とりビーな毎日

中年おやじの映画鑑賞メインの趣味の記録です

「ターミネーター:ニュー・フェイト」(ネタバレ注意)

2019-11-26 23:59:00 | 映画
1991年公開の「ターミネーター2」の続編らしいが、昔過ぎて忘れてしまった。

核戦争は起こらなかったが、人類は機械と戦っているという設定が「DARK FATE」なのだろうか。
それとも、サラ・コナーが息子のジョン・コナーを失ったことを意味しているのだろうか。

強い女性の時代を象徴するような登場人物に、
昔の名残のT-800型としてシュワルツェネッガーが存在している構図。
殺人マシーンだったT-800型が普通の人間として余生を送っていたというのがシュールだ。

さすがに続編はもうないだろう。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:ターミネーター:ニュー・フェイト
原題:TERMINATOR: DARK FATE
製作年:2019年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
監督:Tim Miller
主演:Linda Hamilton
他出演者:Arnold Schwarzenegger、Mackenzie Davis、Natalia Reyes、Gabriel Luna、Diego Boneta
上映時間:129分


第3回ほぼ日の株主ミーティング

2019-11-24 23:25:00 | 投資
第3回ほぼ日の株主ミーティングに参加。
3年目で株主も選別されたというか、ほぼ日に対して理解のある人が残った気がした。

・濱口秀司さんによる講演
 ここ最近の話では一番面白かった。
 「機能、デザイン、ストーリーの関係性」

 濱口さんのほぼ日に対する見方(3つの観点から)
  STORY:物語が生まれるのではなく、物語を作る会社
  WORLD:上下でなく左右の世界を作る会社
  TRIAL:事業でなく産業を作ることを目指している会社

 日本は教育大国になるべき。
 
・ほぼ日の学校特別授業
 「百人一首が笑っている」
 ゲスト:たらればさん、末次由紀さん
 藤原定家の王朝文化を後の世に伝えたい執念が百人一首に凝縮されている。

・株主総会
・ほぼ日乗組員への質問会


上原ひろみ JAPAN TOUR 2019 "SPECTRUM"(サントリーホール)

2019-11-17 23:30:00 | 音楽
サントリーホールにて、上原ひろみ JAPAN TOUR 2019 "SPECTRUM"を鑑賞。
2016年12月の公演は、ピアノ、ベース、ドラムのトリオ構成だったが、今回はピアノソロ。
色彩をテーマにした新アルバム「Spectrum」からの楽曲を中心としたセット・リスト。

今回もパワー全開。
一曲一曲の密度が濃い。
曲を聴きながら、人生を走馬灯のように駆け巡らせる感覚があった。
理由もなく、涙が出てくる。
激しさと、優しさが同居しているからだろうか。

サントリーホールはアーティストとの距離が近くていい。
肉眼で演奏している姿や表情が見れることも満足感を高めてくれた。



セット・リスト

「マチネの終わりに」(ネタバレ注意)

2019-11-04 23:59:00 | 映画
原作の小説を読んでから映画を鑑賞。
小説とは設定が少し違っているが、映画化にあたり、キャストに寄せた感じ。
原作の洋子はハーフで、より強い女性と感じたが、キュートなところは、石田ゆり子にも通じる。

映画のストーリーでは単なる男女のすれ違いのように描かれているが、
そこに至るまでの葛藤と相手を思うが故の別れの切なさは小説を読まないとわからない。

しかし、蒔野は福山雅治に当て書きしたかのよう。
音楽活動を休止し、改めて音楽と向き合い、活躍している姿が重なる。

「未来が過去を変える」というのは、流れゆく日々を生きる中で過去の出来事の意味が変わっていくということだ。
勇気付けられるようでもあり、怖くもある。

この後の蒔野と洋子は友人として、互いにかけがえのない存在として生きるのではないだろうか。

点数は、8点(10点満点)。

タイトル:マチネの終わりに
製作年:2019年
製作国:日本
配給:東宝
監督:西谷弘
主演:福山雅治、石田ゆり子
他出演者:伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行
上映時間:124分


「閉鎖病棟―それぞれの朝―」(ネタバレ注意)

2019-11-01 23:59:00 | 映画
いろんなものを失わないと人は優しくなれないのだろうか。
戻れる場所がないと人は先に進めないのだろうか。

恐らく心理学的な回答は既に出ているのだと思う。
人生経験から得た自分なりの考えもある。

家族や友人ゆえに利害関係が大きくなって、一緒にはいられなくなるのだとすると、薄い付き合いの方がいいのか。
しかし、最初は薄い付き合いでも、だんだん関係が強くなると、利害が対立することもあるだろう。

そんなときに、「自分のことはいい」と思えるには、失敗が必要なんだと思う。
小さな失敗で気付くことができるか、大きな失敗をしても気付かないかは、人それぞれだが。

「失敗」と書いて「成長」と読む(野村克也氏の名言)、だなと。

もう一つ、大きな失敗をした人がどう立ち上がっていくのか、
生きる気力を取り戻すきっかけも、この作品では描かれている。

役者の演技を通して感じる勇気に心が洗われた。

点数は、7点(10点満点)。

タイトル:閉鎖病棟―それぞれの朝―
製作年:2019年
製作国:日本
配給:東映
監督:平山秀幸
主演:笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈
他出演者:坂東龍汰、平岩紙、綾田俊樹、森下能幸、水澤紳吾、駒木根隆介、大窪人衛、北村早樹子、大方斐紗子、村木仁、
片岡礼子、山中崇、根岸季衣、ベンガル、高橋和也、木野花、渋川清彦、小林聡美
上映時間:117分