「キングスマン：ファースト・エージェント」（ネタバレ注意）

国家に所属しない英国のスパイ組織「キングスマン」の活躍を描く「キングスマン」シリーズの映画三作目。
スタイリッシュなビジュアルとアクションが心地よい。

本作は「キングスマン」の誕生の物語。
第一次世界大戦終結の裏でキングスマンが活躍していたという話だが、ストーリー展開が早く、テンポがよい。
英国以外の国を茶化しており、コメディー的なところもある。
まあ、いろんな要素が入っていて楽しい作品だった。

次回作は、第二次世界大戦を終わらせる話になりそうだ。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：キングスマン：ファースト・エージェント
原題：THE KING'S MAN
製作年：2020年
製作国：イギリス、アメリカ
配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督：Matthew Vaughn
主演：Ralph Fiennes
他出演者：Harris Dickinson、Gemma Arterton、Djimon Hounsou、Rhys Ifans
上映時間：131分

「私はいったい、何と闘っているのか」（ネタバレ注意）

「かっこ悪さ」を演じさせると、安田顕の右に出る者はいない。
そんな安田顕の魅力が堪能できる作品。
昭和のホームドラマみたいなストーリーで、今時こんな家庭があるのかなとは思う。

なんだかんだ一周回って、幸せとはこういうものだと思えるところがよかったかな。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：私はいったい、何と闘っているのか
製作年：2021年
製作国：日本
配給：日活、東京テアトル
監督：李闘士男
主演：安田顕
他出演者：小池栄子、岡田結実、ファーストサマーウイカ、SWAY、金子大地、菊池日菜子、小山春朋、田村健太郎、佐藤真弓、鯉沼トキ、竹井亮介、久ヶ沢徹、伊藤ふみお、伊集院光、白川和子
上映時間：114分

「ラストナイト・イン・ソーホー」（ネタバレ注意）

なかなかのサスペンス作品で、衝撃のラストシーンだった。
固定観念を裏切られたというか、うまく利用された感じで、怖さが倍増した。
人間は何かあると自分のせいだと思いがちだが、それだけではないというのが怖い。
落ち着いて考えればわかることを見過ごしていたりするものだ。

最近、海外作品をよく観ているが、やはり日本人と感覚が違うと思うところに面白さを感じる。
中途半端な気遣いをしないところがいい。
日本の作品はわかりやすくしようとし過ぎたり、表現をオブラートに包んでしまうところがある気がする。
それがよいときもあるが、映画製作では、そうでないことの方が多いのではないだろうか。

点数は、8点（10点満点）。

タイトル：ラストナイト・イン・ソーホー
原題：LAST NIGHT IN SOHO
製作年：2021年
製作国：イギリス
配給：パルコ、ユニバーサル映画
監督：Edgar Wright
主演：Thomasin McKenzie、Anya Taylor-Joy
他出演者：Matt Smith、Terence Stamp、Michael Ajao、Diana Rigg、Rita Tushingham、Synnove Karlsen
上映時間：115分

「マトリックス レザレクションズ」（ネタバレ注意）

第1作の「マトリックス」が公開されたのは1999年だった。
当時、映像の斬新さに度肝を抜かれたことを覚えている。
なぜ、今、新作を出す意義があったのか、観終わって、少しわかった気がする。

しかし、ネオもトリニティーも観ている自分も齢を取った。
日々の生活に追いかけられ、世界の変化に翻弄され、安定とは程遠いが。
ただ、明確に自分が何に対して闘っているのか、わかりやすいことは、逆に思考停止する気もする。

ネオがトリニティに支えられるのは、時代の変化だろう。

点数は、6点（10点満点）。

タイトル：マトリックス レザレクションズ
原題：THE MATRIX RESURRECTIONS
製作年：2021年
製作国：アメリカ
配給：ワーナー・ブラザース映画
監督：Lana Wachowski
主演：Keanu Reeves
他出演者：Carrie-Anne Moss、Jada Pinkett Smith、Yahya Abdul-Maateen Ⅱ、Priyanka Chopra Jonas、Neil Patrick Harris、Jessica Henwick、Jonathan Groff、Christina Ricci、Lambert Wilson、Daniel Bernhardt
上映時間：148分

矢野顕子 さとがえるコンサート2021（東京国際フォーラム）

「矢野顕子 さとがえるコンサート2021」を鑑賞。
昨年まで開催していたNHKホールが改修中のため、東京国際フォーラムにて開催。

ニューアルバムの「音楽はおくりもの」からの曲を中心に、いつもの曲やカバー曲も顕子節で堪能。
「優しさ」と「自由」と少しの「寂しさ」に包まれた時間を過ごすことができた。

「ひとつだけ」を聴けたことだけで、もう死んでもいい気がした。

行列が長くて、グッズは買いませんでした。ごめんなさい。