読む日々

テーマばらばらの読書日記

地をはう風のように

2018-06-26 | 絵本
「地をはう風のように」
高橋秀雄 作/森英二郎 画



昭和34年頃の栃木県日光あたりが舞台。

6年生のコウゾウの、貧しさや自分達を見下す目の中で、それでも温かく接してくれる人達に支えられ、何かに見守られているような感覚を掴むまでの1年。

私が産まれる10年くらい前なのに、日本はまだまだ貧しかったんだな、と感じるお話。
コウゾウはおそらく私の母の2つ下の、ベビーブームの年の生まれだなぁ。

母も、家の手伝い、農作業、弟達の子守等、頑張ってきた、って話していた。中学卒業後は農家に住み込みで働いたり。その後も住み込みで食堂で働いたそうで。けれどその頃から日本は格段に上向いて行ったんだね。母のアルバム見ていると、若い頃なんて私より遊んでる(笑)

その、いい時代の少し前、貧しい家は本当に貧しくて耐え忍ぶ時代の田舎の光景。

その頃からイジメもあったし、話のわからないオトナもいた。
環境は違っても人間なんておんなじなんだなー。とか。

子供を見守れる、子供の味方であるオトナでいたいな、と感じた一冊。

ズートピア

2018-06-24 | 映画・ドラマ
金曜ロードショー「ズートピア」


映画館で見たかったけど時間作れなかった映画!
地上波で放映してくれた♡やったー!

前に、区の講演会で講師の先生が、子供が見るのにもいい映画、と話してて。理由は忘れたけど(⌒-⌒; )諦めずに努力すれば報われる、ってことを意識するのにいいんだっけっか。

動物達が人間みたいに暮らす時代の都市で、史上初・ウサギの警察官、ジュディが誕生。
肉食獣だらけの警察の世界で、お飾りの羊の副市長の応援の下頑張りだす。

途中知り合った詐欺師のキツネとタッグを組んで。

そして、肉食獣達の行方不明事件を追う中、おそろしい陰謀が明るみに!

一気に引き込まれて見終えた!面白かった。
各キャラクターがものすごくいい。
個人的には羊の副市長がツボだわ。

そして。

夢を諦めない力が、周りの人もはげましていくんだなぁ、と。
ジュディのおかげで、キツネも社会に順応できたね。

ウサギとキツネ。
先月の読み聞かせの、ゆらゆら橋の上で、を思い出した笑

ウエズレーの国

2018-06-21 | 読み聞かせ
6/21 読み聞かせ資料2

「ウエズレーの国」


少し浮いてたウエズレーが、夏休みに庭に自分の文明を発展させていくお話。

絵も綺麗。子供達も真剣に聴いてた。
これは子供達、想像力も膨らむし楽しいだろうなぁ。

9:00


22年目の告白

2018-06-21 | 映画・ドラマ
金曜ロードショー「22年目の告白」


公開当時気になりつつも見れずじまいだった映画。地上波で放送されたので録画できた。

時効になった連続絞殺事件の犯人が告白本を携えて表舞台に登場。

犯人を捕まえ損ねた刑事が見守る中、あるジャーナリストが自分の番組に犯人を出演させる。

そいつは偽物、俺が真犯人、という男が、最後の殺人の様子を撮った動画をアップ。再度、顔を隠した真犯人と刑事と、本を出した真犯人とがテレビ番組に集結する。

そこから怒涛の展開。
意外すぎる。

刑事は妹を殺されていた。それが最後の殺人。
妹の行方を知るために仕掛けた告白本だったのだ。

関係者すべてで協力しての、真犯人炙り出しの作戦。そして炙り出された真犯人とは。


いやー!面白い!そしてみんな芸達者。
若かりし頃の、刑事の妹の婚約者、野村周平くん、良いね。

かなり見応えのある映画だった。
事件自体は酷いものだったけど。

真犯人の闇も、まあ納得だけどそれで人殺すなよと。

かなりオススメ。