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とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「ラ・ラ・ランド」 (ねたばれ注意)

2017-03-03 23:59:00 | 映画
作品賞は逃したものの、第89回アカデミー賞6部門(主演女優賞、監督賞、美術賞、撮影賞、作曲賞、主題歌賞)受賞作品ということ、及び「セッション」のデイミアン・チャゼル監督作品ということで、観ることにした。

まず感じたのは、タイトル通りだが、「ロスアンゼルス万歳」、もっと言うと、「ハリウッド万歳」という作品。
夢を叶えられずにいる男女が出会って、お互いの夢を叶えたが、二人は別の道を歩む。
最高のハッピーエンドではないけれども、自分の道を全うした清々しさというか、人生が思い通りにいかないことの面白さというか。
人生はワンチャンスで、そのタイミングで、仕事とプライベートのどっちを優先するかという話でもあるが、女が最終的に両方を手に入れているのが現実的だなと。

街を舞台にしたミュージカル仕立ての表現も違和感がなく楽しめた。

また、二人が夢を追いかける過程では、観客に「勝負しているか」と問いかけているように感じた。
男は現実にあわせて自分を少し変えることで成功をつかみ、女は真っ向勝負で成功をつかんだ。
いろんな勝負の仕方があるけれど、新しいことに挑むことが大切とのメッセージが込められている。
この映画の表現そのものが、デイミアン・チャゼル監督にとって、挑戦であったように。

点数は、9点(10点満点)。

タイトル:ラ・ラ・ランド
原題:LA LA LAND
製作年:2016年
製作国:アメリカ
配給:ギャガ、ポニーキャニオン
監督:Damien Chazelle
主演:Ryan Gosling、Emma Stone
他出演者:J.K.Simmons
上映時間:128分