読む日々

テーマばらばらの読書日記

つやのよる

2013-09-21 | 
井上荒野「つやのよる」



艶という、奔放というか、少し変わった女性の死に臨み、彼女と関わった人間達の姿を通して彼女の人生が語られる。

1 艶の従兄の妻
2 艶の最初の夫の愛人
3 艶の愛人だったかもしれない男の妻
4 艶がストーカーしていた男の恋人
5 艶のために父親から捨てられた娘
6 艶を看取った看護師
7 艶の最後の夫

というラインナップ。

それぞれ、艶の存在がなければ、超間接的だったとしても今の自分はない、のかな。
まあ人は、遠くても近くても、それぞれ影響しあって生きてますが。


書名に記憶があり、キョンキョンの映画?と思って調べたらそうでした。
サイトみたら、ちょっと小説とは設定が違ったみたい。

あ、主役は艶の夫です。映画は阿部寛。これはイメージにぴったり。
艶は役をやった人はいないみたい。これも、納得。
キョンキョンは1の役でした。

観てみたいな~。テレビでやらないかな。

満足度95

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