読む日々

テーマばらばらの読書日記

緋の天空

2016-03-28 | 
葉室麟「緋の天空」

光明皇后の一生。
乳兄弟として育った首皇子=聖武天皇や、父の政敵、長屋王の息子、膳夫との幼い時の関わりや胸に秘めた想い。そして天皇皇后となり、長屋王の変を経て国の中心としての生き様。

史実とフィクションを混ぜてあるのでしょうがストーリー展開さすがです。
聖武天皇少し情けない(笑)膳夫がいいオトコすぎる。

大昔の天上人の世界ですが、仏教伝来からしばし経って、神の国から仏国土への転換の道筋を作った天皇皇后ですね。
何代か後に桓武天皇の御代があり、伝教大師が出現しますね。
なかなか興味深かったです。

満足度100