とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

ミュシャ展(国立新美術館)

2017-03-15 14:00:00 | 美術館
ミュシャ展を国立新美術館にて鑑賞。

大作「スラヴ叙事詩」全20点がまとめて公開されるのがみどころだ。
これほどのサイズの作品が20点も集まると壮観だ。
ミュシャはスラヴ民族の苦難の歴史を絵に残そうとしたが、戦闘シーンはあえて書かなかった。
刺激的なシーンを直接的に描くのでなく、絵の中の人物の想いや祈りが伝わるようなシーンを選択している。
そこにミュシャの絵画に対する哲学を感じることができる。



スラヴ民族の賛歌

草間彌生展(国立新美術館)

2017-03-15 12:00:00 | 美術館
「草間彌生 わが永遠の魂」展を国立新美術館にて鑑賞。

作品から溢れるエネルギーが凄い。
1929年生まれだから、今年で88歳のはずだが、今も病院からアトリエに通って、創作活動を続けているそうだ。
絵を描いている映像の展示があったが、眼が尋常ではない。
作品を創ることを「闘い」と表現しているが、まさしく自分の存在を賭けて闘っていることがわかる。
作品のカラフルな色彩だけを見ると、想像もできないが。

草間彌生が世に出た作品は、モノクロームのネット・ペインティングだった。
この作品は、確かに普通ではない。
しつこいというか、際限がない。
これで何を表現したかったかというと自己表現なんだろう。
この作品を評価したニューヨークは凄いなあと思う。