読む日々

テーマばらばらの読書日記

くまとやまねこ

2017-06-28 | 絵本
「くまとやまねこ」湯本香樹実ぶん 酒井駒子え



毎日読ませていただいているブログにて紹介されていた絵本。

酒井駒子さんの絵が好きで見かけると購入していたけど、息子への読み聞かせをしなくなったり、近所の大きな書店が閉店した辺りからチェックできなくなり、気づかずにいた絵本。

仲良しの熊と小鳥。ある日小鳥が亡くなってしまう。

昨日の朝、明日になれば明日が今日の朝になるね、明後日になれば明後日が今日の朝になるね、と、二人で過ごす未来を全く疑わなかった二人なのに。

熊の落ち込み具合はひどくて。

けれど、日にちがたち、ある日思いきって出掛けた先でバイオリンをもって旅する山猫と出会う。

山猫との会話、バイオリンの音色に心が癒される熊。

そして新たな道を踏み出していく。


もう泣けます!
特に今は、小林麻央さんの訃報のニュースに毎日触れているし、もともと大好きで海老蔵さんのブログも開設当初から毎日目を通していたこともあり(麻央さんがたまに登場するし、子供たちが可愛くて)尚更、命の儚さを感じているので。

モノクロ中心の酒井さんの絵が、切なくて温かい湯本さんの物語っにピッタリ合ってます。

鳥の専門家の上司に、ここに出てくる小鳥の候補をあげてもらったら、珊瑚色の羽に黒い嘴は「ナキイスカ」では?とのこと。

検索してみたら、うん!そうかも。と。

著作権が心配なので画像処理貼れませんが(^-^;

読み聞かせでも読みたいなぁ。
司書の先生に、来年の候補にどうですか?と言ってみたいけど、学校の蔵書にない本はダメらしいんだよね。

世界地図の下書き

2017-06-27 | 小説・現代
朝井リョウ「世界地図の下書き」

事故で突然両親を亡くし、養護施設へ入った太輔。同じ班のメンバーと過ごしながら成長していく。

小6になる。
最年長の高3の佐緒里が、行けるはずだった大学へ行けなくなり、遠い親戚の会社を手伝うことに。
太輔は佐緒里の願いを1つだけでも叶えたい、と、町の伝統祭りであるランタン飛ばしをなんとか実現させたいと残りの班の皆と奔走する。

皆の力で叶ったとき、春から皆がバラバラの道へ進むことが明らかに。

けれど、佐緒里の
「また同じように誰かに会える」との言葉を噛みしめ前を向いていく。

うん。前を向けるいいお話。
そして、ランタン飛ばし?
映画「一週間ブレンズ」にも出てきたけどメジャーなのかな。

どんなに居心地がよくても、人は同じところへ立ち止まってはいられない。自分が立ち止まっても周りは変わっていく。

思いでは残り、生きる力となっていく。

満足度90

今日、恋をはじめます

2017-06-22 | 映画・ドラマ
映画化「今日、恋をはじめます」

DVDにて。



武井咲、松坂桃李主演の胸キュン青春映画

松坂くんの友人に山﨑賢人くん。

賢人くんはやはり主演がいいなぁ。

けど高校生に見えたのは賢人くんと新川優愛ちゃんだけΣ(´∀`;)

ストーリーもありがちで。

うーん。

若者には楽しいのかも?

やはり、父母目線で見てしまうので、松坂桃李くんがお母さんと再会する場面で泣いてしまった^^;

綴られる愛人

2017-06-21 | 小説・現代
井上荒野「綴られる愛人」


売れっ子児童作家と大学生の、お互い嘘の自分を演じる文通から始まる破壊と再生の物語。

編集者の夫に支配されているかのような作家の女性、柚は、文通の会で知り合ったクモオという金沢の35歳会社員と文通を始める。身の上は嘘だろうと思いつつ、夫殺しを依頼してしまう。

何もかも本気になれない大学生、航大は、文通の会で知り合った凛子という、28歳の主婦と文通を始める。そして段々恋焦がれていき、ついに彼女を救うべく、彼女の夫を襲う。

どちらの閉塞感もなんだか身につまされて感じられた。柚の夫の襲撃事件で一度爆発したおかげで二人とも現実に、前よりも良い形で戻っていけたラストにホッとした。

映画化されるのか??
されるなら観たいな。

満足度100

小さな巨人

2017-06-19 | 映画・ドラマ
今期一番楽しませてもらったドラマ「小さな巨人」、昨夜最終話でした!

前半芝署編と、後半豊洲署編に分かれながらも繋がってる感じで、毎週続きが気になって気になって。

小野田一課長は正しい心を失くしていない一課長でしたね!

最終話、満足です。

長谷川博己さん、香川照之さんの迫真の演技に圧倒され、同じ誕生日でお気に入りの芳根京子ちゃんに癒され、超絶イケメンの岡田将生くんにぽーっとしつつ、翌週な仕事への活力にしておりました(笑)

豊洲署の女課長、最初から怪しいと思ってたらやはり。

敵は味方の振りをする、がテーマだけど、この人は最初から最後まで敵でしたね。

あー、おもしろかった。


あとは、息子がはまって録画していたリバースと、ぼく運命の人です、の最終回を見なくては。

来期は余り心ひかれるドラマが見あたらないなぁ。