読む日々

テーマばらばらの読書日記

母-オモニ-

2010-09-30 | 
姜尚中「母-オモニ-」

著者初の自伝的小説だそうです。この方、作家さんかと思ってたら政治学者さんでした

16才で結婚のため日本へ渡ってきた著者の母の人生が書かれています。
でも、サラサラ~って遭った事が書かれているだけ。リリー・フランキー氏の推薦文にある「名作」とは思えませんが・・・。

最初の方の視点が母なのか著者なのか定まらず、読みづらい。あと気持ちが全然入っていかなかったです「自伝」は、プロの作家さんじゃないと難しい気がする。同じ在日韓国の方の自伝でも立原正秋にはものすごく気持ちが入って、もう入り込んで読んだ記憶があるし、母親の人生を描いた物なら 林真理子の「葡萄が目にしみる」はすごく面白かった。

プロの作家じゃないなら仕方ないけど でも小説も結構出されてらっしゃるみたいですね。

満足度40
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コワ~い葬式の話

2010-09-27 | 
別冊宝島編集部 編 「コワ~い葬式の話」。

はい、怖かったです。

葬式費用、葬儀業者、葬儀ビジネス、僧侶と墓、葬式トラブル、の怖い話。

互助会のカラクリとか、歩合制の勧誘員と正式な社員がいる理由とか、戒名について、とか、まあ何となくウッスラと気付いていたことを、確固たる事象を掲げて説明してありました。

一番怖かったのが、本人の希望で「家族葬」の予定でいたのに、現役時代の会社の人達がしゃしゃり出て来て仕切られたり、町内会が業者と癒着して勝手に仕切りまくって高額な料金がかかるとか、そういった事例。

この不況で葬儀の在り方もどんどん変わっていく気がしますが、いまだに互助会の勧誘ってすさまじいですからね。。ウチきたオジサンもなかなか強烈なトークと、何言っても帰ってくれないしつこさに辟易しましたよ・・

戒名も、そんな名前で死後呼ばれても、自分の事だって気付けなさそうなので私は生きてる時のまんまの名前で結構です、って思いました。親とかの場合はどうするのかなあ。元気なうちに家族で意思を統一して、さらにそれを親族に話を通しておく事が大事ですね。

実家は父親は次男だし、誰も死んだ人がいないので、考えてみたら「無宗教」を選ぶことだって可能なわけで。○○家の本家の宗派は浄土真宗だけど、母親の実家は禅宗で。何を選んでもいいし、父母で違ってもいいのかもな~。などと色々考えさせられましたけど。


実用書だけど怖かったし、満足度は番外で。
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犬部!

2010-09-23 | 
片野ゆか「犬部!」。

北里大学獣医学部の「犬部」というサークルのルポルタージュ。現在は「北里しっぽの会」というらしいです。

初代代表が無我夢中で行ってきた、保護の必要な犬猫を救う活動が後輩達に受け継がれていく様子。本当に動物好きじゃないと無理。勉学以外のすべてを犬猫にささげる姿が凄い

途中無期休部になったりしながら、現在も活動中とのこと。

すごいなあ。あとがきで、ある部員のセリフとして「犬部は社会から甘やかされている。学生だから注目されていろいろな人が助けてくれる。世の中にはもっともっと大変な思いをしている愛護団体がたくさんあるのに。」それに対して著者は「ワカモノなんだから周りに迷惑かけていい」と書いてます。

本当にその通りそれに若いからこそ損得なしに純粋に愛の手を差し伸べられるってこともあるだろうし、周囲に助けられてっていうけど、助けられながらでも「何もない」よりは「あったほうがいい」と私は思う。そこで救われる命は必ずあるわけだから。

そして一生懸命な若者が必死で頑張ってる姿って胸を打たれるし、そこに手を差し伸べられる事こそ周囲の大人にとっては幸せな事だと思います。

いい本だったな~。

満足度90
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貧困の光景

2010-09-18 | 
曽野綾子「貧困の光景」

戦中派?ってイメージの作家さんだったので、題名見た時は戦中戦後の日本の姿を振り返った本かと思いましたが

世界の貧困の様子を見たまま記した本でした。

アフリカのある国では、新しい服を与えたら着ていた服は回収しないといけない。なぜなら、そうしないと新しい服を売って以前の物を着てしまい、なんの解決にもならない、
とか
ある国では食材を支給しても売ってしまったり丈夫な子が食べたりして、本当に食べなきゃならない子の口に入らないから、給食で支給しないと意味がない、

とか、そういったお話。

そしてラストに日本は弱者を切り捨てる国だというが、国家が食べさせてくれるなんてそういう諸国に比べたら天国だ、という記述。

うーーん。そっか、そうだよね、それは正論。でも違和感。
人は絶対に平等ではないし、生まれおちた環境は自分で決める事はできないです。その中でみんな精一杯生きていくことが大事であって、それは国によって人によって違うのは仕方ない。日本人だって、食べる事は今は不自由はないかもしれないけど、それは日本なら皆そうなわけで。その上でまた様々な「生き方」とか「生き様」に悩んで苦しんで生きている。

それは食べる事すらできない国に比べたら幸せな、天国のような事なの・・・?
うまく言えないけど、違う気がする。だれか わかりやすく説明できないかな。

その日本だってこれからどうなるかわからない。でも、変わりゆく環境を受け入れて、その中で生きていくしかないわけで。うーん。「比べる」事自体に違和感を感じたのかな、とにかく悩んで終わっちゃいました。

満足度35
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なんとなくな日々

2010-09-14 | 
川上弘美「なんとなくな日々」

なんとなくな日常を綴ったエッセイ。なんとなく読み進め、なんとなく読了。

10年前位の単行本だそうで、一番驚いたのは川上さんに子供がいたこと。
文体のイメージで、独身かと思ってたので。なんだろう、「好んで得る孤独」みたいな印象がありました。気のせいかな。

子供たちももう成人しているだろうから、今の「なんとなくな日々」も読んでみたいような。

満足度60
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