシールドできる手段、あるいは、ものすごい冗長性を持たせて、多少の誘導電流とかではそれなりな判断ができる技術みたいなのが開発されて、まぁ、イマドキっぽい(V)LSIが使えるようになった(=高機能小型化)。

あるいは、

・いままでは地球の基地とデータのやり取りをする必要があったので、充分なシールドができなかった->完全自律型にできるだけのソフト・ハード両面の技術が蓄積されたので、データ収拾する部分以外を完全密閉することができるようになった。

とかいう感じの話なようです。


具体的な話はわたしが記事を見てもあんまり見えてこないので妄想に走り勝ちなのですが、世代、属性的には、とりあえず「V'ger(ヴィジャー)」とか「スーパー巨人」を連想しました。

集めた情報をどうするのかは書いてないので不明です。たくさん集めたら落ちてくるとか、シャトルで迎えに行ったりするのかも知れません。あるいは、人間なんかに渡す必要はない?

具体的な話が見えてこないわりに、冒頭にわざわざ「『2001年宇宙の旅』のHAL9000のように反乱を起こすことはないが」と書いてあるのが、あまりに無根拠に見えるのですが、枕詞として流すべきでしょうか。あるいは流していいものでしょうか。
そもそも反乱という言葉を選んだ時点で間違ってるというか、反乱という概念が通用する相手とも思えないというか、「害虫益虫」という言葉みたいな無責任さを感じたりするのです。

「データ収拾という目的のため、非常手段として用意された自爆装置を制御下に置いて人類に要求を……」とか想像するとちょっとわくわくします。


参照記事:
ITmedia: 「自分で判断を下す」スーパーコンピュータ、宇宙の旅へ

Diska

自律型スピーカー、miuro。

2006-09-01 02:10:03 | cyber
iPodとか無線LANとかを使って音楽再生するロボットが発売されるそうです。

ITmedia+D: ロボット×家電、ロボ技術が投入されたAV家電「miuro」

ラジコンで動く変な形のスピーカー、というだけでなく、センサーがあって自律的な移動をしたり、音楽に合わせて踊ったり、ソフト次第ではおなかがすくと自分で充電器におすわりとかもできるはず、だそうです。
発売は12月予定。
価格が10万ほど、とか、
ごろごろできるスペースがある室内環境が必要、とか、
ハードルはありそうですが、ちょっと目からウロコでした。


家庭用ロボットとして、「『なごむ』以外の目的に『常用』できる」という点は、画期的と思います。
「鉄腕アトムの世界では、座り込むと背中がテレビになるロボットが大人気」とかいう話を思い出したりしました。


参照記事:
miuro
ITmedia+D: ロボット×家電、ロボ技術が投入されたAV家電「miuro」

Diska

帯域幅。

2006-05-31 04:41:37 | cyber
PCは入力の帯域幅が圧倒的に弱いと思う今日この頃。
物理的技術的な制約より、発想とか、市場とかの制約のような気もする。
PCは、ビジネスユース、というより、端的にはMSOffice、もっと言えば、「人間が手作業しやすいように単純化された企業内文書フォーム」の扱いに最適化して発達してきたんだろう、と思う。

マウスよりはDualShock2の方が多分かなり帯域幅が広い。
体が脳を規定してるなら、指先の動きでロボットの体を制御する脳は何を見るだろうか?指で自由度が足りなくてもfMRIでロボットの体が動かせるなら?
その体が人型でないなら?人は、脳は、どれくらい複雑な、あるいは「人じゃない体」に適応できるだろうか?
思考が体によって制約を受けてるなら、体が替わったら思考はどう広がるだろう。

コンピュータの進化というのは、ロボットコンテストとか任天堂あたりが切り拓く話なのかも知れない。

KimI

fMRIジャンケンロボ。

2006-05-26 06:07:46 | cyber
fMRIでジャンケンなロボットがニュースになってました。
SlashdotJ: 念動インターフェース?!
簡単に言えば、「考えるだけで動く、手の形のロボット」ということのようです。fMRIっていうのは、わたしの理解では、医療機器というか、診断とか研究用の、ひとが入れるような大きな機械で、「血がたくさん流れてるのがどこかというのをおおむねリアルタイムで映像化する」ものです(たぶん厳密にはその手法の名前)。


ここ1年ほどでいろんな本とかテレビとかで、こっち系の話は見てたので、原理的なところではあんまり驚かなかったのですが、本物の写真が出てくるとやっぱりインパクトがあります。具体的なものが出てくると、

「電極を埋め込むっていうと、たぶん、脳の外周とかに外科手術でセンサーを12とか77とか埋め込んで、首の後ろとか斜め後ろとか側頭部あたりにコネクタひっぱって、そこから外部装置にアクセスするんだろうなぁ。ハイブリッドフロントとか攻殻機動隊とか、俗なの(?)ではマトリクスとか、古いとこではJMとかって、こういう仕組みで実はすごいリアルな話だったんだなぁ」
とか、
「うかつな作り方すると埋め込んだ電線に電磁誘導とかで頭にダメージとかあるだろうなぁ。とりあえず雷が落ちそう。ってそれはボウシ型の方が危ない、というかそんなの野球帽でも同じだから問題ないかな。この方向で完成するのはもしかして完成するのは自分で脱帽すると動けなくなるサイボーグ?ボウシを取れなくする安全装置とかできたり、これが普及した地域では脱帽がタブーとされるようになるかも?」
とか、
「人によって脳の活性化部位は違うだろうから、センサー側は自動で補正するようになるに違いなくて、でもたぶん、脳の方も歩み寄るに違いないのです。そういう実績が積み重なっていくと、いわゆるスイッチとかレバーとかハンドルとかがなくて、『汎用の脳センサーへのインターフェイスと目的となる駆動部分』だけというデバイスが一般化して、およそ電子制御するものは全て人間の拡張装置という位置づけに変わってくのです。たぶん、感覚的には『自転車に乗れるようになる』とか『ハイハイから歩けるようになる』とかの学習感と似てます。」
とか、
「駆動部分も、義肢とか、その延長の『いま、乗り物と呼ばれてるようなもの』とかに限定されるわけじゃなくて、モーターが登場しないモノ、OSのシェルとかに相当する物もでてきて、データアクセスとかネットワークとかもできるようになります。」
とか、
「これは脳からの出力の話だけだけど、脳への入力の話も当然研究されてる(参考)ので、考えるだけで電話がかけられるというか、話ができるようになったりも当然理論上可能です。既存の言語を使う脳の状態を拾うのは、精度とかを考えるとたぶん無駄があって、脳間通信用のプロトコルというか、『センサーの精度に最適化した言語に相当するもの』が発達して、言語間の壁がなくなって、でも『○○人の思考はイタいよね』とか『○○人の思考はカタいよね』とかいうカルチャーギャップとして認識されるようになったりします。」
とか、
「脳間電話が普及すると脳内に自動応答とかの回路がソウハツしたり、マルチタスク化が進んで、気が付いて見れば『自分の』ために使ってる領域より他の人とのコミュニケーションとか、ほかの人のタスクに使ってる領域の方が多かったりして、すでに『自分の』脳がだれのものか分からなかったり、わたしのなかのシンジ君が実は本当にシンジ君の一部だったりします。」
とか。

ちょっといろいろ置き去りな妄想がいろいろ広がります。
ゲンジツの研究とかビジョンの話は知りませんが、一部に真実が含まれるかも知れません。
あるいは、未来とか、現場では、当然の話だったりするかも知れません。


SlashdotJ: 念動インターフェース?!
asahi.com: 念じた通りにジャンケンロボ 脳の情報を信号化(保存期間が長くないと思うのですが、朝日新聞 2006/05/25 朝刊に同等の記事があります)

Diska

2010年ROBO-ONE宇宙大会。

2006-04-24 19:31:30 | cyber
数日前の朝日新聞で見たのですが、数年後に宇宙で人型(?)ロボット競技会があるみたいです。計画はけっこうまえからあったみたいなのですが、なにか動きというか発表があったみたいで、それにともなっていくつかのメディアで取り上げられたみたいです。

反射的には、
「まだ無理でしょ」
「どんな意味があるの」
「キナ臭いなぁ」
とかいう感想を持ったのですが、ほうぼう見てくと、ちょっと考えが変わりました。


記事いろいろみてもどうも細かいことはよく分からない、というか、まだ決まってない見たいなのですが、いまの方向としては、
「ROBO-ONEが主体になって企画してる」
「輸送はほかの衛星にあいのりするので2億円ぐらいでできる」
「ロボットは10cm角以内の輸送形態になれることが必須」
「同じロボットが地上で活動できること」
「自律型でもいいけど地上操縦はできそう」
「5mのいのちづなが伸びきったら負け」
とかいうことらしいです。


イマドキのROBO-ONEのロボットは、思いのほかよく動いてるみたいです。びっくりしました(参考)。
宇宙だと、宇宙線とか重力とか摩擦とか温度とか競技場の視界とか、あと、手が届かないとかそれに関連して自律性の要求とか、かなり条件が違ったり、テスト環境が用意しにくかったりするのは素人目にもわかるのですが、それでもやっちゃおうというのです。
今すぐできるかといえば、わたしの直感では「ムリ」、あるいは「条件満たすロボットができてもあんまりおもしろい競技にならない」なのですが、もう準備してる人達がいて、いまのロボットの動きをみて、さらに今後3、4年の開発期間があることを考えると、できるかも、と思えちゃうのです。


どんな意味があるのか、といえば、格闘そのものは、まぁ、おもしろいという以上のものではないような気もするのですが、おもしろければ人があつまっていろいろ考えるというところはすごく重要な気がします。ルールがまだ確定してないと思うのですが、たぶん、変形による重心移動とか回転しながら敵を補足したりとか、ステージの衛星の取っ手に張り付いて押し合いとかいうのが基本になると思うのですが、どう考えても技術的に応用範囲が広そうです。


オモチャ性以上の意味を感じると、キナ臭さは、増すばかりなのです。
双方向の通信のタイムラグを考えると半自律型というか、かなり自律型に偏ったものが優位な気がするので、そっち方向で発展してく気がします。
ルール次第ではあるのですが、とくに暴走とかしなくても、ターゲットを発見したら攻撃を加えるというロボットがいのちづなつきとはいえ、射出されるのです。地上だったら、何かあっても、自己増殖機能でもない限り、すぐに劣化して機能停止するだろうなぁ、と思うのですが、宇宙だったら、えんえん動き続けそうな気もします。野良ロボットとか、いわゆるバーサーカーとかって、現実的な話になってくるかなぁ、と思うのです。
破壊じゃなくても、相手の太陽電池パネルを見つけるとそこに取り付いて機能停止させる自動ロボットとか。


うまくいったときの恐いこととかも、いまは妄想として楽しめます。楽しめるうちには楽しむのがきっと正しいです。わくわくして待ってます。


関連記事:
SlashdotJ: 2010年に宇宙ロボット格闘技大会
ITmedia+D: 2010年、今度は宇宙だ!――「ROBO-ONE宇宙大会」開催を発表
impress PC-watch: 2010年、ROBO-ONEは宇宙へ~ROBO-ONE宇宙大会プレス発表会

Diska

アクリル玉の神託。

2006-02-01 20:36:51 | cyber
20Qのボールが日本語化されて発売されてたみたいです。
実は去年(2005/11/12)に発売されてたらしいのですが、Amazonでオススメされて初めて知りました。

Amazon: 20Q

新色が2006/03/25発売らしいです。



20Qについては以前ちょっと縁があって調べてみたことがありました。詳細については前の記事で書いたのでここでは説明しません。

自称ソフト屋さんとしては、これのソフトって「プログラムの古典」であって、何をいまさら感も持ってたのですが、実際オンライン版でやってみると「おおっ」という印象でした。けっこうすごい、というか、すごいという印象をもたせるようにうまくできてるという言い方が正しいのかもしれません(<ちょっと斜に構えてます)。
多分厳密に数学的な意味での「ファジーな判断」をするあたりが、すごいっぽい感じのポイントみたいです。
製品の現物は見たことないのですが、インターフェイスを見る限り、Yes/Noだけじゃなく「わからない/ときどき」があります。

あと、みたところボタンが6つしかないらしいことがわかります。
多分、学習部分を省く、あるいは簡略化してる(降参したときにも質問文を作成させない。解答は入力させるのかも)んだと思います。
でたらめを学習するリスクは切り捨てる。ユーザーから学習しなくても充分すぎるおもしろさがデータベースの大きさで保障される自信、という印象を受けます。いえ。見てないのでいろいろあてずっぽうなカンですけど。


これを買って遊べるかどうかわたしには自信がないのですが、交友関係とか家族構成とかによってはかなり遊べるおもちゃかも知れません。

これ自体は、とりあえず遊ぶ以上のものではない、おもちゃ。と思うのですが、これに類するおもちゃは世の中にあんまりない気がします。

このうさんくさい水晶玉と付き合った人、たぶん「今とても若い」人たちの中には、プログラムとかアルゴリズムとかデータベースとか、人工知能とか、ユーザーエージェントとかに興味を持つ人とか、そういうのを作ったり仕事にしたりする人もでてくるんだろうなぁ。とか思うとちょっとどきどきします。

見ないでいろいろしゃべってるのもアレなのですが、データベースの作り次第では、たとえば野草とかキノコとか虫の種類を見分けたりとか、断片的に思い出した歌とか映画とか本とかのタイトルやメロディとか歌詞とかを確認したりとかいったシュミ分野とか、お医者さんがいない環境での問診とかで対処法を教えてくれたりとかいう「人工知能の古典としてのエキスパートシステム」としての方向のものにもなるんじゃないかと思います。既にカバーしてたらごめんなさい。

PDAなりケータイなりでもソフト的には動いても、多分あんまりうまくいかない気がします。
こういう、シンプルで、普段なんとなく遊べて、あと、ちょっとうさんくさくて、顔を持ってるということは、「付き合う相手」、「信頼を置く知恵袋」として、重要な気もします。


ITmediaの記事によると、製品のデータベース構築には以前記事を書いたときのデータが使われてたみたいです。のべでしょうけど、100万人とか書いてあります。
おもちゃですけど、アクリルの水晶玉の答えは、大勢の人の知識を集めたものなのです。世の中を動かしてる力がその玉には込められてるのです。それも、文字通りに。


関連記事:
あかまど(仮): 話題の人工知能。
ITmedia: 「ソレハ イキモノ?」――ブログが鍛えた人工知能「20Q」
Amazon: 20Q

Diska

量産型Shock-C。

2005-12-22 21:06:58 | cyber
身体機能拡張装置「オレコマンダー」でごく一部で有名なPeriborgさんから新作発表があったようです。コンセプトモデルが紹介されてた「Shock-C(ショクシ)」です。一般販売は2005/01/11らしいです。

これは手の甲から指の付け根に装着して、ゲーム中にポテチをつまむ用途に特化した身体機能拡張装置のようです。詳しい仕様はちょっとわからないのですが、動力は、指の筋力をそのまま伝えることでまかなってるようです。油脂によるゲームのコントローラの劣化を防ぐのがそもそものデザインコンセプトらしいのですが、紹介ページでは、週刊少年系マンガ雑誌を読むときにも応用ができる、と自由度をアピールしてたりしてます。

直流電源ぽさがなくて、サイバーっぽさがちょっと足りないような印象を受けるかとも思うのですが、古来より、サイボーグの説明として海賊の義手とか入れ歯とかも引き合いに出されてるような気がするので、実は王道なのかも知れません。そうでもないかも知れません。

池谷裕二の本で見たと思うのですが、「天秤棒とかおっきなものを持ってるとき、自分の意識は棒の先にまで届いている」というような言い方があるそうです。脳が全身を制御すると同時に、脳も体の形によって支配されているという…うーん、うまく説明できないので興味があったら読んでください。
日常的に(?)、天秤棒でも、切った髪の毛でも爪でも、鉢巻でも服でも、「はずしたときの幻肢感」というのは生まれてるような気がします。

Shock-Cデバイスも、使い続けて脳がその形の体に最適化したとき、「はずすと幻肢感」が生まれて、「ないShock-Cでポテチをつまもうとしたり」する人が出てくるんじゃないかな、と思います。
最適化するまで使い続ける人がいるかどうかは未知数ですが。

Periborgからジャケットフォン対応製品とか出ないかなぁ。視覚インターフェイスだとあんまりおもしろくならないのかなぁ。ネットのインターフェイスがブラウザであることにいらだちを覚える今日この頃なのです。


参照:
Amazon: 進化しすぎた脳
Periborg
Slashdot: スマート且つエレガントにポテチをつまんでゲームをしよう
あかまど(仮): 量産型量産型ペリボーグ。

Diska

Labor。

2005-11-09 17:25:36 | cyber
ITmediaでPrometというロボットが紹介されてた。
ITmedia: これが現実のパトレイバーか? HRP-2 Promet


まぁ、最近良く見る人型ロボット。
技術的にどうこうっていうのは正直なところ判らないんだけど、見出しに反応して「イングラムに顔が似てなくもないけど『パト』じゃないし、そもそもレイバーじゃないだろ」と、突っ込もうとして気がついた。

これはレイバーかも。

あいにく「機動警察パトレイバー」の資料はいま手元にないんだけど、パトレイバーの世界では、レイバーとは作業機械であって、普通は人間が搭乗して操作する。まぁ、パワードスーツとかモビルスーツとかそっち系のものだ。

Prometは、記事を見た限りではかなり自律っぽい。
少なくとも「身長154センチ、体重58キロ(バッテリー含む)」で搭乗はできない。

でも作業用。

パトレイバーが連載されてた時代は、多分、「自律協調型の作業機械」なんて「現実離れしてる」というか、「SF考証的に近未来じゃムリ=リアリティがない」と思われてたんじゃないか、と思う。
当時として、「自律協調型の作業機械が登場する、リアリティがあって、且つおもしろい(あるいはウケる)話」は作れなかった(存在し得なかった)んじゃないか、と思う。


パワーショベルでATM荒らしとかいう方向のレイバー犯罪という方向も現実に出てきてるわけだけど、等身大の作業機械、労働用の機械としてのレイバーってのも、今なら「SF考証的」に許されそうだ。
なので、これはレイバー。
「こっち側」で起こった自律型ロボットの歴史が織り込まれて、あと、搭乗型ロボットの需要を喪失させないようなら、パトレイバーの世界にレイバーとして登場できるんじゃないか、と思う。


現実で「(イマイチ人間臭くない、過渡期の)AIと付き合う」ということが意識される時代の近未来SFはどんなものになるんだろうか。
あるいは、鉄腕アトムが、もう近未来SFに分類されるんだろうか。
パトでレイバーで自律っぽいと言えば、テクノポリス21cが見てみたい今日この頃。え。ロボット刑事?


参照記事:
ITmedia: これが現実のパトレイバーか? HRP-2 Promet

KimI

量産型ペリボーグ。

2005-10-31 02:24:32 | cyber
PeriBorgのオレコマンダーが発売されるようです。
オレコマンダーは、装着型の連射機能拡張装置です。限定用途のパワードスーツと言えるかも知れませんが言えないかも知れません。シューティングゲームのトリガーに相当するスイッチを高速に連打するために開発されたものです(注:よくわからない方は、「マニア向けのネタ」と理解するのが妥当かと思います)。

店頭で見かけたら血迷って買っちゃうかもと思ったのですが、(少なくとも当面は)HORI STORE.com限定販売だそうです。残念。

2005/10/14 予約受付開始
2005/10/25 「大反響につき!」追加予約受付開始
2005/11/11 「連射の日」に発売

だそうです。


個人的には、限定用途なウェアラブルデバイスな割にいまひとつ服、あるいは装備品として外見が洗練されてないような気がしなくもないのですが、実用性はあるのかも知れません。
わたしは、ガッツのぐるぐるオートボウガン&腕に大砲を持つ男なあたり(三浦健太郎著, "ベルセルク", 白泉社)はある意味洗練されてる気がするのですが、量産型オレコマンダーは、いかにも外付けな感じがして、Cyber感がもうひとつな気がします。実際の着用者の主観では身体拡張な感じがするのかも知れません。
コンセプトモデル版オレコマンダーの紹介写真の最後にある「ゲーム疲れのマッサージにも最適です」というのが、実はかなり重要なメッセージな気がしなくもないです。


写真をみて判断するしかないのですが、恐らく連射速度調整は指装着部のスライダー式スイッチ、連射起動は、装着した指の関節の角度変化を検出して行うものと思われます。Cyber的には、指装着部のスライダー式スイッチのところが身体拡張っぽくなくて惜しい気がします。個人的には、いっそ女神転生系の腕コンピュータのキーボード風なインターフェイスの方が納得できそうです。


参照サイト:
PeriBorg.com
HORI STORE.com
参考:
あかまど(仮): Peripheral-Cyborg。


追記:
impress game watchに記事がありました。
impress game watch: HORI、「ペリボーグ」第1弾「オレコマンダー」の予約受付を開始 発売は11月11日

Diska