読む日々

テーマばらばらの読書日記

夜のパパ

2016-03-16 | 絵本
「夜のパパ」マリア・グリーペ著 大久保貞子訳



スウェーデンの児童書。復刊ドットコムで復刊されたらしい。最初は1980年に翻訳本発刊。

シングルマザーの夜勤専門の看護師が、娘の夜の子守として男を雇う。

石の専門家たるその男とのしっかりとした絆。
飼いフクロウや世にも珍しい花、夜の女王の開花などを描きつつ。

スウェーデンやそういえば昔から女性もバリバリ働く国だっけ。

娘のユリアの感性が素敵。夜のパパとの、こんな関係いいね。
家庭教師とはまた違う感じ。

やわらかい手

2016-03-16 | 絵本
復刻版「やわらかい手」花岡大学




戦後発刊の本の復刻版。これが児童書?!ってくらいヘビー。
子供が親や祖母の水死の因縁を引きずったかのように川で自殺したり、継母の愛が欲しくて実子の弟をわざと危険な目に合わせ、死んだと思い込み母に見つかる前に自殺を図ったり。

表題作は、東京大空襲か何かで妹の手を振りほどいた記憶から逃れられない兄の苦悩。

これが児童書…そっかあ。