とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「沈黙の艦隊」(ネタバレ注意)

2023-09-29 23:59:00 | 映画
かわぐちかいじ原作の漫画の実写化。
30年前の作品だが、古さを感じないのはなぜだろう。

ストーリーとしては、これからというところで終わる感じで、続編を期待したくなる。

主役の海江田四郎を演じる大沢たかおがプロデューサーも兼ねており、この作品に賭ける想いが伝わってくる。
まさに、「覚悟」の一作と言えるだろう。

漫画では直接、表現できない音を聴けるところが実写作品のよいところだ。
ユースケ・サンタマリアが演じるソナーマンの演技とあわせ、見どころだ。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:沈黙の艦隊
製作年:2023年
製作国:日本
配給:東宝
監督:吉野耕作
主演:大沢たかお
他出演者:玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村倫也、中村蒼、松岡広大、前原滉、水川あさみ、岡本多緒、手塚とおる、酒向芳、笹野高史、橋爪功、夏川結衣、江口洋介
上映時間:113分


永遠の都ローマ展(東京都美術館)

2023-09-22 23:59:00 | 美術館
東京都美術館にて、永遠の都ローマ展を鑑賞。

ローマ建国神話にまつわる牝狼が ロムルス、レムスの双子に乳を与える銅像「カピトリーノの牝狼」が最初に出迎える。
世界最古の美術館のひとつとして、1734年に一般公開が始まったカピトリーノ美術館の所蔵作品を中心とした展示。

時間の流れの中で雨風に耐えて残ってきたものとして、絵画よりも彫刻が多いのだろう。

目玉は、初来日となる「カピトリーノのヴィーナス」だ。

皇帝から教皇へ文化継承の担い手が変わっていく中で、市民が台頭していく流れも感じられる。
二千年続く街の重厚感を感じた。






木ノ下歌舞伎「勧進帳」(東京芸術劇場シアターイースト)

2023-09-20 22:30:00 | イベント
東京芸術劇場シアターイーストにて、木ノ下歌舞伎「勧進帳」を鑑賞。

歌舞伎をモチーフとして、現代劇とミックスした演劇と言えば、伝わるだろうか。
弁慶を関西弁をしゃべる外国人の役者が演じていたり、義経を女性が演じていたりと、飛び道具感のある配役。

関守の富樫の役どころが一番難しかったと思うが、義経と弁慶だと気付いて見逃したのか、気付かなかったのか、どちらとも取れる演技と感じた。
気が付いたのだとすると、弁慶に伝えるのか、伝えないのかもあるなと。

舞台は、いたってシンプル。
ほぼ役者の演技のみで表現する構成。

本家の歌舞伎を観ていると、もう少し味わえたかなと思う。


「Gメン」(ネタバレ注意)

2023-09-17 22:30:00 | 映画
昭和の学園ドラマが令和に復活といった趣。
役者がノリノリで演じているところがよかった。

主役の岸優太は、いい人感がにじみ出ている感じがして、喧嘩のシーンもダンスのように見えた。
動きのよさは出演者の中でも、スバ抜けていたように感じた。

担任教師役の吉岡里穂が酔っぱらうシーンは素が出ていたような気もしたが、どうなんだろう。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:Gメン
製作年:2023年
製作国:日本
配給:東映
監督:瑠東東一郎
主演:岸優太
他出演者:竜星涼、恒松祐里、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。、小野花梨、吉村界人、星田英利、落合モトキ、後藤剛範、高良健吾、大東駿介、吉岡里帆、尾上松也、田中圭
上映時間:120分


「リボルバー・リリー」(ネタバレ注意)

2023-09-17 21:30:00 | 映画
主役の小曾根百合を演じる綾瀬はるかのカッコよさと美しさが胸を打つ。
ラストの霧の中での対決シーンは幻想的で現実離れしている美しさだ。

「生きる」ために戦うというのがいい。
そのためには、ぎりぎりであっても、準備が必要だ。

ジェシーと清水尋也の狂気を帯びた演技にも引き込まれた。

点数は、9点(10点満点)。

タイトル:リボルバー・リリー
製作年:2023年
製作国:日本
配給:東映
監督:行定勲
主演:綾瀬はるか
他出演者:長谷川博己、羽村仁成、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー、佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、板尾創路、橋爪功、石橋蓮司、阿部サダヲ、野村萬斎、豊川悦司
上映時間:138分