東京国立博物館にて、「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」を鑑賞。
NHK大河ドラマ「べらぼう」とのタイアップ企画。
音声ガイドは、「べらぼう」主演で蔦屋重三郎を演じる横浜流星。
蔦屋重三郎(1750-1797)は江戸・吉原に生まれ、版元として浮世絵を世に広めた、今でいうプロデューサーのような存在。
江戸の文化を育む役割を担っていたということで「メディア王」という解説もされていた。
大河ドラマは視聴しておらず、蔦屋重三郎の予備知識なく鑑賞したが、金が集まるところに才能が集まると感じた。
吉原のPR誌の発行から、浮世絵、黄表紙、洒落本とビジネスを渡り歩きながら、狂歌師「蔦唐丸」としての顔も持つ。
喜多川歌麿、東洲斎写楽らの絵師を見出し、流行り、廃りを乗り越えて、しぶとく生きる。
48歳で亡くなるまで、人生を全速力で走り切った人だったのだろう。
特に面白いと感じたのは写楽の浮き沈みだ。
役者の欠点も含めて、ありのままに表現することで、大衆の驚きと支持を集めたが、短期間に人気がなくなってしまう。
役者はある意味、本人の個性よりは、大衆の理想を具現化した偶像としての人気者ではないか。
偶像としての役割を演じる役者と、偶像としての理想像を発信するメディアの連携プレーが成り立つことが人気の根源と感じた。
とはいえ人間なので、個性を全く消し去ることはできず、個性が時代に合わなくなると、次の人にバトンが渡される。
プロデューサーはその機会を見逃さず、次の偶像であり娯楽を売り出す。
今の時代はジャンルが細分化されるとともに、競争も激化しているが、構造は変わらない。
人間の本質は変わっていないということが一番の気付きだった。



NHK大河ドラマ「べらぼう」とのタイアップ企画。
音声ガイドは、「べらぼう」主演で蔦屋重三郎を演じる横浜流星。
蔦屋重三郎(1750-1797)は江戸・吉原に生まれ、版元として浮世絵を世に広めた、今でいうプロデューサーのような存在。
江戸の文化を育む役割を担っていたということで「メディア王」という解説もされていた。
大河ドラマは視聴しておらず、蔦屋重三郎の予備知識なく鑑賞したが、金が集まるところに才能が集まると感じた。
吉原のPR誌の発行から、浮世絵、黄表紙、洒落本とビジネスを渡り歩きながら、狂歌師「蔦唐丸」としての顔も持つ。
喜多川歌麿、東洲斎写楽らの絵師を見出し、流行り、廃りを乗り越えて、しぶとく生きる。
48歳で亡くなるまで、人生を全速力で走り切った人だったのだろう。
特に面白いと感じたのは写楽の浮き沈みだ。
役者の欠点も含めて、ありのままに表現することで、大衆の驚きと支持を集めたが、短期間に人気がなくなってしまう。
役者はある意味、本人の個性よりは、大衆の理想を具現化した偶像としての人気者ではないか。
偶像としての役割を演じる役者と、偶像としての理想像を発信するメディアの連携プレーが成り立つことが人気の根源と感じた。
とはいえ人間なので、個性を全く消し去ることはできず、個性が時代に合わなくなると、次の人にバトンが渡される。
プロデューサーはその機会を見逃さず、次の偶像であり娯楽を売り出す。
今の時代はジャンルが細分化されるとともに、競争も激化しているが、構造は変わらない。
人間の本質は変わっていないということが一番の気付きだった。



