とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

顔真卿展(東京国立博物館)

2019-02-23 23:59:00 | 博物館
東京国立博物館にて、「顔真卿 王羲之を超えた名筆」展を鑑賞。
館内に入るまで30分待ち、更に「祭姪文稿」を見るのに70分待ちという盛況ぶり。
歴史的価値が高いものであることはわかるが、根本的に書のよさの見分けがつかないのでなんとも。

顔真卿は、709年に生まれ、785年に没した。
唐の時代の政治家であり、書家である。

功績として、今に伝わる楷書を発展させたこと。
単純に整っているだけではなく、書に感情を乗せることを始めたことである。
後世の書家に多大な影響を与えた人物だ。

「祭姪文稿」は758年に書かれたものだから、1,200年以上前のものである。
当時の人の感情が時間を超えて、生々しく伝わってくる。
顔真卿が非業の死を遂げたといったストーリーが、書の価値を高めている部分もあるだろう。

中国人と思われる人が多く、今も中国では書道が盛んなのだろうかと疑問が湧いた。




「十二人の死にたい子どもたち」(ねたばれ注意)

2019-02-18 23:59:00 | 映画
冲方丁の小説が原作。
読もうと思っていたが、映画が先になってしまった。
タイトルからおどろおどろしい展開も覚悟したが、いい意味で予想を裏切られた。

人それぞれ、死にたい理由はあるにせよ、生きる理由もある。
他人に「生きろ」と言うことが、自分にも返ってくる。
孤独、あるいは家族や恋人とだけのコミュニケーションで、
小さな世界に閉じこもることの負の側面を気付かせてくれる。

スリリングな展開から、最後にねたばらしの構成に既視感があったが、
堤幸彦監督で思い出した。
「イニシエーション・ラブ」と同じだ。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:十二人の死にたい子どもたち
製作年:2019年
製作国:日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:堤幸彦
主演:-
他出演者:杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗
上映時間:118分


「フォルトゥナの瞳」(ねたばれ注意)

2019-02-15 23:59:00 | 映画
百田尚樹の小説を読んでいたが、面白かった。
主人公の二人が小説の中のイメージとぴったり過ぎて、俳優の力は凄いなと感じた。

不特定多数の人の命と自分の命を引き換えにできるかというのは、
意見の分かれるところだと思う。

ちょっとしたことで人生は変わることがあるし、
紆余曲折はあっても最終的に変わらないこともある。

現実の人生では他人の人生に影響を与えても心臓発作は起きない。
というよりも、絶えず多くの人から影響され、幸せを感じたり、もがき苦しんだりして生きている。
「フォルトゥナの瞳」は持っていなくても他人の運命を変えてしまっているかもしれないのだ。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:フォルトゥナの瞳
製作年:2019年
製作国:日本
配給:東宝
監督:三木孝浩
主演:神木隆之介、有村架純
他出演者:志尊淳、DAIGO、松井愛莉、北村有起哉、斉藤由貴、時任三郎
上映時間:111分


読響 第214回 土曜マチネシリーズ 指揮:小林研一郎(東京芸術劇場コンサートホール)

2019-02-09 23:59:00 | 音楽
東京芸術劇場コンサートホールにて、「読響 第214回 土曜マチネシリーズ 指揮:小林研一郎」を鑑賞。

曲目
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 ヴァイオリン:タムシン・ワリー=コーエン
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」

「ヴァイオリン協奏曲」は、ヴァイオリンでこんな音が出せるのかという感動を覚えた。
「運命」を第4楽章まで聴くのは久しぶり。思ったより繊細な演奏に満足。



アンコール

福山雅治 五十祭!!(横浜アリーナ)

2019-02-07 23:59:00 | 音楽
横浜アリーナで開催の「福山雅治 五十祭!!」最終日に参戦。

心が浄化された。

誕生歌(うまれうた)のエピソードにしんみりしつつ、
好きなアーティストがいることの幸せを改めて噛みしめた。
好きな歌とともに齢を重ねていけることは幸せだが、
もっと若い時に出会えていれば、違う自分になっていたかもとも感じる。
とは言え、歌は時代の一部なので、作られたタイミングに必然性があり、
これから先の自分に期待するしかないのだが。

福山六十祭に来れるように、日々を生きていこう。





お土産(枇杷茶)